コスタリカで出逢った花たち

COSTA RICA

 コスタリカはフィリピンやスリランカとほぼ同緯度に位置する常夏の国です。200万年ほど前の激しい火山活動によって誕生したパナマ陸橋の一部です。この新天地には南北のアメリカ大陸から動植物が移住してきて、独自の進化を遂げ、多様化しました。
 人類も2万年ほど前までにはこの地に到達していたと考えられています。メキシコ盆地にトラパコーヤ遺跡を残した人たちの一部なのでしょう。しかし、コスタリカには3000年を越す古い遺跡は未発見です。2000年ほど前の地層から出土するニコヤ・ポリクローム・スタイルの彩色土器はマヤ文化を色濃く反映しているそうです。この地域の農耕社会は1000年ほど前を頂点に衰退し、1502年にコロンブスがやってきたころには、原住民の人口はわずかなものだったと考えられています。現在のコスタリカでは人口の98%以上がヨーロッパ系なのも、これを反映しているのでしょう。
 スペインの植民地から独立したのは1848年ですが、その後、紆余曲折を経て、1949年に軍事力を放棄し、非武装・積極中立国を宣言し、現在に至っています。鉱物資源は乏しいものの、国土の30%余の森林を保護し、その生物多様性を売り物にしたエコツーリズムを国是としています。

 

上の写真、はカリブ海沿岸のトルトゥゲーロ国立公園の水路から見た民家。椰子の葉がそよぎオオゴチョウの花が彩りを添える。後ろの大木にはオオツリスドリの巣が下がる。は山頂が雲で覆われたアレナル火山。日が落ちると、間歇的に灼熱の溶岩が流れ落ちるのを見ることができる。

 コスタリカは国土の中央に、グアナカステ、チララン、セントラル、タラマンカの4本の山脈が縦に連なり、東側のカリブ海沿岸地帯は熱帯雨林が茂り、西側の太平洋沿岸の低地には乾燥したサバンナが発達している。また、脊梁山脈の高地は雲霧林に覆われている。
 現在のところ国立公園ないしは特別保護区に制定されている地域は107地域、国土の24.6%、1,256,690ヘクタールだが、厳密な規制の下にある地域は16.2%、824,500ヘクタールにとどまる。
 こうした保護政策の下、九州と四国を合わせた程度の面積の国土にもかかわらず、哺乳類221種、鳥類830種、両生類150種、爬虫類215種、魚類1080種、昆虫類366000種が棲息し、10000種以上の維管束植物(この内約1600種はラン)が生育している。

 このページには、短い旅の間に出逢った花々の一部を、思いつくままに紹介しました。

    
 首都のサンホセは標高1150mの高原にあり、年間を通してさまざまな花を楽しめます。乾季の市街地で先ず目に入るのはオレンジ色の花を咲かせた大木と、ピンクの八重桜のような趣の花木です。
 オレンジ色の花木はポロ、あるいはポロ・ギガンテと呼ばれています。山の斜面に群生していると、野火のように見えるので、「山火事の木」ともいうそうです。
マメ科のデイゴの仲間の Erythrina poeppigiana です。原産地は隣国パナマからボリビアにかけての地ですが、スペインの植民地時代に持ち込まれ帰化しました。
 ピンクの花は
ノウゼンカズラ科ローブレ・サバナ(サバンナのバラ; Tabebuia rosea)です。ピンクのラッパ状の花が房咲きし、やがてサヤインゲンのような細長い実が下がります。メキシコから南米にわたって広く分布する乾季を代表する花の一つです。コスタリカの日系の方々は、望郷の思いを込めて「桜」と呼んでいます。

