残留基準パブコメ15/02/26から15/03/27募集


ピリフルキナゾン
受付番号 >201503230000337246/201503230000337247
提出日時 2015年03月23日17時59分/2015年03月23日18時02
提出意見 字数制限のため、2分割して投稿します。

その1


【意見1】だいこん類(ラディッシュを含む。)の根 及び葉の残留基準を削除したことには賛成である。
  [理由]1、2014年1月のパブリックコメントで、葉については、見直しを求めていた。
   2、ラットとマウスの発がん性試験で、精巣間細胞腫の発生頻度増加が認められたが、非遺伝毒性メカニズムと考えられている。このような農薬は摂取を出来る限り減らすべきで、そのため、残留基準を低値にした方がよい。。

【意見2】その他のなす科野菜の残留基準を5ppmとるすことに反対である。もっと低値にすべきである。
  [理由]甘長とうがらしの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が2.01ppmである。


【意見3】2014年のパブコメ意見で、下記食品の残留基準の設定について、残留試験事例がなかったり、少ないことや最大残留値の2倍以上であることを理由に反対したが、受け入れられなかった。残留実態を示した上、再度の低値への見直しを求める。

(1)ブロッコリー 2ppm
(2)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 10ppm
(3)あんず(アプリコットを含む。) 5ppm
(4)うめ 5ppm
(5)おうとう(チェリーを含む。) 2ppm
(6)いちご 2ppm
(7)ぶどう 3ppm
(8)茶 20ppm
(9)その他のスパイス 5ppm

【意見4】全体的に残留基準が高すぎる。もっと低値にすべきである。
  [理由]1、TMDIが高く、その対ADI比は下記のようで安全の目安とされる
   80%を超えている。
            一般   幼小児  妊婦  高齢者
 TMDI  μg/kg体重/日 442.7   215.2   433.8 527.5
 対ADI比  %     160.7 260.9 148.3 188.1

2、特に、茶及びレタスのTMDIへ寄与率が高く、一般の場合、茶が約30%、レタスが約20%である。幼小児の場合もレタスが約20%である。EDIの算出の際、茶の暴露量は残留基準20ppmよりも大幅に低い1.3ppm(茶の残留試験で、浸出液の最大残留値2.0ppmより低い)、レタスでは残留基準10ppmに対し、0.896ppm(レタスの残留試験で、最大残留値1.18ppmより低い)を用いられている。
 3、ラットとマウスの発がん性試験で、精巣間細胞腫の発生頻度増加が認められたが、非遺伝毒性メカニズムと考えられている。放射線や他の発がん性物質による影響、既にガンを発症している人への影響を考えると、このような農薬の摂取はできる限り減らすべきで、そのため、残留基準はより低値にすべきである。

【意見5】ARfDは一般及び幼小児で1mg/kg体重に対し、妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、発達神経毒性を考慮してARfDは0.05mg/kg体重と評価されているが、
 心身発達途上にある幼小児にたいしても、妊婦並にすべきである。
  [理由]1、幼小児への影響は、一般と同じにする理由が明白でない。
   2、幼小児に対するARfDを0.05mg/kg体重とすると。別紙4-2に示されている
    ESTI/ARfD の数値は、20倍となり、たとえば、
    レタス類/非結球レタス類 10% → 200%
    レタス、ブドウ      9% → 180
    ブロッコリー、トマト、オレンジ、日本ナシ  3% → 60%
   
その2

【意見6】妊婦又は妊娠している可能性のある女性のESTIの作物別対ARfD比が30%を超えるのは、下記のようであるが、
 残留基準値で算出したESTI/ARfD比が120%のレタス類と85%のレタスについては、精密化と称して、作物残留試験での最大残留値を採用して、それぞれ、50%、10%にみせかけている。このようなごまかしは止めるべきである。

食品名  残留基準案 評価残留量 ESTI     対ARfD比 
ブロッコリー 2ppm 2ppm 12.5μg/Kg体重 30 %
日本なし 1 1 14.5 30
西洋なし 1 1 14.0 30
マンゴー 1 1 13.5 30
レタス類 10 4.23* 24.0 50
  ( 10 10 56.7 120 )
非結球レタス類10 10 41.8 80
レタス  10 1.18 * 6.7 10
( 10 10 56.7 85 )
ぶどう 3 3 39.3 80

* は精密化の際の残留量、
( )で示したのは、残留量=残留基準値とした場合。

 以上

クレソキシムメチル
受付番号 201503230000337244
提出日時 2015年03月23日17時41分
提出意見 【意見1】2013年1月のパブコメ意見で、残留試験事例が少なかったり、残留試験データが明らかでない、残留基準が最大残留値の1.5倍以上であることなどを理由に、下記の食品の残留基準を2ppm以上とすることに反対したが、受け容れられなかった。残留実態を明らかにした上、もっと低値にすべきである。
 特に、幼小児のTMDIで、その他の野菜、りんご、ぶどうの3食品からの寄与率がa合わせて83%を超えているのは問題である。

(1)大麦 5ppm
(2)ライ麦 5ppm
(3)その他の穀類 5ppm
(4)はくさい 2ppm
(5)その他のあぶらな科野菜 25ppm
(6)しゅんぎく 20ppm
(7)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 10ppm
(8)その他のきく科野菜 25ppm
(9)ねぎ(リーキを含む。) 2ppm
(10)にら 25ppm
(11)わけぎ 2ppm
(12)その他のゆり科野菜 25ppm
(13)パセリ 25ppm
(14)セロリ 15ppm
(15)ピーマン 2ppm
(16)なす 3ppm
(17)その他のなす科野菜 3ppm
(18)かぼちゃ(スカッシュを含む。) 2ppm
(19)その他の野菜 60ppm
(20)みかん 2ppm
(21)レモン 10ppm
(22)オレンジ(ネーブルオレンジを含む。) 10ppm
(23)グレープフルーツ 10ppm
(24)ライム 10ppm
(25)その他のかんきつ類果実 10ppm
(26)りんご 5ppm
(27)日本なし 5ppm
(28)西洋なし 5ppm
(29)ネクタリン 5ppm
(30)あんず(アプリコットを含む。) 5ppm
(31)すもも(プルーンを含む。) 2ppm
(32)うめ 5ppm
(33)いちご 5ppm
(34)ブルーベリー 5ppm
(35)ぶどう 15ppm
(36)かき 5ppm
(37)バナナ 5ppm
(38)茶 15ppm
(39)その他のスパイス 25ppm
(40)その他のハーブ 30ppm

【意見2】なつみかんの果実全体の残留基準を5ppmにすることに反対である。もっと低値にすべきである。
 [理由]1、残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が1.82ppmである。
   2、10ppmの提案を今回5ppmにしたが、まだ、高すぎる。

【意見3】魚介類 0.03ppmについて、前回のパブコメ意見で、残留実態が不明なまま、基準を設定すべきでないとしたが、受け容れられなかった。再考願いたい。

【意見4】全般に高い残留基準が設定されており、見直しを行うべきである。
  [理由]1.ラットの発がん性試験で、雌雄に肝腫瘍の発生頻度の増加が認められている。
   非遺伝毒性メカニズムとされたが、ガン発症者への影響や放射性物質や他の
  発がんイニシエーターとの相乗作用を考えれば、その摂取を出来るだけ減ら
  すべきである。
  2、TMDI及びその対ADI比は、下記のようであり、農薬の影響を受けやすい幼小児の比率が一般の約2倍である。特に、幼小児では、その他の野菜、りんご、ぶどうの3食品からの全TMDIへの寄与率は83%を超えている。


     一般(1歳以上)幼小児(1~6歳) 妊婦  高齢者(65歳以上)
TMDI      2137.0   1266.8 1991.1 2527.4
対ADI比(%)   10.8 21.3 9.5 12.5

