スピニングリール その2


シマノ アルテグラ

(これがしかたなしに買った?)96年の購入です。

トーナメントでは、ロッドのセットを複数用意します。状況に合わせた

ロッドの使い分けやルアー付け替えの手間を省く為です。

私の場合、持ち替えた時の操作のフィーリングを損なわないよう

トーナメント用リールは、同じもので統一して複数用意します。

まず2台買って、問題なさそうだったのでさらに2台追加しました。

私は
80年代にこのクラスで、気に入ったスピニングリールを見つける

ことが出来ませんでした。重くてメカメカしいデザイン、逆転ストッパーや

ワンタッチ式ハンドルがガタガタで、それにでっかいハンドルノブ。

バンタム100とBMも
その後モデルは、なにやらあやしげな物になって行きました。

いずれも90年代になると洗練されてきましたが。

しかし4台も持っていたのに、なんとも印象の薄いリールです。よく覚えていません。

写真は河口湖のプラクティスで釣ったニジマスです。

私にとって初めての糸よれ防止ローラー付きリールです。

これも購入の動機です。これが付いてないとダメだと思っていました。

しかし使っていると糸はよれてきます。今はおまじない程度に考えています。

写真のスプール、極端な逆テーバー巻きにしてます。

下巻きで調整したのか、ワッシャーでやったのか覚えてませんが、

きっとダイワのABSが欲しかったんだろうな。


ダイワ TD-S2500iA (295g 4.8:1 71cm 6BB 4lb-140m)

やっぱり買っちゃってます。98年ごろの購入です。もっと安いものでも

充分な性能があったと思います。購入理由は「うーん美しい」

見た目で決めちゃっています。しかし大口径スプールは良いですね。

巻き癖がつきにくくラインスラッグが扱いやすい。

ドラックもたいへんすぐれています。3〜5lbを使う私の場合、スピニングの

ドラッグ性能は重要です。滑り出しからなめらかで微調整もききます。


ベールワイヤーは、ぐにゃぐにゃになっています。わたしが薄いプラノのボックスに

無理やり収納するのが原因ですが、ベールアームもボートの衝撃なのかひん曲がっています。

これでは本来の性能が出ていないと思いますが、もう原型がよくわからなくなっています。

「だったら頑丈な、カーディナル33で良いのでは」

カーディナル33でも、ミノーやスプーンを使ったラインテンションをかけた釣りの

場合は問題ありません。気になるのはノイジーなストッパーぐらいのものです。

現在のバスフィッシングでは軽いリグを多用します。この場合、少々問題があります。

初心者に軽いダウンショットをやってもらうと、タックルや釣り方が同じでも

ライントラブルが続出します。リトリーブ中もラインにたるみが出る釣り方ですから、

ヨレの為にスプールやガイドまわりにラインのループができます。さっとつまんで

ほどいてベールを倒してラインをロックします。同じにロッドをあおってテンションを

かけて巻いたりします。宿命的なヨレをだましだまし使うわけです。

これがカーディナル33ではローターが回転しますからやりにくいのです。

これはカーディナルがダメだとかいう問題ではありません。こういう釣りに向いていないのです。

ABSはスプールいっぱいまでラインを巻けます。ラインの放出性もよさそうです。

それでいて逆テーパースプールはトラブルは少ないのです。
最低4台は欲しかったのですが、

2台でがまんです。2万円以上しました。私には高すぎるスピニングリールです。

このリールちょっと重めなので、より軽い上位機種は魅力的ですが

上位機種は4万〜6万円もします。スピニングリールは構造上、ラインの

放出性能は高くても安くても変わりませんからね。もっと安いもので充分です。

今時のスピニングリールは高すぎます。と言いつつ雑誌を見ていたら

セルテートが「うーんかっこいい」これこれ。



ダイワ EMBLEM-X3500iA  (400g 4.9:1 81cm 4BB NO4-200m)

主にジギング用に98年ごろの購入です。購入価格1万ちょっとの廉価版のエンブレムですが

カタログとにらめっこして買った記憶があります。上位のZと同じ重量でサイズ下の#3000より

軽かった(ボディが共用)この当時、乗合船でごいっしょになる方々は、より大物を求めて

スピードやパワーに勝るハイスペックな最新大型リールの花盛りでした。

私の友人たちもステラの#16000やらダイワやリョービの巨大重い高いリールを次々に購入です


わたしは腕力がなく手が小さいのでこの流行に逆らい、小型のリールを選択しました。


元々ジギング用にデザインされたリールではないと思いますが、問題なく使用できました。

ところで、このころからジギングでも複数のタックルを持込むようになりましたが、

友人達のあの巨大リールはと言いますと、「あれぇ」ここ一番用なのかあまり出番がありません。

結局一番使ってるのも一番釣ってるの予備で持ってきたと思われる安価小型リール、

ちょっと毛色は違いますが、旧型のでっかいペン持込みの強者も釣っているのは4500SS。

なんやそれ、私の選択は間違っていなかったようです。

スプールいっぱいまで巻けてしかもトラブルの少ないABSスプールです。

(写真はかなり使用しているの減っています。もっと巻けます)

ラインは必ずいっぱいまで巻きましょう。スペックで巻取り長さ○○cmとかには

こだわっていても、ことラインの量になると無頓着な方が多いのには驚かされます。

7分や8分巻ではカタログ通りの性能は出ていません。それならより軽く扱いやすい

ワンランクサイズ下のリールでもよいわけです。バス用リールでも同じです。ベイトでも

スピニングでもきっちり巻いてないと飛びません。最新ぶっ飛び宣伝リールにあれこれ

うんちく語られても、ラインをちゃんと巻いてない方を見ると呆れるより怒りさえ覚えます。



アブ カーディナルCー602 (215g 5.1:1 BB4 0.25mm-100m)

04年の購入です。ひさしぶりに買う気になったリールです。

トーナメントもやめちゃったしリールもたくさん要らないのですが、

初心者づれが多くなってTD−S、2台では不自由になりました。

さっきスピニングが高すぎると言いましたが、これ量販店で、3580円でした。

これは特売ですが、それでなくても4千円台です。そこまで安くしなくてもと思う

どこかのハンバーガーと同じです。



今の売れ筋リールの1/10程度の値段ですから、性能もそれなりかとゆえば

そんなことはありません。軽くて投げても巻いても立派なものです。

ワンタッチ式でないハンドル、使いやすいセンタードラッグも気に入っています。

これで大口径スプールだったらなゆうことなしだったのになぁ。

ところでこのリール、貸出すことが多いのですが、初心者はラインスラッグを

出してしまいます。するとドラッグ回りにラインが絡んだりします。

さらにインスプールみたいにスプール軸に巻き込む方までいらっしゃいますね。

これもカーディナルの伝統?


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