こちらは、「入江省三の翔べ青春」始まって以来の本格的データベースのコーナーです。
<注意>
 1.ドラマ以外のゲスト出演は含めていませんが、ドラマではないレギュラー(「クイズヒントでピント」「ミュージックボンボン」)、
  あるいは、アテレコによる映画作品(「スティング」)は、「KYOHEI FIRST CONCERT」の資料で、「テレビ」部門と見なされていますので、これを尊重します。
 2.KIDにいた頃(昭和61年まで)のものです。それ以降のものは、データベースが作れません!(^^;)
 3.データベースの中身は、出演者リストとサブタイトルリストで構成しています。
  ストーリーについては、その他ドラマコーナーのほうで話し合うので、掲載しません。単発番組については、出演者リストだけを載せます。
 4.ランダムで紹介していきます。
 5.ドラマリストは、「恭兵史」のコーナーに移転しました(H15.4.6現在)
 
 
 
 
 
 
 
俺たちは天使だ! 〜アクション物
1 運が悪けりゃ死ぬだけさ 54.4.15
麻生雅人
沖雅也
2 運が良ければ五千万 54.4.22 藤波悠子 多岐川裕美
3 運が悪けりゃ殺人犯 54.4.29 島岡到 渡辺篤史
4 運が良ければボロもうけ 54.5.6 入江省三 柴田恭兵
5 運が悪けりゃ女にモテる 54.5.13 芹沢準 神田正輝
6 運が良ければ痛み分け 54.5.20 藤波昭彦 小野寺昭
7 運が悪けりゃ現行犯 54.5.27 関谷久美子 長谷直美
8 運が良ければ相続人 54.6.3 南雲隆之 江守徹
9 運が悪けりゃワンパターン 54.6.10 桂順次 勝野洋
10 運が良ければ特ダネだ 54.6.24 金沢正夫 三景啓司
11 運が悪けりゃゴリラが泣くぞ 54.7.15 神保雄三 横谷雄二
12 運が良ければキッスができる 54.7.22 館野康次 中康次
13 運が悪けりゃ死刑台 54.7.29 末広鉄平 秋野太作
14 運が良ければリッチマン 54.8.5 坪井光夫 福崎和宏
15 運が悪けりゃ劇的最期 54.9.2 原田道太郎 下川辰平
16 運が良ければキャンピング 54.9.23 原田みやこ 田坂都
17 運が悪けりゃ誘拐犯 54.10.14 谷村俊子 結城美栄子
18 運が良ければ次期社長 54.10.21
19 運が悪けりゃターゲット 54.10.28
20 運が良ければ別れも愉し 54.11.4
再放送は、55年、56年、そして沖さんの死後初となる63年の「ナイトスクリーン」(東京地方)。CSでも5年前に放送。
リストは20数年も常識として覚えているものだから、暗記法云々ではないのですが、覚え方はあります。
1話はいいですね。「死ぬだけさ」は、ストーリー中でも使われますから。標語は一番最初です。
3は「殺人犯」の「さ」。「女にモテる」はカタカナ。「特ダネだ」は、「と→10」。11話から14話までは、「ゴキブリ」と覚えます。
13話は、13階段なので「死刑台」。14話で一回休みましょう。プロ野球のせいで約1ヶ月ぶりとなりました。15話は、「劇的最期」の「ご」で覚えてましょう。
それから、これはよく間違えるのですが、「最後」ではありません。「次期社長」は、もちろん恭兵さんのラッキーナンバー「18」です。
20話は、「楽し」ではないので注意しましょう。また、放送期間を「10月前まで」と安易に覚えると間違えます。20話は、11月に入ってしまったのです・・・
DARTS主役話の3、10、18の3つの数字も覚えておきましょう。
主題歌を歌うSHOGUNについては、そのうち特集を組むので、そちらをご期待ください。
キャストは、これだけ覚えればOKです。とくに問題はなし。ただ、科警研の館野の名前は、「康次」です。
VAPさんのCDのブックレットは、「康二」となっていますが、あれは誤りです。中さんの名前をそのまま覚えましょう(^^;)
このブックレットは、NAVIさんも「」(^^;)となっているので要注意。LDのほうは問題ありません。
あと、「みやこ」は、「」と漢字で書くデータもありますが、これも間違いです。VAPさんの資料でも、小説でも、ひらがなになっています。
館野と同様、放送じゃわかりませんからね。
なお、俺天コーナーに、「依頼リスト」もありますのでご覧ください。
 
 
 
想い出づくり。 〜恋愛物
1 女ともだちのスタート。 56.9.18
吉川久美子
古手川祐子
2 やっつけたい、あいつ。 56.9.25 佐伯のぶ代 森昌子
3 涙も落ちてきた。 56.10.9 池谷香織 田中裕子
4 両手を空にさしのべて。 56.10.16 根本典夫 柴田恭兵
5 何処へ羽ばたく。 56.10.23 吉川武志 児玉清
6 べつの姿が見えてくる。 56.10.30 吉川優子 谷口香
7 夜の道ではなく−。 56.11.6 佐伯賢作 前田武彦
8 時よ、急がないで。 56.11.13 佐伯静子 坂本スミ子
9 小さな夢が消えていく。 56.11.20 佐伯茂 安藤一人
10 はじめての夜。 56.11.27 池谷信吾 佐藤慶
11 まわりは急ぎ足。 56.12.4 池谷由起子 佐々木すみ江
12 戦いの日。 56.12.11 松永 菅野忠彦
13 宴のあと。 56.12.18 中野二郎 加藤健一
14 晴れた日が来る。 56.12.25 国枝妙子 田中美佐
岡崎勇 矢島健一
青山信一 根津甚八
典夫にだまされて3人が友だちになるのが1話。2話の「やっつけたい、あいつ」というのは、もちろん典夫。
12話の「戦いの日」、13話の「宴のあと」がクライマックスで、「結婚式場控え室占拠」を表しています。
面白いのは、全サブタイトルに「。」が付いていること。「想い出づくり。」も「。」が付くのが正式名称です(^^;)
なお、6話の冒頭に、吉川家の実家の町が出てきますが、これが、清水市草薙!恭兵さんとスタッフの間でまとまったファンサービスに違いありません。 
主要キャストは、主役の3人の家族を中心に覚えましょう。吉川家は、古手川−児玉−谷口。佐伯家は、森−前田−坂本。池谷家は、田中−佐藤−佐々木。
とにかく若い役者があまり出ていない大人のドラマでした。
その中でも、「マイフェアレディース」などで共演した田中美佐子さん(当時、田中美佐)は、TBS緑山塾の卒業生で、これがデビュー作であるのは有名。
同じ卒業生の矢島健一さんもセミレギュラーに抜擢され、のち、「天まであがれ!」でもゲスト出演しています。(どちらもインテリ青年(^^;))
ちなみに、岡崎のキャラクター、好きです(^^;)。古手川祐子さんは「熱い嵐」以来の共演。佐々木すみ江さんとは、のちに「日本の面影」で共演します。
松永の下の名前ご存知でしたら、どなたか教えてください(^^;)。あ、典夫は、悪徳サラリーマン
 
 
 
乱れからくり 〜推理物
57.3.23 宇内舞子 古城都
勝敏夫 柴田恭兵
馬割朋浩 菅貫太郎
馬割真棹 新藤恵美
馬割宗児 中尾彬
馬割香尾里 坪田直子
馬割鉄馬 岸田森
角海老 ガッツ石松
猶木 草野大悟
峰のぼる
東京地方では、59年4月にスタートした深夜の火サス再放送枠「サスペンス傑作劇場」(ご存知ですか?)で、59年9月に再放送されています
原作は、泡坂妻夫さんの有名な推理小説で、恭兵さんバージョンの他に、沖雅也さん(松田優作さん)バージョンがあります。
本編中のインストゥルメンタルは2,3種類あって、そのうちの1曲「炎の追跡〜闇の彼方に」は、なんとLP化しました。
ちなみに、いちばん頻繁に使われてたぼくが好きなインストはありませんでした(なぜだろう・・・・)
恭兵さんは、宇内探偵事務所の助手で、ボクシングジムに通う青年役。
カッチン」と呼ばれているので、最初、名前のほうかと思いましたが、名字であることが、途中の手紙文の中に書かれていて、わかります。
「敏夫」も、本編中に使われず、原作の文庫を読んで判明しました(^^;)
この「乱れからくり」の次の作品が「天まであがれ!」ですので、「ボクサー兼用」という役柄は連続だったことになります。
さて、意外と忘れられているのが、KIDの峰さんと坪田さんが出演していること。
坪田さんは、目を撃たれて殺される役(^^;)、峰さんは、「キツネ」というあだ名だけの刑事役(^^;)
岸田森さんは「俺天」以来。菅貫太郎さんは、恭兵さんとしょっちゅう共演していますよね(^^;)
 
 
 
 
 
松本清張の「顔」 〜サスペンス物
1 57.9.3 夏川ケイ 烏丸せつ子
2 57.9.10 夏川ユキ 浅茅陽子
3 57.9.17 山下京介 柴田恭兵
4 57.9.24 石岡定三郎 河原崎長一郎
島内タツ子 辺見マリ
古海一郎 松山政路
永井弘 西岡徳馬
三村 津川雅彦
野末 アパッチけん
ひろし 小倉一郎
このドラマははまりました。今でもよく見返しています。全4回放送物です。
とにかく、来週が気になって気になってしょうがなかったです。再放送は一度だけ(東京地方)63年8月31日から4日連続で。
恭兵さんは、PACIFIC TVの音楽プロデューサーで、ケイの恋人役。ものすごーく優しい人。名前の「京介」は、最終回にならないと出てきません。
本放送のとき、名前を見逃し、急いで本屋に原作を買いに行った記憶があります。
新潮文庫。帯に番組の宣伝が書いてあり、今となっては貴重な本(^^;)
ユキは、第1回では、「永井ユキ」が正しいのですが、「夏川ユキ」で掲載しました。
津川雅彦さんとは、のちに「日本の面影」や「澪つくし」で共演しますが、ここが最初。でも、絡むシーンはありません。
この他、ケイの住むアパートの1階の喫茶店を経営する親子が、小倉一郎さんと赤木春恵さんですが、
赤木さんは、正確な名前が不明だったので掲載しません。
ちなみに、小倉さんは「かたぐるま」以来、赤木さんは「青い絶唱」以来の共演。
高樹澪さんの「ダンスはうまく踊れない」が大ヒットしましたが、このドラマの主題歌だったことは、あまりにも知られていません・・・(^^;)
 
 
 
 
 
