カヴァイオン様のご到着
(南仏のカヴァイオン地区のメロンが初ものとしてパリーの露天市へ)


 

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その後お元気にお過ごしのことと思います。

数日前にTVを見ていたら「カヴァイオン様のご到着」との見出しで南仏のカヴァイオン地区のメロンが初ものとしてパリーの露天市で紹介されていました。このニュースにわくわくするのは、やはりこのメロンが優れた味(芳香、みずみずしい色彩、馥郁たる味わいなど)であることと、やっと寒い冬がさって春たけなわとなり初夏の様相もそろそろでバカンス直前という時期であること、それから、バカンスの計画を立案中のパリっ子に取り南仏の風情を思い浮かべることが出来るからだと思います。

マルシェの果物屋さんは「いつ食べますか・・・」と質問します。良く聴いているとおばさんに対してマドモワゼルとか、質問するのです。「そうですね、さっそく今晩に」とか「明日のお昼に・・・」とかリクエストするといくつかのメロンのお尻のほうに鼻をくっつけるようにして香りをテスティングしてから、これですと言って選んでくれます。

カヴァイオン地区のメロンは垂涎の高級メロンと同じ意味になっていますがこれは早くからこの地区で美味しいメロンをそだてていた実績があり、原産地名を名乗ることで他のメロンとの差別を設けていることはカマンベールなどと同じです。メロンは15世紀ごろシャルル8世のイタリア遠征のときに、この素晴らしいメロンがフランスに導入されました。カヴァイオンは法王の領地であることで最初のメロンが栽培されたわけです。

AOCのカヴァイオンは厳しいスペックのもとで栽培管理されており、この基準に合格したものだけがカヴァイオンをなのることが出来ます。その基準のなかには、地理的な地区の限定、品種、栽培方法、熟成度、などがありますから、消費者の側からみると安心して買える利点があるのです。

カヴァイオンはアヴィニョンからの至近距離でデュランス河の渓谷および沃野を利用して昔から果実の栽培がされていました。リュベロンのブドウ栽培地区の隣にあります。地理的にはエックスアンプロヴァンスの北側になります。そうですね、デュランス河は往年の名画である「河は流れる」の舞台になったところです。

パリの三ツ星レストランはこのカヴァイオンにサンダニエールの山ハムを付けてたり、オポルトにしたりで何の変哲もないメニューですがやはり食通を唸らせるのはカヴァイオンならではです。メニューにはちゃんと「カヴァイオン」と明記されています。中近東の王様達は自家用飛行機でパリーまで買いに走らせるとのことです。

同じ頃に南仏の黒いような熟したサクランボがパリのマルシェに出てきます。今年は例年より遅いのですが、こちらは値段もやすくて庶民的な季節の果物です。みんな籠いっぱいにかってゆき堪能するのです。いまでもまだありますが昔はパリの郊外などに沢山自生していて買わなくてもあったもので、身近な果物です。

この時期のパリは気候もよく マルシェも楽しい雰囲気です。
ではまた。

Y.Ozawa


2004/06/07  パリの本屋さん。

パリは気候がよくて 気分はいいですね、もうじきにバカンスですから バカンス用の買物とくに愛読書を 本屋にいって買う季節でもあります。

パリの大きな本屋さんであるジルベールはラテン区のど真ん中に昔からあってここだけで昔の神田の雰囲気です。面白いのは新刊書のとなりに古本があって選べるということです。
こんな本屋さんて便利ですが 東京にはないのではないでしょうか。

近くに美味しいキャフェとかおかしやさんがあるのも魅力ですね、買った本をそこでひもときながら・・・・だらだらと時間を過ごすのです。ぼくがいつもいくのはウイーンのお菓子のある小さい店ですがここのキャフェーのレベルも ちょっとしたものです。

それからもう一箇所は ポンスの二階ですね、リュクサンブルグの公園をみながら、ポンスのオペラ つまりオペラはお菓子の名前を 食べるのは至福のときですね、ここはいつもチョコレートのコンクールで2位で甘んじていたお店です。
ではまた。

Y.Ozawa

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