大竜冠(タイリュウカン) Echinocactus polycephalus |
サボテンと言えば刺、強大な刺を誇るのが本種である。球形から円筒形で大抵は群生、最終的には20頭以上にもなる。 体径は13〜15cm。高さ40〜50cm。 稜は13〜21稜。肉質は固い。刺は長さ5〜10cmの太刺。縁刺8〜10本、中刺4本で淡〜濃ピンク。もつれ合うように体を覆う姿は壮観である。花は淡黄色、長さ5〜6cmで夏咲き。刺に邪魔されて十分に開花しないことが多い。 生長は極めて遅い。枯らさずに維持することは出来るが長大な刺を発生させるのは容易でない。難物の1種と言える。 |
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原産地はアメリカ・ユタ州、カリフォルニア州南部、メキシコ・ソノラ州北部、バハカリフォルニア州北部の乾燥地。但し岩場を避けて自生している。 |