プロハンター 〜アクション物
1 危険な二人 56.4.7
竜崎駿介
草刈正雄
2 二重誘拐 56.4.14 水原淳 藤竜也
3 逃亡遊戯 56.4.21 五島達 柴田恭兵
4 ワニを連れた女 56.4.28 橘礼子 小川真由美
5 サタデー・ナイト・スペシャル 56.5.5 三枝ユミ 名取裕子
6 俺の愛した赤い靴 56.5.12 日高修 水上功治
7 悪魔のソナタ 56.5.19 菊島雄三 宍戸錠
8 夜を探せ 56.5.26 木戸吾郎 小林稔侍
9 怪盗VS.探偵 56.6.2 榎本五郎 榎木兵衛
10 手錠のままの追跡 56.6.9 榎本十郎 庄司三郎
11 泥棒紳士 56.6.16
12 黒い薔薇は死の匂い 56.6.23
13 北北西に向って走れ 56.6.30
14 殺しは別れの挨拶 56.7.7
15 狙われた罠 56.7.14
16 悪い女 56.7.21
17 南に消えた男 56.7.28
18 夕陽に赤い帆 56.8.4
19 標的は誰だ? 56.8.11
20 ローマで起った不思議な出来事 56.8.18
21 殺人志願 56.8.25
22 闇からの狙撃 56.9.1
23 旅芸人の唄 56.9.8
24 ロンリー・ハート 56.9.15
25 ロング・グッドバイ 56.9.22
意外と覚えやすいので、がんばって覚えましょう(^^;)。1話はジュリーの歌です。1,2話は「二」という漢字でつながります。
2,3話と四字熟語が続いて、本放送時、このまま行くのかと思ってました。
5話
はすごいんですよ、5月5日放送。サタディナイトスペシャルというのは、拳銃のこと。
また、エンディングの「ロンリー・ハート」が、突然、英語から日本語に変わるのも5話。(タイトルバックの音楽も、実は10話で変わります)。
細かいことを言うと、レギュラーの水上功治さんは、4話までエンディングの方に名前が入っていました(^^;)。プロハンターは、中盤がおもしろいんです。
9話は五島さんの過去を知る主役話。また五島さんの有名なアドリブ「遊撃捜査班!」は10話。また、13話は、当時、代表作とも言われていました。
プロハンターのサブタイトルは、送りがなの誤字が多くて(^^;)、この13話の「向って」の他、20話の「起った」があります。
16,17話で、「女」「男」と続き、九州ロケ(熊本→長崎)に突入します。
後半は、19話「標的は誰だ?」、23話「旅芸人の唄」のような凝ったストーリーが続きますが、どちらかというと佳作の連続。
20話は、勢いで暗記してください(^^;)、恭兵さんの誕生日だし。
ラスト前の24話で主題歌をタイトルに使い、
最終話は、レイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウ最後の事件「長いお別れ」を気取って、終わりとなります。
恭兵さんのラッキーナンバーは、5,9,10,11,12,13,25。これらの回は見逃せません。
プロハンターは、最初、全話録画していませんでした。
セミレギュラー
になったのは、KIDと関係があるのですが、仕方ないと分かっていても、五島さんが出ないと、相当に衝撃を受けました。
オープニングでわかってしまうんですよね。恭兵さんの映像は出るのですが、その上にテロップで名前が出ないと、出ない。当時は勝負でした(^^;)
再放送(東京地方)は、翌年〜翌々年の深夜、「ナイトスクリーン」枠で放送。6年前、ひさしぶりにCSに登場し、当HPでも、事件(^^;)として取り上げました。
「M&R」が何を示すのかはお分かりでしょう。水さんは、大追跡のときの名前「慎介」を「淳」に変え、ジャンバーを赤から黄色に変えました。
五島さんは、元怪盗、という役。「元泥棒」ではなく、「元怪盗」というのがポイント。高級品だけを狙う一流の盗人なので、金持ちでオシャレ好き。
カベチョロを成功させると、コインを置きます。
水さんの刑事時代のときの敵という設定で、五島さん自身は「足は洗ったんだから」と言っているのですが、
水さんが前歴を棚に上げて利用するのがパターン(^^;)
最終回に、真紀(竹田かほりさん)と結婚。しかし・・・・。師匠は谷口銀蔵で、天本英世さんが演じていました(9話)
また、もう一つの主役話の11話では、KIDの金井さんが、大追跡同様ゲスト出演しています。あとの主要キャストも、全員セミレギュラー
水上功治さんは、ミスタースリムカンパニー出身で、実は恭兵さん関係の人。名取裕子さんは、のちに「勇者は語らず」で共演。
宍戸さんや榎木さんは「大追跡」でゲストに出ています。それから、木戸の名前が「吾郎」で、榎本の兄のほうが「五郎」です。
最後に。プロハンターと言えば、最終回の赤い線事件が語り草です。こちらについては、その他のドラマコーナーをご覧ください。
 
 
 
 
 
さすらいの甲子園 〜青春物
55.8.14 高木 中村雅俊
洋子 夏目雅子
山上 柴田恭兵
矢沢 高橋悦史
斉賀 井上高志
川村 山西道広
岡野 佐藤仁哉
桑島 丹古母鬼馬二
江尻 穂積ぺぺ
天才 森川正太
54年は非常に忙しく、「赤い嵐」のあと、恭兵さんは、「休養宣言」をします。これは、休養宣言中の作品で、ある意味びっくりしました。
再放送は、61年9月にテレビ埼玉でやっていたというデータがあります。
このコーナーではストーリーには触れられませんが、このドラマは、のちのKIDの「ペルーの野球」の原点となっています。
主人公の高木の野球好きを、彼女の洋子が理解できない、という部分です。
恭兵さんは、狛江製作所という会社の社員で、野球好きだが、短気で協調性のない青年役。
実は、仕事場でも前の野球チームでも嫌われ続けて、寂しい思いをしていたのでした。
当時大人気だった夏目雅子さんの他、山西道広さんが出ていて、「俺天」以来2回目の共演。
森川正太さんは、本編中、名前が確認できませんでした(高橋三千綱さんの小説中でも!)
「天才」と呼ばれていましたが、名前とは思えません(^^;)
とにかく、中村雅俊さんとの共演や恭兵さんのプレー姿が楽しめる作品です。
サウンドトラックも、「ゆうひが丘」や「青春ド真ん中!」からの転用アレンジで、楽しめます。
 
 
 
 
 
山河燃ゆ 〜歴史物
1 昭和十一年、雪が 59.1.8
天羽賢治
松本幸四郎
2 戒厳令 59.1.15 天羽忠 西田敏行
3 悲しみへの序曲 59.1.22 天羽勇 堤大二郎
4 別れの絵草子 59.1.29 天羽春子 柏原芳恵
5 家族 59.2.5 天羽テル 津島恵子
6 リトル・トーキョー 59.2.12 天羽乙七 三船敏郎
7 草原情歌 59.2.19 チャーリー田宮 沢田研二
8 大陸へ 59.2.26 マリー田宮 手塚理美
9 上海に一滴の涙を 59.3.4 三島典子 大原麗子
10 戦都 59.3.11 三島啓介 篠田三郎
11 いまひとたびの 59.3.18 井本椰子 島田陽子
12 大陸からの手紙 59.3.25 井本広子 かとうかずこ
13 それぞれの青春 59.4.1 畑中エミー 多岐川裕美
14 さらば日本よ 59.4.8 川辺庄平 川谷拓三
15 開戦前夜 59.4.15 荒木義勝 柴田恭兵
16 1941年12月8日 59.4.22 楠田武 渡辺謙
17 パール・ハーバー 59.4.29 百蘭 泉ピン子
18 戦下の隣人達 59.5.6 張美齢 アグネス・チャン
19 日本刀を埋めた日 59.5.13 島木文弥 児玉清
20 大統領令9066 59.5.20 東郷茂徳 鶴田浩二
21 マンザナール収容所 59.5.27
22 荒野のパーティー 59.6.3
23 虹の彼方に 59.6.10
24 祖国アメリカ 59.6.17
25 暴動 59.6.24
26 人間テスト 59.7.1
27 さらば収容所 59.7.8
28 アメリカ陸軍日本語学校 59.7.15
29 離婚 59.7.22
30 血の証し 59.7.29
31 太平洋戦線 59.8.5
32 二つの戦場 59.8.12
33 誰か故郷を想わざる 59.8.19
34 東京大空襲 59.8.26
35 兄弟対決 59.9.2
36 終戦 59.9.9
37 ヒロシマ 59.9.16
38 東京裁判開廷 59.9.23
39 モニター 59.9.30
40 変身 59.10.7
41 凱旋 59.10.14
42 英霊 59.10.21
43 古都憂愁 59.10.28
44 真珠湾攻撃の謎 59.11.4
45 ワシントン・ハイツ 59.11.11
46 限りある生命 59.11.18
47 焼跡の聖夜 59.11.25
48 兄弟和解 59.12.2
49 最終論告 59.12.9
50 宣告 59.12.16
51 新たなる旅立ち 59.12.23
昭和59年の大河ドラマ。太平洋戦争による、ある一家に起きた、暗く悲しい物語。
全51話あるので、大事なポイントを敢えて挙げれば、前半では、3〜8話あたりの、兄弟が別れ別れになる場面
中盤では、19〜27話あたりの、マンザナール収容所の場面。収容所での悲惨な思いが共感を呼びます。
クライマックスは、35〜36話の兄弟対決。賢治が忠を撃ってしまいます。終盤では、49〜50話あたりの、戦犯としての苦しみでしょうか。
悲しい話ですが、今考えると、すごくためになる話。
しかし、大河ドラマとしては、初めての近代劇ということで、非常に視聴率が悪かったのです(^^;)
まず、ぼくは、「俺たちは天使だ!」以来の恭兵さんと多岐川裕美さんの共演ということで、
前年の放送前から胸が高鳴っていたのを覚えています。
その恭兵さんは、特高刑事役。
戦争中、日本を裏切りそうなスパイを監視する立場にある刑事のことで、本編では、賢治や三島啓介をマークしていました。
特高を、名前と間違えている資料があったのですが(^^;)、たしかに放送前までは、名前の「義勝」は出ていませんでした。
その荒木の出番が多いのは、7話あたりから14話あたりの前半。
とくに13話「それぞれの青春」は、タイトルで分かるのですが、荒木中心の話なので要チェック。
多岐川裕美さんのエミーは、賢治と結婚するのですが、
白人浮浪者に暴行されたり、賢治が椰子と深い仲になったりしているうちに、最後は気が狂ってしまいます
とてもいい役とは思えませんでしたが、とにかく、恭兵さんとの共演だけで、十分でした(^^;)
鶴田浩二さんと島田陽子さんは「勇者は語らず」以来。児玉清さんとは「想い出づくり。」以来の共演。
津島恵子さんとは、のちに「離婚テキレイ期」で共演します。
また、「勇者は語らず」や「沖田総司」で共演する三船敏郎さんは、「山河燃ゆ」ではほとんどしゃべらない印象があります。
 
