<ま>    <><><><

マザーズ・デー
【mother's day】
  母の日。日本では5月の第2日曜日。

マス・アレンジメント
【mass arrangement】
  多量の花を使って、豊かにいけること。 ⇔ ライン・アレンジメント
マス・フラワー
【mass flower】
  面やかたまりを持った花。
  バラ・カーネーション・ラナンキュラスなど。

マテリアル
【material】
  デザインに使用される素材。
  果実や野菜や植物以外の材料。
  オーナメントも含まれる。

マフ・ブーケ
【muff bouquet】
  手を温める筒状のマフに花をデザインしたブーケ。

マルチ・カラー
【multi-color】
  多色使い。





<み>    <><><><

水揚げ法/みずあげほう
  花や枝ものの吸水をよくするために行う技法。
 <水切り>
   水の中で茎の根元から1〜2cmのところを切る。
 <熱湯法>
   塩をひとつまみ入れて煮立ったお湯に、切り口を
   15秒ほどつけてから水につける。
 <燃焼法>
   根元だけを炭になるくらいまで火で焼き、すぐに
   水に浸ける。
   バラ・ポインセチアなど。
 <薬品法>
   食塩・アルコール・酢酸・酢・焼きみょうばんなどを
   用いる。
    *食塩
       水切りした根元を叩き潰し、食塩をすり込む。
       カラジウム・ききょうなど。
    *アルコール
       水切りまたは根元を叩き潰したものを、
       アルコール液やウイスキーに2〜3秒から
       10秒くらい浸し、やや乾いたら水に浸ける。
       藤など。
    *酢酸・酢
       水切りした花材の根元を酢酸や酢に浸す。
       竹・笹・すすき・かやなどは2〜3分。
       その他は2〜3秒。その後水に浸ける。
  <ポンプ式>
    睡蓮などの水草は、普通の方法では水が上がら
    ないので、霧吹きポンプを用いて強引に液体を
    入れる。
  <割る・潰す・傷を付ける>
    水切りした後、根元にはさみを入れて2つまたは
    4つに割ったり、叩き潰したり、針のような尖った
    もので縦に傷を付けたりする。

水苔/みずごけ
【moss】
  モス。土やフローラル・フォームの代わりをしたり、
  ファンデーション・ワークに使用する。

水栽培/みずさいばい
  植物を用土に植えず、養分を含んだ水で育てる方法。

ミスティ・カラー
【misty color】
  霧がかかったような色。

ミニチュア・アレンジメント
【miniature arrangement】
  = プティ・デザイン
  出来上がりが10〜15cmほどに小さくまとめた、小型のアレンジメント。

ミルキー・トーン
【milky tone】
  オフ・ホワイト系のやわらかな色調。

ミル・フルール
【mille-fleur】
  色と形の異なるたくさんの材料を使い、高低をつけて
  ふんわりと構成されたもの。





<む>    <><><><

無限花序/むげんかじょ
  花が下の方から咲き始めるもの。⇔有限花序

無彩色/むさいしょく
  色の3属性である色相・彩度・明度のうち、
  明度のみを持っている色。黒・灰色・白。





<め>    <><><><

明度/めいど
  色の明るさの度合い。

メイド・オブ・オーナー
【maid of honor】
  花嫁の立会人。花嫁の姉妹で最も年齢の近い
  未婚の女子が選ばれる。
  適任者が居ないときには既婚の人が勤める。
  この場合、メイトロン・オブ・オーナーと呼ぶ。

明度グラデーション/めいどグラデーション
  色相と彩度が同じ色において、明度が段階的に
  変化していくことをいう。

明度対比/めいどたいひ
  色同士が影響しあって、明度が実際より高く見えたり
  低く見えたりする現象。

明度ドミナント/めいどドミナント
  配色全体を明度によって統一した配色。
  ドミナントは「支配的な」という意味。

メカニカル・フォーカル・ポイント
【mechanical focal point】
  機構上の焦点。
  見た目の焦点ではなく、全てが集中する一点。

メカニックス
【mechanics】
  仕組み・装置・機構。およびそれらに対する技巧。

メソード
【method】
  方法・手法。

メタリック・トーン
【metallic tone】
  金属のような光沢のある、冷たい色調。

メリア
【mellia】
  ⇒寄せ花。

メロウ・カラー
【mellow color】
  やわらかでソフトな、成熟さを感じさせる色合い。





<も>    <><><><

モザイク
【mosaic】
  石・ガラス・木・貝殻・卵殻などの小片を寄せて製作
  する模様。

モス
【moss】
  水苔を含め、多くの苔の種類の総称。

モダニズム
【modernism】
  現代的な感覚や流行を取り込んだ作品をいう。

モダン・アート
【modern art】
  現代美術。
  20世紀初め〜第二次大戦前までの新しい傾向の
  美術をいう。
  戦後は、コンテンポラリーアートと呼ばれる。

モダン・デザイン
【modarn design】
  現代のフラワーデザインのことで、モダン・スタイル
  ともいう。モダンは「現代的」の意。
  ドイツの造形理論を元に、植物を中心に自然の形を
  大切にしながらデザインを進める構成の仕方が考え
  られ、その理論化が展開された。
  この植物による自己表現は、アートの領域に加わり、
  自由なデザイン構想が出来るようになった。

モチーフ
【motif】
  表現・創造の動機、原動力。

モチ病/もちびょう
  主に、葉や花芽に発生する。
  病葉は焼いた餅の様に膨れ上がり、やがて枯れる。
  枯れる前には、白い粉状の胞子が見られる。

元肥/もとごえ

モニュメント
【monument】
  記念碑、記念像、記念建築など、記念の為の建築・
  造形物。

モノクローム
【monochrome】
  単色画・白黒写真。モノクロと略す場合が多い。
  モノクロマティックは単色・単彩のこと。
  モノクロマチック・カラー・ハーモニーとは、
1色の濃淡の取り合わせをいう。

モビール
【mobile】
  針金や糸等で飾りを吊るしてバランスをとり、動力や
  風など自然の力や、平衡の原理を活用して動く様に
  構成された作品。

モリーン
【malines】
  チュールにギャザーを寄せて、ワイヤーでねじり留めた
  もの。
  ブーケのバック処理などに用いる。

盛花/もりばな
  明治時代に生まれた生け花の形式で、水盤などの
  平らな花器に、剣山を用いて花を留めるいけ方。