フルアジナム
受付番号 201503230000337245
提出日時 2015年03月23日17時48分
提出意見 【意見1】えんどうなど44作物の残留基準を削除したことに賛成する。
  [理由]ラットで甲状腺腫瘍、マウスで肝細胞腫瘍が認められるが、非遺伝毒性メカニズムによると考えれている。ラットの混餌慢性毒性試験では、100ppm投与群のオスに精巣重量増加が見られる。ラットで催奇形性が認められる。このような農薬は摂取を出来る限り減らすべきで、そのため、残留基準を低値にした方がよい。

【意見2】下記の食品で残留基準を2ppm以上にすることには反対である。より低値にすべきである。

(1)その他のゆり科野菜  2ppm
  [理由]食用ゆりの残留試験4事例で、散布14日後の根部の最大残留値は0.76ppmであるが、鱗茎部の最大残留値は0.02ppmである。

(2)その他の野菜 5ppm
   [理由]ムカゴの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値は2.18ppmである。

(3)なつみかんの果実全体 5ppm
  [理由]残留試験4事例で、散布30日後の最大残留値は1.71ppmである。

(4)レモン  5ppm
  [理由]レモンの残留データは明らかでなく、なつみかんの残留試験(最大残留値1.71ppm)が参照されている。

(5)オレンジ(ネーブルオレンジを含む。) 5ppm
  [理由]1、オレンジの残留データは明らかでなく、なつみかんの残留試験(最大残留値1.71ppm)が参照されている。
   2、幼小児のTMDIへの寄与率が35%を超え、これだけで、ADIの44%となる原因になっている。

(6)グレープフルーツ 5 ppm
  [理由]グレープフルーツの残留データは明らかでなく、なつみかんの残留試験(最大残留値1.71ppm)が参照されている。

(7)ライム 5 ppm
  [理由]ライムの残留データは明らかでなく、なつみかんの残留試験(最大残留値1.71ppm)が参照されている。

(8)その他のかんきつ類果実  5ppm
  [理由]1、キンカンの残留試験1事例で、散布30日後の最大残留値0.20ppmである。
   2、シークワーサーの残留試験1事例で、散布28日後の最大残留値0.23ppmである。

(9)茶 5ppm
  [理由]1、残留試験14事例で、散布14日後の最大残留値は9.95ppmであるが、これは、登録申請外の使用方法であり、最大残留値1ppm以下の事例も多く見られる。
   2、浸出液の最大残留値は0.19ppmである。

(10)その他のスパイス 10ppm
  [理由]ミカン果皮の残留試験4事例で、散布31日後の最大残留値4.37ppmであるが、これは、登録申請にない使用方法である。


【意見3】全体的に残留基準が高すぎる。残留実態を示し、もっと低値にすべきである。
  [理由]1、TMDIは、下記のようで、幼小児の場合は、100%を超え、他の区分では50%を超えている。特に、幼小児の場合は、オレンジのTMDIへの寄与率は35%を超え、これだけで、ADIの44%となる。そのため、なつみかんやレモンほかのかんきつの残留基準5ppmを下げずに、かわりに、残留量を1.525ppmに下げたEDIを採用し、対ADI比を51.6%とし、安全だと主張している。

         国民平均 幼小児(1~6歳)  妊婦  高齢者(65歳以上)
TMDIμg/kg体重/日  282.0   207.8      298.9   321.7
ADI比(%)      51.2  126.0      51.1     57.3

   2、ラットで甲状腺腫瘍、マウスで肝細胞腫瘍が認められるが、非遺伝毒性メカニズムによると考えれている。ラットの混餌慢性毒性試験では、100ppm投与群のオスに精巣重量増加が見られる。ラットで催奇形性が認められる。放射線や他の発がん性物質による影響、既にガンを発症している人への影響を考えると、このような農薬の摂取はできる限り減らすべきで、そのため、残留基準はより低値にすべきである。

マンデストロビン
受付番号 201503230000337248/201503230000337249
提出日時 2015年03月23日18時13分/2015年03月23日18時16分
提出意見 文字制限のため、2分割して投稿します。
その1

【意見1】下記食品の残留基準を2ppm以上に設定することに反対である。もっと低値にされたい。多くの場合、試験事例が2例で少なすぎる、散布1日後の高い残留値を1.5倍以上にしたものを基準にするのは、非科学的である。

(1)キャベツ 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が2.30ppmである。

(2)ケール 40ppm
 [理由]ケールの残留データは明らかでなく、たかな(残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が29.6ppm)を参照にしている。

(3)こまつな 40ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布日後の最大残留値が27.7ppmである。

(4)きょうな 25ppm
 [理由]みずなの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が17.9ppmである。

(5)チンゲンサイ 40ppm
 [理由]チンゲンサイの残留データは明らかでなく、たかな(残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が29.6ppm)を参照にしている。

(6)その他のあぶらな科野菜 40ppm
 [理由]たかなの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が29.6ppmである。

(7)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。) 40ppm
 [理由]1、レタスの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が6.16ppm、
   リーフレタスの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が29.1ppm、
   サラダ菜の残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が9.72ppmである。
  2、一般のTMDIへのレタスの寄与率が18%と高い原因になっている。
 
(8)トマト 10ppm
 [理由]1、ミニトマトの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が3.15ppmである。
   2、幼小児のTMDIへのトマトの寄与率19%と高い原因になっている。
 
(9)なす 2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.93ppmである。

(10)きゅうり(ガーキンを含む。) 2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.54ppmである。

(11)未成熟えんどう 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が2.69ppmである。

(12)未成熟いんげん 10ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が3.40ppmである。

(13)えだまめ 10ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が3.87ppmである。

(14)その他の野菜 10ppm
 [理由]具体的な作物の残留データは明らかでなく、えだまめ(散布1日後の最大残留値が3.87ppm)が参照にされている。

(15)りんご 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が1.68ppmである。
  公定分析方法では除去される花おち、しん及び果梗の基部での最大残留値は2.50ppmである。

(16)日本なし 2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.85ppmである。
  公定分析方法では除去される花おち、しん及び果梗の基部での最大残留値は0.22ppmである。

(17)西洋なし 2ppm
 [理由]西洋なしの残留データは明らかでなく、日本なし(散布1日後の最大残留値が0.85ppm)が参照されている。

(18)ネクタリン 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が2.12ppmである。

(19)あんず(アプリコットを含む。) 5ppm
 [理由]あんずの残留データは明らかでなく、うめ(散布1日後の最大残留値が2.93ppm)が参照されている。

(20)すもも(プルーンを含む。) 2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.83ppmである。

(21)うめ 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が2.93ppmである。

(22)おうとう(チェリーを含む。) 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が2.86ppmである。

(23)ぶどう 10ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が3.02ppmである。

(24)かき 3ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が1.41ppmである。

(25)茶 40ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布3日後の荒茶の最大残留値が25.8ppmであるが、
   浸出液の最大残留値は6.40ppmである。

(26)その他のハーブ 40ppm
 [理由]具体的な作物の残留データは明らかでなく、たかな(散布1日後の最大残留値が29.6ppm)が参照されている。



【意見2】全体的に残留基準が高すぎる。もっと低値にすべきである。
  [理由]TMDIとその対ADIは下記のようであるが、
            一般   幼小児  妊婦   高齢者
 TMDIμg/Kg体重/日  2123.4  987.9   1923.8   2537.4
 対ADI比 % 20.3 31.5 17.3 23.8
 
  特に、こまつな、レタス、トマト、リンゴ、茶などの全TMDIに対する寄与率が 高く、一般ではレタス18%。幼小児ではトマト19%である。

  以上

マラチオン
受付番号 201503240000337267/201503240000337269/201503240000337270/201503240000337271/201503270000337390
提出日時 2015年03月24日09時13分/2015年03月24日09時18分/2015年03月24日09時21分/2015年03月24日09時24分/2015年03月27日09時12分
提出意見 文字数制限のため4分割して投稿します
その1
【意見1】コンニャクなど19作物や畜産品、魚介類、ハチミツの残留基準を削除したことは、賛成である。
  [理由] マラチオンのマウスによる18 か月間発がん性試験で、肝細胞腺腫の発生頻度の増加したが、非遺伝毒性メカニズムとされており、また、代謝物のひとつマラオキソンの急性毒性はマラチオンよりも強く、ラットによる2 年間慢性毒性/発がん性併合試験で、75%以上の動物に精巣間質の腫瘍が認められたが、検体投与の影響ではないとされている。このような農薬は摂取を出来る限り減らすべきで、そのため、残留基準を低値にした方がよい。


