引き続き、ミナス・ティリスの路上。
デネソール わしは監督に言われた通り動いていただけで・・・実はな、ここだけの話だが・・・
ピピンA 何です?
デネソール この街の地理はよくわかっておらぬ。更に、実は、ここだけの話だが・・・
ピピンB 何です?
デネソール わしも今、迷子になっておる。
ピピン×2 え゛〜〜
デネソール いっそのこと、ここで3人でくっついて寝るというのはどうであろう?
ピピン×2 え゛〜〜〜
デネソール そんなにイヤそうに言わんでもいいではないか。
ピピンA だってねぇ。
ピピンB ねぇ。
ピピンA あれぇ、またまたデネソールさま!
デネソール どうしてペレグリンが2人おるのだ?
デネソールB おぉ!
デネソールA おぉ!
デネソールB そ、そなたはもしや、原作のデネソールどのか?
デネソールA いかにも。 ということは、そなたは映画のデネソールどのか?
デネソールB いかにも。この者たちは、原作と映画のペレグリン・トゥックじゃ。
デネソールA ふむ。で、何を盛り上がっていらした? わしも入れていただきたい。
デネソールB 実はその・・・
ピピンB 僕たち、迷子なんです。
デネソールA 迷子? こちらのデネソールどのに教えていただけばいいではないか。
デネソールB そ、それが、面目ない。
デネソールA どうされた?
デネソールB わしも迷子でな。この街はどこがどうなっているのか、今ひとつわかっておらんのじゃ。
デネソールA ははぁ、それでああいうことに・・・・
ピピンA ああいうこと?
デネソールA それで、あの岩の先っぽから落っこちたのじゃな。
デネソールB め、面目ない・・・
ピピンA あそこから飛び出したら落ちますよ、って知らなかったんですか?
デネソールB 走れと言われて走ったら・・・
ピピンB 落っこちたんですね。
デネソールB 普通、危ないところにはガードレールがあるか、危険立入禁止の看板くらいあろう。あれではしょっちゅう事故が起きるぞ。
デネソールA うむ。転落防止のネットでも張るか。
ピピンB ねぇ、それより、僕たちおなかが・・・
ピピンA デネソールさま、僕の部屋、どこでしょう?
デネソールA わしが決めたわけではないから知らぬ。
ピピンA え゛〜、調べてくださいよ。
デネソールA 担当者は今非番のはずだ。
ピピンA それで、そこら辺で寝るがよかろう、って仰るんでしょう。
デネソールA おぉ、よくわかったな、なかなか賢いではないか、パラディンの息子ペレグリンよ。
ピピンB あ、ガンダルフ!
ガンダルフ 大勢で何をしておる?
ピピンB 僕、迷子で部屋に帰れないんです。
ガンダルフ 何じゃと、このトゥックのバカ息子!
ピピンA 僕の部屋、どこでしょう?
ガンダルフ こっちもか、トゥックのバカむすこーズ!
ピピンA 怒るのは後にして教えてくださいよ、ガンダルフ。
ガンダルフ 原作の部屋はD、映画はGじゃ。
デネソールA おぉ、デネソールのDじゃな。
ガンダルフ そしてガンダルフのGじゃ。
ピピンB どうしてピピンのPがないんです?
ガンダルフ うるさいぞ、文句はグワイヒアに言え。


はい、グワイヒアです。だってー、そんなに選択肢増やしたら、図に書ききれなくなるもん。

さて、答えは、原作のピピンの部屋はD。
映画は、特定出来ないんだけど、この中で選ぶとすれば、G。東側なのは確かだからね。

以下、いろいろ書いてありますが、クイズに答えるには、赤枠の中だけわかってればOKでした。




Aは・・・・崖のてっぺん!楽しいかも。
Bは、そこら辺りは墓所ですので。はい。
Fは、そこに部屋があったらすごいな。
Hは、門番やるならそこでもいいけど。
I は、ほっぽり出されちゃったらしい。かわいそう。

ということで、あり得ないのが大半で、あり得そうなのを見ると、DとGになるわけですよ。

原作、王の帰還の第一章で、デネソールと話をした後、ガン爺とピピンは部屋に案内される。
外へ出て、噴水の庭を通り、路地に入ってちょいちょいと曲がり、北側の家に行く。そこは山とつながってる側に近い。だから、西寄りなのだな。

ってことは、第7層から降りてないのです。だから北西っていうのがわかんなくても選択肢はひとつしかない。何も考えないで、D!