 
 
 
 
張り子の虎 〜推理物
58.8.23 西村吾作 柴田恭兵
中村ゆき子 伏見尚子
佐田一郎 六浦誠
佐田重吉 中山仁
佐田ふじ子 松本留美
佐田重作 天草四郎
近町富子 伊佐山ひろ子
大川晋三 岸部シロー
玉井 内藤武敏
中北 伊吹剛
再放送は、火サス再放送枠も追いつかず、たぶん一度もやってないでしょう。
主題歌は、前回前々回の「ハムレット」や「乱れからくり」のときの「聖母たちのララバイ」から、「家路」に変わっています。
ちなみに、内容的には、最後、一郎が吾作の帰るのを待っているという意味で、この「家路」の歌詞は、非常にぴったりでした(^^;)
恭兵さんは、言われると傷つく名前の「吾作」役。お金のない青年カメラマンです。
一郎は、当初、吾作には本名を名乗らず、「佐々木三郎」として過ごします。
松本留美さんが「俺天」17話と同じ神経質な母親役を演じていました。それから、「俺天」20話の田島令子さんも出ています。
あ、そうです、「張り子の虎」でも、アドリブで「ラブコネクション」が聞けます。自分の家で着替えるシーンで。
 
 
 
 
 
姿三四郎 〜青春物
1 青春 53.10.7
矢野正五郎
露口茂
2 出会い 53.10.14 姿三四郎 勝野洋
3 宿敵 53.10.21 戸田雄次郎 山本紀彦
4 山嵐 53.10.28 壇義麿 片岡五郎
5 わらべ唄 53.11.4 津崎公平 森大河
6 敵討ち 53.11.11 新関虎之助 佐山泰三
7 慢心 53.11.18 野々宮万作 秋野太作
8 暗殺 53.11.25 村井半助 北村和夫
9 生きる 53.12.2 檜垣源之助 沖雅也
10 父と娘 53.12.9 津久井譲介 中康次
11 男の闘い 53.12.16 村井乙美 竹下景子
12 男・その死 53.12.23 檜垣鉄心 沖雅也
13 決闘 53.12.30 檜垣源三郎 石橋正次
14 宿命 54.1.6 辰吉 藤岡琢也
15 出発 54.1.13 お吟 長谷直美
16 スパアラ 54.1.20 香川安吉 柴田恭兵
17 死闘・峰の薬師 54.1.27 南小路光康 渥美国泰
18 敗北 54.2.3 南小路高子 竹下景子
19 慕情 54.2.10 真崎東天 竜雷太
20 友情 54.2.17 隆昌寺住職 大滝秀治
21 明暗 54.2.24
22 ふたり三四郎 54.3.3
23 54.3.10
24 54.3.17
25 捨て身 54.3.24
26 嵐の中で 54.3.31
「大追跡」と「俺たちは天使だ!」をつなぐ、沖雅也さんとの三部作の第二弾、日テレの記念番組でした。「大追跡」が53年。「俺たちは天使だ!」が54年。
この「姿三四郎」は、53〜54年に渡っています。「俺たちは天使だ!」とキャスティングが酷似。ぼくにとっての黄金時代です。
再放送は恵まれていないようですが(東京地方)、ぼくは3回チェックしました。1回目は54年夏から秋にかけて。2回目は、60年頃、テレビ東京で。
3回目は62年頃、テレビ埼玉でやっていました。
この1回目の再放送時は重要で、54年の夏は、3時「姿三四郎」4時「大追跡」という、ぼくの四天王番組が連続して再放送だったので、
覚えておいてほしいです。とくに月曜日は、9時の「かたぐるま」もまだ放送中でした。
リストは覚えなければなりません(^^;)。1話、青春。これはいいでしょう。2話で乙美と出会います。
3話で檜垣源之助と直接会い、4話で必殺技を完成します。5話は、八谷道場の試合。初めての闘いでした。
8話は、伊沢道場の試合。11話の「男の闘い」とは、警視庁の試合。12話で村井半助は死にます(「男・その死」)
そして、13話の檜垣源之助との「決闘」、即ち、右京ヶ原の闘いで、7話あたりから続いた前半の盛り上がりが終了します。
ここまでは、檜垣源之助が悪的ライバルでした。後半戦は、14,15話から始まります。檜垣兄弟が東京に進出し、源之助が人間的にいい人に変わります。
15話の「出発」(たびだち)は、そのキーとなる大事な話。17話の峰の薬師の闘いを経たあと、佳作が続きます。
18話から21話までは二字熟語と覚えておいてください。特に19,20話は、「」でつながります。「ふたり三四郎」は、2が二つの22話。覚えやすいです。
23話で「妹」と再会しますが、24話と漢字一文字で連続しています。後半のクライマックスは、その24話25話。24話は、梅野台地の闘い
譲介が乙美にプロポーズします。そして、25話が勝浦浜の闘い。虎之助や源三郎の「捨て身」の行動に感動します。最後の26話が武徳殿の試合です。
主題歌の三木たかしさんのサントラは、53年に「姿三四郎メインテーマ」としてシングルリリース。B面も、よく使われるサントラで、「晴嵐の日々」といいます。
そして、6年前、VAPさんからCDが発売!気絶しそうになりました。しかし、そのパンフレットにも書いてありますが、一部のリールが行方不明だそうで(!)
実は、よりによって好きな曲が2曲落ちており、ちょっと悲しかったです。ぜひVAPさんに探し出してもらいたいところですが・・・・
レギュラーゲスト的な人物が多いので、どこまでキャストを載せればいいか非常に迷いました(^^;)
おまけに、右京ヶ原を境に、キャスティングが若干変わり、判断が難しいのです(^^;)
しかし、このように並べると、「太陽にほえろ!」と「俺たちの朝」からキャスティングが流れているのがお分かりだと思います。
そして、恭兵さんは、この2つのドラマにゲスト出演しているわけで、重要性もお分かりだと思います。沖雅也さんと竹下景子さんの一人二役は有名。
源之助と鉄心の会話、乙美と高子の会話はよくありましたが、当時の手法にしては、上手な映像だと思います。
恭兵さんは、車屋「たつみ屋」の車夫、香川安吉。「香車(す)の安」。負けん気が強く、三四郎に「兄貴」と言わしめるほど。
三四郎に負けじと紘道館に入門します。右京ヶ原の闘い前後に、お吟と結婚。脇役だが、かなり目立っており、ストーリーのキーを握ることも多い役です。
しかし、実際は、秋野さんの野々宮と同じく、コメディキャラでしょう。書生役の野々宮や、隆昌寺住職役も前半レギュラーでした。
片岡五郎さんや佐山泰三さんたちのレギュラー(片岡さんも途中降板)がぼくには好評で、とくに中さんの津久井譲介は気に入っています。
その点、「俺天」の館野役は、出番が少なくて残念でした・・・・
 
 
 
 
 
大追跡 〜アクション物
1 ハイエナが集まった 53.4.4 新田英一 加山雄三
2 狙撃者の目が光る 53.4.11 水原慎介 藤竜也
3 悪女が踊る 53.4.18 矢吹史朗 沖雅也
4 首領を撃て 53.4.25 滝本稔 柴田恭兵
5 潜入刑事 53.5.2 結城佳代子 長谷直美
6 ワルは眠らせろ 53.5.9 高岡巌 渡辺文雄
7 札束と赤いバラ 53.5.16 渡辺雄二 桂小金治
8 必死の追走 53.5.23
9 現金輸送車強奪 53.5.30
10 53.6.6
11 女豹が跳んだ 53.6.13
12 殺し屋に墓はない 53.6.20
13 横浜チンピラ・ブギ 53.6.27
14 大逆転 53.7.4
15 黒い影 53.7.11
16 暴行魔W 53.7.18
17 殺し屋 53.7.25
18 レディー・キラー 53.8.1
19 ご不要な亭主始末します 53.8.8
20 日の丸愚連隊 53.8.15
21 危険なハイウェイ 53.8.22
22 淳子のミステリー・ゾーン 53.8.29
23 殺人刑事ウォンテッド 53.9.5
24 爆殺魔 53.9.12
25 横浜コネクション 53.9.19
26 サヨナラは銃弾で・・・・・ 53.9.26
「大追跡」は、企画書の段階では、「追跡者」というタイトルだったそうです。
再放送はたくさんやっています(東京地方)。54年、57年、それから、59年のナイトスクリーン。
53年と54年の放送は、ビデオが普及していません。こういう場合は、カセットテープに録音。それを何回も何回も聞くという。
これしか、愛着を表現する方法はありませんでした。経験ある人はぜひご一報を。あ、リンクかけることもなかったですね(^^;)
「俺たちは天使だ!」なども同様。しかし、災い転じて・・・・ではないが、いいこともあります。セリフをすぐ覚えてしまうのです。
ぼくの企画「滝本稔の名ゼリフ集」は、まさに、この賜物。
寝る前に毎日、今日は12話、みたいに、すきな話をセレクト。聞きながら寝るのです(ただし、14話とかはあまり聞かなかった・・・・(^^;))
それはさておき!大追跡のリストは、ネット上でもいろいろあるそうなので、無理して紹介しなくてもよいのですが、長年の暗記法をぜひ紹介します(^^;)
遊撃捜査班の5人のことをハイエナと呼んでいますが、これも最初だけ。
後半は、水さんがタイガー、たきもっちゃんが黒豹、結城がピンクパンサー、と自分で(^^;)名乗ります。
2話は、スナイパーと読んでください。4話は「ドンヲウテ」です。石野真子さんです。5話の刑事は「デカ」です。なかなか読み方が難しいんですよ。
6話の「ワル」はカタカナだし、ただ暗記しただけでは、正確に書き表せないと思います。
7話の「札束と赤いバラ」は覚えたいところです。大追跡は、7話から盛り上がっていきます
ちなみに「バラ」はカタカナ。9話は全部漢字。10話は、みんな覚えてます(^^;)。11話の「女豹が跳んだ」は、「跳んだ」の漢字をよく間違えます。
12話は、「俺たちに明日はない」から来ているのはもうお分かり。
14話から17話まで、三文字が続きます。ただし、16話は、Wが付きます。17,18は、「キラー」で続きます。
19話は勢いで覚えます。「始末します」は、音の響きがよいし。20話の「日の丸」は、「」がひらがな。
26話も間違えやすく、「サヨナラ」はカタカナで、「・・・・・」は5つです。
恭兵さんのラッキーナンバーは、12,13,22,24話。この4つの数字も、特別に覚えてましょう。
また、「オットー」は7話から、「1・2・3・GO!」は17話から、水さんの赤ジャンも7話から(1話からだと思ってる人も多い)です。
渡辺は、みなとコーヒーのマスター。本編では2,7,8,17話に登場しますが、名前は出てきません
滝もっちゃんは、恭兵さんが番組ぎりぎりで初レギュラーに抜擢されたため、人物の設定がありません(^^;)。だから、序盤はほとんど目立ちません。
7話あたりから元気が見え始め、12話で初めて内容的主役をとります。
加山雄三さんとは、翌年、「かたぐるま」で共演しますが、のち、「せーの!」などでも共演します。
藤竜也さんとは、「プロハンター」で共演しますが、その5話で、「オットー」をやる貴重なシーンがあります。
長谷直美さんとは、沖さんより前に、「俺たちの朝」で共演していました。
「大追跡サウンドトラック」(LP)が53年にリリース。今も、VAPさんがCDカバーしたので聴けます。
オープニングの「大追跡のテーマ」は、ファンなら必ず銃声の数を数えたくなるものですが(^^;)、46発ですので確認してみてください。
「シャドウズ・オブ・ア・マン」を歌うトム・スナイダーとは、ゴダイゴのトミー・スナイダーさんのこと。
マスターテープ番号では、M-2、M-2Bがぼくのお気に入りです。
 
