ハオルチアの花芽が出揃う季節になりました〜
3年ほど前から交配してタネを採って植えています
今回はその交配の様子をご紹介( ̄▽ ̄) ニヤ

土日にしかサボタニの作業が出来ない私ですが
この交配作業は出来る限り時間を取りたいので
こうやって株を室内に持ち込んで日当たり良く管理して
交配に臨みます(^_^)v 朝出勤前、夕方仕事帰り いつでも時間を見つけて交配作業〜(o^∇^o)ノ

 

交配する株を決めます
何と何の交配なのかわかるようにしておきます
画像は【艶ピグマエア】と【ピグマエア】です
さぁ〜 この窓!!どちらの血を受け継ぐタネができるでしょ〜(笑)

    

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まずは方法@
花びらをピンセットで丁寧にむしりとります
真ん中の肥大している部分が雌しべ 周りを取り囲むようにして
少し長く先に花粉をつけているのが雄しべです

  

  

交配相手の花びらも取り除いて 雄しべにそーっとピンセットで触れてみます
ピンセットに花粉が少し付いてくるようだったら 交配のチャンス☆ 雄しべをそーっとピンセットでつまんで持ちます
手がプルプルします(笑) 

  

 

つまみ持った雄しべを交配する雌しべの先にちょんちょんっと付けます
雄しべが熟して(?)花粉を出すようになってから1〜3日後が
雌しべが熟して交配可能になる時期のようです

  

受粉してから1週間後にはサヤが膨らんで
タネが出来ていることが確認できます
さぁ〜て何粒入っているでしょ〜( ̄皿 ̄)うしししし♪

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方法A これは釣り糸(テグス)を使う方法で
最近ニク友に教えてもらったものです
花びらを取り去る必要がないので間違えて花を落としてしまったりする心配がないです。

テグスを用意します。 布などで少しこすって静電気を発生させます。
魚釣り用・ビーズ手芸用どちらでも良いです。
100円均一で売っていますし 釣りやビーズが好きなヒトから
5センチだけ分けてもらっても十分使えます(^_^)v

  

 

交配♂の花にそーっとテグスを差し込みます
上の花びらを取り去った画像でわかるように花粉は雄しべの上部に付いているので
奥まで差し込むのではなく少し見えている花粉をテグスに静電気で付けるイメージです。


そーっと抜くとテグスの先に花粉が沢山付いているのがわかります(^▽^)↓

  

 

今度は♀株に花粉の付いたテグスを差し込みます
やはりこちらも奥まで差し込むのではなく
雄しべの先端から少し奥側をイメージしてやさしくちょんちょんっと
つけるカンジで…
ピンボケゴメンナサイ(>_<)


誤って奥までテグスを差し込むと花の蜜がテグスについてしまい受粉作業が困難になりますので
その際はテグスを水洗いして乾かし、再度静電気を発生させて再チャレンジです

 

Aの方法で受粉するとこのようにタネのサヤが帽子をかぶりますよッ♪
雌しべが見えない状態での交配なので本当に花粉が雌しべに届いているか不安になります(笑)が
このようにちゃんと結実してくれます

   

 

テグス方法で実生した苗でやく1年経ったものです
こうやって自分でタネをとって蒔くってのもなかなか良いですよ(^▽^)

  

方法@だと雄しべを取って交配するの面倒…
方法Aだと雌しべが見えなくて交配できてるのかナゾ
ちゅうことで最近は花びらを適当に取り去って交配はテグスでやる
なんてこともやっています♪

※注意※
紹介している栽培方法は環境等によって適切では無い場合があります