戒壇院


天下の「三戒壇」の一つとして天平宝字5年(761)、筑紫観音寺境内の西南角に設置されました。
唐僧鑑真は5度の渡航に失敗し、身は盲目になりながらわが国に戒律を伝え、
天平勝宝6年(754)奈良東大寺に戒壇院を設けました。
ここ西戒壇は、下野薬師寺の東戒壇と同年に創設され、
九州の尼たちの登壇受戒の道場として継承されてきました。


戒壇院全景
菩提樹

鑑真和上が中国から請来したと伝えられています。
6月になると可憐な花が咲き、あたり一面お香のような香りが広がります。


<幻想の古都> ライトアップされた戒壇院

約90基のライトが闇夜に伽藍を浮かび上がらせ、
歴史が息づく幻想世界を演出しています。
点灯は年末年始の4日間。
除夜の鐘がつかれる大晦日には境内は多くの人出で賑わいます。

2003年
2004年