さて、どのくらい前だったか。

では、ずずずずぃぃぃ〜〜〜っと、遡りつつ、考えてみよう。

第三紀は3021年まで、第二紀は3441年ある。この時期は、何年に何があったか、追補編に事細かに書いてある。だから悩まなくて済む。よかった。


そしてその前、太陽の第一紀は、ハッキリしない。でも、500年以上あったのは確実。エアレンディルが生まれたのは第一紀503年だからね。
第一紀のその後は、何年とか詳しいことはほとんど書かれてない。解釈する人によって年数は違うのさ。
草稿集をめくると、書かれた時期によっていろいろある。

SMに載っている最も初期のものでは、最後の戦いは第一紀250年目で、戦いは50年続いた、とある。そんなに長くやってたのかとも思うけど、あれだけのハチャメチャな戦争が50年で終わったんなら、早いとも言える。

LRにある年代記では、最後の戦いは350年に始まり、いろいろ片づいたのが397年。そして、クリストファさんが、後の原稿に合うように直した年がついていて、それに拠れば最後の戦いは550年開始で597年終了。

WJでは年代がいろいろと考察され、550年開始597年終了は同じで、エルフや人間たちが船出して第一紀が終わったのは600年となっている。
じゃ、600年ってことで。 エアレンディルの年とも合うし。




そしてその前、二本の木の時代の後半の星々の時代はというと、これもHoMEに載っている。結構詳しく書いてある。

4巻のSMに拠れば、
ヴァルダさまが星をお作りになったのがヴァラ年の2000年。ヴァラ年というのは、太陽年の10倍で、だからアルダが出来てここまで20000年。うわ。
そして、ここでエルフが現れる。ちなみにこの時の星はヘルルインじゃなくてヴァラールの鎌だった。

太陽と月が現れたのはヴァラ年の3000年。星から太陽まで、1000年。
1000年を普通に数えると10000年。いちまんねん!!
その後は普通に太陽年で数える。

5巻、LRになると、あーだこーだと設定が変わり、太陽が出てきたのは同じ3000年だけど、星が輝いたのは1900年で、エルフが現れたのは1950年。
じゃあ太陽まで1050年あるから、普通の数え方だと10500年。いちまんとんでごひゃくねん!!

じゃあ間をとって、10250年にしよう。よし。


ところが、これで終われば楽なのに、このヴァラ年と太陽年の換算については、MRにも載っていて、計算がややこしくなる。
せっかく「ヴァラ年とは太陽年の10倍」というわかりやすい計算だったのに、9.58などという数字が出てきて、暗算が苦手というより全く出来ない鷲は、電卓のお世話にならねばならない。
しかし年代記としては、より詳しくなっている。そして星々の時代の長さはかなり短くなる。

ヴァラ年は太陽年の9.58倍!

どこからこの数字が出るかというと、トールキンはヴァラ年を書いた後に嬉しそうに太陽年を書いていて、例えばヴァラールがアルダに来たのは太陽が出来る5000年前で、それはforty-seven thousands and nine hundred and one of our yearsである、とか、二本の木の時代は1495年続いて、それはfourteen thousand of our years and three hundred and twenty-two だとかで、それを計算すると9.58になるの。

5000×9.58は47900なんだけどさ。47901の場合は9.5802ね。

でもトールキンが並べている他の数字、
二本の木は3500年に出来て、それは我々の数え方だと33530年で、
その後、二本の木の時代は1495年続いてそれは14322年で、
っていうのでは、ちゃんと 9.58になる。

クリストファさんはこの点についてもいろいろ計算している。それに拠れば、1日の長さなどなどから計算して詳しく言うと9.582になるけど、それだと5000年は47910年になると書いている。
この親子は細かすぎる。(爆)

ここでは、トールキンがわざわざ書いてくれているforty-seven thousands and nine hundred and oneにしておきます。

じゃあ、MRの年代記、初めから順を追って、関係するところを簡単にまとめてみよう。カッコの中は、普通の太陽年。

1 ヴァラールが登場! 月と太陽が出来る5000年前。普通に言えば47901年前。
3500
(33530)
途中は飛ばそう。テルペリオンとラウレリン、二本の木が登場!
MRの年代記では、ここをまた新しく元年として、新たに年を数えている。
ここでは、わかりやすく3500に足して続けます。
4500
(43110)
3500から1000年目、ヴァルダさま、テルペリオンの光を集めて星の製造にいそしむ。
4550
(43589)
3500から1050年目、ヴァラキアカが出来て、エルフが目覚める。
4995
(47852)
1495年、モルゴスとウンゴリアントのあほたれが、二本の木を枯らす。
5000
(47901)
ノルドールが移動したりいろいろあって、そして1500年目の5000年、月と太陽が華々しく登場!

ということで、47901−43589で、太陽の第一紀が始まる4312年前にエルフ登場!となります。

でもねー、1万年以上あった方がロマンチックだけどさ。 まーいっか。せっかく計算したからこれでいこう。
それにヴァラキアカじゃなくてヘルルインなんだけどさ。それは後で変更になったわけで、年代は同じとしよう。



で、一応アトランティス云々ということから第三紀末はBC6500くらい?としたから、21世紀初頭から見ると8500年くらい前。

はい、ではずーーーーっと足し算しますよ〜、いいですか?

4312 + 600 + 3441 + 3021 + 8500 = 19874年!!

指輪物語事典は、歴史を簡潔にまとめてあって、わかりやすい。この本では星々の時代は1万年で、第一紀は601年になっている。その数字で計算すると、25563になる。この本では、ヴァラ年は太陽年の10倍。
これは出版されたのが9.58のMRが出るより前で、だから、その頃既に出ていたHoMEを基にしてあるんだね。
MRが出た後だったら、年代の説明のところは、きっともっとややこしくなってたことでしょう。

26000年弱、ってことであれば、歳差が丁度一回りして、大体今と同じところにくるから、なかなかいい展開だったんだけど。

もしそうなら、それはそれですごい。エルフたちが目覚めて、それからいろいろありすぎる程にいろいろあって、エルフは去り、人間の世になり、その間、歳差運動はちょっとずつ進み、そしてぐるりと一周りした。
今はその昔エルフが現れたときとほぼ同じ位置で、大体同じ感じに見える。北極星も今と同じ。(^_^)v
当時は太陽も月もなくて、地球は今の地球と形状が違ったことになってるけど、歳差もあったとして、一周完了!

あー、一周したんだなぁ・・・・!! はい、皆さんも感慨にふけってください。

しかしここでは、MRを基にするので、19874年、大体19900年前ということで行きます。
だから北極星は、アルデラミンの近く辺りになる。あんまり大きな星ないんだよね。天の北極の周りを白鳥がくるくる回る感じになります。
そんなこと言われてもわかんない、って人は、左のフレームの「北極星」のところで場所確認してください。AD8000って書いてあるところくらい。




ではいよいよ