白豹丸
(ハクヒョウマル)
Mammillaria napina
 通常は單幹。球形〜やや長球形、体径は5cm位まで。根部は大きく成長は遅い。マミラリアの中では栽培のむづかしいことで定評がある。刺は透明白色で固い。中刺はなく縁刺12本、長さ8〜9mm。花はピンクで濃色の中筋がある。花径4〜4.5cm。果実は体内に埋もれ、採種はむづかしい。

 本種の発見は古く、1908年に記載があるが長い間普及することはなかった。Felipe Oteroが1965年に再発見して話題になった。
原産地はプエブラ州テオアカン付近の丘陵地。腐食に富んだ石灰岩系のスロープ。エキノカクタス・弁慶、コリファンタ・金環蝕、マミラリア・火焔丸が共生しているという。