北側なんだよね。日当たり悪い。っていうか、日が当たらない。北東側なら朝日は入るかもだけど、北西じゃあ一日中お日さま当たらないよ。山が邪魔で西日も入らない。さむい〜〜 灯油が値上がりしたらどうするんだろ。

なぜ北側かというと、通ってきた道が窓から見えるからだ。アンドゥインが蛇行しているずーっと先、霧の煙る向こうにはエミン・ムイルやラウロスがある。みんながバラバラになったところ。もう何年も前のような、でも本当はそんなに日にちは経っていない。ピピンは窓から遠くを見る。

で、そっちを見なきゃならないから、見晴らしのいいてっぺんの層の、北側なわけ。お日さまのさす南側だと見えないの。南側はピピンが知らない土地だからね。
この部分を読むと、第7層も建物がたくさんあって、かなり広い。道を曲がり曲がりして行かなきゃならない。映画のミナス・ティリスみたいに、すっきりと、ちんまりとはしてないのだな。


さて、映画はどうか。
映画では、来た方角を見るより、モルドール側を見た方が話が盛り上がるから、ガン爺とピピンの部屋は引っ越しになった。はい、やっぱ、こっちですよ〜、っことで。あ、お荷物はお持ち致します。どうぞこちらへ。

ガンダルフとピピンがバルコニーで話をするシーン、あの部屋から外を見ると、緑のレーザービームが空へ放射されるのが正面。つまりミナス・モルグルが正面。それにしても近すぎるな。すぐそこだ。で、オスギリアスは正面からちょっとだけ右寄りかなって気もするけど、でもまぁ正面。

だからあの部屋は東向き。ぜったい東向き。真東。

クイズの選択肢の中では、該当するのはGしかない。だからG!!

それでですね、映画は細かく作ってるようで、実はそうでもなくて、ピピンの部屋がどの辺だかわからない。

あのシーンを見る度に、これは一体どこなのか?という疑問が浮かぶ。
問題点は、岩が見えないってことだ。

Gは第三層に置いてみたけど、他の層だったかもしれない。でも岩の北側なのは確かだ。
SEEでバルコニーでガン爺がパイプ吹かしてゴホゴホしてるシーンは、南から北に向けて撮っていて、岩壁は全く見えない。だからバルコニーは岩より北なのだ。
これはCEだけでもわかる。ピピンが戦いはイヤだけど待っているのもイヤだというところも同じ向き。

こういう向きで映っている。

パイプ吸いすぎなんだよねぇ。健康のため、吸いすぎには注意しましょう。

一方、CEでピピンのIt's so quiet.のセリフの前、SEEではピピンがガンダルフに水を渡す前に映る街は、南側からの映像だ。あのバルコニーを映してるわけじゃない。ここを見て勘違いした人もいるかな。

矢印が視線の方向。都を貫く岩はもうちょっと前に出ないと見えない、って感じ。

それで、部屋がほぼ真東を向いているということは、
部屋の位置は、このピンクの辺りのどこかでないとならない。

とすれば、外を見れば、あの張り出した岩がどこかに見えなきゃならないのに、どっか行っちゃいましたよ〜、PJ!!

だから、たぶん、第4層から上ではあり得ない。・・・と思うな。上に行けば行くほど、居住地になる段々からの岩の張り出し具合は大きくなる。張り出す幅が広くなれば、絶対見えてなきゃならない。下の方なら、そんなに出っ張ってるわけでもないから、映らないかもしれない。

DVDのおまけのミナス・ティリスを北から見たところ。
真横から見ると、岩はほぼ垂直に第一層に向かう。カーブしてた方がカッコいいように思うけど、映画ではまっすぐ。

ね、これで東側の部屋から外を見たら、絶対、岩で向こう側の景色は見えない。5層目、6層目みたいな上の方になればなるほど、向こう側のお花は見えない。

で、バルコニーのシーンでは、下の層がすぐそこに見える。映画のミナス・ティリスは1層目と2層目の落差が激しい。
だからあの部屋は第3層、かな。たぶん。

岩は、映画ではこうだけど↓


こうとか↓ このくらいなら大した邪魔にならない。


これがもっと上層へ行くと、こうなるだろう↓


ピピンはいいなぁ。ミナス・ティリスのバルコニーでガン爺とお喋り出来るなんてさ。部屋も手すりも素敵だよね。

しつこいけど、岩はどうして見えなかったんだろ。え、見晴らしが悪くなるから?そうか。どいてくれたのだな。なんて賢い岩だろう。

さて、ミナス・ティリスとオスギリアスとの位置関係は、原作とはちょっと違う。
TTT、ヘンネス・アンヌーンでファラミアが地図を見るシーン、よくよく見させていただこう。
ちゃんと張り出し岩も描いてある。



