★ 過去の記録・海外での接客態度

 

その1: オーストラリアのカフェで。

オーストラリア最東端のバイロン・ベイというリゾート地でのこと。14歳の子のライブ(あっちは、労働基準法、みたいなもん、ないのかね。夜、呑み屋でのライブだった。この子は天才ロックギタリスト。)に感激し、興奮さめやらぬまま店を出る。宿に帰るまえに、カプチーノでも飲んでいこうかと、このカフェに立ち寄った。ビルの1Fで、壁があるのはカウンターの奥だけ。いわゆるオープンカフェ。時刻は午後11時。システムが判らないので、とりあえず、カウンターに立ち寄り、カプチーノが欲しいのだけど、と言うと。カウンターに居た店の男性は、『ウェイトレスがオーダー取りに行くから、テーブルで待ってろ。』という。

で、私たち(友人はオーストラリア人)は、歩道にあったテーブルについた。しかし、ウェイトレスは来ない。忙(せわ)しなく歩きまわっているばかり。近くに来るたびに、友人が『ちょっと!』と声をかけるが、全く無視。それだけでも腹立つんだけど。7回目に傍を通ったウェイトレスを友人が引きとめた。腕をつかんで、『カプチーノ2つ!』 すると、このウェイトレスは、叫ぶように、そして、すっげぇ早口で・・・。

"We're closed!!" (閉店だよ。)

あ〜ん・・・? 友人は爆発し、あっこのおヤジが、ここで待てって言うから待ってたんだぞ、って文句いうと、

"Well, thank YOU for waiting, but we're closed!!"
(あらそう、お待ち頂いてど〜も、でも閉店なんだよっ!)

キンキン声のこのオンナは、私に文句言うな、そこに座らせたのは私じゃない。私のせいじゃない、云々。店の人間としての謝罪の言葉など、かけらもない。

不愉快だ。腹たったので、帰り際に、彼女の傍を通り、聞こえるように言ってやりました。

"She must be having PMS!!" (彼女、きっと生理なんだねっ!)

(PMSは、性格にいうと、月経『前』緊張症候群・・・です。日本語風にアレンジしてみました。)



その2: アメリカのモールで。

ワタシは・・・。海外旅行に出るたびに、『あ。サングラス忘れた。』をしちゃうヒトで。毎回現地調達することになる。当然、高価なものなどお呼び出ない。・・・で、洋服とか雑貨とか置いていたこの店(結構でかい)の端っこにあったサングラスの売り場に行くと。高いのもあったけど。ワゴンの中に『全品5ドル』という、超お買い得があった。物色していたら、結構いいのがあったので。5ドルで充分、と思い。キャッシャーに並ぶ。

キャッシャーの子がバーコードから読み取った金額は30ドルだった。

『ちょ、ちょっと待っちくり。これ、5ドルのところから持ってきたんだが?』と言うと。

このキャッシャーの子は、アジア系の女性で、『たいへんよくできました』スタンプを付けてあげたいほど、接客は丁寧でした。で、すぐその売り場の責任者を呼び出した。そう、この責任者ってのが、も〜、Arggg!!

まず。走ってこない。なかなか現れない。だいぶ待たされて、あ、あの人かしら、ってのが見えた。黒人の、超ドでぶ。小錦とは言わないが。近い。そうか、それで走れないのだ。ゆっさゆっさゆっさ、のっしのっしのっし、とようやくたどり着くと、『お待たせ!』 もなく、不愉快そうに、キャッシャーの女の子に、

  "WHAT." (なに。)

キャッシャーの子が説明すると。このオバはんは、ちろっとサングラスを見て。

  "30 dollers!" と言って、さっさと帰ろうとする。

おい、ちょっと待て。これは5ドルのワゴンに・・・。と言うと。

  "I didn't do that. Customers did it."(ワタシは置いてない。客だろ。)

