11 キッズの仏教塾 

2008.1.1 No.11 宗優子

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シッダールタは苦行の果てに悟り(さとり)をひらいた

 人間はせっかく生まれて来たのに、年をとったり、病気になったり、死んでしまったり
苦しみが多いなあ、それに身分の差だってあるじゃないか、

それなのに、お坊さんはおだやかな顔をしている。お坊さんは普通の人とちがって、
なにか賢い理屈を知っているのだろうか、、、そう考えてお坊さんになろう、と出家した
シッダールタでしたが、その修行は苦しいものでした。

体を痛めつけて、何も考えないようにさせて、、、つまり、悪い考えや、よこしまな心を
持たないようにするために体を空っぽにする、というのです。

一日に米一粒、とゴマ一粒、そして暗闇の墓地に座り続けていると、うえたケモノが
近寄りますが、きぜんと座っていると、おいしくない人間の体を食べることをあきらめて、
去って行きます。

時には悪魔が美しい女性を連れて現れます。「修行なんて止めてしまいなさいよ」
これは、人間の心がみさせるまぼろしです。欲望やなまけたい心に悪魔がささやくのです。

六年間、苦行を続けたシッダールタでしたが、体は弱まるものの、お坊さんのようなおだや
かな心はめばえません。悟ることが出来ません。

「苦行は意味がない。弱まって、しまいには死んでしまうなら、苦行してもためにならない
じゃないか。苦行はもう終わりにしよう」

そこに考えが行き着いたシッダールタはよろよろと立ち上がり、もくよくのために川に向か
ったのでした。

そんなシッダールタに村の娘、スジャータが乳がゆを飲ませてくれたのです。たちまち、
シッダールタは元気を取り戻しました。

ここまでを絵で示しますね。


仲間の苦行、何年も手を上げっぱなし、太陽をみつめっぱなし、石を体に乗せて、釘を体中に。

シッダールタも修行に入ります。


厳しい修行が続きます。ケモノも襲い、悪魔も言い寄ります。


とうとう、やせ衰えてしまいました。


シッダールタは立ち上がり、修行は止める決意をして、体を洗いに川に向かいます。


スジャータからもらった乳粥で元気を取り戻すシッダールタ。


 さて、シッダールタは神々のすみかといわれる霊力のある樹のもとで瞑想(めいそう)に
入った。そして、ある日、明けの明星が輝いたとき、シッダールタは言葉に表せない感動が
体中に広がるのに気がつき、、、、ついに悟りを開いた、、、この世に人間が生を受け、苦しみ
ながらも行き続けるわけがさとれたのだった。

悟りを開いた人をブッダ、と呼ぶ。シッダールタはこの日をさかいにブッダとなったのだった。


ではまた次回に。