<か>    <><><><> 

ガーランド
【garlamd】
  花綱。
  複数の花や葉を長くつないだもの。またはつなぐこと。

開花調節/かいかちょうせつ
  開花を人為的に調節すること。
   (開花促進は人為的に開花を調節すること。)

カイガラムシ
  貝殻をかぶったような形の害虫。
  幹の上に寄生して樹液を吸うので、葉が黄変したり
  枯れたりする。

害虫/がいちゅう
  植物に寄生し、その生育に悪影響を与えたり、
  枯死させたりする。

返り咲き/かえりざき
  開花時期が終わり、次の開花時期までの間に
  再び花が咲くこと。
  夏に干ばつが続いたり、秋が以上に暑いときなどに
  起こりやすい。(=狂い咲き)

花芽/かが
  開くと花になる芽のこと。

化学肥料/かがくひりょう
  単一成分の肥料。

花卉/かき
  観賞用に栽培される植物。

花器付盛花/かきつきもりばな
  フラワー装飾技能検定の出題用語。
  (NFD資格検定試験におけるアレンジメントのこと。)

萼/がく
  被子植物の花びらの外側にあり、蕾や花びらを
  保護する葉の一種。

学名/がくめい
  生物などの分類に用いる、学問上の世界共通の
  名称。ラテン語で表記される。
  植物では、国際植物命名規約に基づいている。

花茎/かけい
  根や地下茎から直接出て、花だけをつける茎。

花軸/かじく
  被子植物の花の茎。

篭花/かごばな
  フラワー装飾技能検定の出題用語。
  指定された篭に作るアレンジメント。

花序/かじょ
  花のつき方のこと。
  散形花序・散房花序・集散花序・穂状花序・
  総状花序・頭状花序・肉穂花序などがあり、
  有限花序と無限花序に分かれる。

花床/かしょう
  茎の先端の、花が付く膨らんだ部分。

花穂/かすい
  長い花軸に房状に小花が付いている状態や、
  花軸のない花が互生して付いている場合のこと。

化成肥料/かせいひりょう
  2種類以上の化学肥料に化学反応を加えて作る
  肥料。

活性炭/かっせいたん
  吸水性・吸着力を強めた炭。
  鉢土の配合土の混合するなどして使われる。

活力剤/かつりょくざい
  植物に栄養を与え、成長をコントロールする薬。
  あくまでも開花や発根の促進のために補助的に
  使うもので、肥料ではない。

金網/かなあみ
  チキンワイヤーワイヤーメッシュのこと。
  ファンデーションの一種。

鹿沼土/かぬまつち
  栃木県鹿沼地方の粒状の酸性土。
  黄色の軽石質で、保水性・通気性に優れ、粒子も
  崩れにくく、配合土の基本用土や挿し木用に適して
  いる。

カバーグリーン
【cover green】
  ファンデーションを隠すために用いる葉。

花被/かひ
  雄しべと雌しべ以外の花葉。

株分け/かぶわけ
  多年草植物の、最も確実で簡単な繁殖方法。
  株根を分割して増やす。

花枝/かへい
  花を支える枝。

花弁/かべん
  花びら。花葉の各片。

加法混色/かほうこんしょく
  色光の三原色赤・緑・青を混色すると白色光になることをいう。

花木/かぼく
  花を咲かせたり、葉や果実を鑑賞する木。

花葉/かよう
  花といわれる部分で、萼・雄しべ・雌しべ・花びらのこと。
  雄しべと雌しべを実花葉、萼や花びらを裸花葉という。

カラー・チャート
【color chart】
  色彩を系統的に配列した図表。

カリウム
【Kalium】
  肥料の3大要素のひとつ。
  根肥として根や球根の成長を促進し、植物全体の
  生理作用を調整。
  病気に対する抵抗力を強化する。

カリキュース
【calli-cues】
  針金にフローラルテープを巻き、その上を更にリボンで
  巻いたもの。
寒肥/かんごえ
  冬の休眠期間に庭木などに与えておく有機肥料のこと。

寒色/かんしょく
  寒い感じを与える色。
  青や青緑など、短波長系の色。

観葉植物/かんようしょくぶつ
  主に葉を鑑賞する植物。
  熱帯及び亜熱帯原産で、耐陰性のあるものが多く、
  室内で栽培・鑑賞できる。





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帰化植物/きかしょくぶつ
  外国から入ってきて野生化、繁殖した植物。