責任者、って持ち場を管理するんじゃねぇ〜のかよぉ〜。・・・というような事を言ってやりましたが。でも、謝罪の言葉は、ひとっこともありませんでした。いや、間違いは間違いでいいのです。そんなもんに目くじら立てる気はない。けど、このババァの態度が気に入らなかったのよ。

仕方ないので30ドルで買いました。日本人消費者の購買力をバカにさせれては困るので。

少なくとも、日本のデパートだったら、『申し訳ございません、こちらは間違いで、お値段はこちらになります。』とか、なんとか。謝るだろう。(と在住の友人に言ったら。『こっちの人に日本だったら、なんてこと期待する方が間違っている。』と言われてしまいました。そうは言っても。あのババァ、態度でかすぎ。)



その3: 航空会社乗務員の比較

白人云々ではないのだが・・・。ここでカンタンに、ワシントンDCにちょこちょこ行っていたころ、よく利用した3社を比較してみる。『当時』直行便を持っていたのは、ANA、JALだけだったが、あと、マイレージプログラムを利用していたUA(ユナイテッド航空)で、シスコ、シアトル、シカゴ、JFK、ニューアークの何れか経由も利用していた。(ちなみに、ニューアーク経由は避けた方がいい。UAのせいではないが。なんかしらのトラブルが必ずあった。しかも、DC行きだと、ここからプロペラ機みたいな10数人しか乗れないんじゃ、っていう小さくて窮屈なフライトとなる。)

殆どの旅行をUAでしていたので、この路線で利用したJAL、ANA、はともに2回ずつだけだ。

★UA

慣れてしまっていたので。特にサービスが悪いと感じたこともない。アテンダントの態度は、概ねビジネスライクで、ヘラヘラ笑ったりはしていないが。ヒョウキンな人も結構いる。こちらが冗談を言うと、乗ってくる。または、ビッグ・スマイルをくれる。ビジネスライクではあるけれど、こちらの要求はほぼ、満たしてくれる。

オレンジジュース、トマトジュース以外のフレッシュジュースの種類も結構充実。

コールドドリンクサービスのとき。寒かったワタシはホットのコーヒーを要求。カートを置いたまま、すぐに熱いコーヒーを持ってきてくれた。(なので、こういう要求できるのアタリマエだと思ってしまっていた。ANAに乗るまで。)

★JAL

最初にJALに乗ったときは、なんか、えらい、感激しました。たかがスマイル、されどスマイル。そんなものにサービスの意味もない、と思われるだろうが。ず〜っと外国の航空会社を利用していたもんで。なんか、安心するのよね。接客も非常に丁寧でした。エコノミーの客なのに。座席の変更(機内での)もOKでした。・・・っていうか。あん時は、3人掛けの隣2人は、どうやら新婚で。のべつベタベタしておったので。客室係りの方から『お席、代えましょうか?』と言ってくださった。

フレッシュジュースの種類は、米国の航空会社に比べると少ない。

コールドドリンクサービスのとき。寒かったワタシはホットのコーヒーを要求。少し待たされたが、笑顔と『お待たせして申し訳ありません。』という言葉とともにサーブされた。そう言ってくれちゃうと、いやいや・・・。我侭言ったのはワタシですから。申し訳ないのはこっちです、なんて言いたくなるでしょう。

★ANA

乗務員の態度は、アメリカの航空会社にそっくり。キビキビしていて、ビジネスライク。ついでに愛想などは、米国の乗務員より、ない。冗談(というか、軽口。おやじギャグではない、念のため。)を言ったらシカトされた。なんか、客と目が合わないように通路を行き来しているように『見えた』。座席の変更(機内での)を頼んだら、ムゲもなく断られた。ま、いいけど。

フレッシュジュースの種類は、米国の航空会社と比べるまでもなく少ない。確か、オレンジジュースとトマトジュースしかなかった、と記憶している。たまたま、かもしれないが。

コールドドリンクサービスのとき。寒かったワタシはホットのコーヒーを要求。却下された。今はコールドドリンクのサービスのみです、と。