太宰府天満宮


学問の神様、菅原道真をまつるご存知「太宰府天満宮」
昌泰4年(901)右大臣から突然大宰府の役人「大宰権師」に左遷された道真は、
2年後、59年の生涯をこの地で終えました。その墓に建てられたのが天満宮で、
現在の本殿は天正19年(1591)小早川隆景の寄進により建てられたものです。


太宰府天満宮は、本殿の左右にある「飛梅」に象徴されるように梅の名所で、
また天然記念物の楠の森としても有名です。


春には境内のあちこちに梅の花が咲きます

天満宮本殿の裏手には茶店が並んでいます。
満開の梅の花を眺めながら、名物の「梅が枝餅」を食べるのが楽しみのひとつです。



2004年 元日初詣
2004年元日は穏やかな天候に恵まれ、朝から多くの参拝客で賑わいました。
本殿のお賽銭箱の前まで長蛇の列が続いていました。



花菖蒲
6月、東神苑の菖蒲池と、太鼓橋が架かる心字池の周辺に、いっせいに花菖蒲が開きます。
約40種3万本が、白、うす紫、紫の花をつけ、
夜間照明に浮かび上がる風情はまた格別です。
この日はコンサートも開かれていました。



延壽王院
慶応元年(1754年)から約三年間、朝廷を追われた三条実美ら尊皇攘夷派の五卿が
この延壽王院に滞在し、その間、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬ら
大勢の勤皇の志士が去来して明治維新の策源地となったそうです。
参道を上がってきた正面にあります。

石鳥居(県指定文化財)
今かからおよそ七百年前、南北朝時代に
建立されたと推定されています。
この鳥居をくぐり橋を渡ると本殿へとつながります。
志賀社(重要文化財)
御祭神は海神
綿津見三柱神(わたつみみはしらのかみ)。
海上安全の海の神として祀られています。
心字池に架かる橋の途中にあります。
心字池
本殿前の心字池
池には、手前から太鼓橋、平橋、太鼓橋の順に3つの橋が架けられています。
これは「過去・現在・未来」の三世を表しているのだそうです。

本殿裏
本殿裏手には合格祈願の絵馬が所狭しと吊るされています。。

お石茶屋
さだまさしの歌にも出てくる「お石茶屋」
名物『梅が枝餅』は表面の焦げたパリパリ感が香ばしい。
向いには吉井勇の歌碑もあります(写真右)。

如水の井戸
天満宮本殿の右手、文書館の側に、
黒田如水が隠棲の際に使っていたという井戸があります。

天満宮本殿に向かうときに必ず渡る太鼓橋
手前から過去、現在、未来を渡る橋と言われています。
この日はアジサイがきれいでした。

名宝展前の梅
大樟(天然記念物) 西鉄太宰府駅
天満宮境内にある大樟(天然記念物)
樹齢は千年とも千五百年とも言われています。

福岡天神から急行で30分ほど
正月、受験シーズンには大変混雑します。
太宰府天満宮参道 太宰府名物「梅が枝餅」
西鉄「太宰府駅」から天満宮に続く参道です。
両側はお土産屋が並び、年中観光客でにぎわっています。
正月や受験シーズンともなると参道は
参拝客であふれます。

太宰府名物「梅が枝餅」、焼きたては特においしい。
人気の店には長蛇の列ができます。
最近では、駅・空港でも
求めることができるようになりました。