《DV加害者向け啓発パンフレット》
長野県内のNPO法人「家族問題ケアサポート クオーターニティー」の依頼により、当センター代表“草柳和之”が執筆し、2004年6月にパンフレットが完成しました。これまでのDV加害者更生プログラムから得られた重要な視点が、ここでは凝縮されています。
加害者・その知人・親等がこのパンフレットを読むことは、DVを解決していくために、きっとささやかな手助けとなるでしょう。このパンフレットは、真の意味での加害者の生き直しを促すために必要な情報を提示し、読む人に訴えかけるものになっています。必ずや、被害者の立場からも納得できるものでしょう。
加害男性全体のごく一部の割合ですが、加害者が正面から問題に向き合う姿勢であれば、専門的プログラムを受けることによって更生の可能性は開かれています。しかし、その場合でもある程度長期にわたって粘り強く自己変革に取り組む必要があります。
ご関心のある方は、ぜひご連絡下さい。
■メンタルサービスセンター Tel.03-5926-5302
事務局郵送先 〒176-8799 練馬郵便局留
〔パンフレット一部の場合〕
・郵送費140円+パンフレット実費100円
→計240円分の切手を、事務局までお送り下さい。
〔パンフレット複数部数を請求の場合〕
・パンフレットの部数×100+郵送費
→切手の総額については、事務局までお問合せ下さい。
参考までに、目次を以下に紹介します。
〓〓加害者向けパンフレット目次〓〓
[表紙]
コピー「私たちは、目をそらさない」
[タイトル]
『男性であるあなたの
DV(ドメスティック・バイオレンス
=妻・恋人への暴力)の解決のために』
【このような出来事が起こった時・・・】
【DVとは何か】
【DVは全世界で乗り越えるべき重要課題とされています】
【暴力に関する認識の修正ポイント】
〔ポイント1〕暴力をしてもよい正当な理由は存在しません。
〔ポイント2〕あなたとパートナーは、もはや対等ではありません。
〔ポイント3〕別居の際の留意点:彼女の安心を保証すること
〔ポイント4〕暴力は、自分の努力だけでは止まらない性質があります。
【今後のあなたに必要とされることQ&A】
〔Q-1〕暴力克服プログラムを受けるのは気が重いのですが、どうしてもそのようなものを受けなければ、暴力は止まりませんか?
〔Q-2〕暴力克服プログラムには、どのようなものがありますか?
〔Q-3〕彼女といる時に不快な出来事が起こると、怒りが込み上げてくるのが当然な状況もあります。自分の感情を抑えようとしても、暴力の回避は無理のように思えますが?
〔Q-4〕暴力克服プログラムを受ければ、彼女と関係修復はできるのですか?
⇒特に、この項目に関しては、このパンフの内容のクライマックスです。この加害者からの質問で、答えにくいものに、これほど明確に、そして厳しく、しかも加害者の思いに沿って丹念に回答したものは、他に類例のないものでしょう。
〔Q-5〕暴力克服プログラムを受けても、何だかつらいだけのように思えて希望がもてないのですが、どうしたらよいでしょう?
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