残留基準パブコメ17/06/21から17/07/20募集


グリホサート
受付番号 201707190000428836/428841/428842/428843/428844/428847
提出日時 2017年07月19日20時**分/20時52分/20時54分/20時58分/21時00分/21時06分
提出意見 文字数制限のため、6分割して、投稿する。

その1
はじめに
 1999年の残留基準緩和の際、わたし達の反対にもかかわらず、遺伝子組換え作物の輸入を前提に大豆(6→20ppm)、トウモロコシ(0.1→1ppm)、綿実(0.5→10ppm)らが設定され、現在に至った。これを、さらに緩和することをめざした今回の案に反対する。
 まず、全般的な意見を述べ、つぎに、個々の作物の残留基準案について、意見を述べる。


【意見1】残留基準の設定において、国際基準をそのまま流用しているケースが多い。その場合、国際基準だと説明するだけで、どのような国際機関がいつ、どのようなデータで決めたのか説明がない。
国際基準が、どのような残留試験をもとに決められたか明らかでないまま、数値だけが提案される現状には、納得できない。当該農薬がどのような方法で使用され、代謝物を含む残留データがどのようなものであるかを明らかにした上で、国民の意見を聞くべきである。また、グリホサートの適用時期には、理由2から4で述べるように、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合があり、残留試験がどのような条件で行われたか不明なままでは、科学的な論議ができない。

グリホサートに限らず、国際基準を流用する場合、最低、以下の点を明確に示すべきである。
 1、基準を決めた国際機関の名称
 2、何年に決めたのか
 3、決定に使用した毒性データの種類
 4、代謝物を含む残留データ
 5、農薬使用方法
 6.日本が受け入れる科学的根拠

  [理由]1、下記のように現行基準を大幅に緩和した食品の改定案の多くが、国際基準をもとにしている。
作物名  (a)現行基準 (b)改定案 (b)/(a) 国際基準
小麦     5ppm → 30ppm   6   30ppm
大麦    20  → 30 1.5  30
ライ麦    0.2  → 30 15 30
とうもろこし 1   → 5   5  5
そば    0.2  → 30 15 30
その他の穀類 20  → 30 1.5 30
小豆類    2  → 10 5 2(オーストラリア10)
その他の豆類 2  → 5 2.5 5
てんさい 0.2  → 15 7.5 15
ひまわりの種子0.1  → 40 400 7(アメリカ40)
ごまの種子 0.2  → 40 20 -(アメリカ40)
べにばなの種子0.1  → 40 40 -(アメリカ40)
綿実  10  → 40 4 40
なたね 10  → 30 3 30
その他のオイルシード0.1→ 40  400 -(アメリカ40)
畜産物6品目 1~3  → 5     5 1.7~5

 2、小麦の場合、日本でのグリホサート製剤の適用は、起耕前、播種前の圃場に散布したり、収穫前日までは、圃場の周縁の除草に可となっている。
 しかし、外国では、pre-harvest-use(本件資料には、綿実、ひまわり、べにばなの試験条件にPHと略称されている)として、小麦等の収穫間際の圃場にグリホサートを散布して、枯殺により収穫や圃場の整備をやり易くするだけでなく、種実の成熟や乾燥促進を目的に使用することがある。このような使用方法は、日本では、いままで、パラコート系除草剤で、水稲の立毛促進に収穫5から7日前に使用された以外適用されたことはない。

3、作物収穫間際の使用は、当然、グリホサートやその代謝物の残留量増加につながる。国内で適用のない使用方法で収穫した作物の残留データを採用して、基準を決めるべきでない。
4、グリホサートを収穫間際に用いた飼料作物においても、それらを給餌された家畜がグリホサートやその代謝物を多く摂取することにより、得られる畜産物も、代謝物を含めた残留量がふえることになる。

 5、残留分析の対象となるグリホサートの代謝物として、大豆、とうもろこし及びなたね並びに畜産物にあってはNAG(N-アセチルグリホサート)とするとされており、大豆、とうもろこし及びなたねの遺伝子組換え品種では、NAGが親化合物よりも残留すること、畜産物においてはこれらの作物が飼料に含まれる可能性があることも指摘され、さらに、AMPA(アミノメチルホスホン酸)の残留も認められる。
その2 の【意見2】につづく