  
 民家の庭先などでしばしば見かけたカシューナットノキAnacardium occidentale)。ウルシ科です。小さな、黄緑色でやや赤味を帯びた花が終わると花柄の先に勾玉状の実が膨らみます(の写真)。実の部分はやがて灰色になり、この中の種子が食用されるカシューナッツです。柄の部分は肥大してカシューアップルと呼ばれるようになります(の写真)。多汁で酸味と渋味がありますが、生で食べたり焼いて食べたりします。ジャムにして食べることもあります。インディオたちは樹皮を煎じて、細菌性に下痢の薬にしていました。
 原産地はベネズエラからブラジルにかけての半乾燥地帯ですが、16世紀にやってきたポルトガルの船乗りたちがその有用性に目をつけて、インドや東アフリカ(モザンビーク)に広めました。

 上の写真: はサルチー村に栽培されていたウマノスズクサ科パイプカズラAristolochia elegans)。これはブラジル原産ですが、コスタリカにはもう少し大きな花をつけるマタモスカス(A. glandiflora)が自生しています。INBioの植物園に咲いていました。花には腐敗臭があり、ハエを呼び込んで受粉を媒介させます。中央アレクサンドラヤシArchontophoenix alexandrae)です。実が珊瑚色になる美しい椰子で、各地で栽培されています。原産地はオーストラリアだそうです。ナス科コスタリカン・ナイトシェードSolanum wendlandii)です。名前のとおりコスタリカの固有種で、大きな美しい花を咲かせるつる植物です。

 上の写真: コショウ科コルドンキージョPiper aduncum)です。コショウの仲間というとつる性の植物を想像しがちですが、立派な木です。中米から南米にかけて広く分布しています。葉を煎じたものは胃腸薬、乾燥させたものは止血に使うそうです。はグアテマラやコスタリカに分布するキツネノマゴ科サカティーナJusticia tinctoria)。道端でときどき見かけましたが、生垣に使うそうです。葉のゆで汁は白い布の黄ばみを防ぐための「青み」に使います。

 上3枚の写真: アブラナ科カルダミネ・オバータCardamine ovata)。コスタリカからペルーあたりまで分布するようです。中央イワタバコ科カパネア・グランディフロラCapanea grandiflora)。基本的には着生植物というが、この個体は地上で成育していた。おしべが先に熟し、花粉を放出すると引っ込み、替わってめしべが顔をのぞかせる。自家受粉を避ける仕組みだ。コスタリカからエクアドルにかけて見られるという。はかすかな木漏れ日の下で咲いていたステリフォマ・パラドクサSteriphoma paradoxa)。フウチョウソウ科の希少種で、グアテマラからコロンビアにかけて散見されるそうです。長く突出したおしべとめしべが印象的です。ハチドリが花粉媒介をするといいます。

 上の写真: キキョウ科ケントロポゴン・グラヌロサスCentropogon granulosus)。コスタリカからペルーまで分布します。独特の香りがしました。は「馬の毒」という意味の属名をもつミゾカクシ科の有毒植物、ヒッポブロマ・ロンギフロラHippobroma longiflora = Isotoma longiflora)です。中米から南米、西インド諸島に広く分布しています。

 上の写真: ナス科ウイテリンギア・マクラ-タWitheringia maculata)。木漏れ日に軟毛が白く光っていました。アマゾンのインディオは同じ属の植物(W. solanacea)を魚毒として利用しています。はモンテベルデのジャングルの中でよく見かけたアカネ科の低木で、燃える唇を連想するからと、ホットリップと呼ばれていました。

 上の写真: ケシ科グアカマヨBocconia frutescens)。傷つけるとオレンジ色の樹液が出てきます。この液は皮膚病に効くそうです。根は咬むと苦いのですが、煎じ汁は肝臓の薬です。中央ココアノキTheobroma cacao) の実です。アオギリ科です。熱帯の植物では、このように幹に直接花と実がつくものが少なくありません。属名のテオブロマは「神様の食べ物」の意味です。インカもマヤもアステク族の人々も神聖な果実とみなしていたからです。オリノコ河とアマゾン河の下流域が原産地といわれます。はトルトゥゲーロ国立公園の湿った暗い林床で出逢ったパナマソウ科(Cyclanthaceae)のパナマソウCarludovica palmata)です。この彩には、一瞬ギョッとして立ち止まりました。葉は扇形で棕櫚に似ていますが、タコノキと近縁です。若葉を蒸して繊維を集めパナマ帽の原料とします。中南米の熱帯圏に広く分布します。