 
おしゃべり人物伝 〜伝記物
1 ア・イ・ラ・ブ リンドバーグ 59.4.20
2 ア・イ・ラ・ブ ベーブルース 59.5.18
3 ア・イ・ラ・ブ ジョン万次郎 59.6.8
4 ア・イ・ラ・ブ ミッキーウォーカー 59.6.25
5 ア・イ・ラ・ブ イソップ 59.7.6
6 ア・イ・ラ・ブ クラーク 59.8.10
7 ア・イ・ラ・ブ 高杉晋作 59.9.21
8 ア・イ・ラ・ブ アベベビキラ 59.10.5
9 ア・イ・ラ・ブ 沢村栄治 59.10.19
10 ア・イ・ラ・ブ リンカーン 59.11.2
11 ア・イ・ラ・ブ エルビスプレスリー 59.12.7
12 ア・イ・ラ・ブ 沖田総司 60.1.18
13 おしゃべり人物伝総集編 60.3.15
恭兵さんは、全部で12人の役を演じました。日付は、リストをご覧になれば分かるとおり、毎週出ていたわけではありません
ただ、1年で12回ですから、1ヶ月に1回ペースだったことが分かります。
ものすごーくチェックに苦労しました。とにかく、次いつ出るか分からないわけです。
個人的には、高杉晋作のとき、長く待ったような感じでしたが、ああやっぱり!クラーク博士と高杉晋作の間がいちばん長いですね。
平成に入って、再放送をしました。何年かは覚えていません。平成に入ると、とたんに情報がなくなります(^^;)
ただ、NHKで再放送するわけですから、いかに教育的で、面白かったかを物語っています。主題歌は、大貫妙子さんの「宇宙見つけた」。
順番は、リンドバーグが最初。2番がベーブルース。ジョン万次郎、3番目だっけ!もっと後ろだと感じていました。
高杉晋作のときは焦りました。日本人だったからです。沢村栄治も意外でした。野球人を2人演じるとは思っていなかったからです。
このときは、草薙球場でのロケで、恭兵さんのご当地とあって、すごく喜びました。
この番組は、パーソナリティが伝記人物を選んでいるという噂があって、
草薙球場も恭兵さんの意向かと思ったのですが、本編を見ると、ちゃんと沢村栄治に関係がありました(^^;)
プレスリーが末期なのは覚えていましたが、沖田総司が最後だったのですね。いつ最後になるか、当時はまるでわからなかったので(^^;)
ほとんど一人芝居のような感じで、30分まるまる恭兵さんだけを観られるというよさがありました(途中から小林克也さんがからんできますが(^^;))
(なお、60.1.11放送の「ア・イ・ラ・ブ 坂本竜馬」は、沖田総司の予告編として出ているだけなので、出演作には含めません)
ちなみに、第1回は、59.4.6放送の桃井かおりさんの「ア・イ・ラ・ブ アンネフランク」
 
   
あぶない刑事 〜アクション物
1 暴走 61.10.5
鷹山敏樹
舘ひろし
2 救出 61.10.12 大下勇次 柴田恭兵
3 挑発 61.10.19 近藤卓造 中条静夫
4 逆転 61.10.26 町田透 仲村トオル
5 襲撃 61.11.2 真山薫 浅野温子
6 誘惑 61.11.9 吉井浩一 山西道広
7 標的 61.11.16 田中文男 ベンガル
8 偽装 61.11.23 吉田春彦 秋山武史
9 迎撃 61.11.30 谷村進 衣笠健二
10 激突 61.12.7 鈴江秀夫 御木裕
11 奇襲 61.12.14 山路瞳 長谷部香苗
12 衝動 61.12.21 河野良美 監物房子
13 追跡 61.12.28 武田竜 堀内孝人
14 死闘 62.1.4 安田一郎 石山雄大
15 説得 62.1.11 愛川史郎 飯島大介
16 誤算 62.1.18 若原友行 加藤大樹
17 不信 62.1.25 土橋徹 賀川幸史朗
18 興奮 62.2.1 竹田敬三 海一生
19 潜入 62.2.8 井沢鉄男 伊藤洋三郎
20 奪還 62.2.15 中山和夫 草薙良一
21 決着 62.2.22 柴野悟 清水紘治
22 動揺 62.3.1 松村優子 木の実ナナ
23 策略 62.3.8
24 感傷 62.3.15
25 受難 62.3.22
26 予感 62.4.5
27 魔性 62.4.12
28 決断 62.4.19
29 追撃 62.4.26
30 黙認 62.5.3
31 不覚 62.5.10
32 迷路 62.5.17
33 生還 62.5.24
34 変身 62.5.31
35 錯覚 62.6.7
36 疑惑 62.6.14
37 暴発 62.6.21
38 独断 62.6.28
39 迷走 62.7.5
40 温情 62.7.12
41 仰天 62.7.19
42 恐怖 62.7.26
43 脱線 62.8.2
44 苦杯 62.8.9
45 謹慎 62.8.16
46 脱出 62.8.23
47 報復 62.8.30
48 無謀 62.9.6
49 乱調 62.9.13
50 狙撃 62.9.20
51 悪夢 62.9.27
62年は節目の時期で、この「あぶない刑事」の大ヒットとともに、恭兵さん、恭兵ファン、そして、ぼく(^^;)が変わってしまいました
恭兵さんは、KYOHEI CLUBを作り、KIDは、本拠地を、長年いた渋谷・原宿(WORKSHOP)から、海岸(WATER)に移します
翌年恭兵さんは舞台を離れ、事実上独立。KIDファンは、恭兵さんのイメージが一つになってしまったことに反目。
ぼくも、社会に羽ばたく時期でもあったせいか、テレビさえ一生懸命見ようとしなくなりました。
また、KIDからも離れ、ファンクラブや支持会員からも自然退会・・・・・・・・
というわけで、あぶない刑事は、ぼくの恭兵さんの最後の録画番組です。そして、偶然にも、この「あぶない刑事」まで、ベータでした(^^;)
ところが、上のようないきさつなので、一度も見返したことがなく、はっきりいえば、詳しくないのです(^^;)
ただ、データだけは残っていますので、このコーナーには書く必要があると思いました。
覚えているのは、「太陽石油のコマーシャル」(^^;)、それから、突如、放送期間が延びた空白の1週間事件(25話と26話の間)
あと、内容的に覚えているのは、第50話ぐらいしかない!(^^;)。たしか、勇次が鷹を銃殺する話。ラス前だし、ちょっと期待して見ていました。何を?(^^;)
その話には片岡五郎さんも出ていたような・・・・。そう、KIDのメンバーも、多数出演していましたが、何話だったのか、調べていないので分かりません。
「撃」が多かったです。「襲撃」「追撃」「迎撃」「狙撃」。赤いシリーズの言葉も多かったです。「迷路」「疑惑」「激突」・・・・。
あ、それだけですね(^^;)。あれ?「衝撃」はないのですね(^^;)
恭兵さんの挿入歌は、「RUNNING SHOT」から「WAR」、(はっきりいって、恭兵さんのイメージが全くない歌でした!)、
そして後半から使用の「FUGITIVE」に変遷。そういえば、後半は、SHOUTのコンサートとスケジュールが重なっていました
これは重要で、コンサート中に中条さんの声であぶ刑事コーナーに変わったりして、あせりました・・・・
浅野温子さんは「俺たちは天使だ!」以来、山西道広さんは「さすらいの甲子園」以来の共演。
清水紘治さんとは、「大追跡」を始め、しょっちゅう共演しています。何の役だったか、よく分からない人もいるのですが(^^;)、
御木裕さんと石山雄大さんは、薫と同じ少年課じゃなかったでしょうか(その前に、薫って少年課ですよね(^^;))
衣笠健二さんが「キンニク」って言われていたのは覚えてるんです(^^;)。課長に、「お茶をくれ」って言われるのは、瞳ちゃんですよね。
あれ?良美ちゃんはだれでしたっけ?(^^;)。以上。これ以上お伝えできないイリちゃんでした(^^;)

 

離婚テキレイ期 〜恋愛物
1 ねえ、キスしてよ 59.10.9
柏木朝子
浅丘ルリ子
2 悪いことしましょ 59.10.16 吉成周一 柴田恭兵
3 日曜はダメよ 59.10.23 柏木雅人 明石家さんま
4 逢う時はいつも他人 59.10.30 野崎達也 所ジョージ
5 昔みたい 59.11.6 木下いずみ 山咲千里
6 俺たちは天使じゃない 59.11.13 柏木奈緒 遠藤京子
7 うちの妻にかぎって 59.11.20 柏木晴之介 久米明
8 ちょっとご主人貸して 59.11.27 川森 橋本功
9 予期せぬ出来事 59.12.4 福元航 渋谷天笑
10 お熱い夜をあなたに 59.12.11 多沢永吉 加藤善博
11 野郎どもと女たち 59.12.18 横田典子 八代朝子
12 何処へ行こうか 59.12.25 水島ユキ 高樹沙耶
夏目俊子 室井滋
大木 藤田敏八
矢口純 長戸勝彦
有馬将平 蟹江敬三
山村里美 根岸季衣
堺鏡子 白川由美
柏木品子 津島恵子
柏木圭介 竹脇無我

