秋・ニューヨークから横浜へ。   ’04.11.5

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お元気ですか、
パリのロワシーを出るときに時間があったので地下のセルフでキャフェーでもと思って階段をおりるとそこに最近の映画 "エアポート"の主人公が、これちらが本物ですがいました、ダンボールの山に囲まれて己が住処をつくっていました。かなりのお金を持っている現在でもまだそこから脱出しきれないところが愉快です。映画ではトム・ハンクスさんが演じていました。

ニューヨークにきて数日が経過しました。もっぱらバスとかメトロで市内を移動しています。そのほうがいろいろ勉強になるし僕の好奇心を満足させるからです。

地下鉄の放送の始まりに レディースアンドジェントルマンというのが妙に気になります、バスで愉快なのはバス代が2ドルなので2ドル紙幣をもって乗客にむかって誰か小銭に交換できないと呼びかける光景がよくあります、これはバスは小銭の2ドルでしか乗れないからです。誰も応じないとそのひとはしょうがないからタクシーで行くわと捨て台詞を言いつつおりてゆきました。払わないひともよく見かけます、多分、運転手の知っているひと、あるいはチンなしの常習犯、あるときに俺はニューヨーク市に税金を沢山はらったのであるからこのバス代は次回にたくさん払うよと言って入り込んでしまうおじさんとかがいました。それから身体障害者にバスが親切で車椅子で乗れるように車体が設計されていて、座席の設定から車椅子の据付まで運転手が手伝い仕組みに感銘しました。

市内の道路事情は感心しませんでした。ところにも寄りますが実にでこぼこでバスにのっていると暴風雨の船にのっているようで船酔いになりそうです。それにバスは随分と飛ばしますね。バスも全部オートマですからしそれに加速がすごいのです。またバスのエンジンは後部についていて実に想像を絶する騒音を発生しながら走ります。

11月の初旬でかなり寒い日にもかかわらずバスもメトロの冷房をがんがん効かせて走るので驚きです、これでは風邪を引くのではと心配するしますね。

ニューヨークの朝、窓からおもてを見ると鳥がいますがそれがかもめのような海鳥でした。窓からビルをみてその間に海が見えますから海鳥がいるんですね。それから海洋性の影響で空気にしめりけがあり、パリからくるとちょっと驚きですが、日本人には懐かしい空気です。

ちょうど秋の景色の綺麗な時期であり、セントラルパークの散策は楽しい時間です。リスがちかくにいてまったく逃げないのにおどろきました。しっぽの毛がふさふさしたかわいいリスでした。プラタナスの木がいくつもありましたし、それからイチョウの木、銀杏のみがころがっていたりしていました。とても紅葉の感じがきれいです。特にメトロポリタン美術館にいったときに室内から公園が見えるところがいくつかありこれは借景だなと思いました。ご存知のかたもいると思いますがメトロポリタン美術館の入場料はいくらいくらと価格表が掲載されているのですがその下にリコメンデイショウンと小さく書いてあります。つまりこの入場料金は強制ではないという意味ですね、係りのひとに最低の常識的な価格はいくらですかと聞いたら1.50ドルぐらいであるというので僕はその価格を支払って一日の利用可能のバッジをもらいました。空調などがほどよく快適ですばらしい美術館でありました。日本関係のところではイサム・ノグチの噴水があり関心しました。

あれは土曜日の夕方でしたかユニオンスクエアーにニューヨーク近郊の農家がそれぞれ農産物をもってきて広場で販売するを見学しました。パリのマルシェという感じでいろんなお店があります。ニューヨークで生産されたワインもありました。ビオのお店もあります。

夕方日の暮れるころには部屋でリーザ・エクダール嬢の枯れたジャズなどを聴いているとさすがにニューヨークにきたのだと思います。彼女の声はフランスではヴァニッサ・パラディに良く似ていると思いました。

ところで二日目にニューヨークにきた目的のひとつである中華料理屋にゆきました。それは鹿鳴春(9 Pell street, ny tel 212-233-8888)というお店でチャイナタウンの端に在る、入り口の小さなお店です。だいたいいつも入り口にひとが列をなしているのですがその時には幸運にもあまり並ばないでテーブルを仕留めることができました。席につくなり普通のしょうろっぽう及び蟹入りのショウロッポウをまず注文それからメニューを見ます。ここで美味しいのは上海風のチャーハンとか焼きそば、それから大きなえびの料理とかです、この店は上海風ということで数年前にニューヨークの郊外で出店をしてそれからチャイナタウンに上陸しただけあって、たくさんの忠実な顧客をもっているようです。ここのショウロッポウはジューシーなことで有名であり、たっぷりの汁がふくまれており、それをやぶれないようにしっかりした皮でつつんであります。ショウロッポウの一番うえの皮の部分をつまんで、それをスプーンに載せてあつあつのところを頂戴するのですが、スプーンに移動する間に決して皮がやぶれることはありませんし、それから、やけどをするのを注意しながらすこしずつ戴くのにはちょっとしたノウハウがひつようでしょうね。ショウロッポウは蒸篭のようなもののなかにキャベツをおいてその上にショウロッポウを載せて蒸してあります。どの料理も抜群です。食後の例の味の素てきないやみがありませんでした。

中華タウンにはお魚屋さんがあり新鮮なえびなどを売っていました。まだ冷凍もしていない新鮮なえびが大変に安いので、キロあたり8ドルとか9ドルなのです。購入して早速にてんぷらなどで食しましたがこれはおいしかったです。

Y.Ozawa


横浜の秋へ。