その2 受付番号201707190000428836   より つづく

【意見2】食品安全委員会は、グリホサートのADIを5つの評価書で検討し、ADIを0.25から2mg/kg体重/日としており、最終的に、設定されたのは、1mg/kg体重/日である。
 また、EUが設定しているADIは0.3mg/kg体重/日である。
 毒性に関する評価が異なる場合は、再試験の実施を含め、より詳細な検討が必要で、それまでは、低い数値0.25又は0.3mg /kg体重/日を採用するのが当然ではないか。グリホサートの毒性評価を見直し、残留基準を強化して、摂取量を減らすことを求める。
  
 [理由]1、日本でのグリホサート系成分の出荷量は、年間5000トン前後である。ほかにも、農薬登録のない非植栽用除草剤としても、身の回りで使われており、ヒトが摂取することが多いにもかかわらず、今回の改定案では、輸入作物の残留基準の大幅緩和がめだち、【意見4】以下に挙げたような残留基準案には、反対である。

  2、グリホサート耐性遺伝子組換え作物(大豆、トウモロコシ、ナタネ、綿など)は、日本では栽培されないが、メーカーのモンサント社は、種子と抱き合わせて、グリホサート系除草剤の世界の市場を席巻している。一方、遺伝子組換え作物の輸入は制限されないため、輸入農作物に頼る日本で、残留基準を高くすることは、国民のグリホサート摂取量の増大につながる。

  3、グリホサートやその代謝物AMPA(アミノメチルホスホン酸)が人の尿や母乳中にも、検出されている。日本でも、2016年夏のグリーンピース・ジャパンの報告(2家族7人を対象に、慣行栽培の食品を食べた場合と、有機栽培の食品を食べた場合を比較した尿中の農薬の濃度調査)で、慣行食の場合、グリホサートが全員から0.10~1.09μg/L検出(AMPAは6人に最大2.02μg/L)されたが、有機食に切り替えた後には、検出されたのは1人だけとなった。
 参照:国際環境 NGO グリーンピース・ジャパン 委託レポート「有機食品のみに切り替えた食事が消費者の農薬曝露に与える影響」(2016年12月)
 http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20161208_Report_Organic.pdf

  4、ラットの発生毒性試験で、母動物に死亡率増加等の毒性がみられた用量で、胸骨分節の未骨化を有する胎児及び腹数の増加がみられた。また、同じ用量で矮小児又は奇形をもつ胎児数例がそれぞれ同一の腹に観察された。このような農薬は、出来るだけその摂取量を減らすべきで、残留基準を低くすれば、国民の安心・安全につながる。

  5、国際がん研究機関IARCは、2015年3月、グリホサートの発がん性分類を、それまでの2B(ヒトに対して発がん性が有るかもしれない。)から、2A(ヒトに対して恐らく発がん性が有る)にランクアップした。
 同機関は、アメリカ、カナダ、スウェーデンの職業被曝による症例対照研究で、非ホジキンリンパ腫の増加があり、マウスで尿細管がんや血管肉腫が、ラットですい臓の膵島細胞腫などがみつかり、農業労働者の血液や尿中にグリホサートが検出されており、ヒトや哺乳類のDNAや染色体損傷を惹き起こすことから、2Aランクとしたが、メーカーのモンサント社は、これを否定したため、環境保護団体等との間で、論争がつづいている。
 日本の食品安全委員会は『グリホサートで実施された発がん性試験及び遺伝毒性試験の結果からグリホサートには発がん性及び遺伝毒性は認められなかった』と判断し、EFSAやドイツでは、発がん性物質ではないとしているが、アメリカのカリフォルニア州のように、2017年7月現在、2Aランクを支持しているところもある。
 このような、毒性評価に両論がある状況で、グリホサートの残留基準は、強化することがあっても、緩和すべきでない。

 6、現行のADI1mg/kg体重/日とした場合のTMDIの対ADIは幼小児で17.0%だが、食品安全委員会の評価書○番号3では、イソプロピル塩の毒性試験で、ラットの2 年間慢性毒性/発がん性併合試験での無毒性量が雄:25.0mg体重/日とある。仮に、ADIを0.25mg/kg体重/日とすると、幼小児のTMDI/ADIは68%となり、危険レベルに近づく。

