MY FAVORITE TV CMs

GOOD ONES

思わず笑っちゃったり、感心しちゃったりしたCMです。通常たったの15秒のスポットで、まぁ、よく表現されていることったら・・・。


VOLVIC

何故、って言われても・・・。笑えるCMではなくて。ポイントがどうとか、ではなくて。ただ、映像的に好きなのです。金城武のものですが。バックは広大な原野で。しかも流れている曲が、Tears for Fears の "Shout" もう、映像と曲がばっちり。確認はしていないが、オリジナルに、あの女性のコーラス入っていたのか不明。しかし、このコーラスの効果が、またいい。原野にマッチ。

追記: どうしても気になって、Tears for Fears のオリジナルをしっかり聞いてみた。聞いてみて驚いた。この歌は、いきなりヴァースで始まる(CMで使われている部分と同じ。コーラス部、っていうか。)のだが。全体で約 6'30" 程度の曲のうち、このヴァースは、フェイドアウトされるエンディングの4回を含めて、全部で12回出てくる。この12回のうち、女性(たぶん)のバックコーラスがつくのは、約 3'21" めあたり、間奏の直後のたった1回だった(最初からカウントすると、6つ目のヴァース)。好きな曲だったっていうのに、以前は真剣に聞いていなかったのだろう。CMで聞こえた、女性のバックに、あれ? って思ってしまったのだから。だって、残りの11回には、あのような声が入っていないのだもの。記憶に残っていなかったので、CM用にアレンジしたものかしら、映像にぴったりすぎる、って思ってしまったくらい。製作会社の音楽・音響担当のかた・・・。すごいですね。この、たった1回の部分をピックアップしてきたなんて・・・。(最後まで聞いて、女性の声が入るのがあの1回こっきりだったとわかったとき、なんか、『マジかよ・・・。すっげぇ・・・。』と、ひとり、感激してしまったです。会社でお弁当食べながら・・・。怪しい♀って思われただろうなぁ。見てた・聞いてたひとがいたら・・・。)


■ TOYOTA ist (イスト)

久々にいいネタ使ってくれてます。3種類(Goodbye 編、ヘッドフォン・口紅編、ブレスレット・携帯編)ある(らしい)が、ココで言っているのは、モチロン、Goodbye 編だ。事情は知らないが、彼女(イザベル)が、彼の車に口紅で Goodbye と残し、彼のもとを去る。・・・が、彼(ラウール、というらしい)は、その別れのメッセージを見て、慌てて車に飛び乗り、列車に乗ってしまった彼女を追いかける(一応、列車に追いついちゃう、っていう車の性能をここで出しているのでしょう。ワシントンDCあたりでは、電車より車の方が速いなんて、あたりまえでしたが)。『イザベル〜!!』と叫びながら。列車の彼女は、一瞬、ど〜しよぉ、って躊躇してから。この『イザベル〜ッ!』は、行かないでくれ、のつもりに聞こえたもんで、思わず嬉しさを隠し切れず(たぶん、やっぱり私でなきゃダメなのね、って自惚れ?)、晴れやかな顔で窓から顔を出すと、追ってきた彼は、『拭いていけ!』と、口紅で書かれた Goodbye を指差す・・・。(大きくても、小さくても、ドンデン返しは好きです。) この記事を書くにあたり、確認のため TOYOTA のHPを除いたら、驚いちゃったことがある。バックに流れている曲(私の大好きな "She" なんですが)は、ずっと、エルビス・コステロが歌っているんだと思っていたんです・・・。そしたら。な、なんと、Tommy Snyder (トミー・シュナイダー)とあるじゃないか!! お若い方にはピンとこないだろうが、ゴダイゴというバンド(たけかわユキヒデは知ってるかな)のドラムスやってたヒト。ゴダイゴでは、たけかわ以外はコーラスでしか声出してなかったから。トミーが、こんな声で歌うヒトだなんて・・・。知らなかった。コステロの歌も歌ってほしいなぁ・・・。(それじゃ、もの真似大会になっちゃうか・・・。)