当時としては、第2話を見逃したという苦い経験があります。かなり悔しがって、自分を責めていたのを思い出します・・・・。6年前、CSにて再放送。
タイトルは、ごらんの通り、有名作品のもじりばかりで覚えやすいです。
とくに6話の「俺たちは天使じゃない」と11話の「野郎どもと女たち」は目立ちます。
(「野郎どもと女たち」は、KIDの「街のメロス」の中の曲のタイトルでもあるのです)
後半は軽井沢ロケを敢行。その軽井沢で不倫カップルが鉢合わせする9話あたりがクライマックス。
オープニングバックの豊島園のメリーゴーランドが印象的ですが、最終回だけはテロップだけという、「赤い嵐」と同じ演出。
そのオープニング主題歌の「雪が降るまえに」を歌った遠藤京子さんも、本編で出演しています。
柏木家の朝子と圭介の夫婦仲を巡る展開ですが、達也と里美をはじめ、雅人と奈緒、晴之介と品子など、カップルは次々と仲が悪くなるという、
けっこうめまぐるしい感じのドラマ。
雰囲気的には、同じTBSの「想い出づくり。」に似ていますが、基本的にオフィスドラマなので、こちらのほうが大人っぽい気もします。
恭兵さんは、朝子の会社の上司で、企画部長の役。吉成は、久しぶりにクールな二枚目を通しています。
ロードレースが趣味で、自転車といえば、「青い絶唱」か「離婚テキレイ期」というぐらいです。
吉成は朝子の不倫相手。ちなみに、圭介の不倫相手はいずみです。
ストーリーは意外と面白かったのですが、個人的には、配役が物足りなかったです。見慣れてない人が多くて(^^;)
明石屋さんまさんや所ジョージさんや室井滋さんが出ていますが、決して明るい役ではありません。朝子の属する企画第二課もパッとしません。
渋谷天笑さん、加藤善博さん、矢代朝子さん、白川由美さん、高樹沙耶さん、根岸季衣さん。加藤さんは「勇者は語らず」以来の共演。
根岸さんはのちに「澪つくし」で共演します。「チ・ン・ピ・ラ」で共演した高樹沙耶さんは、今度は打って変わって、朝子に毒づくいやなタイプの女。
そんな中、KIDの長戸さんが出演していたのは楽しみでしたが、まだ売り出し中だったので、
当時KIDを観に行っていた人しか気がつかなかったかもしれません。
長戸さんは、「SNACKだぼだぼ」の店員役。アップが少ないので、吊りズボンが目印です。

 

天まであがれ! 〜家族物
1 57.4.10
和田竜介
石立鉄男
2 57.4.17 風上京子 池上季実子
3 57.4.24 和田順一 坂上忍
4 57.5.1 和田まり子 松本由香里
5 57.5.8 吉村新吾 山口良一
6 57.5.15 松沢晴美 沖直美
7 57.5.22 島袋正太 中西良太
8 57.5.29 村岡健二 嶋大輔
9 57.6.5 河西達也 柴田恭兵
10 57.6.12 立花新太郎 前田吟
11 57.6.19 立花加代子 中尾ミエ
12 57.6.26 原道代 石田えり
13 57.7.3 熊田みちる 後藤喜久枝
14 57.7.10 松沢武市 名古屋章
15 57.7.17 松沢絹子 松原智恵子
16 57.7.24 河西トキ子 奈良岡朋子
17 57.7.31
18 57.8.7
19 57.8.14
20 57.8.21
21 57.8.28
22 57.9.4
23 57.9.11
24 57.9.18
25 57.9.25
57年度春の土曜グランド劇場の新番組。土曜グランド劇場ですから、純粋なホームドラマです。リストは、サブタイトルがありません
全25話で、一話一話完結の脚本があり、これがまた25話とも最高にいいのです。もちろん、25話通してのテーマもあります。
一つは、京子の恋の行方。もう一つは、順一が竜介を認めるかという部分です。
とくにクライマックスの20〜23話は、何回見ても、感動で胸がいっぱいになります。
視聴率も良かったです。再放送は、58年と59年にすぐしていました。58年にPARTUが完成します。
主題歌は、本編にセミレギュラー的に登場する嶋大輔さんの「男の勲章」。
当時の横浜銀蠅の人気と校内暴力の風潮のおかげで大ヒットしてしまいました(^^;)
また、22話で健ちゃんが率いるバンド「スイフト」が歌う「暗闇をぶっとばせ」も、嶋さんのシングルとしてオリコン1位を獲得しています
(あまり知られていないけど名曲!(^^;))
さらに言うと、ドラマ中に大量に使われるナツメロが、いい雰囲気にしてくれました。
キャスティングは、大映系の人たちがメインで、当時全盛を迎えつつある劇団出身者が脇を固めています。
石立鉄男さん、松原智恵子さんとは「赤い嵐」以来、坂上忍さんとは「かたぐるま」以来の共演。
中西良太さんのミスタースリムカンパニー、山口良一さんの東京ボードビルショーの他、
15話では、人気前のスーパーエキセントリックシアターの三宅裕司さんも出ています。
KIDの峰さんも22話にゲスト主演しています。石田えりさんは、個人的にはもっといてもらいたかったのですが、7話で去っていきます
河西クリニックの看護婦
みちるちゃんもいい味を出していて、大好きです。恭兵さんと名コンビだったと思います。
レギュラーのほとんどの人たちがPARTUにも出演しますが、沖直美さんは、「清水みなとストーリー」の恋人役でのちに共演します。
とにかく、キャスティングはぼく好みでありました。また、ゲストを含めて、のちの恭兵さんのドラマの大きな人脈になっている点でも重要です。
恭兵さんは、精神科の医者で、ボクシングを嗜む河西達也さん。竜介のいとこにあたります。優しくて、家族的。そういうかっこよさでした。
恭兵さんの全ドラマの中で、いちばん好きな役です。ストーリー、感動性、キャスティング、河西さん・・・・すべて満点の恭兵さんドラマの「最高峰」です。
とくにアクションのイメージの強い恭兵ファンの方には、ぜひ「天まであがれ!」を見ていただきたいものです。

 

青い絶唱 〜推理物
1 女と男の約束 55.11.21
鈴木鉄夫
柴田恭兵
2 雨の日の危険な再会 55.11.28 鈴木華子 榊原郁恵
3 恋のサスペンス・蒸発!! 55.12.5 鈴木太一 山本學
4 謎の旅に出た娘 55.12.12 鈴木静子 馬淵晴子
5 二つの恋の殺意!! 55.12.19 鈴木とよ 赤木春恵
6 大阪ミステリー 55.12.26 鈴木すみれ 泉ピン子
7 殺人の曲がきこえる小さな町・岡崎 56.1.9 沢田岩雄 小澤栄太郎
8 殺人を消した雪の町! 56.1.16 沢田隆一 高橋昌也
9 二人の妻の殺意!! 56.1.23 沢田清貴 北詰友樹
10 沖縄・恋のミステリー 56.1.30 沢田依子 藤田弓子
11 殺された夫からの電話? 56.2.6 黒木秀治 新克利
12 北風の街を裸足で走る恋!! 56.2.13 黒木貞子 結城美栄子
13 ニューヨークの恋人から恐怖の電話 56.2.20 黒木恵 渡部絵美
14 恋は殺人をかくせるか!? 56.2.27 黒木実 中島久之
15 ひな祭りの夜・恋の殺意!! 56.3.6 マリ子 ナンシー
16 あなたの見つけた真犯人は!? 56.3.13
17 知りすぎた恋人・殺人の接吻!! 56.3.20
18 花嫁・殺人犯人と闘う!! 56.3.27
謎の失踪を遂げた母親を探しに全国を行くという、「赤い嵐」と微妙に似たプロットの「青い絶唱」。
そのタイトルは、対にしていくつか覚えることができます。「二・・・・殺意!!」という形の5話と9話は酷似。
殺人・・・・町」の7話と8話、それから、「地名・・・・ミステリー」の6話と10話もセットです。中盤は、大胆な地方ロケが続きます。
大阪→岡崎→山梨→沖縄→鎌倉→焼津・・・
11話と13話は、「・・・・から・・・・電話」という形で対であり、15話では、また「恋の殺意!!」が出てきます。
間の12話は、何か聞き覚えがないでしょうか。そう、「赤い嵐」第12話「雪の降る街を裸足で走る恋!!」と超酷似!これは特ダネなのです。
ぼくは、恭兵ファンへの挑戦的なサービス(^^;)だと解釈しています。
タイトルというより、地方の山中で殺人が起きるというシチュエーションがいっしょなのですが(^^;)。これで中盤の5〜15話が完璧です。
16話以降の終盤は、「赤い激流」と同じく、懸賞(視聴者クイズ)がかかりました。ストーリーに掛けているとはいえ、それにしても、このタイトル・・・
というわけで、「赤い嵐」よりもさらにミステリータッチの青い絶唱。キーワードは、『青い再会』です。
恭兵さんは、記者を辞め、家業の自転車屋を継いだ鉄夫役。大野さんより行動力があります。
「真さん!」は有名ですが、榊原郁恵さんの「お兄ちゃん!」も耳に残ります。郁恵さんとは、実は「熱い嵐」ですでに共演。
鉄夫の恋人役は、恵。渡部絵美さんなので、スケート場で恋に落ちます(^^;)
また、華子の恋人は清貴で、鉄夫も途中から応援するのですが、岩雄が清貴と恵を婚約させようとするから話が難しい。
清貴の父の隆一と静子が25年間同棲していたことが明るみに出て、この事実が殺人事件を生みます。ちなみに、殺されるのは隆一です。
泉ピン子さんとは、のちに「山河燃ゆ」で共演します。また、13話で名古屋章さんが、15話で小林稔侍さんがゲスト出演。
そのほか、清貴の母役として、藤田弓子さんが出ていますが、この年、56年、恭兵さんとは舞台でも共演していました(「青春のアンデルセン」)
主題歌は、榊原郁恵さんの「幸福によろしく」。
あなたはおもしろマガジン」(このシングル、覚えてますか?(^^;))のB面曲で、全然売れませんでした(^^;)

  

