スマウグ その時、向こうの方から、どんぶらこ〜、どんぶらこっ!!と何かが流れてきました。
つぐみ ふむふむ。
スマウグ それは、なんと、大きな桃でした。
つぐみ あれぇ、樽じゃないんですか?
スマウグ どーしてお前は、そういちいち水を差すんだ。
つぐみ だって、樽だよなーと思って聞いてたから。
スマウグ ごちゃごちゃ言わんと、聞いてろ。
つぐみ へいへい。
スマウグ すまうぐさまは、身を乗り出して、その何かを川から引き上げました。
つぐみ ふむふむ。
スマウグ 桃かと思ったそれは、実は樽だったのです。
つぐみ 竜って、近眼なんですね。
スマウグ 何だと?
つぐみ だって、桃だか樽だかわからないようじゃ、眼科に行った方が・・・
スマウグ 理屈っぽいと言われたことはないか?
つぐみ よく言われます。
スマウグ だろうな。
つぐみ で、続きをどうぞ。
スマウグ 樽だとわかって、すまうぐさまは、その素晴らしい爪で樽に一撃を加えました。
つぐみ 何てことを! 中に桃太郎がいたらどうするんですか。
スマウグ 桃じゃないのにどうして桃太郎がいるんだ。
つぐみ じゃあ、中にドワーフがいたらどうするんですか。
スマウグ 真っ二つに割れた樽から、リンゴがごろごろ出てきました。
つぐみ へぇ。そういう展開ですか。
スマウグ それは実は、恐ろしい陰謀だったのです。
つぐみ えー、どんな恐ろしい陰謀?
スマウグ すまうぐさまのあまりの素晴らしさを妬んだお后さまがリンゴに毒を仕込んで、
つぐみ ちょっと待ってください、それは白雪姫でしょうに。
スマウグ うるさいぞ、黙って聞いてろ。
つぐみ 大体、どこのお后さまなんですか。
スマウグ うーん、そうだな、じゃあ、ロリエンのお后にするか。
つぐみ 勝手にそんなこと言って、ガラさまに怒られますよ、どれだけ怖いか知らないでしょう。
スマウグ そんなに怖いのか。
つぐみ リンゴに毒くらいじゃ済まなくなりますよ。
スマウグ まぁ、黙っていればわからん。
つぐみ そんなこと言って、僕は関係ありませんからね。
スマウグ お后は、パランティアという石に、世界で一番美しいのはだぁれ?と訊き、石は、「それはすまうぐさまです」と答えたのです。
つぐみ パランティアの調子が悪かったんでしょう。ウイルスかも・・・セキュリティソフトを入れた方が・・・
スマウグ 何度試しても同じ答えで、怒り狂ったお后が樽につめて流したリンゴを食べたすまうぐさまは、倒れてしまいました。
つぐみ おやおや。
スマウグ 素晴らしいすまうぐさまが倒れ、ドワーフたちは駆け寄りました。
つぐみ いきなりどこからドワーフが・・・
スマウグ 実はあの連中は俺のファンでな。
つぐみ そうなんですか?
スマウグ ドワーフたちは嘆き悲しみましたが、すまうぐさまは生き返りません。
つぐみ おやおや。
スマウグ そこへ、美しい王女さまが通りかかりました。
つぐみ 一体どこの・・・
スマウグ 王女さまは、すまうぐさまのあまりの美しさに心を打たれ、
つぐみ へぇ。
スマウグ 優しくキスをすると、
つぐみ え゛〜
スマウグ 王女の愛の力で、
つぐみ それはないかと・・・
スマウグ すまうぐさまは、生き返ったのです。
つぐみ キスでって、眠りの森の美女でしょ。白雪姫はのどに詰まったリンゴが取れて、って話で、
スマウグ そして、王女とすまうぐさまは結婚し、
つぐみ ちょっと待ってください、一体どういう・・・
スマウグ いつまでも幸せに暮らしました。
つぐみ ・・・・・
スマウグ あぁ、なんと素晴らしい話であることよ。ふふふふふ
つぐみ ・・・・・
スマウグ どうだ、感動で言葉も出ないであろう。
つぐみ そーゆーふざけたこと言ってると、タダでは済まないですよ。
スマウグ たとえば?
つぐみ うーん・・・山の形が変わってしまうとか。
スマウグ 土木工事でもしたのか?
つぐみ 入口や裏口の場所が変わるとか。
スマウグ つまり、リフォームだな。オシャレでいいではないか。どこの建築屋だ?
つぐみ さぁ、PJに訊いてください。


