アラゴルン おや、エオメル殿ではないか。
エオメル これは!エレスサール王!
アラゴルン ずいぶんと遠出をされているな。
エオメル きょ、今日はロシリエルどのと・・・
アラゴルン ほほう・・・・・なるほど。 ふふふふふ
エオメル 何です、その、ふふふふふとは。
アラゴルン ふふ、いや、気になさるな。それより失礼かもしれぬが、その出で立ちは一体どうされた?
エオメル 出で立ち・・・と言われますと?
アラゴルン その兜の羽だ。
エオメル これは、貴国で最近流行りと聞きましたが。
アラゴルン 流行り? わがゴンドールでか? そのようなことを貴殿に吹き込んだのはどこのどいつだ?
エオメル ペレグリン・トゥックとグワイヒアが・・・
アラゴルン ・・・・・エオメル殿、あの連中は相当ないたずら者だぞ。ご存じないのか?
エオメル え・・・・・ 
アラゴルン 一杯食わされたな。くっくっくっ・・・・
エオメル あ、あいつら・・・・・!!!
アラゴルン いつもの白いひらひらでいいではないか。
エオメル それが、なくしまして。どこで落としたものやら。そうしたらあの者たちが。
アラゴルン くっくっくっ・・・
エオメル 笑い事ではありませぬぞ、王よ。
アラゴルン まぁまぁよいではないか、早く馬のしっぽに付け替えよ。
エオメル 厩舎に戻っている時間がございませぬゆえ。
アラゴルン そうか。ではこの馬ではどうかな?
エオメル お・・・何やら妙ちきりんな模様をしていますな。それにずいぶんとまた、ちっこい・・・
アラゴルン わたしは自分のことを小汚いの臭いのと言われるのは慣れているが、馬を悪く言われるのは許さんぞ。そういう時には相手をぶん殴るようにと台本に書いてある。
エオメル いや、そ、そういう意味ではなく、こういうまだら模様のはローハンでは見かけませぬので。何という種類です?
アラゴルン これはマスタングと言う。
エオメル は? 聞いたことがありませぬな。
アラゴルン 名はヒダルゴ。どうだ、可愛いであろう。
ヒダルゴ ヒヒヒヒン!
アラゴルン エオメル殿にしっぽを少し分けてやってもよいそうだ。
エオメル しかし、ヒダルゴ殿のしっぽは茶色いですからな。
ヒダルゴ ブヒヒヒヒヒン!!
アラゴルン 文句を言うなら分けてやらんそうだ。
エオメル いや、文句ではないのですが。
アラゴルン そのグワイヒアの羽だって茶色ではないか。あのお調子者の羽などつけていて、アホがうつったらどうする?
エオメル はぁ。
ヒダルゴ ヒヒヒヒン、ブヒヒヒン!
アラゴルン そんな格好ではインディアンの風上にもおけんそうだ。
   < 手早くヒダルゴのしっぽの毛を少し取ってエオメルの兜につけるアラゴルン >
アラゴルン これでよし。隣国の王はしっかりしてもらわないと困る。
エオメル お手数をおかけして忝ない。王はこれからどちらへ?
アラゴルン 砂漠でレースがあってな。また小汚いだのちゃんと口動かして話せだのと言われるのだ。
エオメル 出場なさるのですか? 王が?
アラゴルン 財政難なのだ。賞金を稼がねばならん。エオメル殿もデートで鼻の下を伸ばしてられるのも今のうちだぞ。では失礼する。それ!
   < ヒダルゴに乗ってダダダダダダダダ・・・・・と駆け去るアラゴルン >
エオメル エレスサール王! カウボーイハットをお忘れですぞぉ!! おーーい!!!
あぁ、行ってしまわれた。帽子がないとカッコつかないんじゃないのかなぁ。いや待てよ・・・これを被ってデートってのはどうだろう? ゴンドールの王の帽子ならアホがうつることはあるまい。我ながらグッドアイデアだな。よしよし。
   <こっそり様子を見に来たメリピピ、グワとハスフェル>
ピピン 何だい、ありゃ。変わった帽子だな。どうしたんだろ。
グワイヒア なぁんだ、せっかく羽あげたのに。
メリー バレたんじゃないのか? だから言わんこっちゃない。
ハスフェル あれはカウボーイハットですよ。
メリー へぇ、よく知ってるね。
ピピン カウボーイって何?
ハスフェル カウって牛のことです。
グワイヒア じゃ、何、ローハンは牛の国になっちゃうの?
ピピン それも何か変だなぁ。牛の司?
ハスフェル 西部劇でよく被ってるじゃないですか。カッコいいんですよ。
