真珠(シンジュ)変種グリーンウッディー
Ferocactus recurvus var. greenwoodii
 古くから親しまれている真珠の変種。1968年に紹介された。單幹でほぼ球形。肌色は暗緑色で体径は約15cm。縁刺は6〜7本で長さ1.5〜2.5cm、中刺は1 本で先端はゆるい鈎状、長さ4cm。

 原種と比較して球体のサイズは小型で刺も小さ目。花色も原種が赤紫に対して淡黄色である。花径3cm程度。
 何れにしても原種よりは地味な種である。強刺類の一員としてデビュー以来40年近くなるのに話題になる事が少ない。自生地の個体が少ないのかも知れない。

 自生地はメキシコ・オアハカ州。私が本種を入手して20年近くになるが市販品に出会った事はない。黄花であることを確認したくて辛抱して昨年やっと開花が見られた。貴重な写真である。