シェフズ・スペシャル
カレー伝道師特製オリジナル・レシピ

第19回 サトイモのスパイス炒め


 秋から冬にかけて日本でおいしいサトイモは
実はインドでもよく食べられる食材である。
 汁気のあるカレーにしてももちろんイケるが、
ここではもっともかんたんでおいしいと思われる炒めもののレシピを
ご紹介する。南インドのかんたんメニューだ。

 

《レシピ》南インド風サトイモのスパイス炒め

材料(2人分)

中ぐらいのサトイモ4ヶ(大きければ3ケ)、塩 小さじ1/4程度、
サラダ油 大さじ1
パウダー・スパイス ターメリック 小さじ1/4、カイエン・ペパー 小さじ1/2、
コリアンダー・パウダー 小さじ1

 
【下ごしらえ】


@サトイモは皮をつけたままゆで、皮をむいて、
厚さ1センチ程度の輪切りにする(ゆですぎないよう注意)。


【調理】

@中華鍋かフライパンを用意し、サラダ油を入れる。
A中火にしたら、サトイモを入れる。
B全体をザックリとミックスして、油をサトイモに絡める。

C火を弱火にして、パウダー・スパイスと塩を加える。
Dサトイモの周囲にまんべんなくスパイス類が絡み、
全体に焼き色がつくよう、かき混ぜながら5分ほど弱火のまま炒める。
E5分ほどしてサトイモの角が取れ、いい色味になったらできあがり。
塩加減をチェックしよう。


【おいしさのヒント】

・サトイモ炒めにもいろいろなレシピがあるが、まずはシンプルでおいしくつくれるのが一番。
そこでこのレシピを登場させた次第である。
・サトイモのゆで加減はグズクズにならないように。
ともかく、ゆですぎには注意しよう。
・コリアンダーのパウダーが多め、これがいい風味を生み出す。
そして、それが南インド風味でもある。
・炒めている間にサトイモが少し煮くずれてスパイス類と混ざり合うところが特においしい。
少しくずし気味に仕上げよう。
・上級者はコリアンダー・パウダーの代わりに
「サンバル・パウダー(配合は『カレーな薬膳』を参照のこと)」
を使うと、よりスパイシーでおいしくなる。

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