DV加害男性のための暴力克服プログラムについて

DV加害男性対象の取り組み
【当センターの《DV克服プログラム》の特質】

  1. 男性がDVから脱却するために、6段階にわたって発展する独自の“回復モデル”を開発し、それをもとにした方法論の精密なシステム化を実現しています。(本の執筆、学会発表、論文の専門誌掲載も行っています)
  2. 心理教育的アプローチを組み入れた心理療法をベースにしており、継続性のある変化を目指します。子ども時代に被虐待経験などがある方には、トラウマ・ケアも実施します。
  3. 専門カウンセリング/自助グループ/暴力克服ワークショップ、という3種類のプログラムを組み合わせ、各プログラムの特徴を生かして、トータルな自己変革を実現していきます。
  4. 暴力克服ワークショップでは、被害女性支援に携わってきた女性スタッフも参画し、被害側の立場を最大限に理解しながらのDV克服を促進します。(このような男女スタッフの組み合わせによるグループのリードは、米国で広まりつつある方式です)
  5. DVは男性・女性に関する硬直した性役割観念(ジェンダー)が背景にあり、女性を男性の従属物と見る一般通念がDVを強化し、後押ししています。男性がDV克服を目指そうとする際には、気づかずにいた女性に対する固定観念を検討し、それを脱却していく必要があり、プログラムにはそのような目的のものも含まれています。
  6. 単に暴力的な行動・言葉をなくすだけでなく、長期にパートナーを傷つけてきた人間として、相手にいかなる言動であることが誠意ある姿勢なのかを、徹底して探求していきます。

【暴力克服の可能性を開くには?】

  1. 暴力的な生き方を乗り越えたいと決意した方は、ぜひともDV克服のための専門的プログラムを受けて下さい。必要なのは、自分を変えるという誰にとっても嬉しくない作業で、未知の領域の試みに不安はあっても、踏み込んでいこうとする勇気です。
     DV克服支援を実践している私たちスタッフは、あなたのDVの問題を直視しようという姿勢を、心から歓迎いたします。
          妻・恋人・子どもは、
                 あなたが立ち上がるのを
                           待っているかもしれません
  2. 当センターが提供するプログラムは、
    1.専門カウンセリング 2.自助グループ 3.暴力克服ワークショップ
    の3つです。これらは、担当スタッフがチームを組んで定期的に検討し、より有益なプログラムとなるようノウハウを蓄積しています。それぞれについて説明します。
    1. 専門カウンセリング
      カウンセラーとの一対一の面接の形式です。パートナーを尊重しながら自己表現するコミュニケーションを習得し、暴力を生み出すライフスタイルの改善などを実施していきます。条件が整えば、パートナーとの合同の面接が可能なこともあります。
       初回は90分、2回目以降は60分が一セッションあたりの時間です。月〜土、am10:00からpm9:00まで、セッションをとることができます。カウンセリングルームは池袋駅徒歩5分、初めて来所の方には手紙かFAXで会場のご案内をします。料金は一時間あたり1万円〜15、000円、電話でお問合せいただいての完全予約制となっています。
    2. 自助グループ
      アルコール依存症の断酒会に相当する活動です。暴力を止めたいと願う男性が集って体験談を語り合い、耳を傾け合いながら、自分の生き方を内省していくグループです。メンバー同士の貴重な出会いにより、DV克服の気持ちを高め合っていくことができます。   暴力の克服を望んでいるのであれば、同じ問題をかかえる人とのとの出会いは、はかり知れない重要な役割を果たすことでしょう。変わろうとする意志をもち、同じ問題を抱えているのがあなただけではないことを、ぜひ知って下さい。自助グループでは、互いの力によって自らの経験を語り、他者の話に耳を傾けながら自分に向き合う作業を行います。それは、暴力を必要としない生き方の助けとなるでしょう。あな
      たの自らを語る勇気が、ご自身や他メンバーの新たに生き直す力を呼び覚ましていくかもしれません。ご参加をお 待ちしております。
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         〔日 時〕毎月第1・3水曜日,pm7:00〜9:00.
         〔参加費〕一回500円
         〔会 場〕新宿リサイクル活動センター4F・会議室
               :新宿区高田馬場4ー10ー17
        (会場は部屋を借りているのみですので,内容問合せはご遠慮下さい)
         〔問合せ〕メンタルサービスセンター
           ★ご注意→日時・会場変更もありえますので、ご来場前に電話でご確認下さい。
              〒176-8799 練馬郵便局留:tel03ー3993ー6147/       PHS:070・5016・1871
    3. 暴力克服ワークショップ
      カウンセラーがグループをリードし、DVを生み出す問題の解決を集中的に実践するグループワークです。パートナーや子どもの立場から自分をとらえ直す心理劇、親からの期待が暴力にどう反映するかを知る実習、怒りの感情を、その背後に存在する肯定的な目的に転化する実習など、暴力の根を断つ多様なプログラムを用意しています。
      暴力克服ワークショップは、 2月・5月・8月・11月、 すなわち3ケ月に一度、土(pm7:00〜9:00)・日(am9:30〜pm5:00)の二日間にわたって開催されます。会場は都内の研修会場、料金は11,000円(開催日一週間前以降に申込みは、1,000円増)です。

「DVを止めたい男性のための−暴力克服ワークショップ」
 このワークショップは,妻・恋人への暴力のある男性が「暴力を必要としない生き方を取り戻す」ための集中的グループワークです。困難な現在の状況に,新たな可能性を切り開くステップとなることを願って,内容は構成されています。
米国コロラド州の暴力克服プログラムを参照,心理劇・POP等の手法も活用し,日本の実情に合ったプログラムを展開していきます。6段階に発展する加害者のための"回復モデル"を草柳氏が独自に開発し,それをもとにしたアプローチの精密なシステム化を行っています。また,男女スタッフ(女性スタッフはDV被害者支援に携ってきた臨床家)がグループをリードする米国方式を部分的に導入しています。

〔これまで扱ってきたテーマ〕・パワーゲームを乗り越える/・コミュニケーションに伴う無意識の破壊的意図に気づく/・変化への抵抗とジェンダー/・自分がいかに怒りを生み出しているか/・責任を問われる恐れを受けとめる/・被害者に対する本当の意味での誠意とは/・パートナーの気持ちを受け止める/・トラウマワーク/他
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日 時:2004年11月27日(土[pm7:00--9:00])
   +28日(日[am9:30--pm5:00]) =通い・要予約=
<暴力克服ワークショップは2・5・8・11月に開催されます.>

会 場:国立オリンピック記念青少年総合センター
(小田急線参宮橋駅7分)
→ご参加の方に個別にお知らせします

参加費:11,000円(予約振込制.開催日1週間前以降入金は千円増)  

スタッフ:
草柳和之(メンタルサービスセンター代表・
     カウンセラー)       
山本倫子(東京サイコセラピーアカデミー講師)           
向後善之(帝京平成大学講師)     

主催・問合せ:メンタルサービスセンター:
Tel.03ー3993ー6147,PHS:070・5016・1871    
事務局/〒176ー8799 練馬郵便局留

◎◎申込方法◎◎
上記に電話でご予約下さい。留守電の際はメッセージをお入れ下さい。折り返しご連絡致します.また、受講費を事前にお振込みいただき、入金が確認され次第、会場・スケジュールの案内を致します。
【現金振込の方】 
みずほ銀行・桜台支店(普) 1438903
名義:メンタルサービスセンター 草柳和之
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