香花丸(コウカマル)
Mammillaria  baumii
 球形で体径は6cmくらい。(前記のE,F.Andersonの本では13〜15cmとあるが疑問、多分間違いと思う)仔吹きして株径30cm以上の群生になる。
 体質は軟らかくてジューシー。長さ1cmくらいの疣の先から30本以上の白刺と、やや黄味がかった5〜6本の中刺を出す。全体としては白を基調としたやさしい雰囲気をかもし出す。
 花はやや薄い輝黄色。花径3cm。香りがある。群生株の開花時は壮観。
 原産地はメキシコ・タマウリパス州。根部は発達して蕪状になる。本体を順調に育てるには根をのびのびと育てることが大切である。
同系統の金星、羽衣、銀鯱などは以前はドリコテレDolicothele属としてマミラリアとは別扱いされていた。近年の分類思想ではMamillopsisKrainziaCochemieaもすべてMammillaria属に統合されてしまっている。