さて、第2環状区の入り口の門へとやってきた飛蔭、ガン爺、ピピン。

ガンダルフ お、門じゃ、門じゃ、飛蔭よ、止まらんか、おい、その本をちょっとこっちに寄こせ。
 飛蔭から取り上げたミナス・ティリスの歩き方を広げるガン爺。
ガンダルフ なになに・・・ 『第2環状区の入り口は南東に位置し・・・』か。
南東か。なんと!なんとう!
  怪訝な顔をしてシーン・・・となる飛蔭とピピン。 もう一度言ってみるガン爺。
ガンダルフ なんと、なんとう!・・・・・・・ん・・・・おい、何か反応はないのか?
ピピン ・・・・・ねぇ、急ぐんじゃなかったんですか?
ガンダルフ おぉ、そうじゃった。デネソール侯に会わねばな。ほれ、飛蔭よ、何をしておる、急がぬか!次は第2環状区、第2環状区でございまぁす♪ お降りの方は、お知らせ下さいませ・・・
 そして、口答えする気もなくした飛蔭は、最上層目指して駆け上がるのでした。
ガンダルフ 道をあけよ〜!!
 


えー、ということでですね、第1弾の答えは「門を入ったら、左!」でした。

なんで「左!」なのかというと、ミナス・ティリスの入り口の大門は東を向いてます。東から入って、第1層から第2層に上がるところは南東なのさ。だから左に行くしかないの。右に行ったら山に突き当たって行き止まりなの。

第2層から第3層へ上がるのは、北東に門がある。南東、北東、南東、北東、ってかわりばんこになってて、ミナス・ティリスの上のほうへ登るには、ジグザグに上がっていくわけでした。

指輪物語第3部「王の帰還」第1章「ミナス・ティリス」、飛蔭ガンピピチーム到着のところで街の構造が詳しく語られる。トールキンはきっとうきうきして書いたんだろう。トールキンの心の中でミナス・ティリスは、たくさんの小路や家々の窓にいたるまで生き生きと実際にそこにあるかのように息づいていたに違いない。
都の門は東側。次の門は南寄り。そして次は北で・・・・と、ちゃんと説明されている。各層に門は1つずつ。

クイズの答えの理由ね、みんないろいろ書いてくれたけど、螺旋状にぐるぐる回って上がっていくと思ってる人が何人もいたよ。映画で飛蔭が走るシーン、左から右へ向かうのが印象的なもんで、だから右だ!ってね。
でもあれは第2、4、6層ではあの向きになるけど、奇数の段では逆向きになるわけだよ。
こういう具合に↓

最上層に上がるときは、6層目からトンネルに入って上へ抜ける。
映画で幽霊さま御一行が到着して都になだれ込んだとき、なんか左→右にずーっと流れていたけど、幽霊さんたちはどうにでも動けるからね。まだ幽霊さんになる前、生きてるうちは、行ったり来たりしなきゃならないわけだ。

いいですか、ミナス・ティリスというのは、
A こうじゃなくて B こうなってるわけ


○が重なってるだけなら、ぐるっと廻ってくればどっちから行っても次の門のところへ行けるけど、街の後ろ側、つまり西側は山にくっついてるから、下の方の環状区はぐるっとつながってない。だから上へ通じる門がない方に行くと、行き止まりなのさ。

だから上のBは正しく描くと↓


こんな感じかな。
ピンクのところが門で、それぞれの階層への入り口になる。
東から入って、南、北、南、ってかわりばんこで、7層目へ入る門は東。他のところみたいに下の6層目から門でつながってるんじゃなくて、岩の中から出てくる。って感じ。
2層目以降は途中で岩を突き抜けるトンネルをくぐる。
歴史地図、フロドの旅にも都の図は載ってる。その2つはちょっとずつ違ってるし、上のグワの書いた見取り図ともまたちょっと違う。基本的構図はみんな同じだけどね。