オサラバ坂に陽が昇る 〜青春物
1 救護院愛誠学園 58.4.22
河西壮太
矢崎滋
2 訴える心 58.4.29 河西圭子 イルカ
3 ひとりだち 58.5.6 菊池まゆみ 伊藤つかさ
4 救護院送致 58.5.20 アンジェイ アンジェイ・シェドリッキー
5 いのち(前) 58.6.3 山科始 柴田恭兵
6 いのち(後) 58.6.10 井上精造 小鹿番
7 父子坂 58.6.17 井上きん 市川夏江
8 まゆみ様へ 58.7.1 磯貝京子 戸川京子
9 ユタカの約束(前) 58.7.8 倉田信吉 原保美
10 ユタカの約束(後) 58.7.15 倉田陽子 賀来千香子
11 前歴というレッテル 58.7.22 菊池裕 斉藤康彦
12 戦火の中の不良少年 58.8.5 佐藤進 諸岡義則
13 強く生きていけ 58.8.12 松村史郎 北川剛
戸塚保之 三好圭一
石田幹治 岩田光央
黒木秀俊 矢野泰二
樋口明 笹原尚
仲川孝 菊池英博
野上徹也 小塙謙士
朝倉洋治 武口明
58年春のTBSの新番組。金八、新八、仙八、貫八など桜中学シリーズの後番組としても有名でした。
新番組を宣伝する2時間番組で、恭兵さんなど役者さんたちが待つスタジオに中継が入ったりして、期待したのを思い出します。
ワンクールと短いタイプでしたが、これは、脚本の「重み」のせいでしょう。相模湖を一望する少年更生施設「愛誠学園」が舞台。
ただ、たしかに当時は重く感じましたが、今見るに連れ、そう重くも感じません。これは時代感というよりも、見る者の変化のせいでしょう。
子どもたちの友情や正義感に大人が胸を打つ、というのが感動のパターンでした。相変わらず、ベータテープで保存してあるので、ヤバイです(^^;)
再放送は1回だけ(東京地方)、59年の8月、TBSで。日付が飛んでいる部分がありますが、これはもちろんナイターです。
よく野球中継の犠牲となり、イライラしました。ただ、俺天のように、2週3週の空白はさすがにありませんでしたが。
ポイントは、前後編物の5,6話、9,10話、それと異色作の12話、それから、要旨が詰まっている最終回あたり。
とくに、菊池兄妹に焦点が当たる後半はチェックです。12話はすごい。作中作というべきもので、1時間丸ごと戦時中でした(^^;)
東大出の役者矢崎滋さんの試金石でもあったようなこの作品。イルカさんが妻役というのも驚きました。この二人が、若葉寮の担当職員。
始さんは、用務員の役。アンジェイさんと同じで、あまり目立ちませんでした。
前年の「天まであがれ!」の影響もあって、役柄的には最初不満だったのは事実でしたが、
見て行くに連れて、用務員という役でも地味には見えず、すごく素敵な青年に見えてきました。
それは、たぶん、子どもたちのお兄さん役としての姿が新鮮だったからだと思います。
子どもたちから見れば頼れるお兄さんであり、しかし、接する態度は、言葉も乱暴で、考え方も若い。好きなジープを荒々しく運転します。
一方、学校職員としてのしっかりした大人の行動も見えます。
結果的に、こういうタイプの役柄も、成功だったのです。ちなみに始さんは、倉田病院の陽子に惚れています。
レギュラーと言えるべきキャストは、実はまだまだたくさんいます。学校物なので(^^;)
きりがないので、青志寮、希望寮、新生寮、光明寮の各先生と寮生、それに壮太夫婦の子ども二人などを省略しました。
裕以下が、メインの若葉寮の子どもたちです。裕の妹がまゆみで、当時大人気の伊藤つかささんが演じました。
このまゆみをめぐって、後半ごたごたが起きます。
まあ、要するに、みんな、好きになるということ。しかし史郎は、結局京子と結婚し、京子は史郎が院を出る直前に子供を産むことになります。
裕(斉藤康彦さん)がメイン子役で、アイドル雑誌にもよく出ていました。なお、寮長はです。
この3人が中心ですが、秀俊君も印象に残りやすいです。洋治は途中の4話から登場、逆に徹也は、序盤で退院します。
井上精造は、近くの「かどや食堂」のおやじさんで、最終回で、なんと史郎親子を引き取ります。その小鹿番さんとは「かたぐるま」以来の共演。
アンジェイさんは、実は同年の「青い目をしたお人形は」でも共演し、驚きました。矢崎さんは「プロハンター」でゲスト出演しています。
イルカさんが、挿入歌「風にのせて」を歌っていて、これがせつなくてとてもいい曲でした。主題歌とともに当時すぐ手に入れたEPでした。
あ、主題歌は、谷村新司さんの「小さな肩にも雨が降る」で、
この曲をカラオケで歌うと、「どうしたの?」「何かあったの?」などと言われるので注意しましょう(^^;)

 

赤い嵐 〜推理物
1 わたしの結婚宣言 55.11.21
大野 真
柴田恭兵
2 親父の一番長い日 55.11.28 小池しのぶ 能瀬慶子
3 理想の花嫁1 55.12.5 大野兵吉 松村達雄
4 ミステリーな僕の恋人 55.12.12 大野千代 淡島千景
5 許されぬ結婚式 55.12.19 大野英二 石立鉄男
6 結婚への恐怖!! 55.12.26 長沢弘美 岡まゆみ
7 恋人の謎をとく勇気 56.1.9 大野正一 大石吾郎
8 僕の恋人ショックな変身 56.1.16 戸川令子 榊原るみ
9 北へ旅するミステリーな恋人たち 56.1.23 戸川堅太郎 仲谷昇
10 少女、二重結婚の悲劇 56.1.30 戸川貴子 近松麗江
11 夜行列車はミステリーを乗せて走る! 56.2.6 山根基一郎 緒形拳
12 雪の降る街を裸足で走る恋!! 56.2.13 田上洋平 藤木敬士
13 二人の恋人が裁かれる雪の朝 56.2.20 田上武史 伊藤達広
14 恋人たちの港町ミステリー 56.2.27 田上美千子 松原智恵子
15 罠が待つ北の街へ旅する恋人たち 56.3.6 村田 河原崎長一郎
16 恋人たちの記憶が今もどる!! 56.3.13 村野 森亮輔
17 娘の復讐が始まる!! 56.3.20 井上 浅見小四郎
18 みじかくも美しい出会いと別れ 56.3.27 田中 佐藤正文
鈴木 岡元達哉
大介 清水弘之
五郎 小林まさひろ
神崎進作 宇津井健
恋人」という言葉が4,7,8,913,14,15,16話と8回も現れます。また、「ミステリー」という言葉も4,9,11,14話に使われます。
2話は、さだまさしさんの影響。
12話は、前述しましたが、「青い絶唱」12話北風の街を裸足で走る恋!!!」と超酷似。偶然ではありません。
「赤いシリーズ」特有の、最終回まで犯人が分からないパターンを踏襲。
したがって、ラス前がいちばんの盛り上がりとなりますが、個人的には、中盤が面白いです。
前半は、山根の正体が分からず横浜→横須賀→北海道と地方ロケが続き、スピード感があまりありません
挿入歌「ミスティ」が前半に多いのはこのためですが、15話など、列車を使うときも使用(^^;)。11話のタイトルは、「ミスティ」の歌詞そのもの。
真がしのぶにプロポーズし、洋平や武史が出てくる後半、ここからがサスペンスの本領です。
キーポイントは11話。この11話が重要で、これを見逃すとわけがわからなくなります(^^;)
田上家に単身乗り込む真と兵吉千代夫婦の葛藤を描く12話もボリューム満点の感動話です。
大野家が幸せそうに「」などの唱歌を歌う16話もいいですね。「花」は大野家の歌といっていいでしょう。
17,18話のロケ地は、マザー牧場で、ぼくは高校のときの遠足で訪れ、感激して花畑の中を「実踏」したのを覚えています・・・
養子や内縁の妻、内弟子など、ややこしい関係が多いので、該当者は、いちばんポピュラーな名字で(^^;)明記しました。
真と英二は、2話を始め、何回も兄弟喧嘩をしています。とくに11話からの3話連続の殴り合いが圧巻。
洋平役の藤木敬士さんの顔は、当時、ホントに恐かった(^^;)。のちに「プロハンター」にゲストで出たときは恐くなかったですが(^^;)
あと、小樽の美術館にあるしのぶの絵も苦手でした(^^;)。石立さん、松原さん、榊原さんとは、のちに「天まであがれ!」で共演します。
5モンスターのメンバーは、村野から鈴木まで。名字を見てお分かりだと思いますが、ずいぶん安直なネーミングです(^^;)
なかでも、眼鏡の井上君は目立ちますが、村野・鈴木にいたると、本編中では名前も使われません(^^;)
主題歌の「5マイル・アヘッド」の使い方も様々で、オープニングの走る映像は、5話からアングルが変わり、
14話と18話
は、オープニング映像が変わります。
とくに14話のオープニングは、13話のラストシーンの5モンスターの歌をそのまま利用するという、なんとも粋なサービス。
ちなみに、よくある質問ですが、オープニングのランニングは、不忍池ではなく野尻湖、また、走っている人は、恭兵さん本人です。
また、17話では、KIDの役者さんが5人登場し、真の弾くギターとともに、一緒に「5マイル」を歌うという大サービスシーンがあります。
また、真としのぶの合言葉「勇気と前進」は、「5マイル」の歌詞と連動している点にも注意。
真が横浜に行くときの7,8話で着ているのがBillのスタジャンで、ぼくもあれを求めて買いに行ったことを思い出します・・・

 

熱い嵐 〜伝記物
54.2.26 高橋是清 森繁久弥
高橋是清 国広富之
高橋品子 森光子
高橋品子 竹下景子
高橋是光 柴田恭兵
高橋友子 大場久美子
阿部金八郎 大滝秀治
阿部金八郎 三沢慎吾
桝吉 大原麗子
森有礼 竹脇無我
松方正義 横内正
加藤亘 加藤健一
原敬 岡田英次
田中義一 鈴木瑞穂
井上準之助 山崎努
犬養毅 原保美
岡田啓介 巌金四郎
荒木貞夫 高松英郎
川島義之 渡辺文雄
上塚 小野寺昭
水谷 勝野洋
はる 古手川祐子
当時では珍しい3時間ドラマ。ビデオがないので、カセットで録音する時代です。そして、このドラマ、録音しませんでした!
高橋是清の生涯史
のドラマでした。
つまり、「夢・玉ノ井・決死隊」が五・一五事件なら、「熱い嵐」は、そう、二・二六事件なのです(放送日を見ればわかります・・・・)
というわけで、見た記憶がありません。
竹下景子さん、「姿三四郎」のあと、ここでも共演していました。竹脇無我さんとは、のちに「離婚テキレイ期」で共演します。
勝野さんとは、「俺たちの朝」、「姿三四郎」に引き続き、もうこの時点で3回目。「俺天」が4回目。この共演がいちばん穴場(^^;)だと思います。
小野寺さんも然り。「太陽にほえろ!」以来2回目。「俺天」が3回目。
小野寺さんご本人に聞く機会があったので、この「熱い嵐」での恭兵さんについてお聞きしたところ、まったく覚えてらっしゃらないとのこと。
渡辺文雄さんは「大追跡」以来2回目。 高松英郎さんとは、のちに「せーの!」で共演します。
大滝秀治さんとも、「三四郎」に引き続いて2回目。古手川祐子さんと加藤健一さんは、ここが初。「想い出づくり。」はともに2回目です。
この他に、 桃井かおりさん、榊原郁恵さん、藤岡弘さんなどが出演。
恭兵さん演じる高橋是光は、是清の息子で、父親に反抗的な青年。古手川さん演じるはるには心を許します。
のちの「想い出づくり。」で恋人役となるだけに、これは重要な設定なのです。
さすがに、「三四郎」と「俺たちは天使だ!」の狭間にあるドラマなので、キャスティングが楽しいです。