メリー でも何だかエオメルさまには似合わないよ。
ピピン そうだなぁ。大体、着てるものと合わないよな。
グワイヒア あんなんで大丈夫かねぇ。
   <先程のことは棚に上げてエオメルを心配する一同。 そこへ・・・>
ロシリエル こんにちは。
一同 ぎゃあぁぁぁっっ!!
ロシリエル ぎゃあ、って言うことないでしょ! 失礼な方たちね!
グワイヒア い、いや、その、び、びっくりしたから・・・
メリー あ〜心臓にわるい・・・
ピピン ロ、ロシリエルさま、これからエオメルと、いやエオメルさまとデートなんでしょう?
ロシリエル え? そんなの知らないわよ。私、これからエレスサール王のレースを見に行くんですもの。
   < 顔を見合わせる一同 >
ロシリエル あ、急がなくっちゃ。船が出るのよ。先頭でゴールする王のお姿、想像しただけでもうっとり・・・・ じゃ、皆さん、またね。
メリー ちょ、ちょっと、ロシリエルさま! あー、行っちゃった。
グワイヒア 連絡不行き届きってやつかな。
ハスフェル どっちかが日にちを勘違いしてるんでしょう。
グワイヒア 間違えてるのはエオメルだな。
   < うなずく一同 >
ピピン レースって何だろね。
ハスフェル 黒い馬と追っかけっこするレースがあるって聞きましたけど。
一同 黒! なぁずごぉぉぉぉぉ!!!
ハスフェル オーシャン・オブ・ファイヤーとかっていうんですよ。
ピピン へぇ、火の海? 僕も今月は財布のやりくりが火の海で・・・
メリー それを言うなら火の車だろ。お前、パイプ草の吸いすぎだぞ。長窪葉は高いんだから。
グワイヒア 火の車はサウロンだよ。
ハスフェル じゃ、何、モルドールは火の車でビンボーだったわけですか? ソフトクリームも買えないほど? さっきの美味しかったですぅ♪
メリー 指輪ビンボー火の車。ソフトクリームも買えないほど・・・
ハスフェル 気の毒ですねぇ。
ピピン じゃあ、バラド=ドゥアが崩れたのはビンボー揺すりのしすぎだったってわけ?
グワイヒア あ、エオメルも足ゆすってるよ。このまま待たせてたらますますひどくなるな。
ピピン ロシリエルどの、ロシリエルどの・・・・ゆさゆさゆさ・・・・帰ってもあのまんまかもねぇ。
ハスフェル それじゃエドラスも崩れちゃうんですか?困りますよ。何とかしてください。
ピピン どうする?
グワイヒア じゃあ、ここはひとつ、ロシリエルさまに化けた誰かを・・・
ピピン うわ、楽しそう・・・
メリー またそんなことを・・・・でも、た、楽しそうだな・・・・
ハスフェル あそこに女性がいますよ。
一同 ♪♪♪
    < しばらくして >
女性 エオメルさま♪
エオメル おぉ、ロシリエルどのか?! ベールなどかけてどうされた?
何やら声も・・・風邪でもひかれたのか? 
女性 うふ。心配してくださいますのね。
エオメル ぎゃあぁぁぁっっ!! よ、ヨーレスっっっ!!!
ヨーレス ヨシリエルとお呼びくださいましな。
エオメル そなた、こんなところで、もごもごもご・・・
ヨーレス あれま、エオメルさま、どこぞの王さまみたいにもごもごなさって、いけませんわね、ちゃんと口を動かしてハッキリ喋りなさった方がようございますよ、おや、それは我が王国の王さまの帽子じゃございませんか、そんなのかぶってるからもごもごがうつったんでしょう、わたしがいいお帽子を作ってさしあげましょう、その代わりといっちゃ何ですが、向こうの港の方に美味しいソフトクリーム屋が出来たそうでしてね、ご一緒にまいりましょうよ、ごちそうしてくださいまし、ほら、もごもごなさってないで、殿方はキリリとせねば、あぁそういえばロシリエルさまは火の車だか火の鳥だかを見に行かれたとかでいらっしゃらないそうですよ、火の鳥って曲、ご存じですか、エオメルさま、あれはほんとにドキドキいたしますねぇ、わたくし、この前バレエを観に行きましてね、そうその火の鳥ですよ、あれはまぁ大層なものですねぇ、あんまり素晴らしいものをロシリエルさまに見せてはいけませんね、若い女というものはちょっとでもカッコいい方にフラフラいたしますから、エオメルさま、フラレたらどうします?あ、そのときはこのヨシリエルがおそばにいて差し上げますからご安心なさい、あれま、まだもごもご言ってらっしゃいますの・・・・・

