DV加害者向け啓発パンフレット


長野県所在のNPO法人「家族問題ケアサポート クオーターニティー」依頼により、当センター代表“草柳和之”が原稿を書き、6月初めにパンフレットが出来ました。これまでの加害者更生プログラムから得られた重要な視点が、ここでは凝縮されています。
このパンフレットは、内容は男性にとって厳しいものと思いますが、本当の意味での加害者の更正を促すために必要な情報の提示の仕方で、読む人に訴えかけるものになっています。加害者向けパンフレットとしても画期的なものであると、私は確信しています。必ずや、被害者の立場からも納得できるものでしょう。
関心のある方は,私の主宰する相談センターに連絡いただければ、「郵送費+パンフレット実費」はご負担いただきますが、必要な部数をお送りします。
加害当事者や、知人、親等がこのパンフレットを読むことは、DVの状況を解決していくために、きっとささやかな手助けとなることでしょう。加害男性全体からみると割合は低いですが、暴力的生き方を伴う男性が正面から内容に向き合う姿勢であれば、専門的プログラムを受けることによって更生の可能性はあります。しかし、その場合でも、力量のある治療者の元で、ある程度長期にわたって粘り強く自己変革に取り組むようでなければ、更生は困難です。
ご関心のある方はご連絡下さい。

●メンタルサービスセンター 03-3993-6147
事務局郵送先 〒176-8799 練馬郵便局留
[パンフレット一部の場合]
郵送費140円+パンフレット実費100円
計240円分の切手を、事務局までお送り下さい。
                  §
                  §
参考までに、目次を以下に紹介します。
〓加害者向けパンフレット目次〓

[表紙]
コピー「私たちは、目をそらさない」

[タイトル]
男性であるあなたの
DV(ドメスティック・バイオレンス:妻・恋人への暴力)
の解決のために


【このような出来事が起こった時・・・】

【DVとは何か】

【DVは全世界で乗り越えるべき重要課題とされています】

【暴力に関する認識の修正ポイント】
〔ポイント1〕暴力をしてもよい正当な理由は存在しません。
〔ポイント2〕あなたとパートナーは、もはや対等ではありません。
〔ポイント3〕別居の際の留意点:彼女の安心を保証すること
〔ポイント4〕暴力は、自分の努力だけでは止まらない性質があります。

【今後のあなたに必要とされることQ&A】
〔Q-1〕暴力克服プログラムを受けるのは気が重いのですが、どうしてもそのようなものを受けなければ暴力は止まりませんか?
〔Q-2〕暴力克服プログラムには、どのようなものがありますか?
〔Q-3〕彼女といる時に不快な出来事が起こると、怒りが込み上げてくるのが当然な状況もあります。自分の感情を抑えようとしても、暴力の回避は無理のように思えますが?
〔Q-4〕暴力克服プログラムを受ければ、彼女と関係修復はできるのですか?
⇒特に、この項目に関しては、このパンフの内容のクライマックスです。この加害者からの質問で、答えにくいものに、これほど明確に、そして厳しく、しかも加害者の思いに沿って丹念に回答したものは、他に類例のないものでしょう。
〔Q-5〕暴力克服プログラムを受けても、何だかつらいだけのように思えて希望がもてないのですが、どうしたらよいでしょう?


トップページへもどる