 

スティング 〜サスペンス物
55.12.24 ヘンリー・ゴンドーフ ポール・ニューマン
ジョニー・フッカー ロバート・レッドフォード
ドイル・ロネガン ロバート・ショー
スナイダー チャールズ・ダーニング
ルーサー・コールマン ロバート・R・ジョーンズ
ぼくは洋画に興味はないのですが、これは名画であるらしい。らしいというか、恭兵さんと関係なくても、アカデミー賞で有名なことは耳にしていました。
だから「エンター・ティナー」という曲名も知っていました。内容は、さすが、とてもおもしろい。
恭兵さんは、詐欺師のジョニー役で、殺された師のルーサーの復讐のため、ヘンリーに弟子入りします。
ここまで来ると、恭兵ファンとしてピンと来るのが、次のプロハンターとの連続です。
9話
で、師の銀蔵と会話する五島さんは、まさに「スティング」そのもの。詐欺師と怪盗という差はあるものの、カッコよさの関係については、まったく同じ。
また、そのプロハンターに出ている水さん(藤竜也さん)は、大追跡の12話(「殺し屋に墓はない」)で、
俺、ポール・ニューマン、お前、ロバート・レッドフォード」という名ゼリフで、予言していたことになります。
(12話の内容的に言えば、「俺たちに明日はない」に掛けているのですが)。
とにかく、恭兵さんにアテレコ役が回ったのは、こんな背景が間違いなくあるに違いありません。
そんなわけで、「大追跡」の水さんと滝もっちゃんの関係も、スティングのあと、ますます好きになり、
恭兵さんの役者としての師匠は藤さんがいい、と、ぼくも勝手に思ったものでした(^^;)
また、のちの「チ・ン・ピ・ラ」も、パンフにも書かれているとおり(^^;)、スティングを意識しています。
ストーリーの意外性の部分ももちろん似ていますが、役回り的に、洋一=ロバート・レッドフォードは確実に成り立つでしょう。
以上のことから、声が合ってたかどうかに関わらず(^^;)、ジョニー役を恭兵さんがしたのは、運命であり、かつ適役であったのです。
(ちなみに、恭兵さんとロバート・レッドフォードは、同じ誕生日です・・・・)
キャストはこの他、エディ、ポーク、ロレッタ、サリーノが出てきますが、当時俳優名のスペルが読めなくてメモしていませんでした(^^;)
情けない。有名な俳優さんだったらどうしよう。どうでもいいですが、このサリーノの存在がいいんだな、これが・・・・
映画原作は48年だそうですが、この映画、有名なわりに再放送が少ない感じがします。
恭兵さんバージョンの再放送は、たしか57年に夜のロードショー番組で一度、
それから61年の暮れに、特別正月番組として深夜にやっていました(東京地方)
その間にもう1回ぐらいやっていたような。本放送のときは水曜ロードショーでした。つまり日テレ。
DVD化されたことは、一昨年、「今日の一言」(旧掲示板)でご紹介しましたが、ビデオもまだ売っていると思います。
ただ、恭兵さんの声バージョンではないでしょう(^^;)

 

天まであがれ!2 〜家族物
1 58.7.30 原竜介 石立鉄男
2 58.8.6 松本大輔 坂上忍
3 58.8.13 広岡操 坂口良子
4 58.8.27 掛布準 柴田恭兵
5 58.9.3 掛布真弓 三田寛子
6 58.9.10 藤田金造 名古屋章
7 58.9.17 藤田富 奈良岡朋子
8 58.9.24 藤田遊作 中西良太
9 58.10.1 田淵勘一 前田吟
10 58.10.8 田淵初子 中尾ミエ
11 58.10.15 田淵さくら 斉藤ゆう子
12 58.10.22 江夏かすみ 坪田直子
13 58.10.29 江夏真子 松本由香里
譲二 尾藤イサオ
江川護 山口良一
西本猛 河西健司
小松都 いもとえりこ
山本鯉太郎 坂本あきら
長島美和 松原智恵子
斉藤基 阿藤海
落合力也 堀勉
山田節 後藤喜久枝
「天まであがれ!」の高視聴率に伴い始まったPARTU作品。ただ、2は、1クール全13話でした。
8月20日は、たしか「24時間テレビ」みたいなやつにぶつけられてしまい、怒り狂いました(^^;)
超ウルトラすらっぷすてぃっくコメディ
と称されたこの2は、1の感動性を伝承しながら、ペーソスをさらに強めようとした作品。
しかし、残念ながら、ぼくには、このアクの強さが、感動性を薄めているように見え、減点でした。ちなみに、田淵家の3つ子も減点です(^^;)
実は、この作品を見て、例の俺天PARTUが現実に制作されたら・・・と考えたら、無理に作るものでもないな、と悟ったのでした。
愛する故の難しい悩みでした。
ただ、誤解を招くようですが、2がそれほどひどいという意味ではありません。1が良すぎたのです!
巷のPARTU作品は、大きく分けて、設定まで引き継ぐドラマと、この「天まで」のように、設定までガラッと変えてしまうものの2種類あります。
ぼくは「天まで」の場合、2をやるとしても、まだ1と同じ設定で続けるべきだったと思います。
キャストは、制作発表時に、「全員野球選手の名前」宣言があり、ぼくは思わず、KIDの「ペルーの野球」の真似をした!と即座に叫んでしまいました。
(正確に言うと「ポアロ」が最初ですが)。ただ、石立さんの「竜介」はそのままでした。
新しいレギュラーは、坂口良子さん、三田寛子さん、河西健司さんなどで、相変わらず、石立さんや恭兵さんの筋からのキャスティングが浮き出て見えます。
それから、テレビ嫌いのKIDの坪田さんが、久しぶりにセミレギュラーで出ていて、恭兵さんと会話するシーンは、KIDファンしか分からない醍醐味!
恭兵さんだけでなく、石立さんとも「気まぐれ天使」「気まぐれ本格派」以来の共演ということで重要。
かすみは真子の母親役で、名前どおりかすれた声で(^^;)、まさにKIDの舞台そのまま。さすが坪田さん。
恭兵さんは、1の河西達也と毛色こそ違いますが、キザな二枚目の掛布準役。個人的には、俺天のJUNと同じ名前になり、ちょっとビックリしました(^^;)
名字から分かるとおり、大の阪神ファンで(^^;)、「タイガー探偵社」を営みます。趣味は、外国の探偵小説を読むこと。
(恭兵さん、巨人ファンより阪神ファンのほうが似合っています。個人的な意見ですが)
ところが、謎の人物「怪盗タイガー」でもあるのです。(この名前で、竜介以外はタイガー探偵社と結び付けないのが、このドラマのお茶目なところ(^^;))
この怪盗タイガー、盗んだあと、必ずその場にDARTSを残す習性があります。盗む物は一流品ばかり。
というわけで、掛布準は、ぼくにとって、「最高の環境の設定人物」でありました。
「天まであがれ!」と「俺たちは天使だ!」と「プロハンター」
をそっくり混ぜ合わせていたのです。第1話放送前は、うれしくて震えていました(^^;)
ただ、正直言うと、ここまで個人的に「濃く」してもらうと、うれしさを通り越します(^^;)。こんな贅沢な設定は必要なかったかもしれません(^^;)
主人公の竜介をはじめ、初子、江川、西本は、おまわりさんです。一応、日夜、怪盗タイガーを追っています(^^;)
藤田家は竜介の叔父叔母で、下宿屋「銭亀荘」を営みます。勘一は喫茶店「微笑がえし」、美和は居酒屋「通りゃんせ」を経営しています。
なお、1と違って、2の花咲町は、新宿ではなく、江東区深川花咲町という設定になっています。
58年の本放送のあと、翌年に早速、「天まであがれ!」のあと続けて再放送しました。
主題歌は、セミレギュラーでもあるいもとえりこさんのユニット、ジャンケンポーの「スペース小町」で、あまり売れませんでした(^^;)

 

日本の面影 〜伝記物
1 ニューオリンズから 59.3.3 ラフカディオ・ハーン ジョージ・チャキリス
2 神々の国の首都 59.3.10 小泉セツ 檀ふみ
3 夜光るもの 59.3.17 小泉チエ 佐々木すみ江
4 生と死の断章 59.3.24 小泉藤三郎 柴田恭兵
稲垣万右衛門 加藤嘉
稲垣金十郎 佐野浅夫
西田千太郎 小林薫
西田クラ 樋口可南子
服部一三 津川雅彦
西村重成 下條アトム
真鍋晃 三ツ木清隆
富田ツネ 加藤治子
池田信 杉田かおる
佐久間信恭 伊丹十三
「松本清張の「顔」」、「勇者は語らず」と同じ4回物。59年の3月4月だけで5本のテレビが始まった恭兵さんの超繁忙期に放映。再放送も1回ありました。
しかし、この番組、3月放映ですが、テレビガイド誌には、59年1月に掲載されていました。番組表にまで入っていたのに、放送されなかったのです!
こんなことまで覚えているのは、上に書いたとおり、次から次へと出演する恭兵さんを毎週追いかけていたため。
それにしても非常に迷惑でした!きっとNHKの手違いがあったのでしょうけど・・・・
NHKでは、同じ59年に、「ドラマ人間模様」の謎もあり・・・・とにかく放送してもらってよかったです(^^;)
「想い出づくり。」以来の山田太一さんの作品で、アカデミック作品群の一つ。
当時は、正直、教養的なドラマばかりの出演に、がっかりしていたかもしれません。
小泉八雲の生涯ドラマですが、特筆するべきは一点。各話ごとに、必ず怪談が一つ挿入話として語られていたこと。それを紹介します。
1話=「イザナミ イザナギ(古事記)」、2話=「むじな(のっぺらぼう)」、3話=「雪女」、4話=「耳なし芳一」
恭兵さんは、職業はなく、小泉家の長男という地味な役。ハーンと結婚するセツの弟です。
性格はだらしなく、どちらかというと一本気に見えます。舞台が松江なので、島根弁(?)をしゃべるのですが、どうもしっくりきません。
藤三郎は第2話から登場。大きな役ではないので、ストーリーに影響もしません。
佐々木スミ江さんとは、「想い出づくり。」以来、佐野浅夫さんとは「かたぐるま」以来、津川さんとは、「松本清張の「顔」」以来の共演。
「俺天」18話ゲストの真行寺君枝さんが、3話で雪女役で出演。教頭役の小林薫さんは、4話では耳なし芳一役もやっていました(^^;)

 

