ミョウガ (茗荷、学名:Zingiber mioga)はショウガ科ショウガ属の多年草。

夏の香味やさいとして、そうめんなどの薬味としていろいろ使えるミョウガは、生姜科の多年草で、地下茎で毎年決まったところに生え、1畳以上のスペースがあればほとんど毎年なにもしなくても収穫ができます。夏から秋にかけて、根元近くで花(花穂)が咲き、この花と若い茎が食用となるので 薬味や酢のもの、天ぷらなどで利用されています。

東アジア(温帯)が原産。日本の山野に自生しているものもあるが、人間が生活していたと考えられる場所以外では見られないことや、野生種がなく、5倍体(基本数x=11、2n=5x=55)であることなどから、大陸から持ち込まれて栽培されてきたと考えられています。

繁殖は地下茎による栄養体繁殖が主体です。地下茎はしょうがのような不正形でいものように見えますが植えてからしばらくは芽がでてこなくて心配しました。

株分けする場合は、冬場にこの地下茎を長さ20cm〜30cm程度の一部分を1本掘り起こし、別の場所に植えれば春先に新たな株が生えてきます。

多少の日陰でも収穫できますので、これといった手入れをしなくてもそれなりの収穫ができ、ほったらかしでもすくすく育ちます。病害虫にもそこそこ強く、まさに不精な家庭菜園が可能です。


    

   

4月頃、2年目以上の路地植えのものが芽が出てきたら新芽の内は、多少難はありますが、みじん切りにして薬味として使えます。 芽の1割程度なら切っても地下茎がしっかりしているので生育はほとんど問題はありません。

6月になると少しずつ花茗荷が取れるようになります。8月頃が最盛期となります。

10月始め頃(秋口の紅葉シーズン頃)まで葉は枯れ始めながら花茗荷が取れ、霜が降りるころ葉は全て枯れてしまいますが地下茎はしっかり来年のために準備しています。


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