Taste of India

特別企画 
2003年12月〜2004年1月 こんなもの食べましたinマドラス
(チェンナイ)

12月30日



【朝食】

  
今日の朝食は「ポンガル」(『ごちそうはバナナの葉の上に』にレシピあり)。お米とムング・ダールを固いおかゆ、あるいはマッシュポテトのように炊き上げたものだ。クミン・シード、カレー・リーフ、カシューナッツ入り。右はココナッツ・チャトニ。生のココナッツを使ったチャトニは日本では食べられない。ココナッツ独特の香りが抜群だ。
【昼食】

 左は「ドラムスティックとサンバル・オニオンのコザンブ」(コザンブについては『カレーな薬膳』にレシピがある。これはそれより酸味がマイルド)。ドラムスティックはその名の通り、太鼓のばちのように細長い野菜。筋張って固いオクラのような食感、筋をしごいてはずすようにしながら食べると美味(オクラのような粘りはない)。
 右はちょっとめずらしいバナナの花と茎の「ウシリUSILI」。ウシリというのは、野菜を細かく刻んだり、ダールを粗挽きにしたものの炒め。ポリヤルや北インドのサブジの一種ともいえる。
 ほかにはラッサム、カード(プレーンヨーグルト)。


 コザンブ。サンバルよりもトロッと仕上げてある。たっぷりのドラムスティックにニンニクに似たサンバル・オニオン、たかのつめ、カレー・リーフなどが見える。丸くて小さな粒はマスタード・シード。
 バナナの花と茎のウシリ。まるで挽き肉のような不思議な食感と、マイルドで十分な食べ応えでウマい。
【夕食】
 夕食はこれまためずらしい「ヌードルのウプマ」。中華麺の炒め蒸しのような料理である。ジャガイモ、グリンピース、インゲン、ニンジン、タマネギなどを具にしてある。ターメリツク色が鮮やかで、味もなぜかどこかなつかしい「日本のカレー」的。
 何もつけずにこれだけで食べるが、とてもおいしい。
 

                

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