ダイキンエアコン

『除湿』と『加湿』のできるこのエアコンを表現した『湿気』のウタがスキです。『もとめられて・・・・。捨てられて・・・。もう、どうにでもして・・・。』


J-PHONE ムービー写メール

子供(赤ちゃん)が初めて自分の足で立ち上がるところ。ムービー写メールで奥さんが撮り、会社のご主人に送信している。ご主人はデスクで、自分の子供が立ち上がって歩いたりしたのを見て『うっそぉ〜・・・。』と、すごく嬉しそうな顔をする。う〜ん、お勤めしていると、見逃しちゃう子供の成長過程がいっぱいあるものね。・・・しかし、ワタシが気に入ったのは、このご主人の同僚、画面では彼のすぐ、奥に見える男性が、眉間にシワを寄せ・・・ガンを飛ばし、仕事に戻る・・・。まるで、『いつまでやってんだ、早く仕事しろっ!』とでも言わんばかりに・・・。CMのポイントじゃあないから。Good One ってほどではないんですけどね。気付いてから、このCM始まると、つい、奥にいる人が気になっちゃって・・・。


i-Mac

すっかり忘れていた。さっき、久々にこのCMを見て思い出した。新しい i-MAC のCM、面白いです。通りを歩いていた人が、ショウ・ウィンドウにある i-MAC に目をとめ(うん、実際、あのデザインは、思わず、『おっ・・』と思ってしまう)、覗き込むと、i-MAC のディスプレイ部分が、にょっきり前に。男が右を向くと、向って同じ方向にディスプレイが向く。あっかんべぇ〜、をしたら、CDドライブが飛び出した。自在に動く、まるで化粧用の置き鏡みたい。ハードディスク一体型でしかできない芸当。前回の I-MAC も、スケルトンのカラフル仕様で、話題になりましたが、ワタシは好きではなかった。だから、なに?って程度で。しかし、今回の新しい i-MAC に関しては・・・。すごいです。マッキントッシュは使いこなせないけど、欲しくなった。置いたままの静止画像だと、へぇ〜、くらいにしか思わなかったかもしれない。このCMが、新しい i-MAC のいいところを何倍にもして伝えているような気がします。


au by KDDI

一発目の、『鏑木だよ!』という友人の返信に、浅野忠信が、『読めねぇよ・・。』っていうやつ。大笑いしちゃいました。どうしても思い出せない友人の名前、ほかの友人がケイタイで知らせてくれたのに、読めないのでは意味ない、ってオチがよい。で、しかも、このCMでのポイント、ケイタイで、撮影+送信できます、がちゃんと表現されてる。

今度は永瀬クンが、待ち合わせ場所を知らせるのに、自分の立っている前のビルの名前が読めない。迎えにきた浅野クンが見上げると、また、鏑木、の文字が・・・。こちらは、GPS機能搭載、がポイント。でも、やっぱオチがいい。

そういえば、昔知っていたお医者さまに、鏑木、って先生がいらしたけど、そこの看板は、『かぶらぎ医院』になっていた。昔も今も、この字を読める人は少ない、ってことっすかね。

残念ながら、更に出演者の増えた、怜ちゃんのデート編(ポイント: 動画送受)は、ワタシ的には、ちょっと、イマイチ・・・、インパクト足りないかな。(先輩・後輩関係にあるらしい、永瀬クンより、浅野クンの方が老けてみえるのも気になるけど。)


DION by KDD

これまた、永瀬クンなんですけど。帰宅すると、父親が、なんだかワケわかんない『怒り』を彼にぶつけ、『出て行けっ!』と怒鳴る。事情がわからない彼は『はぁ〜??オレがなにしたって言うんだよ??』と問い掛けると、初老の父親が、『詳しくはホームページでっ!』と言って立ち去る。そうねぇ・・・。最近、あちこちで、『詳しくは当社ホームページで』ってくだり、増えてきてます。現代の風潮、よく表しているように思います。