その3 【意見3】に続く

その3 受付番号 201707190000428841 より続く

【意見3】しいたけ、その他のきのこ類、7種の魚介類の残留基準を削除には、賛成であるが、魚介類では、代謝物を含め、一律基準0.011ppmを超えないとしてよいか。残留実態調査があれば、示されたい。


【意見4】下記の食品の残留基準を2ppm以上に設定することに反対する。もっと、低値にすべきである。

(1)小麦 30ppm
  [理由]1.イソプロピルアミン塩の残留試験12事例で、最大残留値が1.6ppmである。
2、カリウム塩の残留試験8事例で、最大残留値が0.04ppmである。
   3、アンモニウム塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.04ppmである。
   4、現行基準5.0ppmでも高すぎるのに、残留データ不明の国際基準30ppmが援用されている。
   5,TMDIへの小麦の寄与率が、食品中最も高く、一般で45.7%、幼小児で47.6%、妊婦で47.6%、高齢者で39.9%である。
   6、農水省の調査によれば、国産小麦では、2004年度にグリホサート0.01ppmが検出されているが、データは少ない。輸入小麦では、2011から16年のグリホサート検出状況は、アメリカ産で、検出率88~94%(検出範囲0.01~2.09ppm)、オーストラリア産で検出率15~51%(検出範囲0.01-1.13ppm)、カナダ産で検出率97~100%(検出範囲0.04~4.343ppm)であり、残留基準を現行より強化しても大きな影響を受けない。
  7、飼料の残留基準5ppmより高いのはおかしい。

(2)大麦 30ppm
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の残留試験6事例で、最大残留値が<0.04ppmである。
   2、カリウム塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.04ppmである。
    3、アンモニウム塩の残留試験4事例で、最大残留値が<0.02ppmである。
   4、現行基準20ppmでも高すぎるのに、残留データ不明の国際基準30ppmが援用されている。
   5、大麦の残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。
   6、飼料の残留基準20ppmより高いのはおかしい。

(3)ライ麦 30ppm
  [理由]1、1992年に設定された登録保留基準をもとにした現行基準0.2ppmより、大幅緩和され、残留データが不明の国際基準30ppmが援用されている。
   2、ライ麦の残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。
   3、飼料の残留基準0.2ppmより高いのはおかしい

(4)とうもろこし 5ppm
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の、未成熟とうもろこし残留試験2事例で、最大残留値が<0.02ppmppmである。
   2、カリウム塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.01ppmである。
   3、カリウム塩で、遺伝子組換え種の残留試験46事例で、代謝物NAGを含め最大残留値が0.52ppmである。
   4、遺伝子組換え種の試験では、グリホサートより代謝物のNAGの残留が高い場合がある。
   5、1992年の国際基準を参考にした現行基準1.0ppmが、さらに緩和され、残留データが不明の国際基準5ppmが援用されている。
   6、とうもろこしの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。
   7、飼料の残留基準1ppmより高いのはおかしい


(5)そば 30ppm
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.02ppmである。
   2、カリウム塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.02ppmである。

   3、1992年に設定された登録保留基準をもとにした現行基準0.2ppmが、大幅に緩和され、残留データが不明の国際基準30ppmが援用されている。
   4、そばの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

その4 【意見4】の(6)につづく

その4 受付番号 201707190000428842 よりつづく
【意見4】
(6)その他の穀類 30ppm
  [理由]1、あわのカリウム塩での残留試験2事例で、最大残留値が<2ppmである。
   2、現行基準20ppmでも高すぎるのに、さらに緩和され、残留データが不明の国際基準30ppmが援用されている。
   3、その他の穀類の残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。
   4、えん麦の飼料の残留基準20ppmより高いのはおかしい

