Oh, dear...

英語でやらかした赤っ恥。


かんぱ〜い! [Cheers to ....]

かつて、ジョン・シアーズという知り合いがいた。

クリスマスにシャンペンを飲んだ。

 "Cheers!" (乾杯)と言ったとき。

この cheers は、Sears と韻を踏んでいることに気付き、すかさず、

 "to the Sears!" (シアーズ家に!)と付け足した。冴えてんなぁ、なんて思ったさ。

しかし、また、ジョンも間髪いれず、

 "to the big years!"

と返した。お見事。来るべき年が大いなる年であるよう、ってか。ふ〜ん。ま、彼はネイティブだもんね。敵うわけないか。

その後。大晦日に彼とその家族、シアーズ一家に会った。ふたたびシャンペンを開け、かんぱ〜い(cheers)をした。

当然、ワタシ、付け足しましたよ。"to the Sears!" を。

ご家族は、嬉しそうに続きました。"to the Sears!"って。

それから。習いたてのもう一個を付け足す。

 "to the Big Years!"

しかし・・・。どなたも続かない。ジョンはワタシをジロッと睨み、『恥をかかせるな!』と口を動かした。

なんで?

彼が言うには。実は、ワタシが "Big Years" だと思っていたところ、ホントは "big ears" で、シアーズ家特有の『でか耳』遺伝のことだったらしい。

ひぇ〜。別に。侮辱する気はなかったの。けど、ご家族は、きっとワタシのこと、なんて無神経な子だ、って思っただろうな。

けどね。これ、ジョンの責任だと思うんだよね。ちゃんと意味を教えておいてくれるべきだったのよ。ジョンのヤツ、

 『オチに気付いてなかったとは、思ってもみなかった。』

と言った。ふん。どうせワタシが悪いのよ。

★★★

大いなる年、なら、"big year"( 単数形)だろ、ってさ。

・・・なんて、気付けるかよ、そんなとこまで!

  I used to have a friend whose name was John Sears.

On a Christmas day, we had champagne, saying,

 "Cheers!"

I noticed that "cheers" rhymed with "Sears," so I instantly added,

 "to the Sears!" thinking I was so bright!

Then John added without pause,

 "to the big years!"

Great. Another rhyme, meant coming big years. Hmm..., well, he was a native speaker, how could I beat him.

Later, on the New Year's Eve, I met his family, the Sears. Again, we had champagne, saying cheers.

Of course, I added "to the Sears!"

The family cheerfully followed, "to the Sears!"

Then I added the other one I had just learned,

 "to the Big Years!"

But somehow, no one followed. John stared at me, moving his lips as "don't embarrass me!"

I did not understand why.

He explained later that "Big Years" part was actually not "years" which I had thought it was, but was supposed to mean "big ears" indicating the Sears family's gene.....

Oops... I didn't mean it but I had insulted the family... They must have thought that I was so rude.

Yet, I believe that was John's fault. He must've told me what it meant. Then he said,

 "I didn't know that you didn't get it."

Oh, yeh? Right. Everything is my fault, ha!

★★★

They do not say "big years" but "a big year" (a singular). Did he really think that I was wise enough to find that!!?

★ 余談 ★

オーストラリアでは、何故か、"Cheers big-ears!" と、普通に乾杯で言うのだそうだ。ただ、韻を踏んでいるだけで、特に意味はないみたいだけど。ジョンは、それに the をつけて、意味をつけてしまっていたから、私は恥をかいたのです。でか耳集団、みたいな・・・。


暑いっ! (何故か漢字で理解できた英語)

何故だかしらないが。『寒い!』を、

 "I'm cold!"

と言うひとがいた。へぇ、なんだ、カンタンじゃん、英語って、と思っていた。

・・・で。ものすごく暑い日があって。アタリマエに言ってしまった。

  "I'm so hot!"

周りにいたアメリカ人が笑いだした。

『マリア。男が欲しいんでなければ。そんなこと言っちゃダメ。 It's hot と言いなさい。』

・・・・。"I'm hot." は、暑いんじゃなくて、熱い(燃えてるの!)だった。