そっかー、あれはリフォームだったんだ。
知らなかったな。

えーと、いろいろ答えはありまして、っていうか、別物だから、早い話が、ぜんぶ違うんだよね。

破れ具合は、似た感じにしてあるけど、やっぱ違うし。フレームと地図の間の幅も違う。フレームの大きさが違うのかな。

木とか、字とかも、びみょーに違う。

そしてそしてそして、一番大きな点は、山が違う。

山の向きが違う。

ってことで、秘密のドアの場所のマークも、ぐるんと移動して、左の方へ。

あ、ホビットの時は左の方ってこと。指輪の時は、オリジナル通りに西側。

山の向きが違うから、表門の場所もぐるんと回って違うところだし、川の流れ方も違う。

方位は同じ。左が北で上が東で、下が西。

なんで山を回したのかねぇ。ガラさまが怒って回したのかねぇ。そうかも。こわいこわい。皆さま、奥方に逆らっちゃいけませんよ、こわいですから。

回ってるよ、って書いてくれたのは、すとらいだーさまと、まるぴさま。


これはAで、ホビットの終わり。

次はBで、指輪の冒頭。これは原作のオリジナルに沿っている。山とスマウグ全体が入るようにつないでみました。

さー、みんなもう一度見比べてみよう。ゴゴゴゴゴと山が回ったのがよくわかる。
こんなことが土木工事だけでできるだろうか。やっぱりガラさまの仕業だろうか。こわいこわいこわい



川が流れるところ、表門のところは以下の通り。 えー、そっち? こっち? どっち?



次、秘密の入口のマーク。 ぜんぜんちがうっっっ どっち? そっち? わかんない、えー、山に入れない〜〜



表門のところをA、秘密のドアをCとすると、こんな風に、ぐるるん♪と回っている。山の頂上を掴んで、ダイヤルのように回した感じ。



だから、ぐるるんの結果、カラスが丘も回っちゃってて、こんな感じ↓
からすが丘ってのは、AとBの間なわけ。で、ホビットの方は、からすが丘ですよ、ってわざわざ書いてある。Ravenhillって。字が書いてある〜って気が付いたのはカシオペイヤさま。


ぐるるんと回ってて、向きが違うんで、てっぺんの形も違って見えるのかもしれない。

向こう側の二つの尾根の左側の形が違うのも、実は別の尾根だからかも。

ホビット1作目初見の時、ドアマークが違うっっっ!ちがうっっっ!!と騒いで、なんで?なんで?と言ってたけど、ぐるんと回ってるから、これでいいのかも。山の上の方に書いてあるのは、そりゃドアは上なんで、その方がわかりやすいし。

騒ぐべきは、ドアマークではなく、ぐるるんと回っていることだったのだな。

見る方向が違うわけではない。方位の向きはそのままだから。

山関係は、みんないろいろ書いてくれました。

では他のやつ。

スマちゃんの顔が違う。右の指輪の方が、お人好し風。ちょっと垂れ目。
どうしたのかな。疲れたのかな。おーーい、だいじょぶかぁーーーっ
スマウグの右の三角の折り跡を見ると、一生懸命同じにしようとしたんだなぁと・・・
なのに、山はどうして回したんだろうな。

次、矢印シリーズ。

川の右、矢印の向きが違う。


スマウグの横に見える矢印、羽の数が違う。すごい。知らなかった。
これを書いてくれたのは、ポーリーさま。


一番目立つのは、やっぱドアマークだよね。
ドアマークのことは正解者みんな書いてくれました。


トールキンのオリジナルに沿ってたのは指輪の時。まぁ、スマウグはトールキンの絵とは違うけど。知らない人は本見てね。

だから、時系列的には、ホビットの方が先なわけで、ホビットの時に山がぐるりんと回ってて、それを指輪の時までに誰かが元に戻したんだな。誰だろ。やっぱ魔法使いかな。それとも一年に何度か回るのかも。ちょっとずつちょっとずつ・・・

ま、そんなことで、原作のトールキンの地図、本物中の本物と比べてみてね。

本物もいくつもあるんだよ。ここのドラフトのとこにもある。で、本物中の本物、トールキンの最終版は、みんな自分の本見てください。


ってことで、
2015年12月20日夜11時のヤフトピは、






でした!
さんじゅうにねんぶりりん♪
水球男子、オリンピックだー!!
すごい、おめでとう ヽ(^o^)/

何か、川下りのあのシーンを思い出すな。
めでたいニュース、ヤフーさん、ありがとう!



ガンダルフさんちから届いたのは、こんな感じ。


ガンダルフシールぅ♪ せっせと貼って宣伝している鷲です(^^)v
真ん中のはPeace、予定外でビックリプレゼントでした。美味しい美味しい毎日です。ガンダルフさん、ありがとう!!
そしてペンダント送ってくれたおちゅんさまもありがとう♪

さて、2016年もがんばろう!



正解者の皆さま