【意見2】下記の食品で残留基準を2ppm以上にすることには反対である。より低値にすべきである。

(1)小麦 10ppm
 [理由]1、残留試験10事例で、散布7日後の最大残留値は0.058ppmである。
   2、現行8ppmでも高過ぎるのに、残留データが明らかでない国際基準10ppmを
   そのまま、援用しているが、これは、ポストハーベスト用に使用することを前提にしているためである。殺虫剤によらずとも、低温や炭酸ガス使用で事足りる。
3、TMDIへの寄与率が 年齢・性別区分で25~33%と高くなる原因になっている。

(2)大麦 2ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(3)ライ麦 2ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(4)トウモロコシ 2ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(5)ソバ 2ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(6)その他の穀類 3ppm
  [理由]残留データが明らかでない国際基準が援用されている。

(7)大豆 2ppm
 [理由]残留試験3事例で、散布7日後の最大残留値は0.011ppmであるのに、残留データが明らかでない国際基準2ppmが援用されている。。

(8)小豆類 2ppm
 [理由]残留試験6事例で、散布7日後の最大残留値は<0.01ppmであるのに、残留データが明らかでない国際基準2ppmが援用されている。。

(9)ソラ豆 2ppm
 [理由]残留データが明らかでない国際基準2ppmが援用されている。

(10)ラッカセイ 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(11)その他の豆類 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(12)カブ類の葉 5ppm
 [理由]残留試験6事例で、散布14日後の最大残留値は0.23ppmであるのに、
   残留データが明らかでない国際基準5ppmが援用されている。

(13)クレソン 6ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(14)ハクサイ 2ppm
 [理由]残留試験6事例で、散布14日後の最大残留値は0.24ppmである。

(15)キャベツ 2ppm
 [理由]残留試験7事例で、散布3日後の最大残留値は0.008ppmである。

(16)芽キャベツ 2ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(17)ケール 3ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(18)チンゲンサイ 2ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(19)カリフラワー 2ppm
 [理由]残留試験5事例で、散布3日後の最大残留値は0.56ppmである。

(20)ブロッコリー 5ppm
 [理由]残留試験7事例で、散布3日後の最大残留値は0.27ppmである。


(21)その他のアブラナ科野菜 2ppm
 [理由]具体的な作物について残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(22)アーティチョーク 8 ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(23)チコリ 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(24)エンダイブ 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(25)レタス(サラダ菜及びちしゃを含む。)2ppm
 [理由]1、レタスの残留試験4事例で、最大残留値は0.80ppmである。
   2、リーフレタスの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値は<0.02ppmである。

(26)その他のキク科野菜  2ppm
 [理由]食用ぎくの残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値は0.70ppmである。

(27)タマネギ 8ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値は<0.01ppmである。
   2、TMDIへの寄与率が、年齢・性別区分で11~13%と高くなる原因になっている。

(28)ネギ(リーキを含む。)8ppm
 [理由]残留試験7事例で、散布7日後の最大残留値は0.28ppmである。

(29)ニンニク  8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(30)アスパラガス 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(31)その他のユリ科野菜 5ppm
 [理由]残留データが明らかでない国際基準5ppmが援用されている。

(32)パセリ 2ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(33)セロリ 2ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(34)その他のセリ科野菜  2ppm
 [理由]アシタバの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値は0.6ppmである。

(35)その他のナス科野菜 2ppm
 [理由]具体的な作物の残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(36)カボチャ(スカッシュを含む。)8ppm
 [理由]残留試験6事例で、散布1日後の最大残留値は0.05ppmである。

(37)スイカ  8ppm
 [理由]1、残留試験4事例で、散布1日後の最大残留値は0.01ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比は、一般の場合が20%、幼小児の場合が50%と高い。

(38)メロン類果実  8ppm
 [理由]1、残留試験4事例で、散布1日後の最大残留値は<0.01ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比は、幼小児の場合が20%と高い。 

(39)ホウレンソウ 3ppm
 [理由]残留試験4事例で、散布14日後の最大残留値は0.03ppmであるのに、残留データが明らかでない国際基準3ppmが援用されている。

(40)タケノコ 2ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(41)オクラ 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(42)未成熟インゲン 2ppm
 [理由]残留試験4事例で、散布7日後の最大残留値は0.08ppmである。

(43)エダマメ  2ppm
 [理由]残留試験5事例で、散布7日後の最大残留値は0.118ppmである。

(44)マッシュルーム 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(45)その他の野菜 2ppm
 [理由]具体的な野菜の残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(46)ナツミカンの果実全体 7ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値は1.17ppmであるが、残留データが明らかでない国際基準7ppmが援用されている。

(47)レモン  7ppm
 [理由]レモンの残留データが明らかでない上、残留データが明らかでない国際基準7ppmが援用されている。

(48)オレンジ(ネーブルオレンジを含む。) 7ppm
 [理由]オレンジの残留データが明らかでない上、残留データが明らかでない国際基準7ppmが援用されている。

(49)グレープフルーツ  7 ppm
 [理由]グレープフルーツの残留データが明らかでない上、残留データが明らかでない国際基準7ppmが援用されている。。

(50)ライム  7ppm
 [理由]ライムの残留データが明らかでない上、残留データが明らかでない国際基準7ppmが援用されている。

(51)その他のカンキツ類果実 7ppm
 [理由]スダチの残留試験1事例で、散布14日後の最大残留値は0.80ppm、カボスの残留試験1事例で、散布14日後の最大残留値は0.34ppmであるのに、残留データが明らかでない国際基準7ppmが援用されている。

(52)マルメロ 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(53)ビワ  2ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値は0.072ppmである。

(54)ネクタリン 8ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布124日後の最大残留値は<0.01ppmである。

(55)アンズ(アプリコットを含む。)8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(56)スモモ(プルーンを含む。)6ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布128日後の最大残留値は<0.005ppmである。

(57)オウトウ(チェリーを含む。)6ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値は0.225ppmである。

(58)ラズベリー 8ppm
 [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(59)ブラックベリー  8ppm

(60)ブルーベリー 10ppm
 [理由]残留データが明らかでない国際基準10ppmが援用されている。

(61)クランベリー 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(62)ハックルベリー 10ppm
 [理由]残留データが明らかでない国際基準10ppmが援用されている。

(63)その他のベリー類果実 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(64)ブドウ 8ppm
 [理由]残留試験4事例で、散布7日後の最大残留値は0.332ppmである。

(65)バナナ  2ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(66)キウィー 2ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(67)アボカド 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(68)パイナップル 8ppm
  [理由]1、残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。
     2、ESTIの対ARfD比は、幼小児の場合20%と高い。 

(69)グアバ 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(70)マンゴー 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(71)パッションフルーツ 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(72)ナツメヤシ 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(73)その他の果実 2ppm
 [理由]具体的な作物の残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(74)ヒマワリの種子 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(75)綿実 20ppm
  [理由]残留データが明らかでない国際基準20ppmが援用されている。

(76)クリ 8ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値は<0.01ppmである。

(77)ペカン 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(78)アーモンド 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(79)クルミ 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(80)その他のナッツ類 8ppm
  [理由]残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。

(81)その他のスパイス 15pm
 [理由]ミカン果皮の残留試験8事例で、散布14日後の最大残留値は8.28ppmである。

(82)その他のハーブ 2ppm
 [理由]ヨモギの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値は0.28ppmである。