ミナス・ティリスの真っ正面がオスギリアス!
原作では、オスギリアスはもっと北なんだけど、この地図では正面。

もうちょっと範囲を広げると、


ミナス・モルグルは紫のマークのところ辺りかな。原作では、谷の南側のはずだ。映画でもそうだね。ちゃんと橋もあったし、オークさんたちは門を出て橋を渡って左へ向かう。原作の地理そのままだ。こういうところを見ると、あの映画はほんとに凄かったのだなと思う。

バルコニーからの映像では緑のレーザー光線は山の向こうからだった。上の地図は山と谷の描き方がおかしいのかもしれない。ガンダルフとピピンの見ていた山の重なり具合からすると、谷は北東へと切れ込んでいる。
じゃあ、こんな感じ↓ 赤の矢印は、オークさんたちの行進の進路。


それで、シュパーー!と光が上がって、ミナス・ティリスまで照らされる。
この位置関係と、あのバルコニーのシーンを比べると、やはりあの部屋は岩のちょっと北側で、ほぼ真東を向いている。シュパーー!!が真っ正面。


ミナス・ティリスは、二つの塔のCEにはないけれど、SEEには登場する部分がある。

フロドがファラミア部隊に捕まってオスギリアスに連れていかれるところ、オスギリアスを遠くから見るシーンで向こうにミナス・ティリスが見える。CEにはないのに、SEEでは見える。ふしぎ。

オスギリアスに入って、街の中を移動するシーン、ここでもミナス・ティリスが見える。CEでは見えないのに、SEEでは見える。ふしぎふしぎ。

アングマールの魔王さまがオスギリアスからミナス・ティリスを見るシーンも参考になる。

こういう感じ。真っ正面。これだと岩の見え方がイマイチ。目立たない。


真っ正面からだと、せっかくの岩が映えない。でも魔王さまのシーンでは真っ正面。うん、これもまたいいのだな。イマイチなどと言ってはいけない。街が輝く側と影の側と真っ二つに分かれて見えてカッコいいのだな。
ファラミア隊のオスギリアス突撃シーン(ピピンの歌のBGM)の後、トロルがオスギリアスでやぐらを押して働いてるシーンでも、ミナス・ティリスは真っ正面の向きだ。


トールキンってすごいよね。あの岩の出っ張りがなかったらさぁ、



ほら、どうも締まらないというか、のっぺりしてて面白くない。ふーん、段々なわけね、良かったねぇ、だからどーした、って感じ。光と影もはっきりしないし。岩があって明暗が真ん中で分かれると、素晴らしくピシっと締まる。

やっぱ、

これか これですよ。

うん、張り出し岩が素晴らしいアクセントになって、都が生き生きとする。生命が吹き込まれる。素晴らしい。

さて、岩は東側ですので、影は昼近くになれば上の感じになるわけです。

ところがアナタ、TTTのフロドたちが遠くからオスギリアスを見るシーンも、RotKのオスギリアスで魔王さまが「魔法使いは俺にまかしとき」と仰るシーンも、トロルがやぐらを押してるシーンでも、

こうなっている↑

お日さまが北にいる。(爆)

なぜかというと・・・・・・ 撮影が南半球だったからだろうな。うん、きっとそうだ。

っていうか、魔王さまが画面左にいるから、そしてトロルの行進も画面左だから、右から光が当たらないと絵的に変なのだな。

ついでに言えば、飛蔭ガンピピチームのミナス・ティリス到着シーン、初めて都の全景が登場したところ、あれも感動だったよねー。映画館で見たときさぁ、涙ものだったもん。うわぁ、うわぁ、うわ〜〜!!って。それで最上層まで駆け上がるのが嬉しくて嬉しくて、わくわくだった。あのシーン、大好きだ。

で、あの時は、お日さまが右上方から当たっていて、


こんな雰囲気だった。やっぱりお日さまは北にいる。

南にいるとねー、岩壁のこっち側が陰になっちゃうから、見た目が輝かしくなくなるし、だからしょうがないのだ。つべこべ言ってはいけない。それはわかってるのだが、つい言ってしまう。

SEEで、ガンダルフとピピンがデネソールとの話が終わって外に出てくるあたりでは、影の向きは素晴らしく正しい。うん、そうそう、そうでなくっちゃ。お日さまは南!

TTTでファラミアに捕まったフロドチームがオスギリアスの街の中を行くシーン、ちらっと見えるミナス・ティリスはこの向き。


オスギリアスはかなり南北に広いのだな。だいぶ南からでないとこうは見えないはずだ。
で、見える側が明るくないとキレイじゃないから、このシーンもお日さまはちゃんと南にいる。

まぁ、そんなことで、映画はミナス・ティリスを眺めているだけでも、相当楽しめます。


で、大事な食料は・・・こちら