フィルムスキャナのページ

( Last Update May/08/1997 )

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EPSON FS-1200使用記

スキャン手順

• スキャンを行う手順ですが、まずフィルムカートリッジにフィルムをセットします。カートリッジには6枚カットのフィルムがセットできます(スライド用は4枚までです)。カートリッジを本体に途中まで挿入すると自動的に中に入っていきます。あとは下記TWAINドライバですべての操作が可能となります。
• 右はEPSON TWAINドライバの画面です。いかにもEPSON的ですね;-) 一番下の領域にはマウスカーソルのあるボタンに関する説明が表示されるので、初めて使用した場合も操作に迷うことも無いです。
• 「フィルムの選択」ではネガ、ポジ、ポジスライドから選択します。「表示色の選択」ではフルカラー、256色、モノクロ(256階調)から選択します。
  「出力機器」ではスクリーンの他に各種プリンタを設定します。プリンタに出力する場合は解像度とキャリブレーションの設定が必要なようです。もちろんEPSONの主なプリンタは登録済みです。私はプリンタを持っていないのでもっぱらスクリーンです。
  「出力サイズ」ではドット数又は紙のサイズを指定します。気をつけなければいけないのは、縦と横を区別すること。標準の640x480では横形ではいいものの、縦形では縦サイズが480の縦長サイズとなってしまいます。自分で480x640を定義して使用しなければならず、これは使い辛い。
• まず「プレビュー」ボタンでプレスキャンを行います。画面下側の小さな画像がプレビューした画面のサムネイルで、6枚まで表示できます。本スキャンも最大6枚まで同時に可能です。この時サムネイル下のチェックボックスで選択したコマだけをスキャンすることができます（実際には全部スキャンしているようにも思えるけど...）。
  右端に並んでいる５つのアイコンは画面の向きを調整するためのもので、コマごとに指定できます。
  サムネイルの１つを選択するとプレビュー画像が中央に表示されます。写真の内容を確認するには十分なサイズです。この画面で実際の取り込み範囲を指定します。この範囲指定はちぇっと(というかかなり)使い辛いです。
  「画像調整」には露出、ガンマ、輪郭強調の項目があります。レタッチソフトのほうが高度な調整ができますが、明らかな露出のオーバーや不足はここで調整しておいた方がいいようです。調整結果はリアルタイムでプレビュー画面に反映されます。この設定は全コマ共通となるので注意が必要です。
• スキャンした画像はどれもピントがあまい感じがしますがレタッチソフトで調整が可能です。
• スキャン速度ですが、６枚連続のプレビューで95秒、2枚連続の本スキャン(640x480)で90秒といったところです。

あれこれ

• 位置決めカートリッジの移動時やプレスキャン時の本体の振動が結構うるさいです。前面のカバーが共振しているような気がします。これだけの振動があるとスキャン精度に影響しそうですが、本スキャン時は比較的静かなので大丈夫でしょうか。
• TWAINドライバの機能とU/Iは強く改善を望みたい。とくに自分でスキャン範囲を指定する場合に出力サイズぴったりに合うサイズを指定することが事実上不可能であるのはなんとかしてほしい。後継のFS-1300も出たことだし新しいドライバが登録されないか待っているんだけど...。スキャン中はマウスカーソルがほとんど凍り付くのも何とかしてほしいぞ。

ドライバアップデート

EPSONのダウンロードページでお待ちかねのドライバのアップデートがありました。バージョンは1.1J。説明文には何が変わったのか全然書いてないです。インストールして気がついたのは、テンポラリディレクトリを指定できるようになったことくらいです。ちなみにインストールすると以前の設定が全部初期化されてしまった。おいおい...

フィルムスキャナを買おう

• Apr.29: 最近各社が値下げ攻勢をしています。これでニコン、ミノルタ、キヤノンの大手カメラメーカ製の2700dpiクラスが10万前後に揃いました。
• Mar.22: やっぱり出ましたFS-1200の後継FS-1300。APSにオプションで対応して、ソフトが２種類追加になった以外は特に変更はない模様。ただし、カタログ数値的には解像度が多少スペックダウンしている。
• セットアップ(2): 次にスキャナを接続して起動。妙にCD-ROMのアクセスが遅いぞ! と思ったら、なんとSCSI IDが衝突している！ IDを設定し直して事無きを得ました。セットアップCD-ROMからドライバとソフトをインストールして動作確認もOK。あとで気が着いたことですが、「コントロールパネル」-「システム」-「デバイスマネージャ」の「その他のデバイス」のFS-1200の欄に！マークがついていてドライバが正常に組み込まれていないと表示されています。一応TWAIN対応ソフト４本中３本(動作しないのはフリーソフトのβ版)は正常に動作しているので問題は無いはずですが、ちょっと気になります。
• セットアップ(1): まずはSCSIカードAHA-1510Bを特にジャンパの設定を変更することなく差し込んで、マシンを起動すると、さすがプラグアンドプレイ、自動的にカードを認識して正常に動作している模様。次に内蔵のCD-ROMドライブを接続して再起動。実はこのドライブ、ドライバ類が何もついていなかったのでどここらかダウンロードしてこなければいけないと思っていたけど、あら不思議、ちゃんと認識しています。SCSIの主立った機器は標準で認識できるのですね。
  