(83)乾燥させたその他のスパイス(種子に限る。) 2ppm
  [理由]具体的な食品の残留データが明らかでない国際基準2ppmが援用されている。

【意見3】全体的に残留基準が高すぎる。残留実態を明らかにし、もっと低値にすべきである。  

 [理由]1、TMDIに対する作物の寄与率をみると、年齢・性別区分で小麦が25~33%、タマネギが11~13%と高く、特に、幼小児は両者をあわせて46%を占める。

  2、食品安全委員会は、マラチオンのADIを0.29mg/kg体重/日、ARfDを1.5mg/kgとしているが、私たちは、下記に示す理由で、これらの数値をもっと下げるべきとしたが、受け容れられなかった。
  http://www5e.biglobe.ne.jp/~ladymine/kiji/mala140324.txt


 3、EUのADIは0.03mg/kg体重/日、ARfDは0.3mg/kg体重であり、この数値を採用すると、TMDI/ADI比は、日本の約10倍、ESTI/ARfD比は、日本の約5倍となる。

 すなはち、TMDIについては、
        一般  幼小児  妊婦  高齢者
TMDI    1934.5  1353.5  2172.9  2010.2 μg/人/day
対日本のADI比 12.1   28.3   12.8   12.4 %
対EUのADI比 121   283   128   124  %


 ESTIについては、

 食品名   基準値案 評価数値  ESTI ESTI/日本のARfD  ESTI/EUのARfD
一般(1歳以上) ppm    ppm  μg/Kg体重
 スイカ 8 8 263.5 20 %       100%
幼小児(1~6歳)
 スイカ 8 8 692.4 50 %       250%
 パイナップル 8 8 256.0 20 %       100%
 メロン 8 8 234.5 20 %       100%

 4、マラチオンのマウスによる18 か月間発がん性試験で、肝細胞腺腫の発生頻度の増加したが、非遺伝毒性メカニズムとされた。また、代謝物のひとつマラオキソンの急性毒性はマラチオンよりも強く、ラットによる2 年間慢性毒性/発がん性併合試験で、75%以上の動物に精巣間質の腫瘍が認められたが、検体投与の影響ではないとされた。
しかし、IARC(国際がん研究機関)の2015年3月20日の発表では、マラチオンの発がん性分類は、グリホサート、ダイアジノンとともに、Group 2A(probably carcinogenic to humans)と評価されている。
 http://www.iarc.fr/en/media-centre/iarcnews/pdf/MonographVolume112.pdf

このような農薬は摂取を出来る限り減らすべきで、そのため、残留基準を低値にした方がよい。

   以上
マラチオンの残留基準についてのパブコメ追加意見です。

標記の件で、パブコメ投稿フォームより、4分割して、意見を述べました。
受付番号201503240000337271の【意見3】の [理由]4で
『IARC(国際がん研究機関)の2015年3月20日の発表では、マラチオンの発がん性分類は、グリホサート、ダイアジノンとともに、Group 2A(probably carcinogenic to humans)と評価されている。』と述べ、下記参照を挙げました。、
 http://www.iarc.fr/en/media-centre/iarcnews/pdf/MonographVolume112.pdf

これに関連して、【意見4】を追加しますので、よろしく。

【意見4】マラチオンの発がん性について、食品安全委員会は、農薬評価書(2014年2月)で、
『マウスを用いた 18 か月間発がん性試験において肝細胞腺腫の発生頻度の増加が認められたが、腫瘍の発生機序は遺伝毒性によるものとは考え難く、評価に当たり閾値を設定することは可能であると考えられた。ラットでは発がん性は認められなかった。』とされ、ヒトの発がん危険性には、触れられていない。
 2015年3月20日のIARCの発表によると、マラチオンの発がん性ランクは、Group 2A(probably carcinogenic to humans)となった。マラチオンについては、動物実験での発がん性、DNAや染色体損傷、代謝物マラオキソンの作用、アメリカ、カナダ、スウェーデン、Agricultural Health Study cohort (AHS)などの職業的被曝との関連から、非ホジキンリンパ腫、前立腺がんとの関連を否定できなかった結果である。
 食品安全委員会にマラチオンについて再評価を求めた上で、残留基準を設定されたい。
 参照1、IARC:IARC Monographs Volume 112 (20 March 2015)
  "evaluation offive organophosphate insecticides and herbicides"
http://www.iarc.fr/en/media-centre/iarcnews/pdf/MonographVolume112.pdf

 参照2、The Lancet oncology: IARCのモノグラフ ワーキング グループ
Kathryn Z Guyton, Dana Loomis,Yann Grosse, Fatiha El Ghissassi,
 Lamia Benbrahim-Tallaa, Neela Guha,Chiara Scoccianti, Heidi Mattock,
 Kurt Straif,(20 March 2015)
  "Carcinogenicity of tetrachlorvinphos, parathion, malathion,diazinon, and glyphosate"
http://www.thelancet.com/pdfs/journals/lanonc/PIIS1470-2045(15)70134-8.pdf

アセタミプリド
受付番号    郵送 
提出日時    2015年03月24日
提出意見
【1】アセタミプリド残留基準全般に関する意見
	
【意見1-1】貴省は、メーカーの農薬登録申請を受けた農水省からの依頼により、
食品衛生法に基づき、登録保留基準のひとつである残留基準を設定して、リスク管理を
行っているが、出来るだけ農薬を摂取したくないとする国民の安心・安全を求める意見
も受け容れるべきであり、農薬としての薬効があるからといって、いままでより農薬の
摂取量が多くなるような残留基準の設定に慎重であるべきである。


【意見1-2】貴省が提示した改定案では、アセタミプリドを成分とする国内12製
剤の
適用事例が挙げられているが、農薬メーカーの登録変更申請による適用作物拡大や使用
方法等の前回からの変更は、以下のようで、これらの登録変更申請に伴う残留試験成績
の中には、現行残留基準を超えるケースもある。
 このような場合、貴省は、農薬取締法による登録変更を認めないよう、農水省に進言
すべきであるが、残留基準を緩和することで、対処しているのは、本末転倒である。

 (a) 20%アセタミプリド水溶剤
  ・適用追加された作物名              適用病害虫
   麦類/ダイズ/豆類/カンショ/クレソン/  アブラムシ類
   非結球メキャベツ/ナタネ    
   ニンジン/アシタバ/マクワウリ       アブラムシ類、キアゲハ
   サルナシ                 クワシロカイガラムシ
  ・使用時期が変更された作物名     適用病害虫
     シュンギク             アブラムシ類 
   レタス               アブラムシ類、ナモグリバエ
   オウトウ              カメムシ類、オウトウショウジョウバエ

 (b)18%アセタミプリド液剤
  ・適用追加された作物名            適用病害虫
     麦類/インゲンマメ/豆類/カンショ/    アブラムシ類
      クレソン/非結球メキャベツ/ナタネ 
    小豆                                 メイガ、アブラムシ
 (c) 20%アセタミプリド顆粒水溶剤
  ・適用追加された作物名            適用病害虫
   麦類/豆類/カンショ/クレソン/ナタネ  アブラムシ
   大豆                   フタスジヒメハムシ、アブラムシ
   ニンジン/アシタバ/マクワウリ      アブラムシ類、キアゲハ
   サルナシ                 クワシロカイガラムシ
  ・使用時期が変更された作物名    適用病害虫
   レタス              アブラムシ類 ナモグリバエ
   オウトウ             カメムシ類 オウトウショウジョウバエ

  [理由] 今回、基準緩和が提案された食品は、表1に示す30品目で、そのうち、いま
まで基準が設定されておらず一律基準=0.01ppmが適用されていたものが、16品目ある(表中*印)。 

  表1 基準が緩和される作物の残留基準案(単位ppm)

