no.7

今日のリコリスガーデン
Lycoris Garden Report 2006

No.7 : Aug.30 〜 

 8月26日には『園芸ニュースレター』の会員でリコリスに魅せられている方々が遠路はるばるこの小さなリコリスガーデンをお訪ねくださいましたが、ちょうど8月咲きのロンギトゥーバなどが盛りを過ぎていて花がほとんどなく申し訳ない思いをしました。
 ところが台風12号の影響で雨が降り出すと、とたんにキネンシスやアンフイエンシス、莫干山産の不稔性分類群が一気に花茎を伸ばし始めました。

Aug. 30: 莫干山産 Type D 2n=19 直射光にさらされると赤味がかかってきます。 Aug. 30: スペリー(L.cv. Sperry)。 2n=16 キネンシスの一系です。


Sept. 1: 8月中旬に一旦花盛りだったコマチ(KOMACHI, L. pumila X L. longituba)が二度目の開花ピークを迎えています。 Sept. 1: 韓国の白羊山産のフラベスケンス(L. flavescens)が咲き始めています。
 今年は何故か交雑起源の不稔性分類群の多くに2回の開花ピークが見られます。昨年まではほとんど同時期に開花していましたから遺伝的な違いではないと思いますが、原因は不明です。


Sept. 3: 手前の白い花は莫干山産のタイプC (Type C from Mt. Moganshan, China)です。 Sept. 7: 手前右よりのクリーム色は韓国ウイドー(ハリネズミ島)産の L. flavesces var. uydoensis、L. haywardi、左奥はL. chinensis X L. longituba 優花 (YUUKA)です。


Sept. 7: 花盛りのオフホワイト(L. cv. off-white)。種子はできませんが子房が膨らんで稔性かと思わせます。 Sept. 7: 花盛りの楊貴妃 (YOUKIHI)。3日後にはあっという間に終焉です。


Sept. 7: 花の盛りのタヌキノカミソリ(L. incarnata)。交雑起源であることは間違いないのですが、まだ親が特定できていません。 Sept. 7: 優花 (YUUKA) と呼んでいる半不稔性分類群(semisteril taxon)。キネンシスとロンギトゥーバの雑種と思われます。今年は黄色が濃く発色しています。


Sept. 7: 張公洞産の爪紅 (TUMABENI from Changondong, China. 2n=19)。開花後数日たつと花被片中央にも紅が射してきました。 Sept. 7: 莫干山産のタイプD (Type D from Mt. Moganshan, 2n=19)。これも開花後の日差しが強いと赤味がかかります。


Sept. 7: 揃って開花した安徽石蒜(L. anhuiensis)。 Sept. 7: 杭州植物園作出の L. pumila X L. straminea from Hangzhou Botanica Garden。2n=23で[M+T]ゲノムは入っていません。


Sept. 7: 莫干山産のタイプA。Type A from Mt. Mogan, China. 2n=19. Sept. 7: 西施に吸蜜に来たナガサキアゲハ。温暖化に伴い北上中とか。 Papilio memnon on the flowers of SEISHI。


Sept. 10: コヒガンバナ(L. radiata var. pumila)が咲き始めました。昨年は8月中旬には咲いていました。 Sept. 10: 二度目の開花ピークの西施(SEISHI) です。夕闇の迫った庭に似合う花です。


Sept. 10: 莫干山産のタイプB。 Type B from Mt. Moganshan, 2n=19。 Sept. 10: サツマカリュウ(薩摩火竜, SATUMAKARYU)です


Sept. 10: 左はロゼア(L. rosea)、右はハイワルディー(L. haywardii)。 Sept. 10: 爪紅(TUMABENI)です。


Sept.10: 3倍体キツネノカミソリ(L.
sanguinea
,triploid 2n=32)。自生地は宅地造成で失われました。
Sept. 10: カガリビ(篝火, KAGARIBI)です。サツマカリュウ(SATUMAKRYU)に比べると花被片の先端の青味が薄いようです。


Sept.12: ホウディシェリー(L. houdyshelii)が咲き始めました。 Sept.13:  湖南省産アウレア(L. aurea)の今年の一番花。


Sept.15: アウレア(L. aurea)。 2n=14.
Sept.15: ウイドウエンシス(L. flavescens var. uydoensis


Sept.19: カルドゥエリー(L. cardwellii Sept.19: コヒガンバナ(L. radiata var. pumila from Mt. Buisan)。


Sept.19: オオスミ(L. rubroaurantiaca, 2n=17, Sterile)。 Sept.19: 花盛りのホウディシェリー(L.houdyshelii)。


Sept.21: 手前が満開のストラミネア(L. straminea)。後方は盛りを過ぎたホウディシェリー(L. houdyshalii)。 Sept.21: ストラミネア(L. straminea)。


Sept.21: 秋咲きのキツネノカミソリ(L. sanguinea var. autumnalis)。 Sept.24: 花被片の幅が広いタイプのシロバナヒガンバナ(L. albiflora form latipetalus


Sept.25: シロバナヒガンバナと混同されているフォーン( L. cv. "fawn")。 Sept.25: ヒガンバナと典型的なシロバナヒガンバナ(L. albiflora var. typica)。ヒガンバナ同様花被片の幅は狭い。


Sept.25: アケボノショウキラン(L. rubroaurantiaca)の一系、ベニサツマ(BENISATUMA)。 Sept.25: サツマビジン(SATUMBIJIN)。核型から見ると片親はショウキズイセン(L. traubii)らしい。


Sept.30: 八重咲きのヒガンバナが咲き始めました。 Sept.30: 杭州植物園がコヒガンバナとロセアを交配して作出したという分類群です。開花期と形態はがヒガンバナと同じですが、2n=22 です。


L. longituba 長筒石蒜 の種子を無料でお分けします。 shisuan@msf.biglobe.ne.jp
お一人20粒。ご連絡をいただいた順にお送りします。10名様で締め切ります。

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採り蒔きが理想ですので、直ぐに播種してください。乾燥させると発芽しません。

開花までには6〜7年かかります。  
                   
10月20日: 種子の配布は終了させていただきました。ありがとうございました。


October 16:  今年最後のリコリスの花です
L. aurea var. latifolia 2n=16 L. aurea var. typica  2n=15


  

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