HOW TO MAKE?、第1回目はロングタイプの財布の作り方です。

本当に私のような素人がこんなことをしてもいいのでしょうか??


さて、まず最初にすることは、どんなものを作るかを紙に書き、寸法を決定すること。

ここが一番面白いところですね。

さて、次にすることは型紙を作ること。型紙は方眼紙を使って作ると良いでしょう。

型紙を作ったら革に鉄筆もしくは銀ペンで線をひきそれにそって革をカットしていきます。

 今回使う革は、7枚の革を使います。

        

まずは、本体になる革です。寸法は20CM×20CM。

二つに折ると10CM×20CMになります。

これが一番良い大きさじゃないでしょうか?

小銭入れになる革です。寸法は16CM×20CM。

大きい2枚が、「お札」や「カードをまとめて入れるところ」をくぎる革。

寸法は9CM×20CM。

小さい革は今回作った財布のポイント(作るポイントじゃないよ!)の

飾りになる革です。

この2枚は、カードを1枚ずつ入れるために使う革です。

上の革は、変な形をしていますが、後で理由が分かります。

寸法は、まず縦がまず2CM下がって横に1CMいって、下に4CMいきます。

横は上が20CM、下が18CMです。

さて、革をカットしたら、次は縫わないところにネジきりで飾り線を付けます。

飾り線をつけるのはこの革です。

飾り線をつけると、このようになります。

これは飾り線を付けただけです。

これにへり落としで角を削ると、

こうなります。

さらにこれをかみやすりで磨きます。

さらに、これをトコフィニッシュで磨きます。

これで、ひと通り準備は終了。

次は、小銭入れを作ります。

まずは、ジッパーをつけるために穴をあけます。

穴の長さは、17CM。横の半円は直径1CM。

穴の幅も1CMです。

ジッパーをゴムのりで付けます。

次に、コンパスのようなもので(ごめんなさい。名前が分かりません。)

縫うための線を引きます。

これは、だいたい革のはじから3〜4ミリくらいが良いと思います。

縫い終わったら、この2つの革をくっつけます。

このように、裏に縫うための線を引く場合は銀ペンを使うと良いと思います。

したから3CM、横から3CMの所から線を引きはじめると良いでしょう。

ここで注意しなければならないのが、小銭入れの大きさ(半分に折った時の)

と札入れの大きさが違うので、あまり上まで縫ってしまうと小銭入れから

はみ出てしまいますので注意しましょう。

このように、はじを縫わない場合はクリップ等で穴をあける時、

ずれないようにしましょう。

(それでもずれてしまうこともあるので、十分に注意して下さい。)

縫い終わったら、小銭入れを半分に折って、(ゴムのりを付けてから)

縫って、完成させます。

このように下に革がある場合は、

ゴム板をまん中に差し込んで穴を開けていきます。

さて次は、カード入れを作っていきます。

この革の下から1CMの所に穴を開けます。

これを、お札をくぎる革とくっつけます。

くっつける位置は、下から1CMの所です。

そして、先程穴を開けたところを今度は下まで貫通させます。

これは、ゴムのりの接着面が少ないため、少しでも衝撃を小さくするためにしています。

次に、もう1枚のカード入れ様の革をくっつけます。くっつけ方は、間にはさむ革の

へこみ部分にあわせましょう。さて、なんでこんな変な革を作ったかと言うと、

このようにすれば、革の一番厚い部分が、2枚になるからです。

普通に革をカット(全体の大きさにあわせて。)すると、

一番厚い部分は3枚になってしまい、穴をあけるのが非常に大変になってしまいます。

そのためこのような方法をしています。最後にまん中を縫います。

飾りやコンチョをつける場合はこの時点で付けておきましょう。

ここまできたら後少し。カード入れをゴムのりで付けます。

同じように、小銭入れも付けましょう。

全体に穴を開けたら、後はひたすら縫う!

縫い終わったら、全体をきれいにやすりで磨き、

最後に、トコフィニッシュで磨いて完成!!

完成品へ。

さて、途中で触れることができなかったことについて幾つか。

@ 穴の開け方について。

穴は、ヒシ目打ちと言うものを木槌でたたいて穴を開けます。

ヒシ目打ちは、6本ヒシ目打ちと2本ヒシ目打ちを使っています。

特に2本ヒシ目打ちはお勧め!!これがあればカーブがとてもきれいに縫えます。

カーブにそって穴を開けていくだけ!カーブが上手く縫えない方は是非使ってみて下さい。

A 紙ヤスリについて。

私は、240番と400番を使っています。

Bトコフィニッシュでの磨き方。

磨くものは色々ありますが、ヘチマはお勧めです。

これはプロの方も使っています。初めはかなり硬いので使う前に水に濡らすといでしょう。

C ゴムのりについて。

ゴムのりは下敷き等を切って少しずつ付けていきましょう。

たくさんつけ過ぎないようにしましょう。

それと、ゴムのりはくっつけたい物の、両方に付けます。

そして、乾いてから(手につかなくなってから。)

くっつけましょう。


どうでしたか?分かったでしょうか?これにTOOLSも近いうちに更新しますのであわせて御覧ください。

あと、一番大事な縫い方も近いうちに更新しますのでお待ちください。

なにか分かりにくいところがありましたらどんどん聞いて下さい。

分かる範囲でお答えいたします。