 作物名 現行基準 改定案  作物名 現行基準 改定案    作物名 現行基準 改定案
 コムギ  0.01*  0.3  クレソン 0.01*  3    ビワ     0.1   2
 オオムギ 0.01*  3     シュンギク5    10       オウトウ   2    5
 ライムギ 0.01*  3     レタス  5     10       ラズベリー  1.6   2
 その他の穀類0.01* 3     ネギ   4.5    5       ブラックベリー1.6  2
 ダイズ    0.01*  0.3   その他ユリ科0.2  5       クランベリー0.6   2
 ラッカセイ0.01*  0.2   ニンジン 0.01*   0.2     ハックルベリー1.6  2
 エンドウ 0.04    2     その他セリ科0.01* 10       その他果実 1    5
 ソラマメ 0.04    2     マクワウリ0.01*   0.2     綿実    0.6   0.7
 その他の豆類0.01* 2     シイタケ 0.01*   0.2     ナタネ   0.01*  0.1
 カンショ 0.01*  0.2   その他キノコ0.01* 0.2     ハチミツ  0.01*  0.2


【意見1-3】TMDIとADIについて
 上記のような残留基準改定で、国民が摂取することになるアセタミプリドのTMDI
は、表2のようで、2009年案よりも増加し、ADI=0.071mg/kg体重/日に対する比率も
増えている。なかでも、心身発達途上にある幼小児は大人より高く、52.6%であることは
問題である。

  表2 TMDIとそのADI比~2009年と2015年の比較
  (TMDIの単位:μg/kg体重/日)

    国民平均     幼小児(1~6歳)  妊婦       高齢者(65歳以上)
    2009年 2015年  2009年 2015年   2009年 2015年  2009年 2015年    
TMDI  816.0  1172.6    474.3  616.8     709.0   1101.4   889.8   1404.4
対ADI比 21.6    30.0      42.3   52.6      18.0    26.5   23.1    35.3%

 [理由]1、貴省は、フードファクターを、2014年に見直したため、2009年と2015年の
TMDIの数値をそのまま比較することは出来ないが、新フードファクターでは、①小
麦の摂取量がほぼ半減、②テンサイの摂取量が約10倍増えた、③サトウキビの摂取量が
約10倍増えた、④みかんの摂取量がほぼ半減し、妊婦の摂取量が激減した。特にみかん
については、当グループの質問に対し、貴省は『いままでの、秋の1日の摂取量から、四
季の摂取量集計に変更したため』という理由を挙げたが、国民平均17.8g、高齢者26.2
g、幼小児16.4gに対し、妊婦は0.6gと妊婦だけが極端に少ないことは疑問である。


【意見1-4】ESTIとARfDについて

(1-4-1)貴省は、個別食品ごとのESTIと食品安全委員会が設定したARfDとを比較し、
ARfDを超えなければ、安全であると評価しているが、このリスク管理には、反対で
ある。少なくとも、個々の食品についての残留基準は、ARfDの10%を超えないよう
にすべきである。
 [理由] 1、農薬は、食品からだけでなく、大気、水などからも摂取する。また、複数
の食品を食べるため、1作物からの摂取だけで評価することは不適切である。   
すくなくとも、1食品からの摂取は、ARfDの10分の1以下になるような残留基準にす
べきである。
  2、かりに、ARfDを現行の0.1mg/kg体重とした場合でも、作物別の一日最大摂
食量をもとに算出したESTIの対ARfD比で20%以上の作物は、表3に示したよう
に、一般で33品目、幼小児で23品目である。

 表3 作物別のESTIの対ARfD比 ~ 一般人と幼小児の場合(単位%)

作物名      一般     幼小児    作物名      一般    幼小児

ダイコンの葉   40     -     ホウレンソウ   10     30
キャベツ     30     50         その他の野菜
ケール      40     -               モヤシ 10     20
コマツナ     20     40                  ズイキ 50     -
キョウナ     20     -               レンコン30     50
チンゲンサイ    40     -          ナツミカンの果実全体20    -
その他のアブラナ科野菜                オレンジ        20      50
     タカナ   40     -          オレンジ果汁    20      40
シュンギク     30     -          グレープフルーツ 30      -
レタス類       60     100         その他のカンキツ類     
非結球レタス類    40    ★40                キンカン 30      -
レタス            60     90             ポンカン 20      -
ネギ             20     30         リンゴ          30      60
セロリ          20     -          リンゴ果汁    20      70
その他のセリ科野菜20     -          日本ナシ        30      60
トマト           20     50          西洋ナシ        30      -
ナス       10     30          モモ            30      80
キュウリ     10     30          スモモ          20      -
スイカ      10     30          イチゴ      10      30
シロウリ         20     -           ブドウ         70     ★90
その他のウリ科野菜                        カキ       10      20
     トウガン  30     -           その他の果実 
    ニガウリ 20     -                  イチジク 40      -
                                          茶             20      30
 ★:残留試験で得た最大残留値を考慮して、短期摂取量の精密化を図った

(1-4-2)貴省は、ESTIの対ARfD比が100%を超えた場合には、「精密化」と称して、
基準より低い作物残留試験で得られた実測値を残留量として、ESTIを計算しなおし、
見かけ上、100%以下にするという姑息な計算で、安全性の根拠にしているが、このよう
な手法はとるべきでない。ARfDを超えるような残留基準を設定しなければよい。
 アセタミプリドの場合、特に、幼小児のレタス類で100%、レタスとブドウで90%、モ
モで80%が懸念される。さらに、★印をつけたブドウと非結球レタスは問題である。
ブドウの90%は、アセタミプリドの残留基準5ppmをベースにしたものではなく、残留基
準で計算するとESTIの対ARfD比は150%となるため、作物残留試験で得られた最
大残留値2.67ppmが採用され、100%以下に抑えている。
 非結球レタスでも同様で、残留基準10ppmとして計算すれば、ESTIの対ARfD比
は150%となるため、残留量を試験で得られた最大残留値2.67ppmであったと仮定して、
40%にさげた。これらは、残留基準そのものを下げて対処すれば済むことである。
 個別作物のESTIがARfDの100%を超えないことを安全の目安とするというなら
ば、それを超えた場合は、当該製剤を使用してはならないということで、問題は解決す
るのに、表の注に『精密化を図った』と書き込み、残留量に低い数値をとり、みかけ上
安全だと国民をだますような厚労省の手法は許せない。


【意見1-5】EFSA(欧州食品安全機関)は、2013年に、アセタミプリドについて、
 発達神経毒性試験内容を精査したところ、EUの試験方法にくらべて、学習や記憶の
試験評価が十分でないとして、無毒性量を2.5mg/kg体重/日とし、それまでのADI0.07mg/
kg体重/日を0.025mg/kg体重/日に。ARfD0.1mg/kg体重を0.025mg/kg体重するよう提案した。
 これを踏まえ、私たちは、アセタミプリドがコリン作動性の神経毒物で、ニコチン様
受容体に作用し、喫煙研究で判明しているニコチンと同様な人への毒性が予想されるた
め、食品安全委員会にリスク評価値の見直しを求めたが、受け容れられていない。
 予防原則の立場にたてば、アセタミプリドはできる限りその使用を減らし、環境への
暴露や人の摂取を減らすべきである。残留基準が高すぎることは、消費者・国民の安
心・安全につながらないだけでなく、使用拡大による環境への影響も増大するので、リ
スク評価の再考を願いたい。
  
 [理由] アセタミプリドのラット発達神経毒性試験を、日本曹達がまとめた農薬抄録と
US-EPAの審査官の報告資料を参考に、その実施内容をまとめると以下のようである。
 実験動物はラットで、母体には妊娠6日から哺育21日まで、アセタミプリドが下表のよ
うに投与され、生まれた仔の発達神経毒性は、OECDのガイドラインに準拠した神経およ
び行動全般の異常を検出するための観察(身体発育分化、初期行動発達、自発運動量、運
動および感覚機能、学習および記憶を含む)、ならびに出生後の成長期と成熟後における
脳重量・形態測定および神経病理学的検査が、生後72日目までに行われている。
 出生後何日齢でどのような試験を実施するかの指針があり、感覚機能検査の一つであ
る、前述の聴覚驚愕試験は、20日齢と60日齢で行われた。
 ここでは、その他の試験や検査のうち、学習・記憶試験について、紹介するが、はた
して、このような動物試験で、社会性を含めた、人における複雑で高度な脳神経系への
影響を評価できるのかという、根本的疑問が残る。