かたぐるま 〜家族物
1 54.5.7
田代征一郎
加山雄三
2 54.5.14 田代光夫 坂上忍
3 54.5.21 田代令子 城山美佳子
4 54.5.28 田代芳江 杉村春子
5 54.6.4 田代勝彦 前田吟
6 54.6.11 吉野茂子 桜田淳子
7 54.6.18 吉野志津 丘みつ子
8 54.6.25 吉野庄助 織本順吉
9 54.7.2 栗田三郎 柴田恭兵
10 54.7.9 大熊康子 音無美紀子
11 54.7.16 大熊信平 佐野浅夫
12 54.7.23 大熊花子 赤木春恵
13 54.7.30 梅本増吉 財津一郎
14 54.8.6 鮫島哲夫 小倉一郎
15 54.8.13 桃川 小鹿番
16 54.8.20 中岡 山岡久乃
17 54.8.27 みどり 木の葉のこ
18 54.9.3
19 54.9.10
20 54.9.17
21 54.9.24
22 54.10.1
23 54.10.8
24 54.10.15
25 54.10.22
26 54.10.29

「かたぐるま」を語ると、自分がイヤになります。理由は後述・・・・。先にスタートしていた「俺たちは天使だ!」と同じ春の新番組でした。
スタートが遅く、全話数も多いのに、俺天より早く終わったというのは、有名な話(^^;)
高視聴率で、partU、partVも作られましたが、こちらは見たことがありません(^^;)
というか、正直言うと、本放送時は、いずれにせよよく見ていなかったのです!ストーリーはさすがに覚えていますが。
理由は単純で、「俺天」と連日だったことで、「俺天」を贔屓目に見ていたから。
つまり、日曜日の面白さに対して、月曜日を見られなかったということでした。
その後ドラマ好きになることを鑑みれば、考えられない落ち度です。
しかし、分かってほしい!
黄金時代を象徴する例の2時間コース(「ミュージックボンボン」→「ヒントでピント」→「俺たちは天使だ!」)の明るいリレーを!
少年たるぼくが、翌日の重い「かたぐるま」まで見られなかったのは(セミレギュラーだったし・・・・)、やはり大罪でしょうか?・・・・
再放送は、記憶にあるのは1回だけ。翌年だったと思います。これを見た後、再放送がないのは(東京地方)・・・・やはり懺悔するべきでしょうか。
とにかく、ぼくが個人的に再放送を希望するなら、筆頭は、この「かたぐるま」になるでしょう。
キャストや設定を見ると、のちの「せーの!」が、この「かたぐるま」のオマージュだということが非常によく分かります。はっきりいってそっくり!
加山さんの田代家はガラス工芸店で、母親の芳江は、征一郎が康子と一緒になり、家業を継いでくれるよう願っています。
ところが、征一郎には、和歌山の刑務所に婚約者志津が存在し(^^;)、中盤、志津が出所してから、展開がややこしくなります。
よく考えると、「せーの!」が、温泉地やスキー場のロケしかなかったのに対して(^^;)、
「かたぐるま」は、強引な(^^;)サイパン、グアム、パラオロケがあり(志津が入院・逃走という理由で)、ずいぶんな差があります(^^;)
恭兵さんは、3話から登場。茂子の幼なじみの恋人役で、当時人気の淳子ちゃん恭兵さんのキスシーンが話題になりました。
しかし、終盤、哲夫が茂子に告白をすることで哲夫に同情した茂子の気持ちが三郎から離れていき、三郎は茂子を諦めます。が・・・・
これ以上言えませんが(^^;)、小倉さんとの三角関係の結末は、涙が止まりません。その小倉さんとは、「俺たちの朝」以来の共演。
のちしょっちゅう共演する坂上忍さんや前田吟さんとは、ここが初。全体的にいかにもアットホームなキャスティングです(^^;)
なお、桃川は不動産屋。中岡は弁護士。みどりは、大熊家の経営する喫茶店「ばらえ亭」の従業員。
主題歌は、シーガルの「何故」。静かな曲すぎて、全然売れていません(^^;)
挿入歌の「真夏日」のほうが、オムニバスのLPに入っていたりするので、いい歌です。
最後に、ポイントがもう一つ。田代工芸店は横浜。つまり、恭兵さんと横浜の関係は、アクション方面だけではなかったのです。

 

太陽にほえろ! 〜アクション物
53.1.6 藤堂俊介 石原裕次郎
石塚誠 竜雷太
島公之 小野寺昭
田口良 宮内淳
野崎太郎 下川辰平
岩城創 木之元亮
山村精一 露口茂
矢島明子 木村理恵
谷村哲夫 柴田恭兵
田代 山本紀彦
青木 山辺久造
北田 金井進二
川代家継
もちろん「太陽」のデータベースではなく、第284話「正月の家」のデータベースです(^^;)
1月6日放送ということは、年明け1回目の「太陽」のゲストだったんですね。注目感があったかも。
ご覧のように、ロッキーがいて、ボンがいるという時代。勝野さんはいません。また、マスコットガールは、アッコです。
そのアッコと恭兵さん演じる哲夫が幼なじみという設定。
社会派の「太陽」らしく、若者の弱さに焦点を当てている点で、ストーリーもなかなかよいです。
哲夫の役柄も、その弱さと怒りの部分が非常に恭兵さんに合っていました。
「大都会PARTU」では会話シーンがあった石原裕次郎さんとは、今回は接触なし。
のちに、小野寺さんとは「熱い嵐」で、下川さんとは「俺天」で、竜さんと露口さんとは「姿三四郎」で共演します。
もうすでに恭兵さんは日テレに染まっていたといっていいでしょう(^^;)
また、同時ゲストの山本さんも「三四郎」のレギュラーなのだから、なんとも縁があること。
木之元さんは、58年になんとKIDの芝居に出演してくれるのですが、残念なことに恭兵さんと共演ではありませんでした。
この他、社長役に武藤英司さん、ラーメン屋の主人に二見忠男さんが出ていましたが、
二見さんは、実は、KID「ピーターソンの鳥」で恭兵さんと共演しています。
余談ですが、この「太陽」を見て、続いてすぐ、同じゲスト作の「大都会U」を見ると、
「大都会U」がいかに乱暴で、「太陽」がいかにスマートかよく分かります(^^;)ほんとに。
やはりアクション一辺倒な刑事ドラマよりも、登場人物の心情の裏側を突くアクションドラマのほうがぼくは好きです。
(社会派は、「特捜・・・・」「非常の・・・・」などもありますが、日テレ派のぼくには、キャスティング的に論外(^^;))


ぼくの妹に10 〜家族物
59.4.20 堀越恵一 加山雄三
堀越栄子 中田喜子
西郷友介 柴田恭兵
西郷朋子 和泉雅子
西郷由香 仙田麻子
岸本良夫 市山登
昨年CSにて再放送。
東芝日曜劇場第1224回作品。恭兵さんは57年3月に「先斗町袋小路」でも出演しているので、東芝日曜劇場は2回目の出演となります。
「ぼくの妹に」は加山さんのヒットソングですが、この「ぼくの妹に」シリーズの主題歌とも言えます。
そしてその第10作目が最終作となり、妹栄子役の中田喜子さんが嫁に出る形で完結します。
この栄子の婿役のゲストに恭兵さんが選ばれ、加山さんと4回目の共演となりました。
そう、このキャスティングは、加山さんと恭兵さんの縁、加山さんのプッシュがあったように推測されます。
恭兵さんは、犬猫病院の先生役、西郷友介。この名前が、当時からしっくりときていません(^^;)。
しかし、役柄は、「天まであがれ!」以来の医者役。やはり聡明な青年で、好感が持てる役でした。
栄子の「まじめそうな顔して嘘言う人より、酔っ払ってほんとのこと言う人のほうが好きです」というセリフ、
恵一の心境と兄妹愛を思うと、涙が止まりません。
この頃は、ちょうど「おしゃべり人物伝」がスタートし、「山河燃ゆ」と並行して、毎週出演を確認するのが大変でした。
また、出演番組がアカデミックなものが多くなり、この番組のように好青年役のドラマだと、大はしゃぎで喜んでいたのを思い出します・・・




勇者は語らず 〜経済物
1 いま、日米自動車戦争は 58.2.7   川奈龍三 三船敏郎
2 きょう、オハイオの大地に立つ 58.2.8 冬木毅 丹波哲郎
3 きのう、二人は戦友だった 58.2.9 山岡悠吉 鶴田浩二
4 あした、生きるために 58.2.10 正木玲子 寺島純子
川村誠 山崎努
野村啓司 二谷英明
山岡健 永島敏行
山岡勉 柴田恭兵
島田徹 柴田恭兵
河合京子 名取裕子
マイケル・ハーマン  ウイリアム・ロス
笹森昭吾  山内明 
影山壮太郎 中条静夫
川奈清子 加藤治子 
なんとまあ、三船敏郎さん、丹波哲郎さん、鶴田浩二さんなどの豪華俳優さんと共演。恭兵さんもさぞかし恐縮していたことでしょう。
三船さんと鶴田さんとは、翌年の「山河燃ゆ」で再び共演。三船さんには、同年の「沖田総司」にも誘われます。
恋人役の名取裕子さんとは、「プロハンター」以来の共演。
NHK開局30周年記念番組ということもあり、このキャストになったのでしょう。
翌年の「日本の面影」と同じNHKの4話物ですが、こちらは4日間連続でした。
恭兵さんは、このドラマで、一人二役を演じます。一人は、レーサー。もう一人は過激なルポライター。
好青年期役真っ只中の作品ですが、この「勇者は語らず」の役は、勉にしろ島田にしろ、好青年ではありません。
(勉は暴走族上がりという、デビュー当時に戻ったような設定です)
勉は1話でカーレース中に事故死するのですが、この事故のシーンがしつこいほど何回も出てきます。これが見ていて耐えられません。
2話も実際はそのシーンだけで、実質出てきません。島田徹は3話の終わりから登場します。
なので、恭兵さんの見どころは、1話よりも4話ではないかと私は思います。
島田徹の私のイメージは、革ジャン、黒のサングラス、杖
恭兵さんのサングラスといえば、私の場合、「あぶない刑事」よりも「チ・ン・ピ・ラ」よりも、「勇者は語らず」なのです。
ドラマの内容も、城山三郎さん原作の自動車産業の話ですから、本編中に、写真資料やグラフなども挿入されるという、
とってもノンフィクションっぽい内容(^^;)
というわけで、好青年期にあって、このドラマだけは、ちょっと重い存在でした。
あと大事な情報としては、ちょうど同時期に重なって放送されていた「せーの!」の高松英郎さんと、4話で絡むシーンがあります。
(もっとも「せーの!」の後半は恭兵さんが出ていなかったのですが)
その他、島田の下で働く部下として、加藤善博さんが出演、翌年「離婚テキレイ期」で(また上司と部下)共演します。





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