シェフズ・スペシャル
カレー伝道師特製オリジナル・レシピ

第21回 インドのオムレツ


 北インドの安宿の朝食で小さなトーストやポットのチャイといっしょに、あるいは鉄道駅の構内やプラットホームでやはり小さなトーストにはさんで供されるインドの薄焼きオムレツ。
「ああ、懐かしいな」
 想いにふける方も少なくないだろう。
 
 慣れればそれほど難しくないメニューで、日本でも容易に本場の味を楽しめる。
 現地っぽくしたい方は、思い切ってオイルをたっぷり使い、揚げるようにして焼くこと(ヘルシー志向の方はまねしないように)。
 朝ご飯の他、お弁当のおかず、もう1品のお助けアイテム、酒の肴などとしても重宝だ。
 ぜひお試しいただきたい。
 

《レシピ》インドのマサラ・オムレツ


材料(1人分) 全卵1ヶ、シシトウ1〜2本(あれば青唐辛子を使おう。ピーマンのみじん切りでも可)、トマトのみじん切り 大さじ1、自然塩 適宜(多めのひとつまみ程度)、香菜のみじん切り 小さじ1、サラダ油 大さじ1〜2
パウダー・スパイス 粗挽きのブラック・ペパー 適宜
【下ごしらえと調理】
@シシトウあるいは青唐辛子は小口切りにしておく。
A卵をボールに割りほぐしたら、オイル以外のすべての材料を加えて軽く混ぜる。
Bフライパンを熱く熱し、油を入れたらオムレツの種を流し入れ、薄めの円形に広げる。
C弱火の中火で、片面を軟らかに焼いたらひっくり返し、もう片面を好みの加減に仕上げればできあがりだ。
【おいしさのヒント】
・このレシピでは薄く仕上げるため卵は1ヶにしたが、全卵2ヶを使い、厚みをつけて中味をよりフンワリと仕上げてもいい。
・トマトや香菜は入れなくてもかまわないが、粗挽きのブラック・ペパーは必ず使おう。
・食べるときはケチャップのほか、チャトニ類やレモン汁との相性もいい。

・カイエン・ペパーやガラム・マサラ、タマネギのみじん切り、ツナや炒めた挽肉などお好きなものを入れて楽しむのもいいものだ。

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