さて、ブッダとなったシッダールタ王子は、梵天(ぼんてん・最高の神)の
ようせいで、あちこちの町を布教(教えを説き、広げて周りました)

その彼の教えの説き方は素晴らしいものでした。

というのは、それまで宗教の教えというのは、王様にも家来にも、男性にも
女性にも、富める人にも貧しい人にも同じことを言っていました。

けれど、ブッダは違いました。

その人の望みにより、その人の病んでいる病気や怪我の具合や、場所により
薬が違うように、心を満たす教えも違うのだ、といって、相手、相手により違う
ことを説いたのです。

それは、その人にふさわしい教えばかりでした。

それが有名な「対機説法・たいきせっぽう」
その機に応じて、相手に教えを説く、ということです。

勉強し過ぎて、病気になった子供に、「勉強しなさい」はダメですよね。
勉強しなくて、字が書けない子供には「勉強しなさい」で良いですよね。

うそを言うのではなく、その場に応じてその人にふさわしい事を教えてあげる
のはすばらしいですよね。

対機説法、というのは今日でもすばらしい教えの説き方、として評価されています。



インドは身分制度・カースト制度(お金持ちと貧しい人と生まれつき決められる)
があった国なので、その人にふさわしい教えを説く、というのはみんなを平等に
扱ってくれる良い方法でした。

  
丘の上には、豊かな家が、丘の下の湿地帯にはそうでない人の家が並んでいます。


 

63 キッズの仏教塾 2010.2.1

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