(7)大豆 20ppm
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の残留試験10事例で、最大残留値が0.32ppmである。
   2、カリウム塩の残留試験15事例で、最大残留値6.6ppmが1事例あるが、その他は0.5ppmを超えない。
3、カリウム塩の、遺伝子組換え種での残留試験33事例で、代謝物NAGを含む最大残留値が78.5ppmである。
4、アンモニウム塩の残留試験5事例で、最大残留値が<0.04ppmである。
5、アンモニウム塩で、遺伝子組換え種の残留試験4事例で、代謝物AMPAアミノメチルホスホン酸を含め最大残留値が5.5ppmである。
   6、遺伝子組換え種では、グリホサートよりも代謝物AMPAやNAGの残留値が高すぎる。
   7、TMDIへの大豆の寄与率は、作物別では、小麦についで高く、一般で19.9%、幼小児で14.6%、妊婦で14.4%、高齢者で24.6%である。
   8、大豆の残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

(8)小豆類 10ppm
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.02ppmである。
    2.カリウム塩の残留試験2事例で、最大残留値<0.2ppmが1事例ある。
    3、オーストラリアでのカリウム塩のひよこ豆残留試験7事例で、最大残留値が19.4ppm、同じく、緑豆2事例での最大残留値2.3ppmが、参照されている。
    4、カリウム塩の、いんげんでの残留試験4事例で、最大残留値が<0.02ppmである。
    5、イソプロピルアミン塩の、いんげんでの残留試験2事例で、最大残留値が<0.1ppmである。
    6.現行基準2.0ppmが、さらに緩和され、オーストラリア基準10ppmを援用されている。
    7、小豆類の残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

(9)えんどう 5ppm
  [理由]残留データの明らかでない国際基準5ppmが援用されている。

(10)そら豆 2ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、設定されている。

(11)その他の豆類 5ppm
  [理由]現行基準2.0がさらに緩和され、残留データの明らかでない国際基準5ppmが援用されている。

(12)てんさい 15ppm
  [理由]1、現行基準 0.2ppmが大幅に緩和され、残留データが明らかでない国際基準15ppmが援用されている。
   2、TMDIへの大豆の寄与率は、作物別で第三位にあり、一般で12.4%、幼小児で14.8%、妊婦で14.2%、高齢者で13.3%である。
   3、てんさいの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

(13)さとうきび 2ppm
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の残留試験8事例で、最大残留値が茎<0.05ppm、茎・皮除去<0.1ppmである。
    2、カリウム塩の残留試験6事例で、最大残留値が<0.05ppmである。
    3、アンモニウム塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.2ppmである。
    4、残留データが明らかでない国際基準2ppmが援用されている。

その5 【意見4】の(14)につづく

その5 受付番号 201707190000428843  よりつづく

【意見4】
(14)ひまわりの種子 40ppm
  [理由]1.アメリカでのイソプロピルアミン塩の残留試験8事例で、最大残留値が18.5ppmであるが、これは、PH(収穫前)使用がなされている。
    2.現行基準0.1ppmを、大幅に緩和して、アメリカの基準40ppmが援用されている。
    3、ひまわりの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

(15)ごまの種子 40ppm
  [理由]1、ごまの残留データはなく、作物分類の異なるひまわりの種子が参照とされている。
    2、現行基準0.2ppmを大幅に緩和して、アメリカのひまわりを参照とした基準40ppmが援用されている。
    3、ごまの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

(16)べにばなの種子 40ppm
  [理由]1、アメリカでのイソプロピルアミン塩の残留試験3事例で、最大残留値が2.8ppmであるが、PH(収穫前)使用が1回ある。
    2、現行基準0.1ppmを大幅に緩和して、アメリカのひまわりを参照とした基準40ppmが援用されている。
    3、べにばなの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

(17)綿実 40ppm
  [理由]1、アメリカでのイソプロピルアミン塩の残留試験12事例で、最大残留値が5.92ppmである。
   2、イソプロピルアミン塩で、遺伝子組換え種の残留試験26事例で、最大残留値が27.7ppm、代謝物AMPA0.28ppmである。
   3、アメリカの残留試験では、PH(収穫前)使用がなされており、残留値の増大につながる。
   4、現行基準10ppmでも高すぎるのに、さらに緩和して、残留データが不明な国際基準40ppmが援用されている。
   5、綿実の残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。
   6、加工係数が不明な綿実油の現行基準0.05ppmが削除された理由が不明である。

