思えば、もう６年も前のこと？
ある日私は、当時私のピアノの師匠であった、
S先生が所属されていたオーケストラの演奏会に出かけました。
その時はよく知らなかったのですが、
オーケストラの演奏会で・・・かなり前の方の席で聴く、というのは
あまり良くないらしい・・・？
そうですね。バイオリンの方々のお顔しか見えない席でした。
が・・・なんと素敵なバイオリンの音色よ！
私はその時、すっかりその音に魅了されていたのでした。
ああ、私もバイオリンに触ってみたい！
弾いてみたい！・・・と思いました。
ただ、ただ、衝動的で、単純なそんな思いで習い始めたバイオリンです。。
将来、どうしたいのかなどと具体的な目標があるわけでもなく、
弾いている自分が楽しくて、嬉しければそれでいい・・・。
聴かせたい相手を心地よくさせられるような演奏、
なんてことは・・・考えてもいませんし・・・。（笑）
まして、いい大人になって始めた私が、
小さな子供と同じペースで成長できるなんて思ってもいませんし・・・（涙）

ふと思い立って
ヴァイオリンを弾くようになってから
気がつくともう６年になろうとしています。
本当にあっという間でした。
６年経っても
まだまだバイオリンは奥が深くて
未だに、まったく初心者もいいとこ！下手なまんまです・・・。
それでも少しずつ弾ける曲が増えてくると
とても嬉しいものです。

できることならば、
これからも、ちょっとづつですが、
一つの曲を、長い時間かけても、
美しい音色で弾けるようになるまで
楽しみながら、弾き続けようと思っている私なのです。