 上の写真: アカネ科ハメリアの1種(Hamelia patens.)。アレナル火山の麓を流れる小川のほとりに咲いていました。原産地はブラジル。中央クマツズラ科チョレケPetrea volubilis)。中米、西インド諸島からブラジル北部にかけて分布。コスタリカでは野生のものは少ないそうですが、あちこちで栽培されています。中心の濃い紫の部分が花びらで、その外側は蕚です。ムラサキツクバネカズラという和名があります。トウダイグサ科ペレグリナJatropha multifida)。珊瑚のような真っ赤な花序と緑の大きな実が印象的でした。茎が壷状に肥大して高さは5mにもなります。葉が複雑に切れ込むのでモミジバヤトロファともいいます。原産地は熱帯アメリカです。

 上の写真: マメ科グアボ・デ・リオInga vera)。グアボの仲間は中南米に200種以上が分布していて、分類は厄介です。ニカラグアとの国境に近いカニョ・ネグロ国立公園を流れるリオ・フリオ(冷たい川)の水面近くに咲いていました。白い糸状のものはオシベです。ナス科オオバンマツリBrunfelsia pauciflora)。ブラジル原産であちこちで栽培されています。花の色が、青ー紫ー白、と変化するので”ayer-hoy-mañana”(昨日ー今日ー明日)の名もあります。

 上の写真: マメ科ガビランPentaclethra macroloba)。ガビランとは曲がった鍵爪のことで、白い穂状の花の後にできる曲がった栗色の大きな莢を猛禽類の鍵爪に見立てた名だそうです。20mもの大木になり大きな葉を密生させるので公園などで日陰を作るために植栽されています。この続には種があり、熱帯アメリカとアフリカに隔離分布しています。ウコギカチョ・デ・ベナOreopanax pycnocarpus)。コスタリカとパナマの山岳地帯に分布しています。

 上の写真はいずれもトルトゥゲーロの水路の植物: ミズアオイ科ホテイアオイモドキEichhornia heterosperma)。あちこちに群生していました。メキシコ南部からブラジルと西インド諸島に分布しています。中央ヒガンバナ科リリオ・デ・マングラールCrinum erubescens)。「マングローブのユリ」という名ですが、ハマユウの仲間です。熱帯アメリカの水辺に広く分布しています。イノモトソウ科ダナエイフォリウム・ミミモチシダAcrostichum danaeifolium)。葉は3.5mにもなる大株です。胞子葉が直立するのが特徴です。

 上の写真は、やはりトルトゥゲーロを走るボートの上から撮ったアカネ科グアヤボ・デ・モノPosoqueria latifolia)。食用にするバンジローと似た実がなるが食べられないので「サルのバンジロー」と呼ぶわけです。岸辺に下がる花の下にゆくと、クチナシの花のようなよい香りが漂ってきました。花筒が16cmもありますが、長い口吻をもつ蛾が花粉媒介者です。下向きに束になっているおしべに触れるとパチッと弾けて花粉を飛ばします。ボートのドライバーが実演してくれました。メキシコからブラジルにかけての水辺に生育しています。

 上の写真: は熱帯多雨林の暗い林床に生えるサトイモ科ウロスパサの1種(Urospatha sagittifolia.)。仏焔苞がねじれている。中央キツネノマゴ科メガスケパスマMegaskepasma erythrochlamys)。ヴェネズエラ原産で1属1種。あちこちの庭園に植えられていました。コスタリカではなぜか「ブラジル人の着物」と呼ぶそうです。キツネノマゴ科サンケジア・スペキオサSanchezia speciosa)。ベネズエラからペルーにかけての地に原産するといわれています。この属には約30種が知られていて、すべて熱帯アメリカ産です。

