★過去の記録・事件その2

あれは・・・。一昨年の10月だったか。11月だったか。
会社でプライベートに仲のよい♂の結婚のお祝い+同じく呑み仲間のひとりが
やはり結婚したばっか、という時期。
仲間、10数人で集まることになった。自由が丘のスペイン料理屋で。

この日もワタシは、職場からひとりで自由が丘に向った。
初めての店だったが。住所から、だいたいこの辺、ってところを歩いていたら。
『すみません。』・・・と声を掛けられた。

う〜ん・・・。道に迷ったお方かな・・・。と思い。
『はい?』と振り返ると・・・。

『あの・・・。今度、一緒に飲みにいきませんか。』

は?  今度、って、なに?

『実は、今日はちょっと用事があってダメなんですが。是非、ご一緒したいです。』

・・・だと。かわったナンパだ。

『・・・。ったく・・・。後ろから声掛けて、失敗した、って思ったんでしょう? ダメですよぉ。いい加減なことしちゃぁ。』

『違います。実は。駅から、ずっと後つけてきちゃったんです。ステキなヒトだな、って思って。』

(ま〜たまた〜・・・。やるじゃん、コイツ。)

『いいのよぉ。ムリしなくて。』

『いや。そうじゃないです。ホント、今日用事がなければよかったんですけど。コレ、ボクのケイタイの番号です。
連絡ください。待ってます。』

・・・なんてやりとりをして。・・・・この子は立ち去った。
実は、ワタシ、目的地の店の真ン前にいたらしいのです。ガラス張りの店。

参加者のひとり、(ヒョウキンなマネージャ)が店から出てきて、
『誰? 友達? いいよ、店の方は結構余裕があるから。連れて来ちゃえば?』
と言うのです。

いいえ。全く知らない、アカの他人です。ホント、知らないヒトなんです、
なんて言いながら店に入ると。

一部始終を見ていたらしい(いや。見られていたのです・・・。)他の参加者に向かい、このマネージャは言った。

『おい、あれ、ナンパだよ!』 

・・・・。笑え! 笑いたければっ!

・・・と、思いつつ。頂いたケイタイの番号を眺める。
ここに電話すると・・・。まさか・・・。テレクラだった、とか。キャバクラの事務所だったとか・・・。じゃ、ねぇだろうなぁ・・・。
なんか、ワタシには、ホント不釣合いなほど若『すぎ』たんですね、その子。憧れる、にしても。
風俗系のスカウトとか、営業じゃないだろか、とか・・・。ワン切りで表示された番号ではないか、とか。

なんて心配から。連絡はしていない。