Taste of India
特別企画
2003年12月〜2004年1月 こんなもの食べましたinマドラス(チェンナイ)
1月3日
【朝食】
ポンガル(ごはんとムング・ダールのマッシュ)にチャトニ。
ポンガルにはカレー・リーフ、ウラド・ダール入り。ふつうよく入れるクミン・シード、ブラック・ペパー、ショウガは未使用。この家のポンガルはあくまで固め、ユルユルではない(いろいろな固さのポンガルがあるのは、ほかのインド料理とおなじだ)。
左上は今やおなじみ、トマトとオニオンのグレービー風チャトニ。酸っぱく辛い。
右上は今回初登場の「ナスのチャトニ」。本場にはこんなチャトニもあるのだ。独特の香りと辛みがバツグンだ。
【昼食前にスナック】
高級ホテルや一流ブティックもあるハイソなエリア、ヌンガンバッカムにある、その名も「BARISTA」というカフェへ(デリーやムンバイ、カルカッタにもある有名チェーン。インドのスタバ?)。
日本のケーキ屋風のショーケースに入った「パニール・ティッカ・サンド」がやけにうまそうだったので、試しに食べたが、これが大はずれ。
パニールというのはインドのカッテージ・チーズ。これにスパイスなどをまぶし、タンドゥールや炭火のグリルでローストしたのが、本来の「パニール・ティッカ」。当たりの店で食べるとバカウマ。
というより、そもそもパニール自体が日本のに比べて段違のおいしさなのだから、まいってしまう(日本だと「パラク・パニール」というほうれんそうのカレーに入っている。あれ、おいしいと思います?)。
ここのは、くだいたパニールを(パニールをくだくという調理法はある)、缶詰のまずいミートソースのような味つけでパンにはさんであった(コレがペケ)。
せっかく、新鮮なキュウリ、レタス、ピーマンのスライスも入っているのに、もったいない。
ついでに、店名にもなっている「バリスタ」というアイス・モカ・ジャバ風のドリンクもどうってことのない味。合計で70ルピーほど損した。
【家でおいしい昼食を】
ハイソなエリアから帰還後、うまい昼飯を家で。
左上は「豆類とオニオンのマサラ」。カットしたインゲン、グリンピース、タマネギの薄切りをトロッとしたカレー仕立てに。マスタード・シード、カレー・リーフなども入っている。日本のカレー粉に通ずる、いかにも「カレー」っぽいテイストがうまい。
右は朝の「ナスのチャトニ」。これもいいねえ。
左上は、平たい豆(その名の通り「ブロード・ビーンズ」という)とカボチャのポリヤル。ココナッツたっぷりでノー・オニオン、ノー・ガーリック、ノー・ジンジャー。マイルドで自然な甘みが、やみつきになるおいしさ。
真ん中は昨日も出た「バナナの芯のポリヤル」。右はチリ味のココナッツ・チャトニ。白いのはごはんだ。
ほかにはラッサムも。最後にシャバシャバ、トロトロと2種類のヨーグルトをごはんにかけて、ごちそうさま。満足でした。
【夕食】
トマトが入って赤みの強い色をした「バミセリ・ウプマ」。ニンジン、インゲン、タマネギ、マスタード・シード、カレー・リーフなどが入っている。何もつけずにこれだけで食べるが、何ともイケる味。今回はウプマ系の充実にも注目である。
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