 コスタリカはランの種類が多いことで有名で、旅の間にもさまざまなランを見ましたが、そのうち同定できた3種です。
 グアリア・モラダCattleya skinneri)。本来、標高1000〜1400mの雲霧林の住人ですが、一世紀も前から野生のものはほぼ採り尽くされ、数箇所に生き残るのみです。しかし、栽培したものには容易に出逢えます。メキシコからコスタリカにかけて分布していて、コスタリカの国花に制定されています。中央エンキクリア・フラグランスEncyclia fraglance)。種小名が示すように、たいへん香りのよいランです。メキシコからエクアドルにかけてとカリブ海諸島に分布します。コスタリカではニコヤ半島のグアナカステ産地など、太平洋側の乾燥気味の環境に生育しています。バンデラ・エスパニョールEpidendrum radicans)。地上性ないしは着生のランで、メキシコから中米、南米北部に広く分布しています。コスタリカではグアナカステ、チララン、中央火山、タマランカ山地などに分布し、路傍の明るい土手などでも目にします。

 上の写真: は熱帯アメリカ原産、コショウ科サンタマリアPiper peltatum)。モンテベルデの森の中でしばしば出逢う植物です。大きな丸い葉はテーブルクロスに代用したり食料を包んだりします。葉を肌にこすり付ければダニよけになるそうです。葉の煎じ汁は利尿、解熱などの薬効があり、アマゾンでは万能薬的に利用されています。インドネシアなどでも野生化していて、若葉を野菜代わりに食べ、熟した甘い実も食べます。中央イワタバコ科コルムネア・マグニフィカColmnea magnifica)。コスタリカとパナマに分布します。よじ登り型の着生植物です。ハチドリが吸蜜にきていました。ベニノキ科(Bixaceae)のアチョーテ(Bixa orellana)、和名はベニノキです。カニョネグロのフリオ川の岸辺に生えていました。熱帯アメリカで栽培されているものは、ピンクの花を咲かせますが、この写真のような野性味のある白い花の個体はコスタリカだけで見られるようです。硬い毛で覆われた果実の中には、オレンジ色の色素(ビクシン)を含んだ種皮に包まれた、たくさんの種子があります。カヤポ族などのインディオはこの色素でボディペインティングをしますが、虫除け効果もあるそうです。

 上の写真はすべてプエルト・ビエホのセルバ・ベルデ・ロッジの庭園で撮影したものです。いずれも熱帯アメリカに原産する植物です。
クズウコン科(Marantaceae)のカラテア・ルテアCalathea lutea)。中左オウムバナ科(Heliconiaceae)のプラタニージョHeliconia wagneriana)。グアテマラからエクアドルにかけて分布。この属には約100種が記載されているが雑種も多く同定は難しい。中右クズウコン科カスカベルCalathea platystachya)。花の形がガラガラヘビの尾に似ているのでこの名があります。ショウガ科カーニャ・アグリアCostus stenophyllus)です。竹のように見えてもろいので、この名で呼ばれます。根元から斜めに伸びている赤いものが花の集まりです。


 上の写真: ナス科ヤコウカ(夜香花; Cestrum nocturnum)。アレナル火山の麓の草地に咲いていました。夜になるとよい香りを放って蛾を呼び寄せるそうです。カリブ海の島々が原産地といいます。中左アカバナ科ルドウィギア・オクトバルビスLudwigia octovalvia)。ラパスの滝に咲いていました。左下の赤い花は帰化植物のアフリカホウセンカで、いたるところで雑草化しています。そのせいか、コスタリカでは「チーノ」と呼ばれています。中右はボルカーノ・ロッヂの庭園で見たノボタン科オオバシコンノボタンTibouchina grandifolia)。ブラジル原産の美しい花です。はトルトゥゲーロ国立公園の水路でしばしば目にしたパンヤ科(Bombacaceae)のポチョーテPachira aquatica)。メキシコから南アメリカ北部の河口近くに生えています。高さ20mもの高木になり、板根が発達します。基部が白く上部が真っ赤な長いオシベは200本以上もあります。タネを炒って食べるとヘーゼルナッツのような味だそうです

