平尾元刺玉について | |
![]() 最近、平尾元刺玉(ギムノカリキューム属)という名前のサボテンを購入しました。稚竜玉に似ています。このサボテンの学名が分かりません。ある人は交配種だと言います。先生の名前が付けられていますので、詳しい情報をお持ちではないかと思い質問します。このサボテンに関する情報を教えて下さい。 参考になればと思い、元刺玉(原子玉)関連の写真を送ります。1番目は原子玉として購入したものです。2番目は強刺元刺玉として購入した物です。3番目は平尾元刺玉として購入した物です。4番目は岩本元刺玉として購入した物で す。 |
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![]() 1元刺玉(原子玉) |
![]() 2強刺元刺玉 |
![]() 3平尾元刺玉 |
![]() 4岩本元刺玉 |
![]() お送り頂いた写真の内、写真2の強刺元刺玉は明らかに別種と思います。Gym. vatteri系です。写真を拝見した限りではこれを除く3 種は同種と判断して差し支え無いと思います。 |
![]() 岩本元刺玉開花 |
お気付きの通りゲンシ玉は稚竜玉とよく似ていますが完全にイコールではありません。ですから当時、稚竜玉と区別する為にゲンシ玉と言う名前が登場したのでしょう。 ゲンシ玉に元刺玉と言う字を当てるようになった由来は、戦後直ぐくらいの時代(昭和20年代後半)稚竜玉に類似したギムノを原子玉と命名した人がいました。そのサボテンを兄(平尾秀一)が見て、原子爆弾を連想するような名前は好ましくないと主張し元刺玉に改められたという経緯があります。 和名の頭に平尾がついたものがあるとは存じませんでした。このサボテンの出所は愛知県のサボテン屋さんと推定され、学名は明らかにされていません。交配種との説も聞いた記憶がありますが詳しい事は分かりません。地味ながら味のあるカクタスです。ご愛培下さい。 (なお、ご参考までに稚竜玉の写真と記事をサボテン写真集から転載致しました。事務局) |
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![]() 稚竜玉 Gymnocalycium leeanum var. netrelianum |
原産地はウルグァイ。下部から仔吹き。 扁平球、球形6〜8cm、鮮緑色。稜数は13〜14、低いコブ状となる。 刺は5〜8本、黄〜淡黄色。花はレモン黄色。花径約7cm。早春咲き。 |