ウィード

カボンバ(フサジュンサイ)

よく耳にする金魚藻ってどれが金魚藻なのでしょうか

金魚藻とよばれるものには、カボンバ、バイカモ、ホザキノフサモ、

マツモなどがあります。カナダモもそう呼んだりします。

「水質のよいきれいな金魚藻のあるところで・・・・」とよく言われますが

このカボンバきれいな緑色に似合わず相当汚れた水域にも生育しています。

琵琶湖では本湖には少なく東岸の農業水路あたりからたくさん流れてきます。

きれいなウィード=水質が良い、なんてことはありません。
マツモ

このマツモも相当汚れた水域でも生育しています。

バザーの言う、水質が良いとはクリアーかマッディーか単ににごりを
指すようです。BODやCODがどうのって気にしているバザーなど
聴いたことありません。

にごりといえば、わたしは下物を得意としています。下物は雨後
強烈なにごりになることがしばしばあります。

多くの方はこのにごりを嫌遠されますからこんな日は貸切です
トーナメントで人とのバッテイングが苦手なわたしはにごり歓迎派。


ホザキノフサモ

「冬に青々としたウィードがあるのは暖かい湧き水があるからだ」
とある有名プロのありがたいお言葉です。

べつに冬にすべてのウィードが枯れてしまうわけではありません。
このホザキノフサモは、冬に湧き水がなくても緑色に生育しています。

夏場T字型にのびたパッチのシェード狙いなどがありますが
柔らかくてまとわりやすいのでわたしは好んで釣りません。

冬に殖芽(種みたいなもの)を残して枯れてしまうフサモに対して、殖芽を
残さないホザキノフサモは、野池などで冬に水を抜かれると育つことが
出来ないそうです。水抜き有無の参考になるかもしれませんが両者の
区別は空中葉ぐらいで困難です。
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コカナダモ

琵琶湖の代表的なウィードでしょうか。沖に向かってダラダラ生える
ホザキノフサモに対してコカナダモは、比較的はっきりとしたエッジを作ります。

コカナダモは在来種ではありません。バスと同じく北米産です。
この他にもオオフサモ、オオカナダモ、カボンバ、ホテイアオイなど
たくさんの帰化水草が存在します。

日本のカナダモはなぜか雄株しかありません、受粉してふやせないので
ちぎれてふえていきます。
バイブレーションを投げているとたくさんのウィード切ってしまうのですが
実はふやしていることになるのでしょうか。
オオカナダモ

コカナダモがアウトサイドならこいつはインサイド代表です。

岸辺の水のよどんだところに繁茂して、ウィードジャングルを形成します。

コカナダモとの見分け方は、普通葉の数がコカダモは3枚

オオカナダモは4枚です
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クロモ

カナダモに似ていますが葉端のギザギザで区別します。

クロモは在来種です。

帰化水草のカナダモに圧倒されています。

負けずにたくさん生えている場所にでくわすことがあります。

センニンモ

仙人が住むような綺麗なところに生えていると

言うのが名前の由来らしいですが、別にどこにでも生えています。

南湖で5mを超える深さで生えているのはこいつです。


エビモ

南湖では西岸に比較的多く見られますが、年によってたいへんバラツキます

生え始めから注意していると、必ず流れ込みとセットになっていることがわかります。
沖に独立して生えていたりして、結構秘密のポイントになったりします。
適度な硬さでさばきやすく、釣りやすいウィードです。

止水域では、夏に枯れるウィードです。南湖では6月ぐらいだと思います。
なのに、相変わらずトーナメンターのウイニングパターンに一年中登場し
又その年には生えていないようなエリアでも登場します。
ササバモ

ないはずのエビモに繰り返されるウイニングパターンの謎
おそらく原因はこいつです。
(トーナメンター各位、名前ぐらいちゃんと覚えよう)

南湖には夏にも枯れないオオササエビモも生えていますが少ないです。

ササバモは、県によっては絶滅危惧品種になっていたりします。
水質悪化が原因だそうですが、南湖でわたしが見る限りでは、水通しの良い場所に
生えているエビモとは対照的に、農業・生活廃水の多そうな東岸・西岸の湾奥に
多いように思います。

葉が硬くて草みたいです。そうこいつは陸上でも育つんです。

ヨシ・マコモ

こちらはウィードではありません。通称アシです。

岸よりで背が高いのがヨシ、手前で背が低いのがマコモです。

あと冬に枯れないのがセイタカヨシです。砂地に多いのがツルヨシ。

生えている場所は、セイタカヨシは陸上、ヨシ・ツルヨシは陸上か水中、

マコモは水中です。急激な水の増減の時、参考になります。

ツルヨシは、横にはう茎が砂や泥より飛び出していますのでよくひっかかります。

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