 上の写真: はサンホセの国立博物館の庭に咲いていたロウソクノキ(蝋燭の木; Parmentiera cereifera)の花。パナマ原産のノウゼンカズラ科の植物です。幹から直接開く花は異様です。中央はロウソクノキの果実で、この形が和名の由来です。はラパスの滝の展望台に咲いていた7mほどの高さの木で、コスタリカではサイノと呼ぶそうです。山猪の意味ですが、見かけによらず花が悪臭を放つからということでした。

 上の写真: はメキシコからコロンビアにかけて分布しているタバコンAnthurium salvinii)。サトイモ科です。大きな葉は長さ1m、幅30cmほどです。樹上に着生しているものはシダ植物のシマオオタニワタリのようにも見えます。暗い森の中で見るこの植物のにょろりとした紫色の花穂は不気味です。アレナル火山の麓の有名なタバコン温泉は、そこにこの草がたくさん生えていたからということです。中央ミラソルTithonia diversifolia)です。3mほどになる木性のキクの仲間です。花の直径は15cmほど。メキシコからパナマにかけて分布します。マメ科の南アメリカ北部のスリナムが原産地といわれるスリナムゴウカンCalliandra surinamensis)。カリブ海に近いグアピレスのホテルの庭に咲いていました。

 上の写真: は標高1000m〜2500mの山間の湿った谷の斜面など群生しているグンネラ科(Gunnneraceae)のソンブリラ・デ・ポブレ(貧乏人の傘; Gunnera insignis)。ニカラグアからパナマにかけて分布します。中央ダマCitharexylum donnell-smithii)。クマツズラ科で大きくなると樹高は20mにもなるそうです。金色の丸い実が流れるように連なりみごとでした。メキシコからパナマにかけて分布します。ノウゼンカズラ科カエンカズラPyrostegia venusta)。ブラジルとパラグアイが原産地といわれますが、いまでは世界の熱帯で広く栽培されています。サンホセでも邸宅の壁面を彩っていました。

出逢えた仲間たち

 あちこちと旅をしましたが、コスタリカほど多くの動物たちに出逢えた国は初めてでした。動物の写真を撮るのも初めてでしたので、手ぶれ、ピンボケばかりです。彼らにはことわってはありませんが、紹介いたします。


目次へもどる

  参考文献

1) San Marcos, S.L. (ed.), Guia de los Parques Nationales - Costa Rica, Incafo Costa Rica S.A., 2002 2) Crow, G.E., Aquatic Plants of Palo Verde National Park and the Tempisque River Valley, Costa Rica, INBio, 2002
3)
Vindas, E.A., Common Plants of Chirripo National Park, Costa Rica, INBio, 2003 4) Hammel, B., Plantas ornamentales nativas de Costa Rica, INBio, 2001 5) Chavarria, U. et al., Arbores comunes del Parque Nacional Palo Verde, Costa Rica, INBio, 2001 6) Morales, J.F., Orquideas, ccacutus y bromelias del bosque seco, Costa Rica, INBio, 2001 7) Berry, F. and Kress, W.J., Heliconia, an Identification Guide, Smithonian Instiyution Press, 1991 8) Zamora, N.V. y Pennington, T., Guabas y Cuajiniquiles de Costa Rica, INBio, 2001 9) Gentry, A.H., A Field Guide if the Families and Genera of Woody Plants of Northwest South America, Univ. Chicago Press, 1996
10)
Smith, N. et al. (eds.) Flowering Plants of the Neotropics, Princeton Univ. Press, 2004 11) Duke, J.A. and Vasquez, R., Amazonian Ethnobotanical Dictionary, CRC Press, 1994