寄生植物/きせいしょくぶつ
  他の植物に寄生し、そこから栄養や水分を得る植物。

技能検定/ぎのうけんてい
  労働者の有する技能を一定の基準によって評価し、
  これを公証する国家検定制度で、職業訓練法に
  基づいて実施されている。

キャスケード・ブーケ
【cascade bouquet】
  懸垂形に構成したブーケ。
  滝(キャスケード)の様に流れる形。

キャスケット・カヴァー
【casket cover】
  棺(キャスケット)を覆う花飾り。
  昔はブランケットがよく使われたが、次第に簡素化され、
  最近はキャスケット・スプレー(花や茎を放射状に
  アレンジした飾り)を棺上に置くことが多い。

キャベッジ・ローズ
【cabbage rose】
  ヴィクトリアン・ローズのこと。
  ダッチェス・ローズまたはカルメン・ローズともいう。

キャメリア・ローズ
【camellia rose】
  バラの花びらを開いて、椿の花の様に作ったもの。

キャラ・グラッド
【calla glad】
  グラジオラスの花びらで、カラーの様に作ったもの。

キャリックス
【kalyx】
  萼(がく)。

キャンドル
【candle】
  ロウソク。

霧吹きポンプ/きりふきポンプ
  睡蓮などの茎へ薬液を注入することが出来るポンプ。

切戻し/きりもどし
  長過ぎたり不要な枝を切り捨てる剪定法。

近似黄金率/きんじおうごんりつ
  黄金率に近いひとつの理想的な比率。
  √3矩形の短辺と長辺が1:√3≒5:8.66の比率。





<く>    ><><><

クール・カラー
【cool color】
  寒色のこと。

矩形/くけい
  各辺とも互いに直角に交わる四辺形のことで、
  4辺の長さが等しい正方形と、長方形がある。

屈性/くっせい
  植物のさまざまな器官が外部から刺激され、
  生長の方向が変化すること。
  光による刺激の場合は屈光性という。

クラウン
【crown】
  冠状の頭飾り。コロネットティアラともいう。

クラシック・デザイン
【classic design】
  19世紀イギリスのヴィクトリア女王の時代に
  形作られた方法で、構成的にはジオメトリック・
  フォームという。

クラスター・ブーケ
【cluster bouquet】
  クラスター(葡萄や藤など、花や果物の房)状に
  まとめたブーケ。

クラッチ・メソード
【cluth method】
  ワイヤーで花材を挟んで留める方法。

グラッド・ローズ
【glad rose】
  グラジオラスの花でバラの花の様に形作ったもの。

グラデーション
【gradation】
  明度や色相の段階的な変化のこと。
  色相グラデーション、明度グラデーション、
  彩度グラデーションの3つがある。

グラメリア
【glamellia】
  グラジオラスの花で、八重咲きの椿の花の様に
  形作ったもの。

クランツ
【kranz】
  リースを意味するドイツ語。

グリーン
【green】
  葉もの。

グリーン・ブーケ
【green bouquet】
  葉もので作ったブーケ。

クリス・クロス・メソード
【criss cross method】
  子房・萼・茎などに対して直角に2本のワイヤーを
  十文字に通して留める方法。
  ピアスィング・メソードを立体交差させて、茎を形成
  する。