特定の日、旅立ち 全日空超割

始めのいくつかは、なんか、特に面白くもなかったけど。最近始まった、稲垣吾郎クンの『神様』編が、面白い。テンポがよいのだ。神様が来てくれてから、あらゆることが、うまくいかなくなって尋ねる。『ホントに神様なんですか?』『はい、貧乏神ですけど』『出てってくれ!』『いえ、でも次の旅立ちは7月と決めていますので・・・。』 画面は、いわゆるドタバタ喜劇にみられる、大げさな表現、部屋の中のものが、次々にぶっ壊れていく。ン十年前の番組、『全員集合』を彷彿とさせる。仲本工事の起用はそのためか・・・。


大塚製薬 Nature Made

30分ガマンして、たばこを控えてるつもり。ビールは3本(画面では3缶)でやめておこう、でお酒を控えてるつもり。しかも寝不足。でも元気?『健康って、いいなぁ』と自己満足する♂に、無表情の小池栄子が冷めた声で言う。『根拠のない自信』・・・。テンポがいいですねぇ・・・。もうひとつ、『ムリをしている自分が好き。』『○』『・・・すっごぉ〜く好き』『○』というシリーズもある。これらのCM見て、職場にいる男の子がダブリました(彼、通常、たばこは吸いませんが)。机の上に、ネイチャー・メイド各種のビンがズラリと並んでいる。マルチ・ビタミンも置いてある。なら、ほかのやつ、いらないじゃん・・・。


チョコラBB (エーザイ)

CM自体が、ものすごくイイってわけではないのですが。表現で、う〜ん、って感心した深津絵里のひとこと。会議中、誰にでも経験あると思いますが、気付くと、すっご〜く眠くなってる、または、居眠りしちゃってる、っていう・・・。このCMでのこの状況の表現が、面白い、と思いました。『・・・ワタシに催眠術をかけたのは、疲れ、です。』 そう、ウチの部長にも言っておかなくっちゃ。うとうとしてたら、それ、催眠術にかかっちゃっただけなんです・・・。(けどねぇ。うちの部の会議の場合は、催眠術かけてるのって、部長本人だったりするのよねぇ・・・。)


IBM

IBM の CM で、会社のオーナーの、『会社の全財産を盗まれた!』って大騒ぎで始まり、警察介入語、アドミニらしきヒトが『いえ、あのサーバに取り替えただけです。あれ1台で全部処理できるんです。メールしましたよ。』ってやつ。性能について、完璧に表現されてるように思いました。しかし・・・。みずほ銀行のシステムに関わりのある3社のうちのひとつが IBM。残念です。


SONY

SONY のCMでは、最近、我々の年代がウレしくなるようなBGMを使ってくださっている。Hall & Oates (Private Eyes) とか。10cc (I'm not in Love) とか。他社でも Lenny Kravitz とか Eric Clapton を使って下さっている。嬉しい限りです。(・・・、コレでワタシのトシもバレるわけですが)先日、大学時代の同級生と、この話になった。彼女曰く、あ〜ゆ〜CMのプロデュースするヒトたちの年代が、ワタシたちみたいなヒトになったんじゃないの〜? ってことだった。ぜひ、頑張ってほしい。

CMではないけれど・・・。ふと、思うと、音楽、って変わってきているのだか、私だけ、自己満足しているのだか。たとえば、ワタシが生まれる前に流行った日本の歌(まぁ、殆どが所謂歌謡曲、なんですが)は、あんまり、スキではない。聞きたいと思えないのです。私の学生時代に流行った曲、歌謡曲とは一線を引いた、いわゆるニューミュージック系というか、フォーク系、というか、の曲は、自分がその時代に共感したせいだけかもしれないけど、今でも、OKなわけです。だから、その時代に、生まれていなかったはずの若いシンガーが、その頃の歌をカバーしてたりするのを知ると、なんとなくウレシイ。一種のナツメロ、なんだろうか。最近、学生時代に大好きだった、はっぴーえんど、というバンドの『風をあつめて』(細野晴臣氏作)の歌を、どう考えても、その当時生まれていなかったであろうシンガー(ごめんなさい、彼女の名前、キャッチしてない)がカバーしているCDのCMを見て、もう、ホント、ウレシイです!ちなみに、この曲の入っている『はっぴいえんど』のアルバムは、『風街ろまん』です。このアルバムには、もう、全編に渡って、ステキな(フシギな?)曲がいっぱい入っています。