   表 WIL社のラットにによる発達神経毒性試験の実施条件
    試験群        対照群  1    2    3
   農薬投与量mg/kg/日    0   2.5   10    45
     妊娠ラット数      23    23      23    25(うち1匹出産中死亡)
      出生仔数        348   353    357   371
      死亡仔数         3       2         2      26

  学習・記憶試験として、仔(各群とも雌雄各10匹)が22日齢と62日齢の時に、水迷路
脱出試験(迷路を泳いで、水中に隠された脱出用プラットフォーム上に逃れる試技)が三
段階にわけて実施された。
 第1段階の検査1日目は直線水路での脱出時間が水泳能力として記録され、第2段階の検
査2~3日目には、1日2回の迷路試技が最短1時間間隔で2日連続で、検査4~6日目には、
経路を逆転させで同様の試技を行い、所要時間と脱出に失敗したエラー数が記録された。
第3段階の検査7日目には、最初の経路で試技を行い、記憶力の評価にあてられた。
 EPAの公開資料では、第一段階の水泳能力と第2、3段階の合計12の試技結果が、す
べて、平均値とデータのバラツキを示す偏差で示されたが、日本の農薬抄録では、第2段
階の10試技と第3段階の2試技の結果の平均値のみしか示されず、有意差なしと結論され、
食品安全委員会もこれを追認している。
 一方、EFSAは、アメリカの資料を精査し、バラツキが大きく信頼性に欠けるとし
て、メーカー結論に疑問を投げかけている。
 このほか、11日齢、72日齢で、各群雌雄各10匹で剖検後、神経病理や脳重量測定・形
態計測が実施されており、日本の農薬抄録では、アセタミプリド投与で異常がみられな
かったとなっているが、EPAの審査官は、仔に対する20日齢と60日齢の雄の聴覚驚愕
試験での最小毒性量は10、無毒性量は2.5各mg/kg/日とし、さらに、この試験の欠陥とし
て、自発運動量と学習・記憶の評価を挙げており、EFSAの再評価報告で、「学習や
記憶の試験評価が十分でないとし」とした結論と共通するものである。

 参照(1)FESAのPPR委員会は EFSA Journal 2013;11(12):3471掲載の報告
 「Scientific Opinion on the developmental neurotoxicity potential of 
  acetamiprid and imidacloprid」
    http://www.efsa.europa.eu/en/efsajournal/doc/3471.pdf

 参照(2)FAMIC:アセタミプリド農薬抄録のその4(毒A-110頁)のラットの発達神経毒性試験 
 http://www.acis.famic.go.jp/syouroku/acetamiprid/acetamiprid_04.pdf

 参照(3)US-EPA:ラットの発達神経毒性研究
  http://www.epa.gov/opp00001/chem_search/cleared_reviews/csr_PC-099050_28-Feb-08_a.pdf

 参照(4)OECD:国立医薬品食品衛生研究所にある発達神経毒性試験ガイドライン
  http://www.nihs.go.jp/hse/chem-info/oecd/tgj/tg426j.pdf



【意見1-6】2009年のアセタミプリドの残留基準は、それ以前に比べ、基準が削除され
たり、厳しくなった食品もあったが、強化内容は充分ではなかった。今回の残留基準案
では、農作物への適用が拡大などにより、前回より基準緩和された。アセタミプリドの
環境汚染や人体汚染が拡大することないよう、農薬使用についての歯止めをかけるべき
である。
  [理由]1、埼玉県や大阪府の水系分析結果で、アセタミプリドが検出されている。
   参照(1)埼玉県環境科学国際センター:第23回環境化学討論会(2014)
     大塚他「埼玉県における河川水中のネオニコチノイド系殺虫剤の存在実態」
   参照(2)大阪府立公衆衛生研究所  2012年農薬類調査
   http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/4823/00016102/H24biryouyuukityousa.pdf
   2、ヒトの尿には、アセタミプリドの代謝物である6-CNAやデスメチルアセタ
ミプリドが検出されている。
   参照(3)第23回環境化学討論会(2014)
     Marfo他「LC/MS/MSを用いたヒトの尿中のネオニコチノイド類の定量分析」
   参照(4)第41回日本毒性学会学術年会(2014)
     上山他「日本人 における尿中ネオニコチノイド系殺虫剤とその代謝物の濃度分布」
     https://www.jstage.jst.go.jp/article/toxpt/41.1/0/41.1_P-164/_pdf





【2】個々の食品の残留基準についての意見

【意見2-1】下記の作物の残留基準の見直しを求める。
 (1)コムギ   0.3ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が0.1ppmである。
  2、現行一律基準を30倍も緩和する必要はない。

 (2)ダイズ   0.3ppm
 [理由]1、残留試験8事例で、散布14日後の最大残留値が0.11ppmである。
  2、現行一律基準を30倍も緩和する必要はない。

 (3)ラッカセイ 0.2ppm
 [理由]1、アメリカでの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が<0.05ppmである。
  2、現行一律基準を20倍も緩和する必要はない。

 (4)カンショ 0.2ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が<0.05ppmである。
  2、現行一律基準を20倍も緩和する必要はない。

 (5)ニンジン   0.2ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が<0.05ppmである。
  2、現行一律基準を20倍も緩和する必要はない。

 (6)マクワウリ  0.2ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布1日後の果皮最大残留値は0.18ppmであるが、果肉の
 最大残留値は0.05ppmである。
   2、現行一律基準を20倍も緩和する必要はない。

 (7)シイタケ  0.2ppm
 [理由]1、残留データが明らかでない国際基準が援用されている。
  2、現行一律基準を20倍も緩和する必要はない。

 (8)その他キノコ 0.2ppm
 [理由]1、具体的な残留データが明らかでない国際基準が援用されている。
  2、現行一律基準を20倍も緩和する必要はない。

 (9)綿実   0.7ppm
 [理由]1、アメリカでの残留試験14事例で、散布28日後の最大残留値が0.5ppmである。
  2、現行基準0.6ppmを国際基準を援用して緩和する必要はない。

(10)ナタネ   0.1ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、最大残留値が0.02ppmである。
  2、現行一律基準を10倍も緩和する必要はない。

(11)スイカは現行と同じ0.3ppmであるが、もっと低値にすべきである。
 [理由]1、残留試験6事例で、最大残留値が0.09ppmである。
2.ESTIの対ARfD比が幼小児で30%と高い。

(12)カキは現行と同じ、1ppmであるが、もっと低値にすべきである。
 [理由]1、残留試験4事例で、散布7日後の最大残留値が0.40ppmである。
2.ESTIの対ARfD比が幼小児で20%と高い。


【意見2-2】下記食品の残留基準を2ppm以上に設定することに反対である。
  これらの中には、残留データが明らかでなかったり、残留試験が2事例しかない例もある。
  残留実態を明らかにして、もっと低値にするよう再考すべきである。

 (1)オオムギ 3ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が1.18ppmである。
  2、現行一律基準を300倍も緩和する必要はない。

 (2)ライムギ 3ppm
 [理由]1、ライムギの残留データは明らかでなく、オオムギ(散布7日後の最大残留値が
   1.18ppm)が参照されている。
  2、現行一律基準を300倍も緩和する必要はない。

 (3)その他の穀類 3ppm
 [理由]1、具体的な作物の残留データは明らかでなく、オオムギ(散布7日後の最大残留値が
   1.18ppm)が参照されている。
  2、現行一律基準を300倍も緩和する必要はない。

 (4)小豆類 2ppm
 [理由]1、残留試験4事例で、最大残留値が0.60ppmである。

 (5)エンドウ 2ppm
 [理由]1、残留試験6事例で、散布7日後の最大残留値が0.0304ppmである。
  2、現行一律基準を緩和する必要はない。

 (6)ソラマメ 2ppm
 [理由]1、残留試験6事例で、散布7日後の最大残留値が0.178ppmである。
  2、現行一律基準を緩和する必要はない。

 (7)その他の豆類 2ppm
 [理由]1、アメリカでのライマ豆の残留試験6事例で、散布7日後の最大残留値が0.178ppmである。
   2、インゲン豆の残留試験4事例で、最大残留値が0.16ppmである。

