第3回 コリアンダー・ギー・ライス ハマるとクセになる食材の代表、香菜を炊いたご飯にミックスして、手軽でおいしい南インド流の混ぜご飯をつくってみよう。 |
コリアンダー・ギー・ライス 材料(2人分) 米1.5合(インディカ米がベター)、塩 小さじ1/2、ギー 大さじ2(なければ同量よりやや少なめのバターで代用)、サラダ油 大さじ1/2(ギーを使用する場合は不要)、香菜のみじん切り 大さじ山盛り1〜2(お好みで加減) 《ホール・スパイス》 クミン・シード 小さじ1、ブラック・ペパー 小さじ1/2 |
下準備 @米はといだら、ふつうに炊飯する。 Aブラック・ペパーは軽く空炒りしてから、スパイス・ミルや乳鉢などで粗くつぶしておく。辛みよりも香りを生かしたいので、いわゆる粗挽きよりもさらに粗いくらいがいい。 |
調理 @中華鍋か大きめのフライパンを用意したら、ギーあるいはサラダ油とバターを加え、中火でギーやバターを溶かす。サラダ油とバターをいっしょに使うのはこげつき防止のためだ。 Aバターやギーが溶けたら、クミン・シードを入れ、しばらく加熱する。 Bクミン・シードの色が濃く変化していい香りがしてきたら、ごく弱火にし、ご飯と塩、ブラック・ペパーを加えてよくミックスする。チャーハンのように炒める必要はない。むしろ、まったく火を止めてもいいくらいだ。とにかく、ご飯にクミン・シードやギー、バターをまんべんなく混ぜ合わせよう。 C全体をよくミックスしたら、フライパンや中華鍋を火から降ろし、さらに香菜を加えてよくあえる。このとき、お好みでさらにギーやバターを加えてもよい。 Dご飯全体にすべての材料がまんべんなくミックスできればできあがりだ。塩加減をもう一度チェックしよう。 |
おいしくするコツ ・あらゆるカレーと相性がいいライスだ。クミン・シード、ブラック・ペパー、、ギーやバター、香菜の量は適宜増減しよう。 ・炒めるのではなく、あくまで混ぜるご飯である。だから、ギーやクミン・シード、ブラック・ペパーを混ぜるところから火を切ってもかまわない。 ・とくに香菜をミックスするときは必ず火を止めること。香菜に火が入ると退色が早まるし、フレッシュな風味も飛びやすい。さらには、香菜を混ぜたら、なるべく早く食べることだ。 ・残念ながら、チャーハンのように冷ご飯を活用することはできない。必ず、まだ温かさのあるご飯で調理しよう。 ・香菜の手に入らない方は、なしのままでもかまわない。この場合、ギー・ライスという料理になる。 |
トップページへ戻る