グリセリン
【grycerin】
  素材に柔軟加工を施す際に使用する液体。

グルー・ガン
【glue gun】
  熱で溶かした樹脂(グルー)で接着するときに使う
  器具。

クレイ
【clay】
  粘土。

クレセント
【crescent】
  三日月形。

クロス
【cross】
  十字架。十字形。

クロマティック・カラー
【chromatic color】
  有彩色のこと。





<け>    <><><><

形成/けいせい
  形作ること。

形態/けいたい
  =「フォーム」

ゲシュテック
【Gesteck】
  一般に、『フラワー・アレンジメント』と呼ばれている
  挿すテクニックを用いて作ったデザインを意味する
  ドイツ語。

原色/げんしょく
  混合して種々の色を作る、基本になる色。

減法混色/げんぽうこんしょく
  色料の三原色イエロー(黄)・シアン(青緑)・マゼンタ(赤紫)を混色すること。





<こ>    <><><><

弧/こ
  円周の一部。

ゴーイング・アウェイ・コサージ
【going away corsage】
  花嫁がハネムーンに出かける時につけるコサージ。

光合成/こうごうせい
  植物の緑色の部分に、光が当たったときに行われる
  働き。太陽エネルギーにより、水と二酸化炭素から
  炭水化物を合成すること。

交雑種/こうざつしゅ
  遺伝的に異なる個体を支配し、出来た品種をいう。

向日性/こうじつせい
  屈光性のひとつ。
  植物の器官が、光の刺激に向かって成長すること。

構成/こうせい
  形態や材料などを素材として、視覚的・力学的に
  組織し、組み立てること。

合弁花植物/ごうべんかしょくぶつ
  花びらがつながっている植物。双子葉植物。
  ロート形・釣鐘形・唇形・筒形・舌形などがある。

高木/こうぼく
  1本の茎が明瞭で、その高さが2メートル以上のもの。

コウン
【cone】
  円錐形。

苔/こけ
  湿地や岩、木の幹などに生える、葉状または草状の
  小さな植物の総称。
  胞子植物で、根・茎・葉の区別がつかない。

固形肥料/こけいひりょう
  油かすなどを粗く砕いたものや、ボール型や錠剤の
  化学肥料。土の表面に置いて使う。

コサージ
【corsage】
  衣類や体に付ける、小さな花飾りの総称。
  フランス語では、コサージュ。

コサージ・ピン
【corsage pin】
  コサージを付けるときに使うピン。

コサージ・ボウ
【corsage bow】
  コサージに使用するリボン。

ゴシック様式/ゴショックようしき
  ロマネスクの後、12世紀半ばにフランスから
  広まった中世ヨーロッパの美術様式。
  広い窓やステンドグラスを駆使した教会建築が
  多い。尖頭アーチや高い尖塔が特徴。
    (パリのノートルダム寺院・
     ロンドンのウェストミンスター寺院など)

弧成楕円/こせいだえん
  楕円はどの一部をとっても、弧を含んでいない曲線
  であるので、コンパスでは作図できない。
  しかし弧を連続することによって、楕円に極めて近い
  曲線を求めることが出来る。これを弧成楕円と呼ぶ。

互生/ごせい
  葉序の一種。
  葉が、ひとつの節から1枚ずつ出て、互い違いの
  方向に出る生え方のこと。

古典主義/こてんしゅぎ
  17〜18世紀のヨーロッパにおける古代ギリシャ・
  ローマの古典的作品を模範とし、理想や調和、
  形式美を追求する芸術傾向。(=クラシズム)
  フランスでは、ルイ14世の時代を指す。

コフィア
【coiffure】
  ヘアーオーナメントの一種。

コラージュ
【collage】
  元来は『糊貼りしたもの』という意味のフランス語。
  木の葉・実・貝殻・布などを初め、あらゆる素材の
  中から色々な物を貼り付け、一部加筆して構成する
  現代絵画の技法。

コロニアル・ブーケ
【colonial bouquet】
  数種類の花を同心円的に、ラウンド形にデザインした
  ブーケ。
  花のバックサポートとして、円形の周囲を、レースや
  チュール、グリーン等で縁どって形成する。

コロニアル様式/コロニアルようしき
  17〜18世紀のアメリカで、イギリス・オランダ移民が
  用いた建築様式。
  曲線や彫刻等の装飾を排除した、実用的なデザイン。

根生/こんせい
  葉序の一種。根元から葉が輪になって付く。

コンテナー
【container】
  器、花器の総称。

コンテンポラリー
【contenporary】
  現代の、同時代のという意味。

コントラスト
【contrast】
  対比・対照、明暗の差。
  質的または量的に、互いに甚だしく異なる2つの
  要素が、同時に或いは継続的に配列された時に、
  相互の特質が更に強まること。

コンプレメンタリー カラー
【complementary color】
  補色。反対色。
  コンプリメンタリーカラーハーモニー = 色環上の相反する色の組み合わせ。

コンポート
【compote】
  高脚付きの器・花器。

コンポスト
【Compost】
  配合土・調合土のこと。

コンポジション
【composition】
  構成、組み立て、構図の意味。
  諸部分を一つの全体に組み立てる手段をいう。