で、何にしても、後ろ、つまり西側は山なのさ。ミンドルルインがどーーーんとあって、その東に都がある。その間はミンドルルインの続きの山の肩が出っ張ってて、山と都をつないでいる。上の塗りつぶしてあるとこね。街の5層目と同じ高さの岩山が、どん、とあるわけですよ。 
ってことは、それより下の階層より山の方が高いわけですよ。
ってことは、それを乗り越えなければ向こう側に行けないわけですよ。
でも、そのつなぎになってる山の肩は、がっちり大きな城壁(rampart)で囲ってあって、そこには墓所がある。6層目から降りて行く入り口があって、そこからしか入れない。上の黄緑のところで、フェン・ホルレンという。他のところからは階段とかドアとかはついてない。
ってことは乗り越えるのはまず無理なわけですよ。大体、偉い人たちの廟所なんだから、普段は立入禁止なの。一般人は入れない。
ってことは下の階層の西側はやっぱり行き止まりなわけです。どう考えても行き止まり。

歴史地図では、都につながっている山の肩は5層目よりずっと低くて、3層目と4層目の間くらいの高さ。これはきっと、6層目からどんどん降りていく、っていう記述が第4章「ゴンドールの包囲」にあるからだろう。それはいいんだけど、山の肩自体が5層目まで達していない。都本体が絶壁にくっついている形になっている。
フロドの旅では、7層目から西側へ降りるところがあって、そこから直接墓所に行けるようになっているみたい。でもこれはグワの解釈とは違う。本はそうは書いていない。

地図の本、持ってない、って人はこちらへどうぞ。読む人によって、解釈が分かれるのが面白い。

とにかく、廟所には、6層目から降りて行く道がついてて、山は5層目の壁と同じくらいの高さで都にくっついてて、そこをどんどん降りて行くと廟所がある。 
原文を読むと結構下るような印象を受ける。だから上の塗りつぶしてあるところは、西に向かって坂になって低くなっていくのかもしれない。でも低くなっても一応山の肩ってなってるんだから、そんなには下がらないはずだ。

トールキンの描写に従って上の図を横から見るとこういう感じ↓ 南側から見た図。


瀬田訳では、ちょっと誤訳がある。と思う。オレンジのところの城壁の描写。
しかし、第5層の高さに達するその肩は巨大な城壁で取り囲まれ、その城壁は、山の肩の西端にのしかかる絶壁まで続いていた。 (グワ訳)
この「西の端」のところ、its western end の its は塗りつぶした部分を指すはずだけど、瀬田訳では、第5層の城壁になっている。


で、街の方に話を戻すと、もし敵に攻め込まれた時に一番上まで出来るだけ辿り着きづらいように、上がっていくには、行ったり来たり、くねくねと進まなければならないのでした。
めんどくさいと言えばめんどくさいけど、行ったり来たりするのもいいものだよ。大体、日本じゃ何でもスピードが命で、速いのはいいけど、速きゃいいってもんでもない。日本でこんな街があったら、まず丘の表面を進むエスカレーターをつけるか、モノレールをつけるか、第1環状区を丘の中心まで掘り進んで7層目まで一気に上がる超高速エレベーターをつけて、その大変だった経緯は早速プロジェクトXに取り上げられることでしょう。
でもやっぱり、あっちこっち曲がって街を味わいながら暮らすのが豊かというものだ。


さて、街の形状、映画じゃ違ったかもしれないじゃないか、っていう人もいると思うけど、映画も同じなのでした。
街の後ろはしっかり山にくっついてて、後ろ側をぐるっと回って一周は出来ない。
ほら↓ きれいだよねぇ。都会だよねぇ。惚れ惚れするよねぇ。これは北西側から見たところ。


