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バーク
【bark】
  モミの木などの樹皮を砕いたものや、オガクズ・
  木の削りかすなどを堆肥化したもの。
  通気性がよく、鉢やプランターなどの表面装飾に
  使われる。
パーゴラ
【pergoia】
  軒下などに付ける柵。
  蔓性の植物などを絡ませて、日除けとして使う。

パーテーション
【partition】
  壁・カーテン・衝立など、空間を仕切るもの。

バーミキュライト
【vermiculite】
  蛭石を高温で焼いた人口土。
  通気性・透水性・保水性に優れているため、挿し木などに
  適している。

ハート
【heart】
  ハートの形に花を構成したり、ハート型の土台に花を
  飾ったりしたもの。 

ハーブ
【herb】
  香草。フラワーデザインの素材としても使われる。

ハーモニー
【harmony】
  調和。

配合土/はいごうど
  植物を栽培するために、数種類の土を混ぜて作った土。
  培養土ともいう。

配色/はいしょく
  2つ以上の色を組み合わせて、新たな効果を
  生み出すこと。
  カラー・コンビネーションカラー・アレンジメントともいう。

ハイドロカルチャー
【hydro culture】
  底穴の無い容器で、土を使わずに植物を栽培するという
  和製語。用土としてハイドロボールなどを使う。

ハイドロボール
【hydro ball】
  ガラス質を含む粘土をボール状にし、高温で焼いた
  硬い人口土。
  吸水性があり、排水性も高いため、ハイドロカルチャー・
  テラリウムなどに用いる。

ハイライト
【highlight】
  絵や写真の画面の中で、最も明るい部分。

バスケット・ブーケ
【basket bouquet】
  花がバスケットから溢れる様にアレンジしたブーケ。

パステル
【pastel】
  粉末顔料を白粘土とゴム溶剤で固めた、棒状の
  固形絵具。

パティオ
【patio】
  南スペイン・アンダルシア地方の住宅にある中庭。
  イスラム建築の影響を受けている。
  グラナダのアルハンブラ宮殿のものが有名。

パターン
【pattern】
  形、型。

バックグラウンド
【background】
  作品の背面のこと。

バック・サポート
【back support】
  ブーケのメカニカルフォーカルポイントを中心とした
  裏面の処理のこと。

バッスル・ボウ
【bustle bow】
  ブーケの裏側の処理に使うリボンの技法。
  2インチほどの幅のリボンをループにして、
  ワイヤーでツイスティングし、テーピングする。

花留め/はなどめ
  花材の根元を固定する道具のこと、または方法。

葉水/はみず
  霧吹きなどで葉に水をかけること。

早咲き性/はやさきせい
  開花までの休眠期間が短いもの。

パラソル・ブーケ
【parasol bouquet】
  日傘を意味し、ガーデン・ウェディングなど戸外の
  結婚式に向く。
  閉じた傘(クローズド・パラソル)と開いた傘(オープン・
  パラソル)に分けられる。

パラレル
【parallel】
  並行という意味。
  茎が並行になるように構成する技法をいう。

パラッツオ
【palazzo】
  ルネサンス期以降、イタリアで建てられた中庭のある
  広い建築物。
  採光・通風を考慮した庭が特徴。

バランス
【balance】
  つりあい、均衡という意味の英語。

バルコニー
【balcony】
  建物の上階の室外に張り出した、手摺りつきの台。
  フランス語ではバルコン。

春植え球根/はるうえきゅうこん
  春から夏に生育し開花する球根のこと。
  秋には休眠するが、寒さに弱い為掘り上げて防寒し
  越冬させる。グラジオラスなど。

春の七草/はるのななくさ
  (せり)、(なずな=ぺんぺん草)、御形(ごぎょう
  =ははこぐさ)、繁縷(はこべら=はこべ)、仏の座
  (ほとけのざ=たびらこ)、(すずな=蕪)、蘿蔔
  (すずしろ=大根)。
  春の代表的な若菜として、1月7日に粥に入れて食べ、
  お祝いをする。

バレンタインデー
【valentine day】
  聖バレンタイン受難記念日。2月14日。

ハロウィーン
【halloween】
  万聖節の前夜(10月31日)の行事。
  アメリカでは、カボチャをくり抜いて中にキャンドルを
  立てて飾ったり、仮装した子供たちが近所の家を
  訪ね歩いてお菓子をもらったりして楽しむ日。

バロック
【baroque】
  16世紀〜18世紀に、ヨーロッパ各地で流行した
  芸術様式。ベルサイユ宮殿が代表的。
  端正なルネッサンス様式に対し、曲線や楕円を多く
  取り入れた動的な量感あふれた表現が特徴。

ハンギング
【hanging】
  吊るすこと。

ハンドタイド・ブーケ
【hand-tied bouquet】
  全ての茎が、螺旋状に束ねられているブーケ。
  スパイラル・ブーケともいう。

ハンドル
【handle】
  ブーケの握りの部分。





<ひ>    ><><><

ピアシング・メソード
【piarcing method】
  子房・がく・茎などにワイヤーを直角に横から刺して
  留める方法。茎にそってワイヤーを折り曲げて、茎を
  形成する。

