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                                       絵と文茂木和義 Vol,]

冬の枯れ枝を鳴らす北風や、夏の湧き上がる雲の下で
駆け回って遊んだ小さい頃の思い出を、僕も持っています。
そして時々、その思い出の中で今の僕が生きている事に
気づく時があります。
それは、冷房の効いた建物の中からおもてへ出たとき
いきなり襲ってくる陽光のまぶしさや、耳に突き刺さる蝉の声であったり
街路樹の落ち葉の上を歩くときの、
秋が壊れていく音や乾いた冬の始まりのにおいだったり、
そんなものが不意に僕を思い出の中へ
引き込んでいくのです
絵を描いている時もまた僕はその思い出の中にいます
ここでは、鳥の声も吹いてくる風も全部
あの頃のままです。

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