PUZZLE 21 地球
1メートルの長さは、元々は地球の大きさを基に決められていた。
メートル法はフランス革命後の1790年のフランス議会で議決されたことに端を発するが、
その際、フランスのダンケルクからスペインのバルセロナまでの土地を実際に測量して、
そこから地球の「子午線」の長さを計算し、「北極」と「赤道」間の距離の
1千万分の1の長さを1mとしました。
これを基に、約100年後の1879年に白金90%、イリジウム10%の合金で
「メートル原器」が作られ、パリの度量衡万国中央局に保管されています。
日本では、同じ型の副原器が経済産業省中央度量衡検定所に保管されています。
しかし、その更に約100年後、最新技術で子午線を計測しなおしたところ、原器の長さが
「北極から赤道までの距離の1千万分の1の長さ」より短かった事が判明し、またさらに
膨張などの影響で原器自体が1万分の1ミリの変化を起こしている事も判明した。
そこで、メートル原器に代わる安定した「1メートル」の基準を制定することとなり、
現在では1メートルの定義は『1秒の2億9979万2458分の1の時間に、光が真空を
進む距離』となっている。
次に、では、子午線とは?
昔の中国では、方角を干支(えと)の十二支で表していました。
日本でも、時代劇などで、辰巳の方角なんて言っていますよね。
真北の方角が「子」、真南の方角が「午」となり、「子午線」とは真北と真南を結んだ線
の意味です。普通、「子午線」といえば「地球の子午線」のことを指し、北極と南極を結ぶ線
のことです。別の呼び方では「経線」と言います。地球儀上で、経度を表す縦線です。
では、ここで地球の大きさにちなんだパズルを。
地球には山あり海ありで、厳密には凸凹がありますが、真球として考えましょう。
赤道上にぐるっとロープを巻き付けたとします。(上の文からの流れでは、子午線の
回りに巻き付けたとすべきでしょうが、イメージが湧きにくいので)
そのロープの長さを10メートルだけ長くして、ループを作ります。
地球とロープの距離を均等にすると、地表との間に少しは隙間が出来ますね。
その隙間の大きさはどのくらいでしょうか。

(1)蟻ですら通れない大きさ。
(2)赤ん坊が這えば通れるくらい。
(3)子どもなら立って通れるかも。
(4)大人でも立って通れるよ。
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