ピート・モス
【peat moss】
  湿原に生育している水苔やスゲ類などが堆積して
  腐植化した、酸性の用土。
  通気性・保水性を高めるために用いられ、肥料の
  吸着性もよいため、園芸用土として幅広く使われる。

ビザンチン・コウン
【Byzantine cone】
  ビザンチン建築様式からきた、刈り込み形の
  円錐形のデザイン。

ビサンチン様式/ビサンチンようしき
  4〜6世紀にかけて発達した東ローマ帝国のキリスト教
  建築様式。
  大ドームとモザイク画が特徴で、15世紀ころまで続いた。
  代表建築は、ヴェネチアのサンマルコ寺院など。

被子植物/ひししょくぶつ
  胚珠が子房に包まれている植物。
  種子植物で、双子葉植物と単子葉植物に分類出来る。

ピック
【pick】
  花の茎に付け、土台に挿すために用いる棒状の資材。

ピッチャー
【pitcher】
  柄と口のある水差しのこと。

ピュア・カラー
【pure color】
  純色のこと。

ピュー・エンド・デコレーション
【pew end decoration】
  キリスト教の結婚式で、花嫁と父親が入場・行進する
  中央ロードの両座席を飾る花。

ビュッフェ・テーブル
【buffet table】
  立食形式のパーティなどで、料理の並ぶテーブル。

ピラミッド
【pyramid】
  エジプトのピラミッドは四角錐だが、フラワーデザインでは
  通常三角錐のことをいう。

ピリオド・デザイン
【period design】
  = ピリオド・アレンジメント 
  時代的(歴史的)に特徴のあるアレンジメント。
  その時代の建築・美術・工芸・風俗等に調和した、それぞれ特徴を持ったアレンジメント。

肥料/ひりょう
  植物への栄養補給のために、用土または植物に施したり、
  植物の生育に適した土壌を作るために土地に施すもの。
  窒素(N)・リン(P)・カリウム(K)は、肥料の3大要素。

ピロー
【pillow】
  枕の形に花を構成したり、枕に花を飾りつけたりしたもの。
  フューネラルワークの一種。

ピン・ホルダー
【pin holder】
  フローラル・フォームを固定するのに用いる
  プラスチック製の器具。





<ふ>    <><><><

ファン
【fan】
  扇形。
  ファン・ブーケは、扇形に構成したブーケ。

ファンデーション
【foundation】
  土台・基礎。
  土台作りをファンデーションワークという。

フィラー・フラワー
【filler flower】
  埋め草的な花。
  もとの茎から枝分かれして、多数の小花が付いている。
  カスミソウ・レースフラワー・アスパラガスなど。
  葉物は、フィラー・グリーン

ブーケ
【bouquet】
  花を束ねたもの、花束の総称。

ブーケ・ボウ
【bouquet bow】
  ブーケを引き立たせる為に使用するリボン。

ブーケ・ホルダー
【bouquet holder】
  フローラル・フォームと握りが付いているブーケ用器具。

ブートニア
【boutonniere】
  男性用の、胸に付ける花飾り。

ブートニア・ピン
【boutonniere pin】
  ブートニアを付けるときに使うピン。

フェザー
【feather】
  羽。

フェザーリング
【feathering】
  花びらを幾つかに分けて、複数の小花をつくること。
  フレンチングともいう。

フォーカル・ポイント
【focal point】
  作品の視覚上・構成上の焦点。

フォーマル
【formal】
  正式な・公式的な・儀礼的な。

フォーマル・リニアール
【formal-linear】
  素材の形(フォーム)と、線(ライン)を強調する構成。
  素材の形態と量を制限し、究極の構成を追及する
  自己表現のデザイン。

フォーム
【form】
  形・形態。フォルムともいう。

フォーム・フラワー
【form flower】
  比較的大きく、形のはっきりした花。
  個性が強く、作品の中心になれるもの。
  ユリ・カラーなど。
  葉物はフォームグリーンという。

フォリッジ
【foliage】
  葉のこと。

フッキング・メソード
【hooking method】
  ワイヤーの先を曲げ、先端が花に埋まるように
  留める技法。

フューネラル
【funeral】
  葬儀。

腐葉土/ふようど
  広葉樹の落ち葉を集め、1メートル以上の高さに
  堆積して腐らせたもの。
  配合土を作るときに、有機物として混ぜたり、
  通気性・保肥力を高めるために用いる。  

ブライズメイド
【bridesmaid】
  花嫁の付き人。花嫁の友人か妹で、未婚女性。

ブライダル
【bridal】
  結婚式の、花嫁の。

ブライダル・ブーケ
【braidal bouquet】
  花嫁の持つ花束。
  ドイツ語では、ブラウトシュトラウス

ブライド
【bride】
  花嫁。

フラワー・ガール
【flower girl】
  結婚式で花嫁の入場の際、花嫁の前に立ち、
  通路に花をまく役目をする少女。

フラワー装飾技能検定/
    フラワーそうしょくぎのうけんてい
  厚生労働省が行っている技能検定。1級・2級・3級がある。
  生花を主体とした花材を用いて、ブーケ・コサージ・
  贈答用花束・篭花・アレンジメント等を制作するのに
  必要な技能を対象とした実技、及び筆記試験。

