セオデンはどっちだクイズ 答え その1


「グワイヒアさん、ダメですよ、団子くわえちゃ」
あ、知らない間につい・・・

のみ込みそうになったのを慌てて離したところへ、さっきのオバさん、いや、おねーさんがバスケットかかえて戻ってきた。

「ほい、まだわかんないでるのかね? トリ頭とはよく言ったものよの〜、ほっほっほっ・・・」

くっそ〜〜〜、くわえたろか、と思ったところへメネルドールが口を出した。

「あの、右か左かだけでも教えていただけませんでしょうか?」

ふふん、と笑ったオバはんはなにやら一礼すると、突然歌いだした。オペラ歌手みたいな大音響だ。
しかも、ぞうさんのふしで。

「ろ〜はん、ろ〜はん、れ〜きしが ながいのね〜
そ〜よ、かけいずも〜 な〜がいのよ〜〜♪」


目が点になってるグワたちに構わず、オバさんの歌は続く。

「む〜かしの お〜うさま、ど〜〜こに いなさるの
あ〜のね、エドラスの〜 ま〜えなのよ〜〜♪

む〜かぁって み〜ぎには だぁ〜いいち か〜けぇい
だぁ〜いに〜 かけい〜は〜 ひ〜だりがわ〜〜♪」


そこまで歌うとオバさんは、また一礼すると一喝。
「拍手はっっ?!」

は、はい、バサバサバサバサバサバサバサバサ・・・・!!!(←鷲の拍手)

オバはんは、拍手しているグワたちの前に一番大きなバスケットをドンと置いた。
うわ、キノコ。

「団子つついてないで、これ食べなさい」
あ、ど、どうもありがと・・・

「きのこ、の、こ〜のこ、げんきのこ・・・♪」
ちゃんとお礼が言えないでいるうちに、歌いながらオバさんは、すたすたエドラスに入って行っちゃった。

我に返ったメネルドールが言った。
「グワイヒアさん、今の歌、何です?」
え、キノコのコマーシャル・・・
「そうじゃなくて、その前のですよ」

あぁそうか、えっと・・・・
むか〜って み〜ぎには だぁ〜いいちか〜けぃい
だぁ〜いに〜 かけいは〜 ひ〜だりがわ〜〜♪
・・・だから、セオデンの墓はあれだ!
いやぁ、いいオバさん、いや、いいおねーさんだなぁ。くわえなくてよかった。

「へー、第一とか第二ってあるんですねぇ。歴史は奥が深いですねぇ。さ、お供えしなくちゃ」

ふたりで団子並べて、お線香もつけて、パイプ草をパイプにつめて、シンベルミネが咲いてる前にお供えした。グワのクチバシの跡がついた団子はメネルドールが器用に丸め直した。これであとでメリーが来てもバレないな。

セオデンさま、みんな元気でやってるよ〜、メリーがよろしくって。今日は来れないから後で来るって。

しみじみ〜〜・・・
あー、よかった、どれだかわかって。


さて、しみじみし終わったところで、オバさんが、いや、おねーさんが歌ってたローハンのエオル王家、第一家系、第二家系の説明です。

エオルから始まったのが第一家系で、塚は道の右側に順番に並べられている。
9代目のヘルムの息子ハレスとハマはヘルムの在位中に死んじゃって、ヘルムの死後は甥のフレアラフが継ぐことになる。
第一家系はヘルムで終わり。

第10代フレアラフからが第二家系。ここからの塚は道の左側に変わる。
17代目のセオデンの子セオドレドはセオデンの在位中に死んじゃって、セオデンの死後は甥のエオメルが継ぐことになる。
第二家系はセオデンで終わり。

第18代エオメルからが第三家系。

・・・ってことですな。
代々王位は息子が継ぐんだけど、息子がいないときは、甥っ子が継ぐわけさ。これはベーオウルフの影響らしいんだけど。いや、ベーオウルフの方が時代は後なんだから逆か。ベーオウルフがローハンのマネしたのかも・・・きっとそうだ、ベーオウルフは真似っこだったんだ! いっけないんだ〜、先生に言いつけるぞ!

で、甥っ子が継ぐと、血はつながってるけど、そこでちょっと系列がずれることになるから、第二とか第三とかっていうの。

第一家系の9の塚が、第二家系の8の塚がエドラスの前に並んでいるのでした。

ここらへんの詳しいことは追補編をどうぞ。 

んなこと言ったって、追補編持ってない! って方、別に追補編なくても本編さえあればわかるのですよ・・・

では次をどうぞ。 こちら。