 (8)ダイコン類(ラディッシュを含む)の葉  5ppm
 [理由] 1、残留試験4事例で、散布20日後の最大残留値が0.092ppmである。
  2、間引き菜の残留試験2事例で、散布20日後の最大残留値が0.49ppmである。
  3、ツマミ菜の残留試験2事例で、散布13日後の最大残留値が1.98ppmである。
  4.ハツカダイコンの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が<0.05ppmである。
  5、ESTIの対ARfD比が一般で40%と高い。

 (9)カブ類の葉  5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布21日後の最大残留値が1.57ppmである。
 
(10)クレソン 3ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値が1.23ppmである。
  2、現行一律基準を300倍も緩和する必要はない。

(11)キャベツ 3ppm
 [理由]1、残留試験7事例で、散布7日後の最大残留値が1.23ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般で30%、幼小児で50%と高い。

(12)ケール  5ppm
 [理由]1、ケールの残留データは明らかでなく、チンゲンサイ(散布7日後の最大残留値が
   2.72ppm)が参照されている。
  2、ESTIの対ARfD比が一般で40%と高い。
 
(13)コマツナ  5ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値1.76がppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般20%で、幼小児で40%と高い。

(14)キヨウナ  5ppm
 [理由]1、ミズナの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が2.25ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般で30%と高い。

(15)チンゲンサイ  5ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が2.72ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般で40%と高い。

(16)ブロッコリー 5ppm
 [理由]残留試験6事例で、散布14日後の最大残留値が0.64ppmである。
 
(17)その他のアブラナ科野菜 5ppm
 [理由]1、具体的な作物の残留データは明らかでなく、チンゲンサイ(散布7日後の最大
   残留値が2.72ppm)が参照されている。
  2、タカナのESTIの対ARfD比が一般で40%と高い。

(18)チコリ 3ppm
 [理由]チコリの残留データが明らかでなく、アメリカのレタス(最大残留値0.676ppm)、
   ホウレンソウ(最大残留値2.49ppm)が参照されている。
 
(19)エンダイブ 3ppm
 [理由]エンダイブの残留データが明らかでなく、アメリカのレタス(最大残留値0.676ppm)、
   ホウレンソウ(最大残留値2.49ppm)が参照されている。
 
(20)シュンギク 10ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値が4.80ppmである。
  2、ESTIの対ARfD比が一般で30%と高い。
 
(21)レタス 10ppm
 [理由]1.レタスの残留試験6事例で、散布1日後の最大残留値が4.40ppmであるが、
    7日後の最大残留値は0.54ppmである。
  2、リーフレタスの残留試験6事例で、散布1日後の最大残留値が1.68ppm、
    ロメインレタスの残留試験2事例で、最大残留値が2.67ppmである。
  3、アメリカの残留試験16事例で、散布7日後の外葉込みの最大残留値が0.676ppmであるが、
   日本の公定分析と同様に外葉を除いた最大残留値は0.274ppmであり、アメリカの 
   サラダ菜の残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が0.959ppmである。
  4、TMDIへのレタスの寄与率は、妊婦で、10%を超えている。
  5、レタス類のESTIの対ARfD比が一般で60%、幼小児で100%、また、
    レタスのESTIの対ARfD比が一般で60%、幼小児で90と高い。
  6、非結球レタスのESTIの対ARfD比が一般で40%、幼小児で40%と高い。
    後者では、残留基準なみの10ppmとすれば、(1-4-2)で述べたように、約150%となる。

(22)その他のキク科野菜 3ppm
 [理由]食用ギクの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が1.26ppmである。
 
(23)ネギ  5ppm
 [理由]1、根深ねぎや葉ねぎの残留試験8事例で、散布7日後の最大残留値が0.20ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般で20%、幼小児で30%と高い。

(24)ニラ 5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が1.84ppmである。
 
(25)ワケギ 3ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が1.36ppmである。
 
(26)その他のユリ科野菜 5ppm
 [理由]食用ユリの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が<0.05ppmであるが、
    残留データが明らかでない国際基準5ppmが援用されている。

(27)パセリ  3ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布3日後の最大残留値が1.10ppmである。
 
(28)セロリ 3 ppm
 [理由]1、残留試験6事例で、散布7日後の最大残留値が0.85ppmである。
   2、アメリカのレタス(最大残留値0.676ppm)、ホウレンソウ(最大残留値2.49ppm)が
    参照されており、同国の基準3ppmが援用されている。
   3、ESTIの対ARfD比が一般で20%と高い。

(29)ミツバ  5ppm
 [理由]残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が1.82ppmである。
 
(30)その他のセリ科野菜 10ppm
 [理由]1、アシタバの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が3.68ppmである。
  2、ESTIの対ARfD比が一般で20%と高い。

(31)トマト 2ppm
 [理由]1、残留試験12事例で、散布1日後の最大残留値が0.46ppmである。
  2、ミニトマトの残留試験6事例で、散布1日後の最大残留値が0.63ppmである。
  3、ESTIの対ARfD比が一般で20%、幼小児で50%と高い。

(32)ナス 2 ppm
 [理由]1、残留試験16事例で、散布1日後の最大残留値が0.74ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が、幼小児で30%と高い。

(33)その他のナス科野菜 2ppm
 [理由]1、シシトウの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.79ppmである。
   2、甘長トウガラシの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.45ppmである。
   3、韓国のトウガラシの残留試験1事例で、散布1日後の最大残留値が1.14ppmである。

(34)キュウリ 2 ppm
 [理由]1、残留試験14事例で、散布1日後の最大残留値が0.52ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が、幼小児で30%と高い。

(35)シロウリ 2 ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.68ppmである。
  2、ESTIの対ARfD比が、一般で20%と高い。

(36)その他のウリ科野菜  2ppm
 [理由]1、具体的な作物の残留データが明らかでないまま、基準が設定されている。
   2、トウガンのESTIの対ARfD比が一般で30%、
    ニガウリのESTIの対ARfD比が一般で20%と高い。

(37)ホウレンソウ 3ppm
 [理由]1、残留試験4事例で、散布14日後の最大残留値が1.52ppmである。
  2、アメリカの残留試験8事例で、散布7日後の最大残留値が2.49ppmである。
  3、ESTIの対ARfD比が幼小児で30%と高い。

(38)未成熟エンドウ 2ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.84ppmである。
   2、アメリカのサヤエンドウの残留試験3事例で、 散布8日後の最大残留値が
     0.272ppmである。
 
(39)未成熟インゲン 3ppm
 [理由]、残留試験4事例で、散布1日後の最大残留値が1.45ppmである。

(40)エダマメ 3 ppm
 [理由]残留試験6事例で、最大残留値が1.48ppmである。
 
(41)その他の野菜  5ppm
 [理由]1、ツルナの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が2.8ppmである。
   2、フダンソウの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が1.94ppmである。
   3、モロヘイヤの残留試験2事例で、散布21日後の最大残留値が1.02ppmである。
   4、タラの芽の残留試験2事例で、散布45日後の最大残留値が0.03ppmである。
   5、ヤングコーンの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が<0.05ppmである。
   6、食用ナデシコの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が0.68ppmである。
   7、モヤシのESTIの対ARfD比が幼小児で20%、
     ズイキのESTIの対ARfD比が一般で50%、
     レンコンのESTIの対ARfD比が一般で30%、幼小児で50%と高い。

(42)ナツミカンの果実全体 2 ppm
 [理由]1、残留試験3事例で、散布14日後の最大残留値が0.73ppmである。
  2、ESTIの対ARfD比が一般で20%と高い。