し〜ぃらないっと。

すいません、長くなりました。(^^;;)

えーと、エオメルの兜のひらひらは、馬のしっぽをつけてるわけだよ。本に書いてあるでしょ。白いしっぽ。

ちなみに瀬田訳では、アラゴルンたちと会ったところでは「兜」ですが、ペレンノールの突撃シーンでは「冑」でした。どっちも原文ではhelm。で、どちらにも白いひらひらはちゃんと描かれている。
跡継ぎの甥っ子はやっぱ目立たないとね。

で、ハスフェルは、原作ではdark grayのお馬さん。しっぽだけ白ってのはまずなかろう。ダークグレイじゃ前のみたいに目立ちたがりの白のひらひらにはならない。
映画のハスフェルは、茶色で、しっぽも茶だった。ちょっと黒っぽかったシーンもあったけど。やっぱり前のみたいにならない。

ってことで、答えは、
「エオメルの兜には白い馬のしっぽがついていて、ハスフェルは原作ではダークグレイ、映画では茶色で、白いお馬さんじゃないからエオメルの兜には使えない」
ってことでした。

アンドゥリルさまの回答メールより↓ あんまり笑えたので引用。(^o^)
もともとエオメルの冑からは「前立代わりに白い馬の尻尾がなびいていました。」
ハスフェルは「大きな黒っぽい灰色の馬でした。」
ハスフェルの尻尾をつけてロシリエルとのデートへ行きました。
「どぶでも泳いできたの?尻尾が灰色に汚れてるじゃない。」といわれ、エオメルはふられました。
なんてことになってしまうからです。
どぶ・・・可哀相なエオメル・・・・(爆)

映画のエオメルもちゃんと白いひらひらつけてたでしょ。ひらひらっていうよりバサバサしてたけど。

エオメルのひらひらは金色とかって書いてた人もいましたが、金髪なのはエオメルでした。
答え○にしたのは、元々は白、ハスフェルのはグレイか茶っていうのが書かれていた人です。
間違えた人はこの次またがんばってね。

あ、ヒダルゴって何のことか知らない人は、アラゴルン役のヴィゴ・モーテンセン主演のオーシャン・オブ・ファイヤーを観よう。 はせおりまくる素晴らしい映画です。(^^) あ、はせおるという動詞の解説はまだ出来てません。(^^;)


まー、何にしても、エオメルのひらひらは、白。

新しい白いひらひらつけたら、時々洗ってトリートメントして毎日ちゃんと梳かしてサラサラにしていただきたいですな。


お馬さんの色の話は理解度アップコースにあります。見に行ってね。左のフレームのだいぶ下。



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