11月23日 演劇ワークショップ

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加 納 朋 之 氏 演劇WS #3

講師: 加 納 朋 之 氏 & 佐 藤 尚 子 氏

昼の部: 13:00〜17:30 (参加者14名)
夜の部: 18:30〜22:30 (参加者26名)

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昼の部

今日は勤労感謝の日で休日です。

まず準備体操。恒例になったはしご登りからです。 手を思い切り伸ばして、体をつりあげる動作を繰り返します。 次に2人組になって、これも恒例の背中のせ伸ばし。
(8月31日のワークショップ報告を見てね)

次は体を緊張したりリラックスしたりする訓練です。 2人組の一人が床に寝ます。講師の合図で数回、全身を緊張させます。 筋肉をこちこちにした後、今度はリラックスして筋肉をふにゃふにゃにします。 もう一人の人がふにゃふにゃになっているか腕をゆすったり、足を持ち上げてゆすったり(金魚運動)して確かめます。 それから恒例の3分マッサージです。

リーダーは佐藤尚子さんのマッサージをしました。なんとうれしそうな満足の笑顔でした。 マッサージする方もされる方も気持ちいいですねぇ!

心身が目覚めてきたところでゲームに移ります。

【1】好きな食べ物はなあにゲーム

自分の好きな食べ物を発表します。全員丸くなってすわります。 まっすぐ歩いて行って目の前の人の好きな食べ物を言います。 言われた人は交替に立って次の誰かのところに行きます。 繰り返すうちにその場にいた全部の人の好物が覚えられてしまいました。 「すあま」が好きな女子高生もいるんですよね、びっくり!

【2】【1】の進化バージョン

好物に続けて自分のニックネームをつけます。 例えば「とりのからあげトシオ」「ハンバーグあきちゃん」みたいになります。 終わった頃は、全員のニックネームも覚えられました。

【3】他己紹介

2人組になります。10分間、お互いに取材をします。組になった相方のことを紹介します。 さらに相方はどんな役が似合うかの考えもいいます。
かよこさんに「可憐な少女役」を…いいと思うんですけど…本人にはとても受けました。

【4】気配を感じて歩く

ws061123 講師からの指令です。 「この場の人たちみんなで歩きます。静止の状態から動き出しだんだん速くなり、 これ以上速くならない状態からまたゆっくりになり、静止します。 決して自分から動き出してはいけません。周りの人の気配や動きを感じとって、動いてください」。
最初の一歩が難しくて、なかなか動きだせませんでした。 加納さんには10分くらいでと言われたのに全員30分も歩き回ってしまいました。 一人一人の歩き方のくせとかも覚えてしまいました。
気配を感じとるということの意味がよくわかりました。

【5】声かけ

広い小ホールの奥深く、中程の左右、手前の4箇所にいすを置きます。 いすには一人ずつ後ろ向きに座ってもらいます。演技者は4人の背後から声をかけます。
「すいません」「あのー、こんにちは」「おはようございます」。 演技者の声がうまくねらった椅子に座った人にかかると、椅子の人が振り返ります。 声をかける人、椅子にすわって、自分に声がかかったかを感じ取る人を交替にやります。
声がうまくかかるという意味が実感としてわかりました。大きすぎる声は上を通り過ぎてしまいます。

【6】台本を使った本読み

ws061123 お話作りです。(11月16日WS参考)今日はこんなお話ができあがりました。 「少年は少女Aが好きでした。でもなかなか告白が出来ません。実は少女Aも少年が好きでした。 少年はやっと少女Aと二人きりになるチャンスをつくりました。 いよいよ告白かというときに、少女B登場。少女Bはことごとく二人の邪魔をします。 実は少女Bも少年が好きだったのです。Aを慕って、Aの家の窓の下を彷徨う少年をBは責めます。 さて、いきなりキャバクラにとび、話は大転換しますが、ついに少年はAに告白することができたのでした。 15年後、食卓を囲んでビールで晩酌する二人、それは少年と少女Aでした。青春の日々をなつかしみながら、 これからも愛を誓う二人の姿がありました。チャン、チャン!今回はハッピーエンドでした。

次に台本読みですが、せりふの中の「昔あるところに…」という話しをつくる部分は即興でせりふを考えていいます。

話しを作っている時、みんな演技ではなく、真剣に考えていました。 せりふも同じように言えるといいのだと講師に言われました。

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夜の部

今日は一日演劇三昧です。夜だけ参加の方たちも加わりスタートしました。

【1】タコ8ゲーム

丸くなってすわります。順番に1から番号を言っていきます。 右手を左肩に添えると左に、左手を右肩に添えると右に進行します。 4の人は手だけで、数字を言いません。 8の人は8と言わずに「タコハチ」と言って、シェーのポーズをします。上の手が指した方に進みます。

加納さんがものすごく速くてびっくりです。「4」ついつられて言ってしまいます。

【2】私は誰でしょう

ws061123 講師からの指令「自分の恥ずかしいことや自慢したいことなど書きなさい」。 ゲームの始まりです。3つのいすに一人ずつすわり、紙に書いた中から1つだけ発表されます。 こんな風に…「私はパンツ一つでホテルからロックアウトされたことがあります」。 書いた人は本当のことしか言えません。残り2人は本当そうな嘘をつきます。 周りの人がいろいろな質問をして、本当の人を当てるゲームです。

当てる喜びとだます喜び、どちらもとてもおもしろいです。

【3】台本読み

昼の部と同じ台本を使います。今度はいすを場面設定に合うように置きます。指名された人が演じます。

場面が設定されると誰と誰が対立しているかなど構図がすごくわかりやすくなりました。

長いようなあっという間のような一日が終わりました。 楽しみながらいつのまにか、お互いの理解が深まりました。 演劇に必要な「気配や場面、相手の動きを感じ取る」こともわかってきました。 私は詰め込みすぎて少しこぼれてしまったかも…不十分な記録でごめんなさい。 では、皆さん、お疲れさまでした。

《ウッチー》

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3人のうちホンモノは誰だゲームで、私はニセ者役でした。
「パンツ一つでホテルの部屋から締め出されたことがある」人のグループでした。(この種のテーマは結構得意だ)
騙す側としては、いかにも本当であるようなウソを言わなければなりません。
与えられた数秒間で本当にありそうな状況設定を作り上げ、質問に臨みます。 投げかけられた質問には、いかに自然に「本当のことを話す人」になれるかを念頭に、 具体的な固有名詞などを混ぜつつ丁寧にお答えしてみました。
ところで、回答者側から質問者側を見ていると、いろんな反応が感じ取れます。 始めは半信半疑だった人たちが、だんだんと確信顔になって行く様子が面白いですね。
それと同時に、回答者のうちホンモノはどちらの人かと、自分自身が回答者でありながら推理していました。 私の推理は外れましたが、私に騙された方々、ありがとう。
《がんちゃん》


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