(43)レモン 2ppm 
 [理由]レモンの残留データは明らかでなく、ナツミカンの果実全体(最大残留値が
   0.73ppm)が参照されている。 

(44)オレンジ 2ppm 
 [理由]1、オレンジの残留データは明らかでなく、ナツミカンの果実全体(最大残留値
    が0.73ppm)が参照されている。 
   2.ESTIの対ARfD比が一般で20%、幼小児で50%と高い。
    果汁のESTIの対ARfD比も一般で20%、幼小児で40%と高い。

(45)グレープフルーツ 2 ppm
 [理由]1.グレープフルーツの残留データは明らかでなく、ナツミカンの果実全体(
   最大残留値が0.73ppm)が参照されている。 
   2、ESTIの対ARfD比が一般で30%と高い。

(46)ライム 2 ppm
 [理由]ライムの残留データは明らかでなく、ナツミカンの果実全体(最大残留値が
   0.73ppm)が参照されている。 
 
(47)その他のカンキツ類果実 2ppm
 [理由]1、カボスの残留試験3例で、散布14日後の最大残留値が0.88ppmである。
   2、スダチの残留試験1例で、散布14日後の最大残留値が<0.05ppmである。
   3、キンカンのESTIの対ARfD比が一般30%、
   ポンカンのESTIの対ARfD比が一般で20%と高い。 

(48)リンゴ 2 ppm
 [理由]1、残留試験8事例で、散布1日後の最大残留値が0.80ppmである。
   2、アメリカの残留試験17事例で、散布7日後の最大残留値が0.59ppmである。
   3、TMDIへのリンゴの寄与率は、幼小児で10%を超えている。
   4、ESTIの対ARfD比が一般で30%、幼小児で60%、
    果汁のESTIの対ARfD比が一般で20%、幼小児で70%と高い。

(49)日本ナシ 2ppm
 [理由]1、残留試験8事例で、散布1日後の最大残留値が0.74ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般で30%、幼小児で60%と高い。

(50)西洋ナシ 2ppm
 [理由]1、アメリカの残留試験9事例で、散布10日後の最大残留値が0.32ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般で30%と高い。

(51)ビワ 2ppm
 [理由]残留試験4事例で、散布1日後の果肉の最大残留値が0.63ppmである。

(52)モモ 2ppm
 [理由]1、残留試験4事例で、散布1日後の果肉の最大残留値が0.69ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般で30%、幼小児で80%と高い。

(53)アンズ 3ppm
 [理由]あんずの残留データは明らかでなく、うめ(最大残留値が1.10ppm)が参照されている。

(54)スモモ(プルーンを含む) 3ppm
 [理由]1、残留試験6事例で、散布7日後の最大残留値が1.23ppmである。
  2、ESTIの対ARfD比が一般で20%と高い。

(55)ウメ 3ppm
 [理由]残留試験4事例で、散布7日後の最大残留値が1.10ppmである。
 
(56)オウトウ(チェリーを含む)  5ppm
 [理由]残留試験12事例で、散布1日後の最大残留値が3.62ppmである。
 
(57)イチゴ 3  ppm
 [理由]1、残留試験9事例で、散布1日後の最大残留値が1.38ppmである。
   2、アメリカの残留試験事例で散布1日後の最大残留値が1.38ppmである、
   3、ESTIの対ARfD比が幼小児で30%と高い。

(58)ラズベリー 2ppm
 [理由]アメリカの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が1.054ppmである。
 
(59)ブラックベリー 2ppm
 [理由]アメリカの残留試験6事例で、散布2日後の最大残留値が2.484ppmであるが、
   他の5事例では、0.302-0.564ppmである。

(60)ブルーベリー 2ppm
 [理由]1、残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が1.0ppmである。
   2、 アメリカの残留試験6事例で、散布1日後の最大残留値が0.616 ppmである。

(61)その他のベリー類果実 2ppm
 [理由]残留データが明らかでない国際基準2ppmが援用されている。
 
(62)ブドウ 5ppm
 [理由]1、残留試験16事例で、散布14日後の最大残留値が2.88ppmである。
   2、ESTIの対ARfD比が一般70%で、幼小児で90%と高い。
   後者では、残留基準なみの5ppmとすれば、(1-4-2)で述べたように、
   約150%となる。

(63)その他の果実  5ppm
 [理由]1、サルナシの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が1.98ppmである。
      2、アケビの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が0.17ppmである。
      3、アセロラの残留試験4事例で、最大残留値が0.40ppmである。
   4、イチジクの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.47ppmである。
     イチジクのESTIの対ARfD比が一般で40%と高い。
      5、ゴレンシの残留試験3事例で、散布21日後の最大残留値が0.55ppmである。
      6、カリンの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が0.34ppmである。

(64)茶 30 ppm
 [理由]1、残留試験6事例で、散布14日後の荒茶の最大残留値が21.4ppmで、浸出液の
    最大残留値は15.8ppmである。
   2、TMDIへの茶の寄与率は、一般、妊婦、高齢者の区分で、それぞれ、
       16.9%、10.1%、20.0%と高い。
   3、ESTIの対ARfD比が一般で20%、幼小児で30%と高い。

(65)その他のスパイス 5ppm
 [理由]1、ミカンの果皮の残留試験6事例で、散布14日後の最大残留値が2.76ppmである。
   2、サンショウの実の残留試験4事例で、散布7日後の最大残留値が2.3ppmである。
 
(66)その他のハーブ  5ppm
  [理由]1、チンゲンサイ(最大残留値が2.72ppm)が参照されている。
   2、ザーサイの残留試2験事例で、散布7日後の最大残留値が<0.05ppmである。
   3、バジルの残留試験2事例で、散布21日後の最大残留値が1.9ppmである。
   4、マジョラムの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が2.8ppmである。
   5、ミョウガの残留試験2事例で、散布1日後の最大残留値が0.03ppmである。
   6、オレガノの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が2.1ppmである。
   7、アサツキの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が0.56ppmである。
   8、セージの残留試験2事例で、散布21日後の最大残留値が0.9ppmである。
   9、タイムの残留試験2事例で、散布21日後の最大残留値が2.4ppmである。
   10、タラゴンの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が2.06ppmである。
   11、チャービルの残留試験2事例で、散布21日後の最大残留値が1.6ppmである。
   12、サンショウ葉の残留試験2事例で、散布45日後の最大残留値が1.2ppmである。
   13 シソ葉の残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が0.65ppmである。
   14、レモンパームの残留試験2事例で、散布14日後の最大残留値が2.4ppmである。
   15、ディルの残留試験2事例で、散布21日後の最大残留値が0.46ppmである。
   16、ハッカの残留試験2事例で、散布7日後の最大残留値が2.4ppmである。
 

【意見2-3】ハチミツの残留基準を0.2ppmとすることに反対である。残留基準を設定する
    必要はない。
  [理由]1、608検体の残留調査結果では、512検体が定量検出限界の0.01ppm未満、
      96検体が定量検出限以上で、最大残留値は0.19ppmである。
   2、アセタミプリドは、養蜂用の薬剤としてミツバチに使用されることはなく、
    ミツバチの活動範囲で、当該農薬を使用しなければ、ハチミツに混入すること
    がないため、一律基準が適用されている。
    にも拘わらず。農水省とハチミツ業者、養蜂者は、一律基準では、販売できな
    くなるケースが増えることを心配して、ハチミツの残留基準を緩和していこう
    としているが、この考えは、出来るだけ、農薬を摂取しないことを望む消費者
    の意向を無視したものである。
   3、いままでも農薬による地球汚染(大気や土、水系汚染)の結果、畜産物や水産
    物への農薬残留が避けられない状況が生まれてきた。ネオニコチノイド系の
    環境汚染や生態系の被害が進行している現状を肯定するかのように、アセタミ
    プリドの使用を規制しないで、残留基準を緩和するのは、過去の教訓を生かし
    ていない愚挙といえる。


【意見2-4】全体的に残留基準が高すぎる、残留実態を明らかにし、もっと低値にすべきである。
  [理由] 【意見1-3】のTMDIとADIについての項を参照。