  100k	78k

• Mar.08: ということでスキャンし直して入れ替え。
• Mar.05: なんと、一部の写真が裏焼きであったことが判明。うち１枚はこのページに入れたやつ。時間が無いから後で入れ替えよう。
• Mar.04: ずいぶん間が開いてしまったけどサンプル写真を公開します。まだフィルム１本分しかスキャンしていないのでこれだけでご勘弁を。両方ともフィルムの面積で半分程度にトリミングしてスキャンして640x480で取り込んだものです。フィルムスキャナの場合はスキャンする段階でトリミングが自由自在にできるのがいいですね。いずれも昨年の暮れに伊豆の修善寺でフィールドアスレチックとスケートをやったときのものです。久々にいい汗をかきました。
• Feb.22: 買ってきました。今回の買い物は表の通りです。

  品物	値段
  SCSIボード(Adaptec AHA-1510B)	9,700
  CD-ROMドライブ(パイオニアDR-466 SCSI 12倍速)	18,800
  TA(NEC AtermIT55/DSU)	37,800
  フィルムスキャナ(EPSON FS-1200)	39,800

  FS-1200はこの間までずっと49,800くらいだったのが、急に下がったみたいです。新機種がでるのでしょうか？ソフマップでは49,800の値札を39,800に修正してありました。ただし、いくつかの店では高い値段のままのところがありました。結構在庫が無くてあちこち回って九十九でやっと入手しました。 FS-1200の動作確認は終わっているのですが、詳しいレポートはまた後で。 (CD-ROMが復活したので久々にゲームにはまってしまっていたのでした(^^)
• Feb.17: 今週末に秋葉原に出かけることにしました。FS-1200にします。ホームページ用ならば十分なスペックでしょう。SCSI I/Fにして、SCSIカードも買います。 AdaptecのAHA-1510Bを予定しています。つでにCD-ROMドライブも買います。こっちもSCSIで安けりゃ何でもいいです。もちろんAtermIT55も。
• Feb.14: Infoseek Japanでサーチをかけてみると結構あるではないですか。ASCII DOS/V Issueのバックナンバーにも記事があったよん(1996/9)。以下がその全調査結果だよ。

  メーカー	型番	標準価格	備考
  エプソン	FS-1300	69,800	1,200dpi、1128×1700(35mm)/752×1322(APS)画素、SCSI/パラレル。35mm/ASP対応(APSはオプションカートリッジが必要:10,000円)。
  	(FS-1200)	69,800	1,200dpi、1230×1795画素、SCSI/パラレル。35mmのみ対応。
  コニカ	Qscan	78,000	1,200dpi、1,134×1,701画素、SCSI。35mmとAPSに対応。外観はFS-1200とほとんど変わらない。きっとコニカがエンジン部分をエプソンにOEMしているんでしょう。でも細かいスペックは異なります。
  オリンパス	ES-10	74,800	1770dpi、1600×2400画素、パラレル。35mm(オプションでAPS)対応。
  ロジテック	LSC-F10/W	89,800	1770dpi、パラレル。標準でAPS対応。オリンパスES-10のOEMの模様。
  ニコン	LS-1000	198,000	2700dpi、40秒。Photoshop LE-Jバンドル。97/4に238,000からの値下げ。
  	LS-20 COOLSCAN II	89,800	2700dpi、2496×3777画索、80秒。内蔵タイプあり（86,000）。Photoshop LE-Jバンドル。！おや、こんなところに詳しい説明が。97/4に132,000から値下げ。
  富士フィルム	AS-1	58,800	APS専用。詳細不明
  	FV-10D	?	基本的にはハンディスキャナ。ビデオ出力のみ。
  ミノルタ	Dimage SScan Dual F-2400	69,800	2400dpi、2336×3504画素、SCSI。オプションでAPSに対応。97/7発売。
  	QuickScan35	110,000	2,820dpi、2688×4032画素というハイスペック。ここはWEBでカタログの請求ができます。さっそく申し込みました(買わないけど(^^)。97/4に158,000から値下げになりました。 ここにも説明があるよ。
  ポラロイド	POLASCAN 35	159,000	2700dpi。1950dpiで98,000円のPOLASCAN 35 LEというのもあるらしいけど。
  キヤノン	CanoScan 2700F	98,000	2700dpi、SCSI。

• Feb.7: 極秘調査によるとFS-1200の実売価格は５万弱。
• Feb.4: 検索エンジンで FV-10Dのホームページ見つけた。でも直接PCに取り込めないので没。
• Feb.3: 富士フィルムのホームページを覗いてみるがFV-10Dの紹介が無い。やっぱり売れていないのかなー。
• Jan.某日: ということで話が盛り上がり買うことになった。まずは機種選定だ。といってもデジカメと違ってあんまり種類が無いからなー。当面のターゲットは EPSON FS-1200だ！

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