Director: Ivan Reitman
Cast: Kevin Kline, Sigourney Weaver, Frank Langella, Ben
Kingsley...
日本だと、これはドラマにカテゴライズされそうですが、現地では、シリアスもので無い限り、コメディです。こんな大統領(日本だったら総理大臣)がホントにいたらいいのになぁ、とつくずく思います。
デイヴ(Kevin Kline) は、ちょっと傾きかけてる人材派遣業をしている。何故、傾いているか、っていうと、職にあぶれたヒトたち、技能も何もない人たちでも、つい同情して、派遣先がない、っていうのに受け入れてしまうから。彼は、根っからのひょうきん者で、人が集まると必ず披露するそっくり芸がある。実は、素顔からして、現職の大統領とウリ二つなのだ。
片や、モノホンの大統領。なんだったかの祝賀会のあと、妻=大統領夫人をほったらかしにして、秘書(だったと思う)と事務所にシケこみ、イケナイことを。・・・・で、その最中にぶっ倒れる。死亡、までいかなかったので、腹上死、ではないが、植物人間状態になってしまう。こんな状況、国民に発表できない、と参謀たちが慌ててたところ、誰かがデイヴのウワサを聞いていて、影武者させる案が浮上。SPが本人を見に来る。・・・、そっくり。そして、Dave の、『大統領のフリ』生活が始まる。
この映画での『アメリカの予算委員会』でモンダイになっていたのは、福祉の予算の大幅カット。それに反対する大統領夫人、予算カット賛成の大統領(でも植物状態)。で、偽者の大統領は、夫人に賛同。そのあたりで、奥さん、なんかヘンと思い出す。
圧巻は、どうしても足りなかったはずの福祉予算、各省の予算を上手に削って守ってしまったこと。実際には削ったのではなく、なんだったか、『即支出となるものでない予算』を銀行に貸しいれて、つまり、実際に削ってしまうのではなく、利息分、福祉に頂戴、みたいな解決の仕方。い〜ね、い〜ね、そういうの。まぁ、現実には難しいのだろうけど。銀行つぶれてしまうかもしれないから。でも、まぁ、国民のユメですよな。こういう国会って・・・。小泉さんにも、見てほしい。送っちゃおうかな。このビデオ。健康保険料、かなりの金額支払わされた上で、更に窓口で3割も負担させられるなんて・・・。お金の取り方、間違ってんじゃないのぉ??ちゃんと取れる人から取って、それでも足りなかったら、仕方ないと思うけど。
この映画には、他に、本人(有名人として、まんま)で、ラリー・キング、アーノルド・シュワルツネッガー、オリヴァー・ストーンなどがちらりと登場してます。