後ろはトンネルになってるかもしれないじゃないか!って声も聞こえるような気もするけどさ。でも西側はトンネルにはなってない。はずだ。トンネルって言葉が出てくるのは東側に突き出た岩を通り抜けるところだけ。
ここに行くと大きいのがあるよ。
この写真や映画のシーンを見ると、後ろの山は5層目より高い。廟所に行くのも坂を降りては行かないらしい。それとも降りて行くような谷があるのかもしれないけど。
第6層もぐるっと後ろを廻っていなくて東側だけらしい。
でもまぁ、原作通り、ミンドルルインと都をつないでいる山の肩、っていう形にはちゃんとなっている。


で、各層の門もちゃんとついてる。
これ↓を見ると、2層目から3層目に上がる入り口がちゃんと北側についているのがわかる。


ここに行くと大きいのあります。
南側の入り口は岩の向こう側になってて見えないけど、上のピンクの○のところと同じ感じでついている。実際、そのシーンもある。4層目から5層目へ上がるのはこっち側のはずだけど、なんかゴチャゴチャしててこの写真ではよくわからない。

どうも映画のミナス・ティリスは、上の方の階層は結構狭い。かなり狭くて、いろんなシーンをよくよく観察すると、上のピンクの○のところみたいな門にはなっていないみたい。第2層→第3層の門の形状は、上がる道だけが斜めになって登っていく。上の階層ではこういうのを途中に作る場所の余裕がないから、一番端っこから上へ抜けるようになってるみたい。
5層目もそんなに距離ないね。6層目なんてほんとに狭い。

ミナス・ティリスはいろいろ小路もあってややこしい。攻防戦のシーンではいろんな通りが出てくるからどこを撮ってるのかなんてもうわからない。
でも、最上層を目指すときにはメインストリートを突っ走るわけで、必要ないところで変な風に曲がったりしないはずだ。カーブになるのは階層が上がるところ。
映画のミナス・ティリスの第1層はかなり幅があるから、多少ややこしく曲がるのかもしれないけどね。

映画では、左から右へ走るシーンが2カ所あってすごく印象的。でも、右から左へ向かうシーンもある。ちゃんと飛蔭はジグザグに上がって行ったのでした。

はい、では映画のミナス・ティリス、飛蔭駆け上がりシーンダイジェスト!
これ書いてる時点でまだ国内版DVDが出てなくて、グワはリージョンフリーのプレーヤ持ってないんで、ビデオのを写しました。DVDと違って画質がよくないのに加えて、グワのデジカメは安物なんできれいに撮れてませんが、ガマンしてください。世の中ガマンが肝心なのだ。とりあえずわかりゃいいのだ。よし。

ピンクの○があるところは、飛蔭が走ってるの。矢印は走る方向。 Dのところが2つあるのは、カーブ曲がってる途中と曲がり終わったところ。

A おぉ、門じゃ

  ↓
B 走れ〜!

  ↓
C 門じゃ!

  ↓
D ぐるっと廻ると

  ↓


左に空が
E 走れ〜!!

  ↓
F 狭いのぅ

  ↓
G 到着ぅぅ!!


さて、このページをよーくよーく読んだ皆さん。 
上に並べたAからGまで、おかしいの、気がつきました?

順番がね、変なのさ。一カ所ね。

上のAからGは映画の順番です。
一カ所変なところを直して、正しいミナス・ティリスにせよ!というのが第2弾の問題。
ビデオもDVDもなくても、この写真の列だけでわかるはずです。たぶん。
これはどこかな〜っていうの、それぞれ考えてね。

ABCを正しい順番にして、グワにメールしよう!!

メールに書くのは、

・発表用ハンドルネーム
・クイズの答え。ABCの並べ替え。
・50音ヤフトピ (何のことだかわかんない人はこちらへ)

今回は理由はなしでいいです。説明までしてもらうと、読んでて右だか左だか南だか北だか何がなんだかわかんなくなりそうだから。(爆)
当てずっぽでも当たる可能性ありだ!! チャンスだ!! やった!!

プレゼントは第1弾と同じです。

締め切りは、7日月曜の午後11時。ヤフトピは翌日8日の午後11時。


では健闘を祈る。(^-^)v


ということで、急遽追加実施となった第2弾でした。


答えと解説と絵いろいろ