フラワー・デザイン
【flower design】
  多様な素材を用いて行う、花の造形活動。

フラワー・ボール・ブーケ
【flower ball bouquet】
  球形のブーケ。=スノーボール・ブーケ

ブランケット
【blanket】
  葬儀用のデザインで、棺を覆う花の毛布。
 
フリーフォーム・ブーケ
【free form bouquet】
  自由な形のブーケ。

プレゼンテーション・ブーケ
【presentation bouquet】
  送迎時の贈り物などとして用いるブーケの呼称。
  自然の茎を生かして、腕に抱えるように作られる
  場合が多い。

プレヤー・ブック・ブーケ
【prayer book bouquet】
  祈祷書に花をつけたもの。教会での式に使う。
  聖書の場合は、バイブル・ブーケという。

フレンチ・ブーケ
【french bouquet】
  自然の茎をリボンでまとめた、軽やかなブーケ。

フレンチ・ボウ
【french bow】
  リボンをループにして、ワイヤーでツイスティングしたもの。

フローラル吸水フォーム/
         フローラルきゅうすいフォーム
  ファンデーションの一種。
  オアシス、アクアフォーム等は商品名。

フローラル・スプレー
【floral spray】
  花用のスプレー式塗料。

フローラル・ダイ
【floral dye】
  花用の液体染料。

フローラル・テープ
【floral tape】
  フラワーデザイン用のテープ。

プロポーション
【proportion】
  比例・比率・割合。
  または、部分と部分・部分と全体との数量関係。
  つまり、調和・均整等の意。

フロリスト・ナイフ
【floral knife】
  またはフローラル・ナイフ。
  フラワーデザイン用のナイフ。





<へ>    <><><><

ヘア・オーナメント
【hair ornament】
  髪飾りの総称。ヘア・ドゥー、ヘア・ドレスも含む。
  これらよりも比較的大型で、より華やかなものは、
  ヘッド・ドレス【head dress】という。

ヘアピン・メソード
【hair pin method】
  ヘアピンの様にU字型のワイヤーで、花びらや葉を
  縫うように挿し通したり、支えたりする方法。

ペイジ
【page】
  結婚式で花嫁に付き添う男の子。

ベーシック
【basic】
  基礎的な、基本的なの意。

ベース
【base】
  土台あるいは花器を意味する。

ベストマン
【bestman】
  花嫁の付添い人。(新郎の友人)

ペタル
【petal】
  花弁。

ベネチア・グラス
【Venetian glass】
  13世紀頃のベネチア地方で栄えた工芸ガラス。
  イスラムの技術が伝わったもので、19世紀半ばに
  復興した。





<ほ>    ><><><

ボウ
【bow】
  『湾曲したもの』という原義から、リボン結び・
  蝶結びを意味している。  

胞子植物/ほうししょくぶつ
  花が咲かず、胞子や分裂によって増える植物。

防水粘着テープ/ぼうすいねんちゃくテープ
  ファンデーションワークの段階で、ベースとフォームを
  固定するときに使用することが多い。

ホガース・カーブ
【Hogarth curve】
  S字形に構成するデザイン。
  画家(ホガース)が書いたサインの形に由来するという
  説がある。

補色/ほしょく
  2つの色を一定の割合で混合して、灰色になるとき
  (光の場合は白)、一方の色を他方の色に対して
  補色という。

ほふく性植物/ほふくせいしょくぶつ
  地面を這うように生長する植物。

ポプリ
【pot pourri】
  フランス語。
  香りのある草花を乾燥させたもの。又はそれをビンに
  入れたもの。

ポマンダー
【pomander】
  柑橘類にクローブを差し込み、ナツメグなどのパウダーをまぶして作った
  香りの球  中世ヨーロッパで流行し始め、魔除けのお守りとして、
  クリスマスのオーナメントや、 新年のプレゼントとして交換したりする。

ホリゾンタル
【horizontal】
  水平形に構成するデザイン。

ホリゾンタル・クレセント
【horizontal crescent】
  ホリゾンタル形のクレセント。
  横から見るとホリゾンタルで、上から見るとクレセント。

ホリゾンタル・ホガース・カーブ
【horizontal Hogarth curve】
  ホリゾンタル形のホガース・カーブ。
  横から見るとホリゾンタルで、上から見ると
  ホガース・カーブ。

ホルダー
【holder】
  剣山・吸水性スポンジ・金網など花を挿すとき、花を留めるために使うもの。

ボン ボヤージ コサージ
【bon voyage corsage】
  船出に際して贈るコサージ。

ポンポン咲き/ポンポンざき
  筒状で先端が開いた花びらを持ち、球状に
  開花すること。ダリアなど。