(18)なたね 30ppm
  [理由]1、カリウム塩で、遺伝子組換え種の残留試験25事例で、代謝物NAGを含め最大残留値が11.1ppmである。
   2、遺伝子組換え種では、グリホサートよりも代謝物NAGの残留値が高い例がある。
   3、現行基準10ppmでも高すぎるのに、さらに緩和して、残留データ不明の国際基準30ppmが援用されている。
   4、なたねの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。

(19)その他のオイルシード 40ppm
  [理由]1、残留データが不明で、現行基準0.1ppmを大幅に緩和して、アメリカのひまわり種子の基準40ppmが援用されている。
   2、その他のオイルシードの残留試験で、グリホサートが、PH(収穫前)使用されているかどうか確認してほしい。また、PH(収穫前)使用した場合とそうでない場合の残留量の違いを示してほしい。


【意見5】米の残留基準を0.1ppmとすることに、反対である。もっと低値にすべきである。  
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の残留試験24事例で、最大残留値が<0.05ppmである。
   2.カリウム塩の残留試験6事例で、最大残留値が<0.02ppmである。
   3.アンモニウム塩の残留試験2事例で、最大残留値が<0.02ppmである。


【意見6】ぶどうの残留基準を0.5ppmとすることに、反対である。もっと低値にすべきである。 
  [理由]1、イソプロピルアミン塩の残留試験6事例で、最大残留値が<0.05ppmである。
    2.カリウム塩の残留試験4事例で、最大残留値が<0.02ppmである。
    3.ヨーロッパでのカリウム塩の残留試験14事例で、最大残留値0.1pmが1事例あるが、その他は代謝物を含めNDである。

その6の 【意見7】につづく

その6 受付番号 201707190000428844 よりつづく

【意見7】下記の畜産品の残留基準を5ppmとすることに反対する。もっと低値にすべきである。
(1)牛の肝臓 5ppm
(2)その他の陸棲哺乳類に属する動物の肝臓 5ppm
(3)牛の腎臓 5ppm
(4)その他の陸棲哺乳類に属する動物の腎臓 5ppm
(5)牛の食用部分 5ppm
(6)その他の陸棲哺乳類に属する動物の食用部分 5ppm

  [理由]1、投与試験データからの推定値であり、国際基準5ppmが援用されている。
    2.植物中でのグリホサートの挙動を調べると、種実だけでなく、餌となる茎葉への本体や代謝物の移行がが高い。また、遺伝子組換え種を飼料とする場合、代謝物の残留がグリホサートより多い場合がある。さらに、家畜の体内でも代謝物の存在がみられる。グリホサートだけでなく、代謝物NAG、代謝物AMPAなどを含め、その実測値で評価すべきである。
    3.畜産品の現行基準が1~3ppmと高いのに、さらに緩和されている。
    4、飼料中のグリホサートの残留基準は、えん麦20、大麦20、小麦5、とうもろこし1、マイロ20、ライ麦0.2、牧草120各ppmとなっており、この基準以下で給餌した場合の畜産品の残留実測値を代謝物を含めて、示すべきである。
    5、遺伝子組換え大豆の残留試験6事例で、茎葉飼料の散布14日後の最大残留値は、代謝物NAGが37ppm、グリホサートが9.2ppmである。また、乾燥茎葉で、NAGの最大残留値75ppm、グリホサートが5.9ppmである。グリホサートやその代謝物が残留した飼料を給餌された畜産物での、残留データがない。
    6.家畜の飼料中のグリホサート及びその代謝物の残留量を規制し、畜産物への残留を減らすべきである。特に、グリホサート耐性遺伝子組換え作物や収穫間際にグリホサートを使用した飼料の給餌をひかえるべきである。


以上
受付番号 201707200000429626
提出日時 2017年07月20日23時37分
提出意見 昨日、反農薬東京グループから 本件意見を投稿しましたが、

文字数制限のため、6分割されています。
以下の受付番号です
201707190000428836/
      428841/
      428842/
      428843/
      428844/
      428847


反農薬東京グループのHPに統合版をアップしていますので、
下記URLを参考にしてください。

http://www5e.biglobe.ne.jp/~ladymine/kiji/zrpc170720g.htm