〜奈良多肉植物研究会栽培場見学記〜
 奈良市の東に位置する布目ダム南の丘陵に150坪(8棟)の栽培場が設備された奈良多肉植物研究会は阪井健二・正代ご夫妻と従業員数名により維持管理されています。見学日の奈良県は暴風に雷が加わった荒天でしたが、段差を有効に活用したハウスの配置のため、強風にもハウスを締め切る必要がなく、煽られもせず、時間一杯珍品・貴品の展示を楽しませて頂きました。

布目ダム

ビニールハウス外観

ハウス内部

坂井夫妻
 温室内には見事なカクタス、新着のS.HammerからのConophytumを始め標本株のHaworthia、交配作出中のランポー玉など、オーナーの研究の軌跡を示す植物が展示され、完成株の発表が待たれます。

新着コノフィツム

ハマー氏交配
ステファニー×モーガニー

赤花兜

ランポー2種

開発中のランポー

奇想天外親株

のり斑ハオルチア
 欲しい植物の繁殖や予約をお願いして奈良市内に戻った頃は雨も上がり、古都のライトアップが始まっていました。
 関東圏から初めて奈良に遠出して、進歩的な専門家の存在を知った事は大きなカルチャー・ショックでした。これからの趣味家の皆様は固定観念に囚われず、自分の目で栽培場を見学し見聞を広める必要があると思います。多分、趣味の植物の世界にも変革が必要な時期が訪れたのではないでしょうか。