*イタリア語を学びたい方へ*


モンテプルチアーノ「IL SASSO」のご紹介


私が学んだ「IL SASSO」は、とても居心地のよい学校でした。レッスン内容もさることながら、一番の魅力は先生ひとりひとり。子連れで半年間という特殊な環境でした が、いつも細かく気を配っていただき、様々な行事にも一緒に参加させてもらいました。モンテプルチアーノは映画館もディスコもない田舎街ですから「夜遊 び」には多少不自由しますが、そのぶん、のどかで落ち着いた雰囲気のなかで、治安を心配をすることもなく、ゆったりと暮らすことができます。トスカーナの 伝統的な暮らし方を体験したいなら、ぜひおすすめ。以下、簡単に「IL SASSO」についてご紹介します。

(il sassoのパンフレットの表紙です)


<Address>


トスカーナ州 シエナ県 モンテプルチアーノ市

Via Gracciano Montepulciano (Siena) 53045 ITALIA
tel: 39-578-758311
fax: 39-578-757547
email: info@ilsasso.com
Homepage http://www.ilsasso.com

<クラス編成>


初級1、2 初中級1、2 中級1、2、3、 上級、上級会話 (通常1クラス4〜8人)
各コースとも2週間で1期となり、コース初日に行われるテスト(筆記および会話)の結果でクラス分けを行います。
メルカート(市場)の見学を兼ねたレッスンやドゥオーモ、市庁舎などの案内見学、バールでのレッスンなども取り入れているほか、TV番組のビデオや映画な どを使って、楽しみながら学べるよう考えられています。また、授業の題材もイタリアの文化、歴史から、現在イタリアがかかえる失業、環境汚染、移民など社 会的な問題まで幅広く取り上げており、興味深い内容になっています。

<イタリア語教師>


各クラスを2人の教師が担当し、時限で交替します。ほとんどの教師が英語、ドイツ語、フランス語など複数言語に精通しており、話題も豊富。また、学校主催 の行事(小旅行、ハイキング、食事会など)には教師も参加するため、レッスン以外で接する機会も多く、アットホームな雰囲気で学ぶことができます。

<レッスン>


1時限目 8:45〜10:15 (90分)
休憩(30分)
2時限目 10:45〜12:15 (90分)
休憩(15分)
3時限目 12:30〜13:30 (60分)

<課外活動>


水曜日と金曜日の午後に小旅行やハイキング、食事会などが企画される他、地元の主婦にトスカーナ料理を習う「料理の夕べ」、映画会、地元のカンテナ(ワイン蔵)巡りなども開催しています。小旅行の行き先はピエンツァ、コルトーナ、モンタルチーノ、トラジメーノ湖など。

「料理の夕べ」でのスナップ

<授業料>


1週間 195ユーロ   2週間 350ユーロ   3週間 495ユーロ   4週間 620ユーロ   

 (プライベートコースとの組み合わせ、ビジネスコース、モザイクコースなどもあり)

学生や長期滞在の場合は、割引制度もあります(期間に応じて10〜20%)。


<滞在形式>


ホテルのほか、アパート、ホームステイ、モンテプrチアーノ郊外のアグリツーリズモなど、様々なタイプがあります。
長期滞在の場合は期間、季節に応じて割引があります。また、現地の生活に慣れるまではホームステイをし、その後アパートに変更することも可能。アパート、 ホームステイとも、ほとんどの家はチェントロ(旧市街)にあり、学校には徒歩で通えます。学校から直接紹介してもらえるので、万一トラブルなどがあった場 合も、迅速に対応してもらえます。

 滞在時に私が実際に借りたアパートの外観

<その他>


子どもを連れて留学した方は、学校にご相談下さい。ベビーシッターを紹介してもらうことも可能です。料金は基本的には個人交渉となりますが、長期の場合は割引も可能です。

<モンテプルチアーノへの交通>


1−a ローマから


イタリア鉄道(Trenitalia)のローマ・フィレンツエ線で「キウージ・キャンチアーノ(chiusi-chianciano)」駅へ。ローマ・テ ルミニ駅からは約1時間30分。ユーロシティは止まらないので要注意。「キウージ・キャンチアーノ」駅前から、モンテプルチアーノ行きのバス(社名: LFI)が運行しています。所要時間は約50分、バスの時刻は季節によって変わります。夏期(6月中旬から9月中旬)はほぼ1時間に1本運行しています が、冬期は1〜2時間に1本の割合に減便されます。
なお「キウージ・キャンチアーノ」駅からタクシーを利用した場合、モンテプルチアーノまでは約30分、料金は約20〜30ユーロです。


1−b フィレンツエから


フィレンツエからモンテプルチアーノへは、イタリア鉄道で「キウージ・キャンチアーノ」駅へ行き、バスかタクシーを使う方法と、フィレンツエ・モンテプル チアーノ間の直通バス(社名:LFI)を利用する方法があります。バスのほうが時間も短く、快適ですが、本数が1日3便と少なく、日曜祭日は運休なのでご 注意を・・。
フィレンツエからのバスは、フィレンツエ中央駅(サンタ・マリア・ノヴェラ駅)近くのバスターミナルで発着しています。所用時間は約2時間、便によって、 途中の「battole」という停留所で乗り換えが必要になりますが、同じバス停でモンテプルチアーノ行きのバスを待てばよいので心配はいりません。あら かじめ、運転手に確認しておくとよいでしょう。


2 モンテプルチアーノに到着後


モンテプルチアーノでは、「ポルタ・ファリーナ(Porta Farina)」という停留所で降車します。日本のバスのように車内に路線図があるわけではないので、バスの運転手に、停留所に近づいたら教えてくれるよう頼んでおきましょう。
「ポルタ・ファリーナ」のバス停付近には何にもないので一瞬不安になりますが、実は、バス停のある道路に並行してもう一本道路があり(この近辺は一方通行 になっているため、道路が上下に分かれて並行に走っている)、上側の道から、街のメインストリートにつながる長い階段が続いています。この階段を上ると近 道になり、階段をあがりきったところから学校までは徒歩5分。なお、荷物が重い場合は、ちょっと遠回りになりますがポルタ・ファリーナをくぐって道沿いに 坂を登れば、メインストリートにつながっています。

<現地での生活について>


1 生活用品


モンテプルチアーノには、食料品、雑貨、衣類などを幅広く扱うスーパーマーケット「CONAD」があるほか、毎週木曜日の午前中にはメルカート(市場)が 開かれるため、生活に必要なものはほとんど現地で購入可能です。また、ホームステイでもアパートを借りる場合でも、シーツなどのリネン類とバスタオル、ハ ンドタオルは備え付けとなっているので、持参する必要はありません。
ただし、夏の観光シーズンを除くと、小売店は日曜日はお休みになりますし、昼休みも午後1時半頃から4時半頃まで取っている店が多いので、その点は注意が必要。スーパーマーケットは昼休みなしで営業しています。


2 日本からの携行品


薬品類に関しては、イタリアのものは日本人には強すぎるといわれているため、自分の使い慣れたものを持参したほうがよいでしょう。もちろん、モンテプルチ アーノにも薬局はあり、夜8時まで営業しています。食料品は、「米」「醤油」以外の日本食はあまり手に入らないため、お茶やインスタント食品など、多少は 用意された方がよいかもしれません。長期の場合は、日本茶各種、乾麺、だしの素(和風、中華など)、醤油、みりん、酢、酒など、調味料類を持っていくと応 用範囲が広く重宝します。なお、イタリアには日本のものとよく似た粘り気のある米があり、おなべで炊くと結構おいしく頂けます。


その他、何かご質問があれば、メールでお問い合わせ下さい。わかる範囲内でお答えします。
   isshiki*1983.jukuin.keio.ac.jp   (*の部分に@を入れてください。迷惑メール対策のため、こちらの記載にしております。)